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2019年2月28日木曜日

二月堂修二会2019*練行衆 別火坊出発

今年も「ブク」にて、結界の注連縄が外される3/14まで聴聞を控えて、結界の外で想いを馳せる修二会となります。
2月晦日午後3時過ぎ、いよいよ別火坊を出て参籠宿所入りです。




練行衆の方々が粛々と参籠宿所に向かわれるところを
大仏殿裏でお見送りさせていただきました。
いよいよ始まるのだという気持ちと不思議な高揚感。
今日は「一徳火」のためにご宿泊の方もいらっしゃって、私自身は聴聞できずともお客様方のお話をお聞きしながら、修二会聴聞の宿のあるじとして気を引き締めてまいろうと思っています。

2019年2月26日火曜日

手向山八幡宮の「比翼雛土鈴」

手向山八幡宮で、とても可愛い立雛を見つけました。
よくある立雛と思っていましたら、土鈴になっていて「比翼雛土鈴」という名が付いています。
由緒書きがありましたので、一部抜粋して記しておきます。
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手向山八幡宮社伝に依りますと比翼雛は『上巳ノ祓ノ雛形ヲ男女ノ姿ト云ハ誤リナリ。大ナルハ神功皇后、小ナルハ八幡大神御誕生ノ體ナリ云々』と有り、即ち大なる烏帽子袴姿が神功皇后で、小なるが八幡大神(応神天皇)で有ります。
また、比翼とは中国の故事に「比翼鳥」という伝説の鳥がおり、この鳥は翼が一つで、二羽並んではじめて飛ぶことが出来るという、仲睦まじい夫婦のたとえに使われます。
この雛形の土鈴を『比翼雛土鈴』と名付け、家内安全・厄除け開運・夫婦和合のお守りとして授与するものであります。
というご由緒の有難くも可愛い「比翼雛土鈴」。
入れていただいた紙袋のシールもちょこっと可愛いのでした。

2019年2月25日月曜日

二月堂修二会2019*二度目の「社参」

汗ばむようなぽかぽか陽気に青空。
2月25日、今日は二度目の社参の日。
ずーっと追っかけして、練行衆の方々にカメラを向けるのも気が引けるので、大仏殿前でお待ちすることにして・・・
でも、気が引けてと言いながらも、パチリと撮ってしまうのですが。

二度目の社参は、別火坊・八幡殿・大仏殿・天皇殿と巡拝の後、二月堂表参道を通って開山堂へとお参りされます。
 二月堂表参道の木立と練行衆の皆さま。
練行衆11名がお揃いの様子、その清々しいお姿を目に焼き付け
手向山八幡宮参道を横切って行かれるのをお見送りして
私はまっすぐ手向山さんへ・・・
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手向山さんの帰り。
ご自坊に戻って行かれる練行衆をお見かけしました。
26日からの「総別火」を前に、ご自坊でのつかの間のひととき。
ごゆっくりお過ごしされたことと思います。

2019年2月24日日曜日

修二会期間中の奈良倶楽部は*

毎年ブログで書いているので繰り返しになりますが
二月堂修二会本行(お水取り)期間中の奈良倶楽部について++
奈良倶楽部は、二月堂まで歩いて15分という距離にあるため
練行衆上堂のお松明の見学だけではなく
深夜の行を聴聞されるお客さまも多くお泊まりいただいています。
また、まったく初めての方も多くいらっしゃいますので「お水取り」を堪能していただくためにできるだけのサポートを心がけています。

修二会期間中の奈良倶楽部では**

◇深夜の聴聞にお出かけのお客様のために門限フリーにしています。
(ただし、22:00までにチェックインをお済ませ下さい。)
◇お部屋に電気ポットやお茶のご用意の他に
この期間だけ、身体がほっと暖まる「生姜湯」をサービス。
◇ふだんの朝食の時間は午前8:00頃ですが、
3/12、13、14日にご宿泊の方の翌朝食は8:00~8:30と
少しごゆっくりめにも対応致します。素泊まりでも承っています。
◇修二会関係の写真集や解説書などたくさん揃えております。
期間中の行法のタイムスケジュール表などもご用意しております。

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奈良倶楽部通信内の修二会についての過去記事を以下に記します。

◇まずは「お松明」について・・・
・お松明についてのよくある質問(2008
・お松明を作る童子さんの話(2008
・籠松明の部品作り(2010
・舞台下で見たお松明(2010/2011/2013/2014/2016/2017
注①:舞台下の斜面で(竹矢来の中に入って)見学するには、年々早い時間に行かないと中に入れなくなってます。目安として平日は18時までに、週末はもっと早い時間に竹矢来の中に入れなくなったようです。ただ、戸外で長時間待機するのが難しい場合は、竹矢来の外の見やすいポイントを、チェックイン後にご案内していますので、お松明見学をメインにされている方はなるべく17時までにチェックインをお済ませ下さい。
・舞台の上から見たお松明(2008200920102012/2012
注②:舞台の上からのお松明見学ですが、年々、舞台に上がれる時間規制が早くなっています。ブログ記事の10年~数年前は18時までに上がればよかったのですが、近年は17時よりも前になっています。
注③:2019年より、舞台に上からの見学は上七日(3/1~3/7)のみとなりました。下七日(3/8~3/14)は舞台の上からの見学はできませんのでご注意下さい。
・3/12の籠松明見学(2012
・奉納の竹がお松明に(2014
・3/14の尻焦がし松明見学(2010/2012
東大寺二月堂修二会 お松明
3/1~3/11と 3/13は毎夜7時(19:00~)から
3/12は夜7時半(19:30~)から
3/14は夜6時半(18:30~)から
※注意事項
・フラッシュ・ストロボや三脚・一脚を使用しての撮影は禁止です。
・二月堂周辺は段差が多く、転倒など足元にご注意ください。
・お松明が始まると街灯はすべて消されます。
 お子様の迷子やスリ、落とし物にはご注意ください。
・お松明は、二月堂に上堂する練行衆の足元を照らす灯りで、観光イベントで行われているものではありません。マナーを守って安全にご覧いただくようお願い申し上げます。


◇お昼間の二月堂での様子など
・3/1お昼の二月堂点描(2013
・3/1「惣神所そうのじんしょ」(2012
・食堂作法について(20082012
・お昼の二月堂で(20102014
・参籠お見舞いに伺う(20152016
・「数取懺悔」(2017

◇夜の聴聞
・「一徳火」と「開白法要」(2017
・「称揚」(2008/2017)
・「お声明」南無観コーラス(2008
・「法華懺法 ほっけせんぽう」を聴く(20122013
・「過去帳」聴聞(2011/2017
・「大導師作法」聴聞(2014
・「 咒師作法」聴聞(2015
・「上七日」3/5の「後誓と勧請」(2016
・「下七日」に唱えられる「教化きょうけ」(2016/2017
・「小観音」さんのお松明(2010
・「小観音後入」(2011/2016
・3/11深夜の聴聞(20132014
・「お水取り」(2012
・「達陀だったん」の様子(2008
・ 「名残の晨朝」(2009/2016)
・「深夜の満行下堂」(2013
・3/14「服喪中(ブク)」の年の聴聞(2018
・3/15「修二会満行」(20102012
・その他(2015年 3/143/20

最後に・・・
3月といえども完全防寒着でお越し下さい。
お松明見学では戸外でじっと立って待っていなければいけません。
奈良の夕刻は3月でもまだ大変冷え込みます。
また深夜の行を聴聞するために二月堂内に籠られる方も
堂内でも、じっとしているとかなり冷え込みますので、念には念を入れるくらいの防寒対策(特に足元の防寒)をしっかりしてお越し下さい。
その他に、堂内聴聞をされる必需品として、靴を入れる布袋(ビニールの袋は音が迷惑になります)・マスク・ひざ掛け・ホカロンなどもご用意されるといいと思います。

2019年2月23日土曜日

旅から帰っています*

タイ北部チェンマイ・チェンライを訪ねる旅から帰っています。旅行中にも関わらずたくさんのご予約をいただきありがとうございました。
Instagramやフェイスブックには ちょこちょこっと旅日記を書いており、その中で、タイの山岳民族を支援していることや、支援団体の寮を訪ねた様子などを読んでいただいて、里親支援について少しでも知っていただけたことが、何か大きな手応えになっています。
里親支援の「さくらプロジェクト」については、また改めて記してみたいと思っています。
取り急ぎは帰国の報告と、帰国後も少々の私事雑事があってまだもう少しお休みをいただいていますが、ご予約のお電話やメールは通常通りお受けしていますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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トップの画像は、庭の椿と修二会の須弥壇に御供えの糊こぼし。
今日は花拵えの日・・・旅行中も今頃は別火入りの頃だろうか、今日は社参の日だ・・・と、気持ちの一部分は奈良に飛んでおりました。

2019年2月22日金曜日

タイへの旅~その③「さくら寮」訪問

2019年2/18~2/22 タイ・チェンマイとチェンライへの旅
最後は、今回の旅の目的地「さくら寮」訪問記です。
タイ山岳民族の子ども達を支援する「さくらプロジェクト」。
ちょうど奈良倶楽部開業5周年の時に、何か社会的な貢献をしたいと始めた里親支援も、かれこれ25年続いて、私達の里子も昨年より3人目となりました。
9〜10歳(小学2〜3年生)で入寮して大学卒業までの12年間を支援するのですが、年に2〜3回の手紙のやり取りを通して、子供達の成長を楽しみに、細々と無理なく支援を続けて来られました。
新たに3人目の里親になったのを記念して、13年ぶりに、里子達が暮らすチェンライの「さくら寮」を訪問し、里子のウィラワーン・チェムーさんとご対面。ウィラワーンさんは、アカ族の小学校3年生の女の子。物怖じしない素直な子で、里親の私たちが訪ねて来てくれたことをとても喜んでくれている様子で、これからしっかり勉強して頑張って大学まで進んでほしいと思いました。

さくら寮では一泊させていただきました。里親用のゲストルームもあり中々快適で、寮母さん達による寮の食事も美味しくて、思い出に残る一晩でした。
夕食後は、寮生たちが私達の歓迎会をして下さいました。
たくさんの山岳民族が暮らす「さくら寮」、それぞれの民族ごとの踊りや歌を披露してくれて、とても楽しい時間でした。
夜はみんなとチェンライのナイトバザールへ一緒に出かけたりも。

さて、旅行中の投稿写真をみて、私達の初代里子の男の子(と言ってももう35歳!)ヨニ君が、遠くアユタヤから家族と一緒に会いに来てくれるという嬉しいサプライズがありました!
(ヨニ君とはフェイスブックで友達になっているのです。25年前の支援を始めた頃の山岳民族の暮らしと日本の生活レベルとの大きな差が、今はほとんど違わなくなってきていますね。)
車で片道9時間の道のりを物ともせずに会いにきてくれたことがとてもとても嬉しくて、何より、19年ぶりに再会した彼が、立派な家庭人となっていることや、昔と変わらない優しくてあたたかな人柄であることにも触れて、とても幸せでした。嬉しいサプライズをありがとう!
細々とした支援ですが長く続けることができ本当に良かったです。
ヨニ君からお土産にと刺繍のテーブルセンターをいただきました。
配色が素敵で美しく、帰国後に額装して客室に飾ろうと思います。
さくら寮で一泊させてもらった翌朝。
寮の朝は早くて、朝7時から高校生達が登校を始め、小学生達の登校時間は7時半頃。お見送りもできました。
寮には図書室や自習室もあって整った環境に安心しました。
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朝食後は、さくらプロジェクトの子供達が通う学校「サハサートスクサー・スクール」を表敬訪問、学校内を見学させていただきました。
この学校は、61年前に、あるクリスチャンの人が、山岳民族の子供達に教育支援をと設立された私立の学校です。幼稚園から高校まであって、生徒17人・先生1人から始まった学校も、今では2667人の生徒数・先生は104人という大きな学校となっています。政府からの支援があり、私立でも学校の授業料は無料なのです。
訪れた日はボーイスカウトガールスカウトの制服を着た子が多く、木曜日はスカウト活動の日で、金曜日は民族衣装で登校する日と決まっているのだそう。
お話を伺った校長先生(左から2人目)も、この日はボーイスカウトの制服でした。写真右側が「さくらプロジェクト」代表の三輪隆さん。今回のチェンライ1泊2日の滞在では、観光から酵素風呂(笑)まで、何から何までお世話になりました。
写真↑の数字は、学校内の各少数民族の内訳が書かれています。
全生徒の8割が少数民族で、12民族もあるのですね。この中のチャイニーズは国民党系の民族らしいです。
この地域にこの学校があるので、山岳民族を支援する団体がたくさん、このエリアに集まっています。支援団体は32あり、支援国は日本・韓国・台湾・シンガポール・オランダ・米国の6ヶ国。日本の団体はさくらプロジェクトを含め3団体だそうです。
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開業5周年記念に何か社会貢献をしたいと始めた里親支援。
当時は年間5万5千円という金額でしたので5周年と5万5千がシンクロして、ひょんなきっかけから始めたのですが、有難いことに初代里子のヨニ君・2代目のパチャリーさん二人とも、よく勉学に励んでくれて、途中でやめることなく社会に巣立っていってくれました。
立派な里子たちのおかげで長く続けることができ、里親冥利に尽きると思いました。ありがとうございます。
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そして、インスタグラムやフェイスブックに投稿した「さくらプロジェクト」の様子を見た私の大学時代の友人が、定年後の社会貢献に里親に申し込んでくれるという有難い出来事もありました。
案外、ひょんなきっかけでこういうことは始まるのかもしれませんね。
※里親支援は、年間一口6万円。2口で一人の里子を一年間支援できます。ちなみに私たちは無理せず年間一口の支援をさせてもらっていて、もうお一方のどなたかと一緒に一人の里子を支援しているという形をとっています。

2019年2月21日木曜日

タイへの旅~その②チェンライ編

タイへの旅~その①チェンマイ編からの続きです。

チェンマイからチェンライ行きのバスに揺られて3時間半。
お昼過ぎに着いたチェンライで、さくら寮を訪ねる前に「白い寺」と「青い寺」という有名な観光寺院へ連れて行ってもらいました。
「白い寺」ワットロンクン。チャルーンチャイ・コーシピパットという、タイの有名アーティストが私財を投げ打って作った、お寺というより、お寺の形をしたテーマパークのようなところです。
仏教や神話をモチーフにした作品を生み出してきた人が作った空間にしては厳かさは感じなかったけれど、併設された個人美術館にある作品からはとても素晴らしものを感じて、行って良かったと思いました。ここに行かれたら是非美術館もご覧になってください。
「青い寺」ワットロンスアン。
こちらは元々お寺だったところを、白い寺を作ったアーティストのお弟子さんが壁画を手がけて、人を呼べる観光寺院として蘇らせたというところらしいです。
本堂に安置された仏像も本物(「白い寺」の方はハリボテの仏像でしたが、これもアーティストの意図するものなのでしょう)で、お寺を改修したところと思えば厳格さも感じて、自分が何に価値を置いているのか?二つのお寺を訪ねて面白いなぁと思いました。

その後、「さくらプロジェクト」が運営する「さくら寮」を訪ねて一泊させていただき(その③に続く)、翌日はまた違うお寺にも案内していただきました。
チェンライの不思議なお寺…「白い寺」「青い寺」に続いて「巨大仏の寺」にも行ってきました。
まず、巨大仏までキティちゃんがペイントされたピンクのバスで運ばれて、エレベーターに乗る時もミリタリー調の制服を着た男性達が敬礼して見送ってくれて、お寺とは程遠い雰囲気を醸し出しておりました。
巨大仏の白毫から覗いた風景を見ながら、やっぱりここも、寺院の形をしたテーマパークかなと思うのです。

こちらは巨大な仏像内部の装飾で、「白い寺」をかなり意識したモチーフで飾られていました。

チェンライの異空間なお寺巡りばかりしたので、最後は、お寺らしいお寺にも案内していただきました。
赤と金を基調に落ち着いた色彩の本堂↑。
エメラルド色の空間の本堂↓。
どちらも同じ敷地内にあり、お花も生花がメインでお供えされていました。こちらに来て初めてお坊さまの姿もお見かけしたのでした。
そして敷地内に設けられた博物館↓もとてもよかったです。
一泊2日の滞在でしたが、これほど効率的に回れたのは、「さくらプロジェクト」代表の三輪さんに全てご案内していただいたおかげです。どうもありがとうございました。
この後、15時発の長距離バスでチェンマイに戻り、4泊目はチェンマイ泊。帰国日の5日めは、LCCのフライト時間の関係で一日中が移動日となって、夜遅くに帰国という旅程でした。

タイへの旅~その③は、旅の目的の「さくら寮」訪問記です。(続く)

2019年2月20日水曜日

タイへの旅~その①チェンマイ編

2019年2/18~2/22 タイ・チェンマイとチェンライへの旅
今回の旅の一番の目的は支援している山岳民族の里子に会いに行くこと。25年間続けている里親支援。昨年より3代目の新しい里子を迎えることになったので、一度その子に会っておきたいという思いから、13年ぶりのタイ訪問となりました。
初めてLCCを使っての旅は・・・格安で快適ではあったのですが、お昼の時間を丸々使ってのフライトだったので、日数が限られている中で時間的に勿体ないかなという印象もありました。

海外への旅では「異文化に触れる」という大げさなことだけでなく、日常の暮らしの中にもちょっとした「へ~」とか「ほ~」とか感心することが多々あって、今回は空港でタクシーを待っているところに、ひょこひょことやってきた犬に驚いたところから、気になって、チェンマイの「犬」事情を調べてみました。
その犬は、首輪はしているけれど飼い犬ぽくはなく、家出して野良になったような、それでいて自信満々にそこら辺を徘徊していて不思議な雰囲気を漂わせているのです。
調べてみたら、昔の日本のように、チェンマイにはペットと言われるような犬はなく(今はもうペット犬もいるようですが)、犬はみな街に棲んでいるのだそうです。でも首輪や鑑札のようなものはしていて、野良犬ほど野放しではなく、街に棲みつく犬。食事は飼い主だと意識している人が与えているそうで、多くは寺に棲んでいるのだとか。
旅行中は、勝手気儘に街中を闊歩する悠々自適の暮らしをしている犬たちが気になって、あちこちで犬の写真を撮っていました。

そしてもう一つ、びっくりしたのはタイの交通事情。
信号が少なくて道路の横断に一苦労するのです。何しろ、車は歩行者を見ても(多分見てないと思いますが)ほぼ停まってくれなくて、近くに信号がない場合は道路の横断に決死の覚悟で渡るのです。よく交通事故が起こらないなぁと、毎回ヒヤヒヤドキドキの道路横断はかなりのストレスでもありました。(後で聞くとカンボジアやベトナムも同じようだというのです。夏に行ったドイツのように、歩行者を見ると必ず停車してくれる社会とは真逆ですね。)

4泊5日の旅のうち、最初の2泊と4泊目をチェンマイで、3泊目の一泊をチェンライで宿泊の旅程。先にも書きましたが初日はほぼ移動日で、2日目にようやくチェンマイ旧市街を観光しました。
チェンマイ旧市街では、いくつかの寺院に入りました。
寺院建築では屋根の形に特徴があること、本堂の後ろに仏塔があることなどの共通項を見つけたり。
お供えのお花や飾りを本堂の中で作っているところや、門前にも供花を売るお店がずらり。そしてお参りに訪れる熱心な信者さんの多いことにも驚きました。

とても華やかで賑やかなお寺の様子に、その時は気がつかなかったのですが、晩御飯に入ったレストランでビールのメニューはあるのに無いと言われたことや、帰りのコンビニで「今日はお酒の販売ができません」と紙に書かれていたことを思い出して、何か宗教上の特別な日なのでは?と、思い至って調べてみましたら、その日は「マカブーチャ万仏祭」という日で、禁酒日になっているとのこと。

午後からはワロロット市場へ。
市場の喧騒にテンションも上がり気味。
ドライフルーツや乾物、ストールにもなる布や、インドの香辛料や天然オイルなど、とてもお安くて嬉しくなります。
それにしても、ごった返す店内の、食べ物屋さんと布もの屋さんが隣同士というのも不思議な感覚でしたが。

最後はチェンマイのお食事編を・・・。
こちらは宿泊したホテルの方に奨められたレストランで、安くておいしくて2回も行ったのですが、何とも面白い造りになっていて、とてもユニーク!レストランは建物の2階にあり、真ん中にオープンキッチン、テーブルは四方の外に向かって設置されていて、足は公道に下ろすというワイルドな造りなのです。高所恐怖症だから、あまり落ち着けないのでしたが、お料理はどれも美味しかったのでした。
ユニークな造りのレストランでいただいた食事の一部↑
禁酒の日だったのでマンゴースムージーと。
ワロロット市場で食べたランチの汁そば↑はすごく美味しかった!
最後の写真は、初日の夜にホテルに着いたばかりの夕食。持って行ったガイドブック一押しのレストランへタクシーで出かけたはいいのですが、どうも違うお店に案内されたようで、地元の方で賑わうレストランでしたが、少々辛すぎてお口に合わず残念でした。
3日目は、長距離バスで3時間半かけてチェンライへ移動です。(続く)