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2013年3月2日土曜日

二月堂修二会2013*2/28の二月堂

2/28は、練行衆がいよいよ修二会本行に入るために
別火坊から参籠宿所入りをされる日です。
二月堂周辺でも朝から諸準備が行なわれていました。
朝早い時間にはまだ扉の閉まっていた湯屋でしたが
9:30頃に手向山八幡宮宮司さんによるお祓いがありました。
その後、湯屋のかまどに火がおこされて
二月堂周辺が一気に動き出すような気がします。

ちょうどその頃、二月堂へ壇供・供華の搬入が 行なわれていました。

今年は1899面のお壇供が運ばれたということです。

2000近い個数のお壇供、何度も往復して運ばれていきます。
このお壇供は前半7日間(上七日間)用で所用されたお米は三石六斗だそうです。(といってもピンときませんが)
袋の中を見せていただきました。御幣も一緒に入っています。
お壇供は二月堂に運び込まれて礼堂に7面ずつ積み重ねられました。
壇供が運ばれているのと並行して、椿や南天などの供華も運ばれます。


菰で覆われているのが椿のお花。
椿は例時の間に、南天は南の局に仮に置いておかれます。そして
1日夕方の「惣神所」「例時作法」「内陣掃除」の後、お壇供や供華で須弥壇が荘厳されます。

湯屋や二月堂の周りが活気づいてくると、いよいよ始まるのだと気持ちが一気にお水取りモードに。

午後3時過ぎ、練行衆の方々が別火坊を出て参籠宿所入りされるところを拝見させていただきました。(実はこの時にカメラで撮った写真がSDカードの不備でなく、かろうじてiphoneで撮った一枚でした。)
練行衆の方々の静かな佇まいから醸し出される気配が美しく、一瞬でしたがその同じ空間に身を置けただけでも有り難い気がしました。


おまけの画像>>
この日の朝、二月堂上空を飛んでいた飛行船。