正倉院展開催期間に併せて楽しいイベントが盛り沢山☆
秋の奈良をたっぷりとお楽しみ下さいませ!
<<今月開催されるイベントは・・・>>
◆11/4 10:00~16:00「忍坂街道まつり」
石位寺「伝・薬師三尊石仏」(重文)が無料特別拝観
「伝・薬師三尊石仏」は日本最古の石仏で、額田王の念持仏とされています。通常は要予約拝観ですが、この日に限り予約無しで特別開帳されます。
◆11/10・11/11 10:00~17:00 (11/11は~16:00)
「M-HOUSE PROJCT 2012 陰翳礼讃-感じる奈良」
会場:奈良女子大学セミナーハウス(奈良市毘沙門町)
奈良女子大学の大学院生有志が奈良女子大学奈良町セミナーハウスを会場に企画・運営するイベントです。
インスタレーションやワークショップを通し、谷崎潤一郎の著書『陰翳礼讃』を体感できるような空間を提案します。光と陰のおりなす空間で、奈良独特のゆったりした時間を感じながら大和茶とお菓子もお楽しみ下さい。入場無料
※11/11 11:00からは、三瀬 夏之介さんの講演会
「町家の可能性-正木邸で展示してみて-」も行なわれます。
◆11/10~11/18 10:00~16:00「平城京天平祭・秋2012」
会場:朱雀門ほか平城宮跡内
<<またイベントではなく見学会ですが・・・>>
◆~11/9 毎日10:00〜/13:00〜の2回 春日大社で
「酒殿檜皮葺き替え見学会」を毎回先着20名で行います。
春日大社着到殿での葺き替え見学会に参加した昨年のブログはこちら。
<<只今、開催中のイベントは・・・>>
◇~11/4 10:00~18:00「奈良工芸フェスティバル2012」
会場:なら工藝館(0742-27-0033)※期間中無休
期間中、一刀彫・赤膚焼等の展示販売の他、制作実演や
制作体験(事前申込みや当日申し込みもあり)も
たくさんのメニューが用意されていて面白そうです!
詳細はこちらのページのまん中あたりに載っています。
◇~11/9 「ならまちナイトカルチャー」
工芸体験18:00~20:00/伝統芸能鑑賞20:00~21:00
会場:ならまちセンター(0742-27-1820)
チラシへのリンク
<伝統芸能の鑑賞>20:00~21:00 予約可(先着100名)
11/8・11/9「狂言観賞」1,000円
11/1・11/6「雅楽観賞」500円
11/2「落語観賞」500円
11/4「ならまち能観賞」 500円
11/7「ならまち文化講座」500円
<工芸体験>11/3(土)18:00~20:00(予約不要)
「匂い袋/お香つくり」1,100円
「握り猫つくり(陶器)」 800円
「透かし楽彫り」 500円
「奈良の筆づくり」1,575円
「鹿の角ストラップづくり」 1,500円
◇~11/11 奈良・町家の芸術祭「HANARART」
県内7地域の歴史的な町並みと現代アートの出会い!
開催日と開催地域は・・・
・~11/4:御所市名柄(御所市)、五條新町(五條市)
・11/1~11/11:三輪(桜井市)、八木札の辻(橿原市)、
郡山城下町(大和郡山市)、田原本寺内町(田原本町)
今年は新たに御所市や田原本町が会場に仲間入り。
昨年はこういう機会があったからこそ、普段馴染みのない奈良県南部にも足を運べて、その町並み自体を楽しんだりしました。
昨年の訪問記ですが★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
◇~11/11 10:00~17:00 「シェフェスタ イン 奈良」
会場:奈良公園内登大路園地
県庁前の芝生の上に、今年も「くるみの木」プロデュースの空間が出現します。「奈良の食」を青空の下で楽しめる空間はまさにこの時だけ。キッチンカーや各種ブースでは、趣向を凝らした奈良食材のメニューも展開されますよ。
◇~11/12 9:00~18:00 「あるくん奈良スタンプラリー」
正倉院展の期間中、まちなかでスタンプを3個集めると
奈良の素敵な景品が当たる抽選が1回できます。
◇~11/14 10:00~16:00 「町家の案山子めぐり」
2万5千石の城下町である高取町土佐街道周辺の
50カ所の町家で300体の案山子がお出迎え。
問合せ:0744-52-1150
<<奈良県外、木津川市のイベントですが・・・>>
◆11/3~11/18「木津川アート2012」
今年の展示エリアは加茂町旧当尾小学校のみになっています。
2012年10月31日水曜日
2012年10月30日火曜日
今年も「紅葉便り」を始めます*
10月になっても夏の暑さがいつまでも残り、木々の紅葉も遅れ気味のようです。今はまだ少しだけ色づき始めたところですが
奈良公園を歩いていると、どことなく秋の深まりゆく気配を感じます。
紅葉シーズンはまだ始まったばかりですが
今年も恒例の「紅葉便り」をお届けしたいと思います。
まずは奈良公園の中でも、うちから一番近い大仏池周辺の様子を。
毎年 紅葉一番乗りのナンキンハゼが、色づき始めていました。
こちらは正倉院の前の小径の銀杏と、正倉院正面の楓。
大仏殿裏のナンキンハゼも少しだけ紅葉・・・。
これから秋が深まっていく*奈良が一番美しく輝く季節の到来です。
奈良公園を歩いていると、どことなく秋の深まりゆく気配を感じます。
紅葉シーズンはまだ始まったばかりですが
今年も恒例の「紅葉便り」をお届けしたいと思います。
まずは奈良公園の中でも、うちから一番近い大仏池周辺の様子を。
毎年 紅葉一番乗りのナンキンハゼが、色づき始めていました。
こちらは正倉院の前の小径の銀杏と、正倉院正面の楓。
大仏殿裏のナンキンハゼも少しだけ紅葉・・・。
これから秋が深まっていく*奈良が一番美しく輝く季節の到来です。
2012年10月29日月曜日
鹿角を緑色に染める*
昨日の夕方、正倉院展を観た帰りに、奈良国立博物館の北向かいにある
仏像写真ギャラリー「飛鳥園」へ寄ってきました。
「飛鳥園」には、古代の茜染を再現された染色研究家 宮崎明子さんの
鹿角を茜色に染め上げたアクセサリーが置かれています。
(茜色の鹿角アクセサリーについてのブログ内過去記事はこちら。)
その茜色の鹿角アクセサリーの隣に
緑色や藍色のアクセサリーがありました。
(上の写真↑の緑色は綺麗に出ていませんので、下の写真↓をご覧下さい)
深く味わいのある緑色。藍色も透明感のある綺麗な色です。
鹿角を刈安や藍などの天然染料を使って染められたもので
このような緑色に染められた鹿角は
正倉院宝物にも木画材として使われているのだそうです。
こちらは今年の正倉院展に出陳の木画紫檀双六局↑
ここにも緑色の鹿角がふんだんに使用されていますね。
緑色に染められた鹿角は、11月末まで飛鳥園ギャラリーで展示されていますので、正倉院展にお出かけの折りに、是非お立ち寄り下さいませ。
仏像写真ギャラリー「飛鳥園」へ寄ってきました。
「飛鳥園」には、古代の茜染を再現された染色研究家 宮崎明子さんの
鹿角を茜色に染め上げたアクセサリーが置かれています。
(茜色の鹿角アクセサリーについてのブログ内過去記事はこちら。)
その茜色の鹿角アクセサリーの隣に
緑色や藍色のアクセサリーがありました。
(上の写真↑の緑色は綺麗に出ていませんので、下の写真↓をご覧下さい)
深く味わいのある緑色。藍色も透明感のある綺麗な色です。
鹿角を刈安や藍などの天然染料を使って染められたもので
このような緑色に染められた鹿角は
正倉院宝物にも木画材として使われているのだそうです。
こちらは今年の正倉院展に出陳の木画紫檀双六局↑
ここにも緑色の鹿角がふんだんに使用されていますね。
緑色に染められた鹿角は、11月末まで飛鳥園ギャラリーで展示されていますので、正倉院展にお出かけの折りに、是非お立ち寄り下さいませ。
11月のお出かけ情報②〜寺社伝統行事
奈良公園の紅葉も少しずつですが色づき始めました。
写真は今日の大仏池から見た大仏殿です。
11月に行なわれる奈良の寺社伝統行事・・・
こちらも奈良への旅の参考にどうぞ++
◇11/2 14:00~ 大安寺「開山忌 大般若転読法要」
問合せ:0742-61-6312
◇11/2 9:30~13:30 宝山寺「仏名会」
問合せ:0743-73-2006
◇11/3 11:00~12:00 安倍文殊院「十一面観音法要」
問合せ:0744-43-0002
◇11/3 11:00~12:00頃 談山神社「けまり祭」
問合せ:0744-49-0001
◇11/3 13:00~ 春日大社「文化の日萬葉雅楽会」
問合せ:0742-22-7788
◇11/3 14:00~ 信貴山朝護孫子寺「柴灯護摩供野外火渡大祈願会 」
問合せ:0745-72-2277
◇11/3 9:00~16:00 霊山寺「菩提僊那納経会」
問合せ:0742-45-0081
◇11/3 河分神社「秋祭り」
問合せ:0747-62-2031
◇11/3 12:30~ 墨坂神社「秋祭渡御行列」
問合せ:0745-82-0114
◇11/3・11/4 19:00~20:30 海龍王寺「布薩の法要」
問合せ:0742-33-5765
◇11/6~11/9 璉城寺「念仏会」
問合せ:0742-22-4887
◇11/13 慈眼寺「十夜柿供養まつり」
問合せ:0742-26-2936
◇11/13 13:00~ 法隆寺「慈恩会」
問合せ:0745-75-2555
◇11/13 19:00~21:00 薬師寺「慈恩会」
問合せ:0742-33-6001
◇11/14 10:30~ 大神神社「醸造安全祈願祭(酒まつり)」
(11/13 9:00から拝殿の大杉玉の掛けかえ)
問合せ:0744-42-6633
◇11/17 10:30~ 談山神社「談山神社例大祭 」
問合せ:0744-49-0001
◇11/19 お昼すぎから夜まで 川上蛭子「秋祭り」
奈良倶楽部から徒歩圏内の川上蛭子社のえべっさん。
過去の日記はこちらとこちら。
◇11/22 石上神宮「鎮魂祭 」
問合せ:0743-62-0900
◇11/23 10:00~ 春日大社「新嘗祭」
問合せ:0742-22-7788
◇11/23 11:00~ 橿原神宮「新嘗祭」
問合せ:0744-22-3271
◇11/23 13:00~ 吉野 大日寺「火渡りの行 」
問合せ:0746-32-4354
◇11/27 13:00~ 金峯山寺「愛染堂大祭 」
問合せ:0746-32-8371
写真は今日の大仏池から見た大仏殿です。
11月に行なわれる奈良の寺社伝統行事・・・
こちらも奈良への旅の参考にどうぞ++
◇11/2 14:00~ 大安寺「開山忌 大般若転読法要」
問合せ:0742-61-6312
◇11/2 9:30~13:30 宝山寺「仏名会」
問合せ:0743-73-2006
◇11/3 11:00~12:00 安倍文殊院「十一面観音法要」
問合せ:0744-43-0002
◇11/3 11:00~12:00頃 談山神社「けまり祭」
問合せ:0744-49-0001
◇11/3 13:00~ 春日大社「文化の日萬葉雅楽会」
問合せ:0742-22-7788
◇11/3 14:00~ 信貴山朝護孫子寺「柴灯護摩供野外火渡大祈願会 」
問合せ:0745-72-2277
◇11/3 9:00~16:00 霊山寺「菩提僊那納経会」
問合せ:0742-45-0081
◇11/3 河分神社「秋祭り」
問合せ:0747-62-2031
◇11/3 12:30~ 墨坂神社「秋祭渡御行列」
問合せ:0745-82-0114
◇11/3・11/4 19:00~20:30 海龍王寺「布薩の法要」
問合せ:0742-33-5765
◇11/6~11/9 璉城寺「念仏会」
問合せ:0742-22-4887
◇11/13 慈眼寺「十夜柿供養まつり」
問合せ:0742-26-2936
◇11/13 13:00~ 法隆寺「慈恩会」
問合せ:0745-75-2555
◇11/13 19:00~21:00 薬師寺「慈恩会」
問合せ:0742-33-6001
◇11/14 10:30~ 大神神社「醸造安全祈願祭(酒まつり)」
(11/13 9:00から拝殿の大杉玉の掛けかえ)
問合せ:0744-42-6633
◇11/17 10:30~ 談山神社「談山神社例大祭 」
問合せ:0744-49-0001
◇11/19 お昼すぎから夜まで 川上蛭子「秋祭り」
奈良倶楽部から徒歩圏内の川上蛭子社のえべっさん。
過去の日記はこちらとこちら。
◇11/22 石上神宮「鎮魂祭 」
問合せ:0743-62-0900
◇11/23 10:00~ 春日大社「新嘗祭」
問合せ:0742-22-7788
◇11/23 11:00~ 橿原神宮「新嘗祭」
問合せ:0744-22-3271
◇11/23 13:00~ 吉野 大日寺「火渡りの行 」
問合せ:0746-32-4354
◇11/27 13:00~ 金峯山寺「愛染堂大祭 」
問合せ:0746-32-8371
2012年10月28日日曜日
11月のお出かけ情報①〜秘宝秘仏特別公開
正倉院展も始まり、秋の奈良は秘宝秘仏特別公開のシーズンです。
秋深まりゆく奈良へ・・・
お出かけの参考にしていただければと思います。
<<今月から特別公開されるものは・・・>>
◆11/1~11/3 法隆寺「上御堂特別開扉」
普段非公開の上御堂(鎌倉時代)を開扉。
中には平安時代の釈迦三尊像(国宝)が安置されています。
問合せ: 0745-75-2555
◆11/1~11/3 吉田寺「多宝塔本尊秘仏大日如来」特別開扉
多宝塔(室町時代)内部の秘仏「大日如来坐像」が公開
問合せ:0745-74-2651
◆11/1~11/7 9:00~16:00 法輪寺「秋季特別展」
今年は妙見堂が開扉され天井にある星曼荼羅や秘仏を公開
問合わせ:0745-75-2686
◆11/1~11/8 9:00~16:00 帯解寺「秘仏・秘宝特別開帳」
問合せ:0742-61-3861
◆11/1~11/30 9:00~16:30 聖林寺「マンダラ展」
秘宝のマンダラ約15点を展示
問合せ:0744-43-0005
◆11/1~12/2 9:00~17:00 正暦寺「薬師如来倚像」
問合せ:0742-62-9569
◆11/3 10:00~16:00 霊山寺「三重塔特別開扉」
問合せ:0742-45-0081
◆11/3 9:00~16:00 松尾寺「秘仏厄除観音特別開扉」
年に一度秘仏の本尊「厄除千手千眼観世音菩薩」を公開
◆11/3~12/16 9:00~16:00 室生寺「金堂外陣からの特別拝観」
問合せ:0745-93-2003
◆11/8 浄瑠璃寺「三重塔特別開扉」
問合せ:0774-76-2390
◆11/17~11/25 8:00~17:00 櫻本坊「天武天皇御神像特別開帳」
問合せ:0746-32-5011
◆11/23~11/30 9:00~16:30 當麻寺西南院「十一面観音像特別公開」
問合せ:0745-48-2202
<<公開中の秘宝秘仏は・・・>>
◆~11/4 9:00~16:30 橘寺「聖倉殿 伝日羅立像公開」
問合せ:0744-54-2026
◆~11/10 9:00~17:00 法華寺「十一面観音像特別開扉」
◆~11/10 9:00~17:00 法華寺「慈光殿特別公開」
問合せ:0742-33-2261
◆~11/11 般若寺「白鳳秘仏特別公開」
問合せ:0742-22-6287
◆~11/11 松尾寺「秋の寺宝公開」
問合せ:0743-53-5023
◆~11/11 霊山寺「秋薔薇と秘仏宝物展」
バラ庭園 8:00~17:00 本堂(秘仏宝物展)10:00~16:00
問合せ:0742-45-0081
◆~11/11 9:00~16:00 信貴山朝護孫子寺
「国宝信貴山縁起絵巻 延喜加持の巻」特別公開
問合せ:0745-72-2277
◆~11/11 岩船寺「三重塔初層特別開扉」
問合せ:0774-76-3390
◆~11/11 9:00~16:30 海住山寺「国宝五重塔特別開扉」
問合せ:0774-76-2256
◆~11/12 9:00~17:00 興福寺「北円堂特別開扉」
運慶作の木造弥勒如来坐像、木造無著・世親立像特別拝観
問合せ:0742-22-7755
◆~11/12 9:00~16:00 南明寺「寺宝特別公開」
通常は非公開の仏涅槃図や薬師如来坐像などが公開される。
問合せ:0742-93-0392
◆~11/12 9:00~17:00 海龍王寺「十一面観音像特別開扉」★
弘法大師筆「隅寺心経」光明皇后筆「自在王菩薩経」も特別公開
問合せ:0742-33-2261
◆~11/12 9:00~16:30「頭塔」特別公開
問合せ:0742-27-9866
◆~11/15 9:00~16:30 西大寺「愛染明王像特別開扉」
問合せ:0742-45-4700
◆~11/18 9:00~17:00 元興寺「秋季特別展」
「文化財の保存・修復の半世紀」
問合せ:0742-23-1377
◆~11/22 8:00~17:00 法隆寺「夢殿救世観音特別開扉」
11/4以降は16:30まで
問合せ:0745-75-2555
◆~11/25 榮山寺「本尊 薬師如来特別開扉」
問合せ:0747-24-0065
◆~11/25 9:00~17:00 興福寺「仮金堂特別公開」
問合せ:0742-22-7755
◆~11/30 9:00~17:00 長岳寺「大地獄絵開帳」
住職による現代風絵解き説法も随時行なわれます。
問合せ:0743-66-1051
◆~11/30 薬師寺「大宝蔵殿・聚賓館」特別公開
問合せ:0742-33-6001
◆~11/30 おふさ観音「秘宝生き人形」特別公開
問合せ:0744-22-2212
◆~11/30 安倍文殊院「秋の寺宝展」
一般公開されていない金閣浮御堂の内陣を参拝することができる。
問合せ:0744-43-0002
◆~11/30 法隆寺「秘宝展 秋」
問合せ:0745-75-2555
◆~11/30 不退寺「秋期秘宝特別展」
在原業平画像開扉、伊勢物語公開、古今和歌集、六歌仙の公開
問合わせ:0742-22-5278
◆~11/30 9:00~16:00 大安寺「十一面観音像特別開扉」★
癌封じの本尊として名高いです。
問合せ:0742-61-6312
◆~11/30 9:00~17:00 法華寺「名勝庭園特別公開」★
問合せ:0742-33-2261
◆~11/30 9:00~16:00 壺阪寺「秘仏子島荒神像御開帳」
問合せ:0744-52-2016
◆~11/30 如意輪寺「後醍醐天皇御霊殿」特別公開
問合せ:0746-32-3008
◆~11/30 9:00~17:00 浄瑠璃寺「秘仏吉祥天女像特別公開」
問合せ: 0774-76-2390
◆~11/30 岩船寺「両界曼荼羅など秘宝特別公開」
問合せ:0774-76-3390
◆~12/9 金峯山寺「秘仏本尊特別開帳」
◆~12/9 金峯山寺本坊「秋の宝物・襖絵展」
金峯山寺僧侶の墨蹟及び、掛け軸並びに襖絵の特別公開
問合せ:0746-32-8371
◆~12/9 9:30~16:00 長谷寺「秋季特別寺宝展」
期間中もみじまつりも開催されています。
問合せ:0744-47-7001
(文中の★印は奈良倶楽部通信内の過去記事です。)
秋深まりゆく奈良へ・・・
お出かけの参考にしていただければと思います。
<<今月から特別公開されるものは・・・>>
◆11/1~11/3 法隆寺「上御堂特別開扉」
普段非公開の上御堂(鎌倉時代)を開扉。
中には平安時代の釈迦三尊像(国宝)が安置されています。
問合せ: 0745-75-2555
◆11/1~11/3 吉田寺「多宝塔本尊秘仏大日如来」特別開扉
多宝塔(室町時代)内部の秘仏「大日如来坐像」が公開
問合せ:0745-74-2651
◆11/1~11/7 9:00~16:00 法輪寺「秋季特別展」
今年は妙見堂が開扉され天井にある星曼荼羅や秘仏を公開
問合わせ:0745-75-2686
◆11/1~11/8 9:00~16:00 帯解寺「秘仏・秘宝特別開帳」
問合せ:0742-61-3861
◆11/1~11/30 9:00~16:30 聖林寺「マンダラ展」
秘宝のマンダラ約15点を展示
問合せ:0744-43-0005
◆11/1~12/2 9:00~17:00 正暦寺「薬師如来倚像」
問合せ:0742-62-9569
◆11/3 10:00~16:00 霊山寺「三重塔特別開扉」
問合せ:0742-45-0081
◆11/3 9:00~16:00 松尾寺「秘仏厄除観音特別開扉」
年に一度秘仏の本尊「厄除千手千眼観世音菩薩」を公開
◆11/3~12/16 9:00~16:00 室生寺「金堂外陣からの特別拝観」
問合せ:0745-93-2003
◆11/8 浄瑠璃寺「三重塔特別開扉」
問合せ:0774-76-2390
◆11/17~11/25 8:00~17:00 櫻本坊「天武天皇御神像特別開帳」
問合せ:0746-32-5011
◆11/23~11/30 9:00~16:30 當麻寺西南院「十一面観音像特別公開」
問合せ:0745-48-2202
<<公開中の秘宝秘仏は・・・>>
◆~11/4 9:00~16:30 橘寺「聖倉殿 伝日羅立像公開」
問合せ:0744-54-2026
◆~11/10 9:00~17:00 法華寺「十一面観音像特別開扉」
◆~11/10 9:00~17:00 法華寺「慈光殿特別公開」
問合せ:0742-33-2261
◆~11/11 般若寺「白鳳秘仏特別公開」
問合せ:0742-22-6287
◆~11/11 松尾寺「秋の寺宝公開」
問合せ:0743-53-5023
◆~11/11 霊山寺「秋薔薇と秘仏宝物展」
バラ庭園 8:00~17:00 本堂(秘仏宝物展)10:00~16:00
問合せ:0742-45-0081
◆~11/11 9:00~16:00 信貴山朝護孫子寺
「国宝信貴山縁起絵巻 延喜加持の巻」特別公開
問合せ:0745-72-2277
◆~11/11 岩船寺「三重塔初層特別開扉」
問合せ:0774-76-3390
◆~11/11 9:00~16:30 海住山寺「国宝五重塔特別開扉」
問合せ:0774-76-2256
◆~11/12 9:00~17:00 興福寺「北円堂特別開扉」
運慶作の木造弥勒如来坐像、木造無著・世親立像特別拝観
問合せ:0742-22-7755
◆~11/12 9:00~16:00 南明寺「寺宝特別公開」
通常は非公開の仏涅槃図や薬師如来坐像などが公開される。
問合せ:0742-93-0392
◆~11/12 9:00~17:00 海龍王寺「十一面観音像特別開扉」★
弘法大師筆「隅寺心経」光明皇后筆「自在王菩薩経」も特別公開
問合せ:0742-33-2261
◆~11/12 9:00~16:30「頭塔」特別公開
問合せ:0742-27-9866
◆~11/15 9:00~16:30 西大寺「愛染明王像特別開扉」
問合せ:0742-45-4700
◆~11/18 9:00~17:00 元興寺「秋季特別展」
「文化財の保存・修復の半世紀」
問合せ:0742-23-1377
◆~11/22 8:00~17:00 法隆寺「夢殿救世観音特別開扉」
11/4以降は16:30まで
問合せ:0745-75-2555
◆~11/25 榮山寺「本尊 薬師如来特別開扉」
問合せ:0747-24-0065
◆~11/25 9:00~17:00 興福寺「仮金堂特別公開」
問合せ:0742-22-7755
◆~11/30 9:00~17:00 長岳寺「大地獄絵開帳」
住職による現代風絵解き説法も随時行なわれます。
問合せ:0743-66-1051
◆~11/30 薬師寺「大宝蔵殿・聚賓館」特別公開
問合せ:0742-33-6001
◆~11/30 おふさ観音「秘宝生き人形」特別公開
問合せ:0744-22-2212
◆~11/30 安倍文殊院「秋の寺宝展」
一般公開されていない金閣浮御堂の内陣を参拝することができる。
問合せ:0744-43-0002
◆~11/30 法隆寺「秘宝展 秋」
問合せ:0745-75-2555
◆~11/30 不退寺「秋期秘宝特別展」
在原業平画像開扉、伊勢物語公開、古今和歌集、六歌仙の公開
問合わせ:0742-22-5278
◆~11/30 9:00~16:00 大安寺「十一面観音像特別開扉」★
癌封じの本尊として名高いです。
問合せ:0742-61-6312
◆~11/30 9:00~17:00 法華寺「名勝庭園特別公開」★
問合せ:0742-33-2261
◆~11/30 9:00~16:00 壺阪寺「秘仏子島荒神像御開帳」
問合せ:0744-52-2016
◆~11/30 如意輪寺「後醍醐天皇御霊殿」特別公開
問合せ:0746-32-3008
◆~11/30 9:00~17:00 浄瑠璃寺「秘仏吉祥天女像特別公開」
問合せ: 0774-76-2390
◆~11/30 岩船寺「両界曼荼羅など秘宝特別公開」
問合せ:0774-76-3390
◆~12/9 金峯山寺「秘仏本尊特別開帳」
◆~12/9 金峯山寺本坊「秋の宝物・襖絵展」
金峯山寺僧侶の墨蹟及び、掛け軸並びに襖絵の特別公開
問合せ:0746-32-8371
◆~12/9 9:30~16:00 長谷寺「秋季特別寺宝展」
期間中もみじまつりも開催されています。
問合せ:0744-47-7001
(文中の★印は奈良倶楽部通信内の過去記事です。)
2012年10月27日土曜日
2012年秋*今年も賑やかです
奈良倶楽部のフロントカウンターが賑やかになっています++
いつもの「散華ポストカード」や「奈良旅ちょこっとアドバイス」に
この季節ならではの「奈良旅手帖」や「池崎さんの写真カレンダー」
そして正倉院展期間中の「あるくん奈良スタンプラリー」の用紙や
「平城宮跡の埋立て・舗装工事の中止を求める署名用紙」も!
(平城宮跡の工事反対に関しては下段にお知らせあり*)
::
池崎継仁さんの写真カレンダー。
今年は奈良にこだわらずに私の好みでセレクトさせていただきました。
・・・といいながらも1月のカレンダーは大神神社ですが↓
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
11月
12月
葉書サイズで一部1200円です。
奈良倶楽部だけのオリジナルカレンダーを
今年もどうぞよろしくお願いします。
::
また「あるくん奈良スタンプラリー」については
今年の奈良倶楽部は、無料ガイドポイントとしてではなく、お買い物やご宿泊頂いた方にのみスタンプを押させていただく形で参加しています。(お泊まりでなくても、散華ポストカードや奈良旅手帖や写真カレンダーをお買い上げの方にもスタンプ押します!)
カウンターの上に用紙を置いていますので、お声かけ下さいませ。
はらのはらさん作の奈良倶楽部の判子、押させていただきますよ☆
::
最後に「平城宮跡の埋立て・舗装工事の中止を求める署名」について。
署名用紙をたくさんご用意していますので、工事反対に賛同して下さる方はお声かけて下さい。(ご宿泊以外の方もお立ち寄り下さいませ。また、署名用紙はこちらからダウンロードできます!)
先日は、お客様が友人知人ご家族の署名を集めて
チェックイン時に渡して下さるという一場面もあって
県外から奈良を思って下さる気持ちにちょっと感激しておりました。
もう始まってしまっている工事を、署名を集めたからといって中止になるとは思っていませんが、だからといって、今このままだまっているのは情けないのです。この件についてのブログでのお知らせも中途半端なままになってますが(本音を言えば「悲しい」気持ちが強すぎてブログに書く気力がなかったのです)ただ、ツイッターの方では、同じ想いの方のツイートやお知らせなどをReツイートしていますので、興味のある方はそちらをチェックしていただければと思っています。
そして、明日のお知らせですが
【平城宮跡の舗装に抗議するパネル大作戦】なるものも!
明日10/28(日)午前11時〜12時「平城宮跡を舗装しないで!」と1文字ずつ書いた文字板を持って並び、近鉄線の乗客に向かってアピールする作戦。参加者と、電車からビデオ撮影してくれる人を募集中!
これ、行きたいのですがちょうど仕事が忙しい時間帯・・・。
もし興味のある方は
10時40分までに朱雀門に集合で、 遅れて来る人は、そのまま工事現場に来てください。参加希望者は「パネル大作戦参加」というタイトルでinfo@narapress.jp までメールを。
ということです。よろしくお願いします。
いつもの「散華ポストカード」や「奈良旅ちょこっとアドバイス」に
この季節ならではの「奈良旅手帖」や「池崎さんの写真カレンダー」
そして正倉院展期間中の「あるくん奈良スタンプラリー」の用紙や
「平城宮跡の埋立て・舗装工事の中止を求める署名用紙」も!
(平城宮跡の工事反対に関しては下段にお知らせあり*)
::
池崎継仁さんの写真カレンダー。
今年は奈良にこだわらずに私の好みでセレクトさせていただきました。
・・・といいながらも1月のカレンダーは大神神社ですが↓
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
葉書サイズで一部1200円です。
奈良倶楽部だけのオリジナルカレンダーを
今年もどうぞよろしくお願いします。
::
また「あるくん奈良スタンプラリー」については
今年の奈良倶楽部は、無料ガイドポイントとしてではなく、お買い物やご宿泊頂いた方にのみスタンプを押させていただく形で参加しています。(お泊まりでなくても、散華ポストカードや奈良旅手帖や写真カレンダーをお買い上げの方にもスタンプ押します!)
カウンターの上に用紙を置いていますので、お声かけ下さいませ。
はらのはらさん作の奈良倶楽部の判子、押させていただきますよ☆
::
最後に「平城宮跡の埋立て・舗装工事の中止を求める署名」について。
署名用紙をたくさんご用意していますので、工事反対に賛同して下さる方はお声かけて下さい。(ご宿泊以外の方もお立ち寄り下さいませ。また、署名用紙はこちらからダウンロードできます!)
先日は、お客様が友人知人ご家族の署名を集めて
チェックイン時に渡して下さるという一場面もあって
県外から奈良を思って下さる気持ちにちょっと感激しておりました。
もう始まってしまっている工事を、署名を集めたからといって中止になるとは思っていませんが、だからといって、今このままだまっているのは情けないのです。この件についてのブログでのお知らせも中途半端なままになってますが(本音を言えば「悲しい」気持ちが強すぎてブログに書く気力がなかったのです)ただ、ツイッターの方では、同じ想いの方のツイートやお知らせなどをReツイートしていますので、興味のある方はそちらをチェックしていただければと思っています。
そして、明日のお知らせですが
【平城宮跡の舗装に抗議するパネル大作戦】なるものも!
明日10/28(日)午前11時〜12時「平城宮跡を舗装しないで!」と1文字ずつ書いた文字板を持って並び、近鉄線の乗客に向かってアピールする作戦。参加者と、電車からビデオ撮影してくれる人を募集中!
これ、行きたいのですがちょうど仕事が忙しい時間帯・・・。
もし興味のある方は
10時40分までに朱雀門に集合で、 遅れて来る人は、そのまま工事現場に来てください。参加希望者は「パネル大作戦参加」というタイトルでinfo@narapress.jp までメールを。
ということです。よろしくお願いします。
2012年10月26日金曜日
第64回 正倉院展*
いよいよ明日27日から「第64回正倉院展」が始まります。
天平文化の至宝に触れる楽しみを前に、まずは
奈良の情報誌「ならら」を見てちょこっと予習をしています。 今年の目玉はやっぱりこちらでしょうか。
ポスターやチラシなどでもすっかりお馴染みの「瑠璃坏るりのつき」。
瑠璃色の蒼みがとても深く鮮やかで、実物を目の当たりにしたら、きっと心を奪われるかもしれないですね。そして瑠璃色のガラスだけでなく、銀製の台脚に細工された線描も繊細で美しく、じっくりと鑑賞できる日を楽しみにしているのです。
チラシの裏面を見てみると「瑠璃坏」だけじゃなく
「あ〜これもすごいなぁ、あれもすごいなぁ」というような
見事な工芸品の数々が載っています。
ちょっと気になるのが「銀平脱八稜形鏡箱ぎんへいだつはちりょうがたのかがみばこ」
銀の薄い板を、花や鳥の文様に切り取って、漆を塗った面に貼るという技法で作られているものですが、細かく切り取られた八弁花文や孔雀文には継ぎ目が見当たらないのだそうです。
博物館の照明を落とした薄暗さの中で、どこまで肉眼で見ることが出来るかわかりませんが、孔雀の羽根の先端の羽毛まで緻密な線刻で表現されているというところまで見てみたいと思っています。
天平時代の工人が精魂込めて作った工芸品の数々。
細工の技や緻密さや色遣いの素晴らしさもさることながら
私が何よりも正倉院御物に魅力を感じるのは
工芸品に施された文様が、時に洒脱でユーモア溢れるデザインだから。
そしてその技術と粋を極めた至宝が
1250年以上も脈々と多くの人によって守り伝えられ
そしてこれから未来へも伝えていこうという意識の集合というもの。
今年もそんな宝物を鑑賞できるひとときを楽しみにしています。
「第64回 正倉院展」
会期:10/27(土)〜11/12(月)会期中無休
会場:奈良国立博物館 東新館・西新館
開館時間:9:00〜18:00 ※金・土・日・祝日は19:00まで
(入館は閉館時間の30分前までに)
天平文化の至宝に触れる楽しみを前に、まずは
奈良の情報誌「ならら」を見てちょこっと予習をしています。 今年の目玉はやっぱりこちらでしょうか。
ポスターやチラシなどでもすっかりお馴染みの「瑠璃坏るりのつき」。
瑠璃色の蒼みがとても深く鮮やかで、実物を目の当たりにしたら、きっと心を奪われるかもしれないですね。そして瑠璃色のガラスだけでなく、銀製の台脚に細工された線描も繊細で美しく、じっくりと鑑賞できる日を楽しみにしているのです。
チラシの裏面を見てみると「瑠璃坏」だけじゃなく
「あ〜これもすごいなぁ、あれもすごいなぁ」というような
見事な工芸品の数々が載っています。
ちょっと気になるのが「銀平脱八稜形鏡箱ぎんへいだつはちりょうがたのかがみばこ」
銀の薄い板を、花や鳥の文様に切り取って、漆を塗った面に貼るという技法で作られているものですが、細かく切り取られた八弁花文や孔雀文には継ぎ目が見当たらないのだそうです。
博物館の照明を落とした薄暗さの中で、どこまで肉眼で見ることが出来るかわかりませんが、孔雀の羽根の先端の羽毛まで緻密な線刻で表現されているというところまで見てみたいと思っています。
天平時代の工人が精魂込めて作った工芸品の数々。
細工の技や緻密さや色遣いの素晴らしさもさることながら
私が何よりも正倉院御物に魅力を感じるのは
工芸品に施された文様が、時に洒脱でユーモア溢れるデザインだから。
そしてその技術と粋を極めた至宝が
1250年以上も脈々と多くの人によって守り伝えられ
そしてこれから未来へも伝えていこうという意識の集合というもの。
今年もそんな宝物を鑑賞できるひとときを楽しみにしています。
「第64回 正倉院展」
会期:10/27(土)〜11/12(月)会期中無休
会場:奈良国立博物館 東新館・西新館
開館時間:9:00〜18:00 ※金・土・日・祝日は19:00まで
(入館は閉館時間の30分前までに)
2012年10月24日水曜日
唐招提寺「釈迦念仏会」
10/22秋晴れの昼下がりに唐招提寺「釈迦念仏会」に行ってきました。
金木犀の薫りもほのかに、緑瑞々しい境内もどことなく秋の風情です。
「釈迦念仏会」は、鎌倉時代(1202年)に解脱上人貞慶が始めた法要で
鑑真和上請来の仏舎利を本尊とした800年以上続く伝統ある行事です。
毎年10/21・10/22・10/23の3日間に行なわれ、特に21・22日の
昼の法要後には、国宝の金亀舎利塔を間近に拝観することができます。
「釈迦念仏会」が厳修される礼堂には幡が立てられ
いつもとはまた違った雰囲気。
お昼の法要が始まる14:00ちょうどに着くと、もう堂内は参拝の人でいっぱいです。どうにか一人分の場所を空けてもらって後ろの方で、長老様の唱えられる厳かで静かな声明に耳を傾けておりました。
法要も終わりに近づいた頃、ご本尊となっている金亀舎利塔を
僧侶の方々が厳重に包み持って、礼堂東側の縁側に運び出されます。
堂内の参拝者は一列に並んで順番に縁側へ出て
金亀舎利塔を本当に間近で拝見させて頂きます。
この金亀舎利塔は奈良国立博物館で何度も拝見しているものですが
博物館では、舎利塔の内部に安置する舎利壷(鑑真和上が将来した仏舎利を納めた白瑠璃壷)がいつも不出陳なので、今回その舎利壷を間近に拝見でき、とても有り難い気持ちになりました。(ちょっと緊張してよく見なかったところもあり、もう一度機会を作って拝見したいと願ってます。)
縁側から順にまた礼堂に戻って、今度は内陣に入って
釈迦如来立像を間近に拝顔させていただきます。
細身で衣紋の流線が美しい、きりっとしたお顔立ちのお釈迦様でした。
14:00からの法要を聴聞するには堂内に入れる人数に限りがありますが、法要終了後(15:00~)に礼堂に入って(別途入堂料100円必要)、金亀舎利塔・釈迦如来立像を拝見することは可能です。ただし、参拝の列が途切れた30分程で、金亀舎利塔はまた元に戻されたようなので、あまり遅い時間に行っては拝見できないと思います。
最後に金堂、講堂の仏様にもご挨拶して
清々しい気持ちになって唐招提寺を後にしました。
金木犀の薫りもほのかに、緑瑞々しい境内もどことなく秋の風情です。
「釈迦念仏会」は、鎌倉時代(1202年)に解脱上人貞慶が始めた法要で
鑑真和上請来の仏舎利を本尊とした800年以上続く伝統ある行事です。
毎年10/21・10/22・10/23の3日間に行なわれ、特に21・22日の
昼の法要後には、国宝の金亀舎利塔を間近に拝観することができます。
「釈迦念仏会」が厳修される礼堂には幡が立てられ
いつもとはまた違った雰囲気。
お昼の法要が始まる14:00ちょうどに着くと、もう堂内は参拝の人でいっぱいです。どうにか一人分の場所を空けてもらって後ろの方で、長老様の唱えられる厳かで静かな声明に耳を傾けておりました。
法要も終わりに近づいた頃、ご本尊となっている金亀舎利塔を
僧侶の方々が厳重に包み持って、礼堂東側の縁側に運び出されます。
堂内の参拝者は一列に並んで順番に縁側へ出て
金亀舎利塔を本当に間近で拝見させて頂きます。
この金亀舎利塔は奈良国立博物館で何度も拝見しているものですが
博物館では、舎利塔の内部に安置する舎利壷(鑑真和上が将来した仏舎利を納めた白瑠璃壷)がいつも不出陳なので、今回その舎利壷を間近に拝見でき、とても有り難い気持ちになりました。(ちょっと緊張してよく見なかったところもあり、もう一度機会を作って拝見したいと願ってます。)
縁側から順にまた礼堂に戻って、今度は内陣に入って
釈迦如来立像を間近に拝顔させていただきます。
細身で衣紋の流線が美しい、きりっとしたお顔立ちのお釈迦様でした。
14:00からの法要を聴聞するには堂内に入れる人数に限りがありますが、法要終了後(15:00~)に礼堂に入って(別途入堂料100円必要)、金亀舎利塔・釈迦如来立像を拝見することは可能です。ただし、参拝の列が途切れた30分程で、金亀舎利塔はまた元に戻されたようなので、あまり遅い時間に行っては拝見できないと思います。
最後に金堂、講堂の仏様にもご挨拶して
清々しい気持ちになって唐招提寺を後にしました。
2012年10月23日火曜日
県立美術館*「絹谷幸二~豊穣なるイメージ~」展
「絹谷幸二~豊穣なるイメージ~」展が奈良県立美術館で始まりました。
初日のオープニングセレモニーに参加させていただく機会を得て
その後、作家ご本人による作品解説を拝聴しながら作品鑑賞しました。
”古事記編纂1300年記念特別展”と銘打ったこの展覧会には
古事記を題材にした200号の大作十数点、そして発泡スチロールで製作彩色した見事な立体作品 がずらりと並び、絹谷古事記ワールド全開といった感じで、楽しくわくわくする空間が構成されていました。
(最後の2室が古事記題材の展示室。二階一階にわかれているので要注意)
作品解説中にお聞きしたのは
半年ほどの期間内に200号サイズを20枚描かなければいけない中で
疲労で筆が持てなくなった頃を境に、作品が一皮剥けたというか
一つ高みに上ることができた・・・というような興味深いことを
おっしゃってました。
一心不乱に対象に向き合っていると神様が降りてきて下さる・・・
きっとそのようなことなのかな?(そんな締切り間際まで仕事を開始しなかったのは作家本人によるものなのか、それとも美術館側が間際にノルマを提示されたのか。普通は物理的に無理なスケジュールをよく超人的にこなされたことと思います。こうして自身を追い込んでいくのが絹谷さんの制作スタイルなのかしら?・・・と余計なことを頭の中でぐるぐる思い巡らしながら作品解説を拝聴)
で、一つ高みに上られた作品はきっとこれではないでしょうか↑
「天孫降臨」の場面を描いた作品。アマテラスオオミカミの神勅を受けて、孫神ニニギノミコトが葦原中国の統治のために地上に向かう場面ですが、神様たちの高揚感とかが伝わってきて、好きな作品です。
(初期作品のような説明過多、饒舌すぎる作品はちょっと苦手だったのですが、古事記シリーズは、そういうクドクドしさがなくて、すっきり気持ちいいです。←あくまでも個人的感想)
地上に降り立った 高天原タカマガハラはどこにあるのか、諸説ありますが
奈良県出身の絹谷さんならでは・・・
葛城地方の高天彦神社を描いた「大和高天の原・天孫降臨」↓
その他に大神神社の大鳥居や三輪山を描いたもの↓など
地元民にとっては嬉しい題材をモチーフにされていて
古事記シリーズは、絹谷さんの画業の中で、きっと重要な地位を確立するのではないかと思われました。
作品解説をされていた絹谷さんから奈良県知事へ
最後にさりげなくお願いされていたこと。
「県立美術館をもう少し素敵にして下さい」
「奈良公園の中に新たにガラス張りの新しい美術館を建築してほしい」というような要望でしたが。
これに関して、ちょうどいい機会なので、個人的な希望を書きます。
美術館の新築、そこまでは不要に思います。
場所はここで充分で、建物もこの外観で充分です。
ただし、建物の中は古すぎるし、見にくいし、何よりも動線が悪くて、鑑賞している途中に集中力が途切れて疲れるという改善すべき箇所が幾つもあります。照明、壁の色、床に絨毯などのリフォームなら、新築に比べるとそれほど金額もかからないでしょう。
そして何よりも急務なのは、県立美術館独自のホームページ制作ではないでしょうか。今のような奈良県のHPの中にサイトがある状態から脱却して、もっと集客効果の高い素敵なサイトを是非開設して下さい。(デザインが素敵でないサイトは要らないよ)
さて、このチラシ↑の3種類のデザインは
絹谷さんが教授を務める大阪芸術大学グループの学生さんからデザインを募集して、優秀だった作品をチラシにしたもの。
県立美術館のサイトもデザインを広く募集しても・・と思います。
(お金をかけないためにも、高額な広告制作会社に丸投げしないで)
絹谷さんの画法は「アフレスコ古典技法」というもので
どういう風に描いていかれるか興味がありますが
ちょうど作家によるワークショップも期間中に開催されます。
<関連イベント>
「絹谷幸二~豊穣なるイメージ~」展
会場:奈良県立美術館
会期:12/16まで
休館日:10/22・11/19・11/26・12/3・12/10
※正倉院展会期中は無休
開館時間:9:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
※金・土曜日は19:00まで夜間延長( 入館は閉館30分前まで)
HPから入館料の割引きサービスあり→★
※11/16・11/17・11/18は「関西文化の日」で観覧料無料。
奈良倶楽部からも招待券をプレゼントします!
期間中のご宿泊のお客様でご希望の方はメールを下さい。
naraclub★kcn.ne.jp(★を@に変えてください)
4組の方に(お客様一組様に1枚を)差し上げます。
応募が4組に達し次第締切らせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
ブログ内の作品の画像は展覧会図録から撮影したもので
写真の色目は実際の作品とは少々異なります。
初日のオープニングセレモニーに参加させていただく機会を得て
その後、作家ご本人による作品解説を拝聴しながら作品鑑賞しました。
”古事記編纂1300年記念特別展”と銘打ったこの展覧会には
古事記を題材にした200号の大作十数点、そして発泡スチロールで製作彩色した見事な立体作品 がずらりと並び、絹谷古事記ワールド全開といった感じで、楽しくわくわくする空間が構成されていました。
(最後の2室が古事記題材の展示室。二階一階にわかれているので要注意)
作品解説中にお聞きしたのは
半年ほどの期間内に200号サイズを20枚描かなければいけない中で
疲労で筆が持てなくなった頃を境に、作品が一皮剥けたというか
一つ高みに上ることができた・・・というような興味深いことを
おっしゃってました。
一心不乱に対象に向き合っていると神様が降りてきて下さる・・・
きっとそのようなことなのかな?(そんな締切り間際まで仕事を開始しなかったのは作家本人によるものなのか、それとも美術館側が間際にノルマを提示されたのか。普通は物理的に無理なスケジュールをよく超人的にこなされたことと思います。こうして自身を追い込んでいくのが絹谷さんの制作スタイルなのかしら?・・・と余計なことを頭の中でぐるぐる思い巡らしながら作品解説を拝聴)
で、一つ高みに上られた作品はきっとこれではないでしょうか↑
「天孫降臨」の場面を描いた作品。アマテラスオオミカミの神勅を受けて、孫神ニニギノミコトが葦原中国の統治のために地上に向かう場面ですが、神様たちの高揚感とかが伝わってきて、好きな作品です。
(初期作品のような説明過多、饒舌すぎる作品はちょっと苦手だったのですが、古事記シリーズは、そういうクドクドしさがなくて、すっきり気持ちいいです。←あくまでも個人的感想)
地上に降り立った 高天原タカマガハラはどこにあるのか、諸説ありますが
奈良県出身の絹谷さんならでは・・・
葛城地方の高天彦神社を描いた「大和高天の原・天孫降臨」↓
その他に大神神社の大鳥居や三輪山を描いたもの↓など
地元民にとっては嬉しい題材をモチーフにされていて
古事記シリーズは、絹谷さんの画業の中で、きっと重要な地位を確立するのではないかと思われました。
作品解説をされていた絹谷さんから奈良県知事へ
最後にさりげなくお願いされていたこと。
「県立美術館をもう少し素敵にして下さい」
「奈良公園の中に新たにガラス張りの新しい美術館を建築してほしい」というような要望でしたが。
これに関して、ちょうどいい機会なので、個人的な希望を書きます。
美術館の新築、そこまでは不要に思います。
場所はここで充分で、建物もこの外観で充分です。
ただし、建物の中は古すぎるし、見にくいし、何よりも動線が悪くて、鑑賞している途中に集中力が途切れて疲れるという改善すべき箇所が幾つもあります。照明、壁の色、床に絨毯などのリフォームなら、新築に比べるとそれほど金額もかからないでしょう。
そして何よりも急務なのは、県立美術館独自のホームページ制作ではないでしょうか。今のような奈良県のHPの中にサイトがある状態から脱却して、もっと集客効果の高い素敵なサイトを是非開設して下さい。(デザインが素敵でないサイトは要らないよ)
さて、このチラシ↑の3種類のデザインは
絹谷さんが教授を務める大阪芸術大学グループの学生さんからデザインを募集して、優秀だった作品をチラシにしたもの。
県立美術館のサイトもデザインを広く募集しても・・と思います。
(お金をかけないためにも、高額な広告制作会社に丸投げしないで)
絹谷さんの画法は「アフレスコ古典技法」というもので
どういう風に描いていかれるか興味がありますが
ちょうど作家によるワークショップも期間中に開催されます。
<関連イベント>
1:講演会 11月4日(日)午後2時~ 奈良県文化会館小ホール
|
講師:絹谷幸二氏 ※要事前申込み 詳細は美術館までお問い合せ下さい
|
2:美術講座 11月11日(日)午後2時~ 美術館レクチャールーム
|
講師:南城守学芸課長 ※要観覧券
|
3:アフレスコ制作 11月24日(土)午後2時~ 美術館レクチャールーム
|
講師:絹谷幸二氏 要事前申込み 詳細は美術館まで
|
4:ギャラリートーク 11月18日(日)午後2時~ 美術館レクチャールーム
|
県立美術館学芸員 ※要観覧券
|
5:列品解説 10月21日(日)、12月1日(土)午後2時~ 当館展示室
|
県立美術館学芸員 ※要観覧券
|
6:ポスター展(絹谷展ポスター公募作品展)
|
大阪芸術大学グループの学生制作の本展覧会のポスター先行応募作品が
|
美術館ギャラリーで公開されています。
|
その他、会期中には大阪芸術大学の学生によるパフォーマンス・コンサート等の
|
イベントが多数開催される予定です。
|
「絹谷幸二~豊穣なるイメージ~」展
会場:奈良県立美術館
会期:12/16まで
休館日:10/22・11/19・11/26・12/3・12/10
※正倉院展会期中は無休
開館時間:9:00~17:00(入館は閉館30分前まで)
※金・土曜日は19:00まで夜間延長( 入館は閉館30分前まで)
HPから入館料の割引きサービスあり→★
※11/16・11/17・11/18は「関西文化の日」で観覧料無料。
奈良倶楽部からも招待券をプレゼントします!
期間中のご宿泊のお客様でご希望の方はメールを下さい。
naraclub★kcn.ne.jp(★を@に変えてください)
4組の方に(お客様一組様に1枚を)差し上げます。
応募が4組に達し次第締切らせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
ブログ内の作品の画像は展覧会図録から撮影したもので
写真の色目は実際の作品とは少々異なります。
登録:
投稿 (Atom)