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2011年3月31日木曜日

4月のお出かけ情報②〜秘宝秘仏特別公開




ではまず先月より開催中のものからご案内します++

◇~4/7 法華寺「十一面観音像特別開扉」
光明皇后の姿を彫り上げたと伝わる平安初期の仏像です。
問合せ:0742-33-2261

◇~4/7 海龍王寺「十一面観音特別開帳」
錐金文様の美しい仏様です。境内の雪柳も見頃です。
問合せ:0742-33-5765

◇~4/10 薬師寺「大宝蔵殿特別開扉」
問合せ:0742-33-6001

◇〜4/17 室生寺「金堂諸仏特別拝観」
間近に金堂内の諸仏を拝観できます。
問合せ:0745-93-2003

◇〜5/8 金峯山寺 蔵王堂「春の特別拝観」
問合せ:0746-32-8371

◇~5/20 浄瑠璃寺「吉祥天女像特別開扉 」
吉祥天女像厨子の扉絵も一見の価値ありです。
問合せ:0774-76-2390

◇~5/31 談山神社「春の社宝特別公開〜アジアとの交流〜」

◇~5/31 長谷寺「長谷寺大観音特別拝観」
大観音特別拝観、大観音の大画軸(高さ16m)も公開。
問合せ:0744-47-7001

◇〜6/30 長谷寺「長谷寺に伝わる徳川将軍家の宝物展」
境内大講堂にて徳川家の方仏の展示を行う。
問合せ:0744-47-7001

◇~6/30 法隆寺「法隆寺秘宝展(春) 」
国宝・重文指定される宝物が2300点余りある法隆寺で
通常拝観できない寺宝が春と秋の年2回特別公開されます。
問合せ:0745-75-2555

◇~2012年1/5 薬師寺「玄奘三蔵院伽藍 大唐西域壁画特別公開 」
平山郁夫画伯の大唐西域壁画が東京国立博物館から戻っての公開です。
問合せ:0742-33-6001

今月から始まる特別公開は・・・++

◇4/1~5/20 當麻寺中之坊 「中将姫展」
中将姫に関する宝物を一堂に展示。
また當麻曼荼羅鎌倉本もご開帳。
問合せ:0745-48-2001

◇4/1〜5/31 石光寺「日本最古の弥勒石仏特別公開」
問合せ:0745-48-2031

◇4/1〜5/31 西大寺「聚宝館 特別開館」
問合せ:0742-45-4700

◇4/1〜6/9 法華寺「国史跡名勝庭園特別公開」
問合せ:0742-33-2261

◇4/5〜4/10 東大寺「本坊襖絵特別公開」 
聖武天皇、光明皇后の御影並びに襖絵が本坊大広間、
御礼服(ごらいふく)が天皇殿において一般公開され、
夜間は経庫(校倉)や桜などがライトアップされます。
併せて天皇殿・持仏堂も特別拝観できます。
拝観時間:4/5~4/7は10:00~17:00
4/8~4/10は10:00~20:00 (夜間ライトアップ)
(受付けは閉門30分前まで。)
拝観料: 1,000円(中学生以上)
※収益金は、東日本大震災被災者の方々への義捐金に納入されます。
問合せ:0742-22-5521

◇4/11〜5/18 法隆寺「夢殿秘仏救世観音特別開扉 」
問合せ:0745-75-2555

◇4/12 東大寺「公慶堂特別開扉」 
拝観時間:法要終了後〜16:00
問合せ:0742-22-5521

◇4/18~5/8 正暦寺「宝物殿瑠璃殿と秘仏公開 」
問合せ:0742-62-9569

◇4/21 大安寺「弘法大師 御遺髪特別公開」
弘法大師正御影供にあわせて、大師の御遺髪を
一日限りで特別公開(無料)
問合せ:0742-61-6312

◇4/23~5/8 興福寺「北円堂 春の特別開扉 」
問合せ:0742-22-7755

◇4/23〜5/8 元興寺「極楽坊 縁起絵巻特別公開」
問合せ:0742-23-1376


◇4/29〜5/5 安倍文殊院「弁財天と秘仏十二天特別開帳」
金閣浮御堂の内陣拝観もできます。
問合せ:0744-43-0002

◇4/29〜5/10 宝山寺「獅子閣特別公開」
問合せ:0743-73-2006

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特別公開される日付順に記載しています。
特別公開の時間や拝観料、寺社の場所などは各サイトでお調べ下さい。
印はブログ内の関連過去記事です。

トップの画像は昨年4月撮影の「御衣黄桜」

2011年3月30日水曜日

4月のお出かけ情報①〜寺社の伝統行事や年中行事

◇3/30~4/5 薬師寺の修二会「花会式」0742-33-6001
※4/5 20:30〜「花会式」結願を飾る「鬼追い式」
(2008年の「鬼追い式」のブログ内記事はこちら

◇4/1~4/7 法華寺「ひな会式」0742-33-2261
本尊十一面観音像の前に55体の善財童子像を祀って行なわれる
春の法要。天平時代から途絶えることなく続けられている。
(2009年の「ひな会式」のブログ内記事はこちら


◇4/1 13:30~大和神社「ちゃんちゃん祭」0743-66-0044
菜の花の咲く大和路を、神輿2基を担いだ総勢250名が
約2km離れたお旅所まで練り歩く。

◇4/1 9:00~14:00頃 宝山寺「大護摩会式」0743-73-2006

◇4/3 10:00~16:00 信貴山千手院「銭亀祭り」0745-72-4481

◇4/3 11:00〜金峯山寺 蔵王権現本地堂「供養会」0746-32-8371

◇4/3 13:00~14:00 吉野水分神社「御田植祭」0746-32-3012

◇4/3 14:00~ 鴨都波神社「御田植祭」0745-62-2176

◇4/3 14:00〜 甘樫坐神社「盟神深湯」0744-54-5600
允恭天皇の時代、湯の中に手を入れて火傷をするかしないかで
証言の真偽をはかる古代の裁判を盟神深湯といった。湯起請の神。

◇4/3 龍田大社「滝祭」0745-73-1138

◇4/4 11:00〜 龍田神社「四季祭」0745-75-3163

◇4/5 10:00~ 水谷神社「鎮花式」0742-22-7788
春日大社の摂社 水谷神社の例祭。
鎌倉時代から始められたと伝えられている。
13:00より大蔵流の狂言が奉納されます。

◇4/8  「仏生会」お釈迦さまの生誕を祝う法要。
県内各寺院にて。
 東大寺興福寺法隆寺信貴山朝護孫子寺
などリンク先を参照下さい。

◇4/8  新薬師寺「修二会」0742-22-3736
お松明は19:00より11本奉納される。
1000年の伝統を持つ行事。
本尊薬師如来に滅罪、厄除けを祈願。

◇4/8 13:30〜 白毫寺「一切経法要」0742-26-3392

◇4/8~4/10 大神神社「春の大神祭」0744-42-6633
2000年来の伝統を誇る「卯の日の神事」と呼ばれる祭典。

◇4/10~4/12 金峯山寺 蔵王堂「花供会式」0746-32-8371
1000年の歴史を持つ伝統的法要。
4/10 13:00~「千本づき」では臼に入れた米を
伊勢音頭に合わせて大勢の人で撞き上げる。
4/11・4/12 10:00~「大名行列」「花供会式」

◇4/9~4/10 9:00~15:30 西大寺「大茶盛式」0742-45-4700

◇4/13 9:00〜  弘仁寺「虚空蔵(十三参り)」0742-62-9303
14:00より本堂前で護摩焚きが行われる。

◇4/15 11:00~12:00 石上神宮「春季大祭」0743-62-0900

◇4/17 13:00〜 興福寺「放生会」0742-22-7755

◇4/17 11:00〜 多神社「れんぞ」0744-33-2155
15:30〜餅まき

◇4/18 正暦寺「薬師会式」0742-62-9569

◇4/18 15:00〜 海龍王寺「四海安穏法要」0742-33-5765

◇4/18 10:30~ 大神神社「鎮花祭(はなしずめまつり) 」
本社と摂社狭井神社の両社で行われます。
「大宝令」(701)に国家の大祭として毎年必ず行うように定められ
国民の無病息災を祈願したことが記されています。
別名「くすりまつり」とも言われています。

◇4/19 11:00~ 林神社「饅頭祭」0742-22-0612
日本で初めて饅頭を作ったという林浄因の命日に、
漢国神社境内の林(りん)神社で行われる法要。
全国の饅頭製造業者からの銘菓が供えられ
午後からはお抹茶のふるまいもあり。

◇4/21 14:00〜 長岳寺「釜の口れんぞ」0743-66-1051
犬鳴山妙泉講の修験者により大柴灯護摩が営われ
行者問答、法弓作法、法斧作法などが本式に行われます。
雄渾な噴煙と炎が境内の上空に立ち上る様は圧巻です。

◇4/21 大安寺「弘法大師正御影供」0742-61-6312
13:00~法要 14:00~護摩

◇4/21 室生寺「正御影供」0745-93-2003

◇4/24 14:00〜 帯解寺「小野小町忌法要」0742-61-3861

◇4/25 14:30~16:00 興福寺東金堂「文殊会」0742-22-7755

◇4/25 13:00〜 般若寺「文殊会」0742-22-6287

◇4/29 11:00~12:00 談山神社「春の蹴鞠祭」0744-49-0001

2011年3月29日火曜日

奈良公園*お花見散歩

お昼間は、ようやく春らしい暖かさになってきました。
午後から2時間程、奈良公園の花々を訪ねて歩いてきました。
写真は、奈良倶楽部から歩いたコース順にアップしています。

二月堂裏参道の紫木蓮*まだ蕾

不動堂の白木蓮*まだ蕾

法華堂と柳*芽吹き

法華堂経庫と新緑*芽吹き

手向山八幡宮と楓*芽吹き

浮見堂の辛夷*見事に満開


まだこれから花開く辛夷もあり*

 氷室神社の枝垂れ桜*七分咲き


氷室神社鳥居側の桜*五分咲き

大仏殿西の回廊の桜*五分咲き

同じく西の回廊のソメイヨシノ*まだ蕾

東大寺指図堂裏の桜*八分咲き


今年はお彼岸が過ぎても冬のような寒さが続きましたので
奈良公園の桜の開花状況も例年より遅れ気味。
ソメイヨシノはまだ蕾ですがこの週末には見頃を迎えそう。
エドヒガンサクラなどの早咲き桜は五分〜八分咲きで
週末には満開になりそうといった様子でした。

2011年3月28日月曜日

奈良女子大記念館で*


昨日の「きたまち大見学会」
最初の1時間だけ、奈良女子大記念館でのレクチャーに参加して
記念館や鍋屋連絡所についての説明や
東大寺東塔院を最新技術による遺跡探査で掘らずに探った
調査報告などを聞きました。
明治42年竣工の建物。
2階講堂の天井のシャンデリアはその当時のままのものだそうです。
建物のあちこちの意匠がいたるところ美しい。
それに、何とも長閑だし。
 ::

記念館は、今年の春も4/29から5/5まで一般公開されます。
また月一回のランチタイムコンサート、次回は
4/22(金)12:20〜12:55 に開催されますよ。
(事前申し込み不要/無料。詳細はこちらに)

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「きたまち大見学会」はこのレクチャーの後
小グループに分かれて町歩きを楽しみ
細田家住宅、転害門、東塔跡を見学されたのでした。

2011年3月27日日曜日

希望の虹

興福寺と東大寺から今年度の「友の会」会員証が届きました。

名刺サイズの小さな会員証に虹の写真が・・・。
大仏殿の上空に架かる七色の虹の橋。
皆の願いを天まで届ける希望の橋となり
遠く被災地の空の上にも希望の虹となって輝かんことを。

・・・そのようなことを小さな写真の中の虹を見て思いました。
(東大寺友の会会員証の写真は木村昭彦氏撮影「雨上がりの大仏殿」)

2011年3月26日土曜日

きたまち大見学会*まち歩きと幻の東大寺七重塔跡を訪ねて

いよいよ明日!27日開催の「きたまち大見学会」についてご案内です☆


◆13:00 奈良女子大学記念館に集合(予約申込不要・参加費無料)
◆1時間程「きたまち」と「鍋屋連絡所」についての説明があり

◆14:15から10~15人の班に分かれて「きたまち」散策を楽しみます。
 散策コースは各班のガイドさんによってルートが違ってくるのですが
(何しろ「きたまち」エリアは広いのだ)必ず立ち寄るポイントとして
「鍋屋連絡所」「細田家住宅」「転害門」があり、

◆一般公開されていない「細田家住宅」では内部を見学します。

◆16:00頃 最終ゴールは「東大寺東塔・西塔跡」です。
ここで奈良文化財研究所 金田先生より、東大寺東西七重両塔跡の
最新調査成果などを解説していただきます。
◆17:00頃 解散。(途中でのコース離脱も自由です)

 
余談ですが、上の画像は春と秋の東塔跡風景。
ここは奈良公園の雑木林の中でも樹形の美しさが秀逸な所だと思う。

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この催しの主催は「鍋屋連絡所の保存・活用と“奈良きたまち”のまちづくりを考える会」(略称:なべかつ)。つい最近、私もそのメンバーに加えていただきました。
今回、私は参加できずに残念なのですが、見学会の途中の立寄りポイント「細田家住宅」は奈良倶楽部の向かいにありますので、ここだけ途中参加しようかと思っています。
(※細田家住宅についてのブログ内記事はこちらです)

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さて、奈良倶楽部通信読者の方には「鍋屋連絡所」とか「なべかつ」って何?と、聞き慣れない名称に??の方もいらっしゃると思います。
上の画像2枚目の写真が「鍋屋連絡所」で、奈良女子大学正門(トップの画像)の斜め前にひっそりと建つ、今は使われていない交番の正式名称です。

そして、この閉鎖され老朽化している「鍋屋連絡所」を、貴重な町のシンボルとして保存・活用できないかと考える会が「なべかつ(略称)」であります。

「なべかつ」は「鍋屋連絡所」の活用を考えるだけでなく、
この古い交番が存在する「奈良きたまち」の魅力を掘りおこそうと様々な催しを企画しています。
奈良時代から鎌倉・室町・戦国時代・江戸時代・明治時代・・と1300年間にわたる歴史遺産や文化遺産が今も残る「きたまち」の魅力を、この「大見学会」で見つけながら、どうぞ「きたまち」歩きを楽しんで下さいね!

おまけの画像:
細田家住宅の向かい、五劫院で山茱萸(さんしゅゆ)が満開。

2011年3月25日金曜日

スペインバル・イタリア食堂「Gentry」

きたまちの玄関口「東向き北商店街」を抜けて
「花芝商店街」の奥にある「スペインバル・イタリア食堂 Gentry」
ここのお店も何度か訪れていますが、まだブログを始める前だったので
奈良倶楽部通信でのご紹介は初めてとなります。

お店に伺ったのが10日前でしたが、どれもこれも美味しかった記憶が残っていて、今この記事を書くのに写真を見ていると、その時の美味しさがもう一度 甦ってくるのだからすごいですよね。

私達はワインのアテに、単品で色々オーダーしました。
ブリのカルパッチョ、サラダ仕立て。

牡蠣のアヒージョ。アヒージョというのはガーリックオイル煮のことで
このソースがまた美味しいのです!

野菜のトマト煮込み。ラタティーユのスペイン風かな?
ピストというらしいです。

バーニャカウダ。生野菜のニンニクディップなのですが、この生野菜の美味しかったこと!ディップを火で温めながらいただくのが、又いいのです。

 〆はパスタとピッツァで。もちろん生地は手づくり。

お腹いっぱいになって、お料理だけだと二人で4000円くらい。

泉佐野漁港から直送の新鮮なお魚や、豪快なお肉の炭火焼。
バラエティに富んだ、スペインスタイルの小皿料理。
パスタやピザの生地は丁寧に手作りしています。
シンプルで美味しい、イタリアのトラットリア料理と、
スペインの気軽なバル料理を楽しんでいただけるお店です。(HPより)

そうなんです。美味しいワインと一緒に南欧の陽気な居酒屋気分が
楽しめるお店です!

「Gentry ジェントリー」

住所:奈良市花芝町16-1
tel:0742-27-1477
営業時間:ランチ11:30~14:00(LO) / ディナー17:00~22:00(LO)
不定休
ランチは750円から。ディナーは迷うほどメニューが豊富でした。

2011年3月24日木曜日

花芝商店街「吉川亭」

ここ最近、よく外食をしています。
別に贅沢をしようというのではなく、家で縮こまっているよりは経済活動にささやかながらも貢献した方がいいのでは?という気持ちもあってなのですが。でも今までのように、それをすぐにブログアップする元気がでてこない。ん〜ん。食べ歩きをブログアップできないのは、ひょっとして自分の心の中に「自粛」とかいう気持ちがあるのかな?
・・・・と自問しながら、今日のブログは、先日の夜に外食したお店の紹介です。

近鉄奈良駅の行基さんの広場から信号のある横断歩道を北に渡ると「東向き北商店街」へ入ります。その商店街をずんずん進んで行くと、道の途中で「花芝商店街」と名前が変わります。
なぜ一本の通りが途中で名前変わるのか 私の中ではいまだに謎なのですが、この二つの商店街を持つ通りこそが「奈良きたまち」の玄関口ともいえるところであります。
この通りの突き当たり近くにはレストランが10軒近くかたまってあり、この辺り、お昼時は非常に混み合うお店ばかりです。

そんな中でも昨年創業30周年を迎えられた『吉川亭』は老舗中の老舗。
実は私、30年前の開店早々の『吉川亭』でランチをしたこともあるのです。(まだ独身時代、中学校のミニ同窓会がここであったのでした)
奈良に越して来てからも幾度となく訪れているのですが
ここは知る人ぞ知るの伝説があって(これを知っている人はかなりの奈良通??)
そういう意味では誰にでも紹介できるお店ではないのです。

でも先日いただいたビーフシチューがあまりに美味しくて(絶品!絶句!ですぞ)今日こそはブログで紹介いたしましょう。
お肉がとろとろ、口の中にじゅわーと広がる幸せ〜♪
単品で1600円ですがサラダ、パンかライス、デミコーヒーが付きます。

その他に是非お奨めなのがスープ。これは説明不要の美味しさ。
そして人参のムースも!(スープもムースも400円。絶対お奨めです)
夫がオーダーしたのはコース料理。(3500円)写真はその中の魚料理。
『吉川亭』ではランチもディナーも同じメニュー同じお値段で提供されています。フレンチレストランというよりは洋食屋さんというイメージでしょうか。素材にこだわって丁寧に作られたお味はとても繊細でお腹にも優しいのです。

「吉川亭」
住所:奈良市花芝町17
tel:0742-23-7675
営業時間や定休日がどのサイトを見ても掲載されていなかったのですが
私の記憶では月曜定休。日曜の夜もお休みだったような・・・。
以前は8月一ヶ月もお休みされていましたが、今はどうでしょう。

では、もう一軒外食したお店「Gentry ジェントリー」の紹介は
この次のブログに・・・(続く)

2011年3月23日水曜日

奈良公園の桜*咲き始めました!




桜便りが待ち遠しい季節になりました。
大仏殿の西側のこの木とあの木。講堂跡のあの木。
奈良公園の桜の木々の中でも、毎年一番乗りに咲き出します。
今年も!
ふっくらと蕾が開き始めていましたよ。

2011年3月22日火曜日

奈良倶楽部としてできること


この3連休は予約状況が急激な変化をした不思議な3日間でした。
3/19のブログで地震等の大災害と旅行について少し記しましたが
奈良倶楽部もこの3連休の予約は半数以上がキャンセルになりました。
でも、当日になって東京方面からの予約がどんどん入ってくる状況で
しかし、新聞に書かれているような理由とは考えられず
急に思い立って旅行に出られた理由をお客さまに尋ねてみました。

「余震が続く毎日から離れて、ゆっくり眠りたい」という方や
これも3/19のブログに書いたことですが「どこか違う所で気持ちを
リフレッシュしたかった」という方が多かったのです。
「被害の大きい東北の被災者の方からみれば贅沢なことと思います。
でもここで一度気持ちを立て直しておかないと次の一週間を働けないのです。」「旅に出ることには遠慮や躊躇もありました。」とお話される方。


お客さまのそのような気持ちを聞いて、考えたことがあります。
個人としては夫も私も地震直後に義援金として振込をすぐにしたのですが、これを一過性に終わらせないでその後も必要な所に継続していきたいと思っていました。
同じ寄付をするなら、無理なく負担のないように続けていきたい。
このために何か特別なことを催すのではなく、お客様から募金を募るのでもなく、日々の仕事をしながら淡々とできることはないかと考えていましたので、地震後にご予約を新たにいただいたお客さまのご宿泊料の一部(5%)を義援金とすることに致しました。
また、この3連休では、ぎりぎりまでキャンセルを迷いながらも宿泊して下さった方も多いので、3連休の宿泊者全員分の5%と、今後は5月のGW終了までの宿泊分で新たにご予約いただいた分を送ることに致します。

奈良倶楽部としてできることとして、チェックアウトの時にお客さまにお伝えしましたら「自分が使ったお金の一部が役立って嬉しいし有り難いです」と喜んでいただけました。

・・・こんな風に書くと、とても立派で大きな金額のように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、何しろ満室でも10数名という小さなお宿です。
3日分の集計をして、あまりの「雀の涙」に、自分でも
「とほほ・・・たいそうなことを言うのでなかった」と思いました。
でも、しないよりはした方がいいのだ、継続は力だ、頑張ります!
そして最後になりましたが、旅行を迷いながらもご宿泊下さった皆さま。お越しいただきどうもありがとうございました。
(写真の八重桜は昨年4/10に撮影したものです。)

::

このニュースに奈良県民として拍手。

「奈良県は昨年1年間にわたり県内で開催された平城遷都1300年祭の余剰金約2億5千万円を、見舞金として被災地に寄付することを明らかにした。送り先は宮城、岩手、福島の3県を予定しているが、今後、被災した他の都道県についても検討する。」

2011年3月19日土曜日

「旅をする」


「直接の被害はなかったのですが、とても旅行する気分になれなくて」
「計画停電や余震で本当に疲れてしまいました・・・」


旅行や観光は世の中が平和で安定していてこその産業かもしれません。
予約取り消しのお電話やメールの中で
春休みの家族旅行やお花見がてらの奈良観光を
皆さんとても楽しみにされていたのがよくわかり、
「旅行を取りやめることが残念ですが、いつかまた必ず泊まりに行きたいです。」・・・と仰って下さいます。

そんな中でも「予定通り出発します」という心強い連絡もあり
私達に出来る精一杯のおもてなしを、心を込めてさせていただこうと
思っています。ありがとうございます。

阪神大震災の後2ヶ月近くほとんど仕事がなかった経験があります。
日本中が自粛していたあの時、GWの何日間に3組の神戸市在住の方が
宿泊されたことが、今でも忘れられない出来事として思い出されます。

その3組の方々が別々に同じような意味のことをおっしゃってました。
「まだ避難所で生活しているけれど、どこか近くの違う所で気持ちを
リフレッシュしたかった」・・・と。
この時は被災から4ヶ月近く経って少し落ち着かれた頃でしたが
そのお気持ちを聞いて、どんなに世の中が酷い混乱状態になっても
「旅をする」という気持ちは人々の心の中からは無くならないのだと感じました。

観光産業なんて世の中の重要産業ではないのだと
つくづく落ち込んでいた時だったので、私にとってもこの出来事は
自分の仕事に誇りを持つ一つのきっかけになったのでした。

今回地震の被害に遭われた方々が、このような気持ちになるのは
まだまだもっと先のことだと思いますが
心に余裕を持てる日が一日も早く訪れることを願ってやみません。
また旅行を見合わされた方々も
いつか心から旅することを楽しめる日が訪れますように!

2011年3月17日木曜日

月ヶ瀬梅渓へ*

月ヶ瀬は梅の景勝地。




渓谷や川辺の景色が素晴らしく
山々が連なる風景が遠くに望めて
広大な敷地に梅林が広がる・・・このような風景は
多くの梅林の中でも他にはないのではないでしょうか。

昨年に訪れて以来、今年も梅の見頃に月ヶ瀬を訪ねるのを
とても楽しみにしていました。
春うららかな暖かな一日。
お水取りが終わった15日に月ヶ瀬梅林へ行ってきました。
梅林全体としては一番見頃なのではと思うくらい
どの梅の花も綺麗に咲き誇っています。
こんな長閑な一日を過ごしてもいいのだろうかと
出かけるまで見入っていたテレビ画面の映像に心を痛めながら
感情的になってバランスを見失いがちだった気持ちが
綺麗な梅の花を見ているだけで、すーっとほぐされ癒されていきます。

すれ違う人、前を歩く人。多くの人達の口から
「ああ綺麗や〜」「綺麗やね〜」の言葉が漏れるのが聞こえてきて。
私達も同じように独り言めいて「綺麗・・・」と呟いている。
みんな同じ想いなんだ・・・。

梅林の中にある真福寺の境内にも梅、梅、梅。
小さなお寺にもお詣りして・・・。こちらは「姫若の梅」↓
境内の梅に添えられていた看板を読んで
月ヶ瀬梅林のいわれと真福寺の歴史を知りました。