11月3日「国宝転害門」前で開催される「大門青空市」に
今年は「きたまちweek」参加店の一部も出店いたします!
地元の「手貝通り商進会」主催の、今年で6年目になるイベントです。
地元商店街ということで、特別に東大寺さんの許可も下り、国宝転害門の前で開催される青空市。
10時からの開催で、午前中には完売のお店も多いそうです。
シーズン中の午前中は忙しくて一歩も出られない私は、こんなに近くなのに、実はまだ伺ったことがないイベントですが・・・。
でも、今年は「きたまちweek参加店」にもお声がけいただきましたので、時間をやりくりして覗きに行ってみようと思っています!
では、出店する「きたまちweek」参加店をご紹介++
◆アジアン・マーブル&日+月+星◆
・アジアン・マーブル「アジアの雑貨~かごや、こまごましたアジアのマステ~」
・日+月+星「虹作屋台」マスキングテープを使ったバッジ&コラージュカードづくり
◆ひと・はな庵◆
無農薬・天日干しの新米、無農薬・有機栽培の里芋、枝豆 、(あれば、さつまいも)豚汁か粕汁などを予定。
◆風いろ小麦◆
とっても美味しい無添加・自然素材のやさしいパン達。
◆NPO法人文化創造アルカ◆
奈良の歴史や文化などの魅力を掘り下げ、未来に伝えていくために活動しています。当日は倉橋みどりの著書や、百人一首などを販売。
◆きたまち豆腐◆
きたまちの美味しいお豆腐やさん。今回はお豆腐、お揚げ、豆腐ドーナツなどを販売。
◆おいなりやさんのコン堂(ミジンコブンコ)◆
神出鬼没のおいなりさん専門店。コン堂のおいなりさんはじゅわっと甘くて小さくて一つ一つ違う味。ぜひ一度ご賞味下さい。
※コン堂の「おいなり」の販売は転害門前でなく「ミジンコブンコ」店内になります。
その他に、地元農家さんの採れたて野菜や、「大門玉手箱」による古本市、地域の介護事業所職員による「リハビリ体操」(11:00~)、ちびっこチアダンスチーム「kids cheer peaches」のチアダンス(13:00~)、佐保川診療所友の会による「健康チェックコーナー」、テガイハウスの「15分500円のワンコインボディケア」なども!
地元「きたまち」の皆さま、是非遊びにいらしてくださいね!
(尚、イベントは小雨決行・大雨中止です。)
2016年10月31日月曜日
2016年10月30日日曜日
11月のお出かけ情報②〜寺社伝統行事
11月に行なわれる奈良の寺社伝統行事・・・こちらも奈良への旅の参考にどうぞ++
◇11/2 14:00~ 大安寺「開山忌 大般若転読法要」
問合せ:0742-61-6312
◇11/2 9:30~13:30 宝山寺「仏名会」
問合せ:0743-73-2006
◇11/3 10:30~ 安倍文殊院「十一面観音法要」
問合せ:0744-43-0002
◇11/3 11:00~12:00頃 談山神社「けまり祭」
問合せ:0744-49-0001
◇11/3 13:00~15:30 春日大社「文化の日萬葉雅楽会」
問合せ:0742-22-7788
◇11/3 14:00~ 信貴山朝護孫子寺「柴灯護摩供野外火渡大祈願会 」
問合せ:0745-72-2277
◇11/3 9:00~16:00 霊山寺「菩提僊那納経会」
問合せ:0742-45-0081
◇11/3 12:30~ 墨坂神社「秋祭渡御行列」
問合せ:0745-82-0114
◇11/5・11/6 19:00~20:30 海龍王寺「布薩の法要」
問合せ:0742-33-5765
◇11/6 春日大社「正遷宮」
◇11/6~11/9 5:00~21:00 璉城寺「念仏会」
問合せ:0742-22-4887
◇11/13 慈眼寺「十夜柿供養まつり」
問合せ:0742-26-2936
◇11/13 13:00~ 法隆寺「慈恩会」
問合せ:0745-75-2555
◇11/13 19:00~21:00 薬師寺 「慈恩会」
問合せ:0742-33-6001
◇11/14 10:30~ 大神神社「醸造安全祈願祭(酒まつり)」
(11/13 9:00から拝殿の大杉玉の掛けかえ)
問合せ:0744-42-6633
◇11/17 10:30~ 談山神社「談山神社例大祭 」
問合せ:0744-49-0001
◇11/19 お昼すぎから夜まで 川上蛭子「秋祭り」
奈良倶楽部から徒歩圏内の川上蛭子社のえべっさん。
過去の日記はこちらとこちら。
◇11/22 17:00~ 石上神宮「鎮魂祭 」
問合せ:0743-62-0900
◇11/23 10:00~ 春日大社「新嘗祭」
問合せ:0742-22-7788
◇11/23 11:00~ 橿原神宮「新嘗祭」
問合せ:0744-22-3271
◇11/23 13:00~ 吉野 大日寺「火渡りの行 」
問合せ:0746-32-4354
◇11/27 13:00~14:00 金峯山寺「愛染堂大祭 」
問合せ:0746-32-8371
◇11/2 14:00~ 大安寺「開山忌 大般若転読法要」
問合せ:0742-61-6312
◇11/2 9:30~13:30 宝山寺「仏名会」
問合せ:0743-73-2006
◇11/3 10:30~ 安倍文殊院「十一面観音法要」
問合せ:0744-43-0002
◇11/3 11:00~12:00頃 談山神社「けまり祭」
問合せ:0744-49-0001
◇11/3 13:00~15:30 春日大社「文化の日萬葉雅楽会」
問合せ:0742-22-7788
◇11/3 14:00~ 信貴山朝護孫子寺「柴灯護摩供野外火渡大祈願会 」
問合せ:0745-72-2277
◇11/3 9:00~16:00 霊山寺「菩提僊那納経会」
問合せ:0742-45-0081
◇11/3 12:30~ 墨坂神社「秋祭渡御行列」
問合せ:0745-82-0114
◇11/5・11/6 19:00~20:30 海龍王寺「布薩の法要」
問合せ:0742-33-5765
◇11/6 春日大社「正遷宮」
◇11/6~11/9 5:00~21:00 璉城寺「念仏会」
問合せ:0742-22-4887
◇11/13 慈眼寺「十夜柿供養まつり」
問合せ:0742-26-2936
◇11/13 13:00~ 法隆寺「慈恩会」
問合せ:0745-75-2555
◇11/13 19:00~21:00 薬師寺 「慈恩会」
問合せ:0742-33-6001
◇11/14 10:30~ 大神神社「醸造安全祈願祭(酒まつり)」
(11/13 9:00から拝殿の大杉玉の掛けかえ)
問合せ:0744-42-6633
◇11/17 10:30~ 談山神社「談山神社例大祭 」
問合せ:0744-49-0001
◇11/19 お昼すぎから夜まで 川上蛭子「秋祭り」
奈良倶楽部から徒歩圏内の川上蛭子社のえべっさん。
過去の日記はこちらとこちら。
◇11/22 17:00~ 石上神宮「鎮魂祭 」
問合せ:0743-62-0900
◇11/23 10:00~ 春日大社「新嘗祭」
問合せ:0742-22-7788
◇11/23 11:00~ 橿原神宮「新嘗祭」
問合せ:0744-22-3271
◇11/23 13:00~ 吉野 大日寺「火渡りの行 」
問合せ:0746-32-4354
◇11/27 13:00~14:00 金峯山寺「愛染堂大祭 」
問合せ:0746-32-8371
2016年10月29日土曜日
11月のお出かけ情報①〜秘宝秘仏公開
奈良の秋は秘宝秘仏特別公開のシーズンです。
秋深まりゆく奈良へ・・・
お出かけの参考にしていただければと思います。
<<公開中の秘宝秘仏は・・・>>
◆〜11/6 9:00~16:30 橘寺「聖倉殿 伝日羅立像公開」
問合せ:0744-54-2026
◆〜11/6 信貴山朝護孫子寺
「国宝信貴山縁起絵巻~尼公の巻~特別公開」
問合せ:0745-72-2277
◆〜11/6 9:00~16:30 海住山寺「国宝五重塔特別開扉」
◆〜11/6 海住山寺「秘宝特別公開」
問合せ:0774-76-2256
◆〜11/7 9:00~16:30 頭塔「史跡頭塔公開」
問合せ:0742-27-9866
◆〜11/7 不空院「不空羂索観音坐像」★
問合せ:0742-26-2910
◆〜11/10 松尾寺「秋の寺宝展」千手観音像トルソー
問合せ:0743-53-5023
◆〜11/10 9:00~17:00 法華寺「十一面観音像特別開扉」
◆〜11/10 9:00~17:00 法華寺「慈光殿特別公開」
問合せ:0742-33-2261
◆〜11/10 9:00~17:00 海龍王寺「十一面観音像特別開扉」★
弘法大師筆「隅寺心経」なども特別公開
問合せ:0742-33-2261
◆〜11/11 般若寺「白鳳秘仏特別公開」★
問合せ:0742-22-6287
問合せ:0742-22-6287
◆〜11/13 興福寺「北円堂特別開扉」
問合せ:0742-22-7755
◆〜11/13 9:00~17:00 元興寺「秋季特別展」
問合せ:0742-23-1377
◆〜11/13 霊山寺「秋薔薇と秘仏宝物展」
バラ庭園 8:00~17:00 本堂(秘仏宝物展)10:00~16:00
問合せ:0742-45-0081
◆〜11/15 9:00~16:30 西大寺「愛染明王像特別開扉」
問合せ:0742-45-4700
◆〜11/20 如意輪寺「後醍醐天皇御霊殿特別公開」
問合せ:0746-32-3008
◆〜11/22 法隆寺「夢殿救世観音特別開扉」
問合せ:0745-75-2555
◆〜11/27 室生寺「金堂外陣から特別拝観」
問合せ:0745-93-2003
◆〜11/27 榮山寺「本尊 薬師如来特別開扉」
問合せ:0747-24-0065
◆〜11/30 不退寺「秋期秘宝特別展」
在原業平画像開扉、伊勢物語公開、古今和歌集、六歌仙の公開
問合わせ:0742-22-5278
◆〜11/30 9:00~16:00 大安寺「十一面観音像特別開扉」★
癌封じの本尊として名高いです。
問合せ:0742-61-6312
◆〜11/30 9:00~17:00 浄瑠璃寺「秘仏吉祥天女像特別公開」
問合せ: 0774-76-2390
◆〜11/30 岩船寺「秘宝特別公開」
岩船寺三重塔初層特別開扉は10・11月の毎土日祝日
(雨天・荒天時は塔開扉中止の場合あり)
問合せ:0774-76-3390
◆〜11/30 9:00~17:00 長岳寺「大地獄絵開帳」
住職による現代風絵解き説法も随時行なわれます。
問合せ:0743-66-1051
◆〜11/30 9:00~16:00 松尾寺「日本唯一の舎人親王像公開」
問合せ:0743-53-5023
◆〜11/30 安倍文殊院「秋の寺宝展」
一般公開されていない金閣浮御堂の内陣を参拝することができる。
問合せ:0744-43-0002
◆〜11/30 當麻寺中之坊「秋の寺宝展」
問合せ:0745-48-2001
◆~11/30 當麻寺 中之坊「書院特別公開」
中之坊書院(重要文化財)の4年に一度の特別公開。
曽我二直菴による襖絵、片桐石州による茶室「丸窓席」の内側からの拝観など。
問合せ:0745-48-2001
◆〜11/30 おふさ観音「秘宝生き人形 特別公開」
問合せ:0744-22-2212
◆〜11/30 法隆寺「秘宝展 秋」
問合せ:0745-75-2555
◆〜11/30 薬師寺「玄奘三蔵院伽藍 大唐西域壁画公開」
問合せ:0742-336001
◆~12/4 9:30~16:00 長谷寺
「本尊大観音尊像特別拝観」「秋季特別寺宝展」
期間中もみじまつりも開催されています。
問合せ:0744-47-7001
◆〜12/11 談山神社「秋の特別公開 大威徳明大像」
問い合せ:0744-49-0001
<<11月から特別公開されるものは・・・>>
◆11/1~11/3 法隆寺「上御堂特別開扉」普段非公開の上御堂(鎌倉時代)を開扉。
中には平安時代の釈迦三尊像(国宝)が安置されています。
問合せ: 0745-75-2555
◆11/1~11/3 吉田寺「多宝塔本尊秘仏大日如来」特別開扉
多宝塔(室町時代)内部の秘仏「大日如来坐像」が公開
問合せ:0745-74-265
◆11/1~11/7 福智院「宝冠の十一面観音立像」
9:00~16:30(入堂は16:00まで)
問合せ: 0742-22-1358
◆11/1~11/7 9:00~16:00 法輪寺「秋季特別展」
三重塔再建時の記録や道具、焼け残った部材、仏様等。
問合せ:0745-75-2686
◆11/1~11/8 帯解寺「秘仏秘宝特別開帳」
問合せ:0742-61-3861
◆11/1~11/10 當麻寺奥院「綴織 當麻曼陀羅 平成本特別開帳」
問合せ:0745-48-2008
◆11/1~11/30 9:00~16:30 聖林寺「マンダラ展」
秘宝のマンダラ約15点を展示
国宝十一面観音「光背」復元図公開
問合せ:0744-43-0005
◆11/3 9:00~16:00 松尾寺「秘仏厄除観音特別開扉」
年に一度秘仏の本尊「厄除千手千眼観世音菩薩」を公開
◆11/3 10:00~16:00 霊山寺「三重塔特別開扉」
普段非公開の三重塔の初層の扉を特別に開扉。
内部壁画を拝観することが出来る一年に一回の機会。
問合せ:0742-45-0081
◆11/3~12/4 9:00~17:00 正暦寺「薬師如来倚像」
問合せ:0742-62-9569
◆11/6 9:00~16:00 東鳴川観音講「不空羂索観音坐像」
興福寺南円堂が1180年に焼失する以前の不空羂索観音坐像の姿を模したものと考えられる不空羂索観音坐像の特別開帳(毎月第1日曜日)
問合せ:0742-34-5369
◆11/8 浄瑠璃寺「三重塔・薬師如来坐像特別公開」
雨天、荒天時は中止
問合せ:0774-76-2390
◆11/12~11/20 8:00~17:00 櫻本坊「天武天皇御神像特別開帳」
問合せ:0746-32-5011
◆11/12~11/27の土日祝日 10:00~15:00「牧野ばくや古墳石室公開」
問合せ:0745-55-1001(広陵町教育委員会文化財保存課)
◆11/16 當麻寺中之坊「導き観音」特別開帳
問合せ:0745-48-2001
◆11/19~12/11 金峯寺「秘仏ご本尊金剛蔵王大権現特別開帳」
問合せ:0746-32-8371
◆11/23~11/27 當麻寺中之坊 「絵天井」特別公開
◆11/23~11/30 9:00~16:30 當麻寺西南院
「當麻曼荼羅文亀本旧軸木」「平成来迎図」など特別公開
問合せ:0745-48-2202
(文中の★印は奈良倶楽部通信内の過去記事です。)
・・・・・・・・・・・・・
そして「秘宝秘仏特別公開」ではないのですが・・・
◆10/29~11/5 「奈良女子大学記念館」一般公開も
秋深まりゆく奈良へ・・・
お出かけの参考にしていただければと思います。
<<公開中の秘宝秘仏は・・・>>
◆〜11/6 9:00~16:30 橘寺「聖倉殿 伝日羅立像公開」
問合せ:0744-54-2026
◆〜11/6 信貴山朝護孫子寺
「国宝信貴山縁起絵巻~尼公の巻~特別公開」
問合せ:0745-72-2277
◆〜11/6 9:00~16:30 海住山寺「国宝五重塔特別開扉」
◆〜11/6 海住山寺「秘宝特別公開」
問合せ:0774-76-2256
◆〜11/7 9:00~16:30 頭塔「史跡頭塔公開」
問合せ:0742-27-9866
◆〜11/7 不空院「不空羂索観音坐像」★
問合せ:0742-26-2910
◆〜11/10 松尾寺「秋の寺宝展」千手観音像トルソー
問合せ:0743-53-5023
◆〜11/10 9:00~17:00 法華寺「十一面観音像特別開扉」
◆〜11/10 9:00~17:00 法華寺「慈光殿特別公開」
問合せ:0742-33-2261
◆〜11/10 9:00~17:00 海龍王寺「十一面観音像特別開扉」★
弘法大師筆「隅寺心経」なども特別公開
問合せ:0742-33-2261
◆〜11/11 般若寺「白鳳秘仏特別公開」★
問合せ:0742-22-6287
問合せ:0742-22-6287
◆〜11/13 興福寺「北円堂特別開扉」
問合せ:0742-22-7755
◆〜11/13 9:00~17:00 元興寺「秋季特別展」
問合せ:0742-23-1377
◆〜11/13 霊山寺「秋薔薇と秘仏宝物展」
バラ庭園 8:00~17:00 本堂(秘仏宝物展)10:00~16:00
問合せ:0742-45-0081
◆〜11/15 9:00~16:30 西大寺「愛染明王像特別開扉」
問合せ:0742-45-4700
◆〜11/20 如意輪寺「後醍醐天皇御霊殿特別公開」
問合せ:0746-32-3008
◆〜11/22 法隆寺「夢殿救世観音特別開扉」
問合せ:0745-75-2555
問合せ:0745-93-2003
◆〜11/27 榮山寺「本尊 薬師如来特別開扉」
問合せ:0747-24-0065
◆〜11/30 不退寺「秋期秘宝特別展」
在原業平画像開扉、伊勢物語公開、古今和歌集、六歌仙の公開
問合わせ:0742-22-5278
◆〜11/30 9:00~16:00 大安寺「十一面観音像特別開扉」★
癌封じの本尊として名高いです。
問合せ:0742-61-6312
◆〜11/30 9:00~17:00 浄瑠璃寺「秘仏吉祥天女像特別公開」
問合せ: 0774-76-2390
◆〜11/30 岩船寺「秘宝特別公開」
岩船寺三重塔初層特別開扉は10・11月の毎土日祝日
(雨天・荒天時は塔開扉中止の場合あり)
問合せ:0774-76-3390
◆〜11/30 9:00~17:00 長岳寺「大地獄絵開帳」
住職による現代風絵解き説法も随時行なわれます。
問合せ:0743-66-1051
◆〜11/30 9:00~16:00 松尾寺「日本唯一の舎人親王像公開」
問合せ:0743-53-5023
◆〜11/30 安倍文殊院「秋の寺宝展」
一般公開されていない金閣浮御堂の内陣を参拝することができる。
問合せ:0744-43-0002
◆〜11/30 當麻寺中之坊「秋の寺宝展」
問合せ:0745-48-2001
◆~11/30 當麻寺 中之坊「書院特別公開」
中之坊書院(重要文化財)の4年に一度の特別公開。
曽我二直菴による襖絵、片桐石州による茶室「丸窓席」の内側からの拝観など。
問合せ:0745-48-2001
◆〜11/30 おふさ観音「秘宝生き人形 特別公開」
問合せ:0744-22-2212
◆〜11/30 法隆寺「秘宝展 秋」
問合せ:0745-75-2555
◆〜11/30 薬師寺「玄奘三蔵院伽藍 大唐西域壁画公開」
問合せ:0742-336001
◆~12/4 9:30~16:00 長谷寺
「本尊大観音尊像特別拝観」「秋季特別寺宝展」
期間中もみじまつりも開催されています。
問合せ:0744-47-7001
◆〜12/11 談山神社「秋の特別公開 大威徳明大像」
問い合せ:0744-49-0001
<<11月から特別公開されるものは・・・>>
◆11/1~11/3 法隆寺「上御堂特別開扉」普段非公開の上御堂(鎌倉時代)を開扉。
中には平安時代の釈迦三尊像(国宝)が安置されています。
問合せ: 0745-75-2555
◆11/1~11/3 吉田寺「多宝塔本尊秘仏大日如来」特別開扉
多宝塔(室町時代)内部の秘仏「大日如来坐像」が公開
問合せ:0745-74-265
◆11/1~11/7 福智院「宝冠の十一面観音立像」
9:00~16:30(入堂は16:00まで)
問合せ: 0742-22-1358
◆11/1~11/7 9:00~16:00 法輪寺「秋季特別展」
三重塔再建時の記録や道具、焼け残った部材、仏様等。
問合せ:0745-75-2686
◆11/1~11/8 帯解寺「秘仏秘宝特別開帳」
問合せ:0742-61-3861
◆11/1~11/10 當麻寺奥院「綴織 當麻曼陀羅 平成本特別開帳」
問合せ:0745-48-2008
◆11/1~11/30 9:00~16:30 聖林寺「マンダラ展」
秘宝のマンダラ約15点を展示
国宝十一面観音「光背」復元図公開
問合せ:0744-43-0005
◆11/3 9:00~16:00 松尾寺「秘仏厄除観音特別開扉」
年に一度秘仏の本尊「厄除千手千眼観世音菩薩」を公開
◆11/3 10:00~16:00 霊山寺「三重塔特別開扉」
普段非公開の三重塔の初層の扉を特別に開扉。
内部壁画を拝観することが出来る一年に一回の機会。
問合せ:0742-45-0081
◆11/3~12/4 9:00~17:00 正暦寺「薬師如来倚像」
問合せ:0742-62-9569
◆11/6 9:00~16:00 東鳴川観音講「不空羂索観音坐像」
興福寺南円堂が1180年に焼失する以前の不空羂索観音坐像の姿を模したものと考えられる不空羂索観音坐像の特別開帳(毎月第1日曜日)
問合せ:0742-34-5369
◆11/8 浄瑠璃寺「三重塔・薬師如来坐像特別公開」
雨天、荒天時は中止
問合せ:0774-76-2390
◆11/12~11/20 8:00~17:00 櫻本坊「天武天皇御神像特別開帳」
問合せ:0746-32-5011
◆11/12~11/27の土日祝日 10:00~15:00「牧野ばくや古墳石室公開」
問合せ:0745-55-1001(広陵町教育委員会文化財保存課)
◆11/16 當麻寺中之坊「導き観音」特別開帳
問合せ:0745-48-2001
◆11/19~12/11 金峯寺「秘仏ご本尊金剛蔵王大権現特別開帳」
問合せ:0746-32-8371
◆11/23~11/27 當麻寺中之坊 「絵天井」特別公開
◆11/23~11/30 9:00~16:30 當麻寺西南院
「當麻曼荼羅文亀本旧軸木」「平成来迎図」など特別公開
問合せ:0745-48-2202
(文中の★印は奈良倶楽部通信内の過去記事です。)
・・・・・・・・・・・・・
そして「秘宝秘仏特別公開」ではないのですが・・・
◆10/29~11/5 「奈良女子大学記念館」一般公開も
2016年10月28日金曜日
「奈良旅手帖2017」今年も販売しています*
今年も手帖のシーズン到来☆
奈良好きさん達の間ではもうすっかりお馴染みの「奈良旅手帖」2017年度版の販売を、今年も奈良倶楽部でさせていただいています。
奈良倶楽部で取り扱っている表紙は上の3つのデザイン。
奈良を旅する時に、あったら便利なお役立ち情報が満載です!
では、どのような情報が載っているのかというと・・・
・月々のお花情報
・奈良県内の伝統行事やイベントの情報
・日の出、日の入り時間や旧暦、五節句、六曜、二十四節気
・「飛鳥・奈良時代の年号と西暦の年表と「在位されている天皇」「歴史上の出来事」の一覧表
・歴代天皇の名前
・天智系、天武系の飛鳥・奈良時代の系図
・神社仏閣での拝観料、拝観時間、駐車場の有無、多目的トイレの有無などの基本情報
・博物館・美術館情報(開館時間・休館日・入館料など)
・レンタサイクル、レンタカー情報
・JRや近鉄の各駅のコインロッカー情報
・その他の手荷物預かり所情報
・奈良県内のロープウェイ・ケーブルカー情報
・近鉄・JR奈良駅付近の銭湯情報(営業時間・定休日など)
・道の駅情報
・鉄道路線図
・明日香村、山辺の道、葛城古道、奈良市内の地図
・奈良県内すべての市町村が書かれた地図・・・など。
ページの端には、奈良旅手帖制作者の生駒あさみさんが選定した「奈良を思う歌」が載っているのですが、今年は阿倍仲麻呂が唐にわたって1300年ということにちなみ「遣唐使・遣新羅使に対して、または本人たちが詠んだ歌」が選ばれていますよ。
奈良倶楽部で取扱いの表紙は上の3種類ですが、その他の全種類↓はご近所の「フルコト」さんや、近鉄奈良駅近くの「ことのまあかり」さんで販売されていますので、どうぞよろしくお願いします。
(「奈良旅手帖」は一冊税込み1890円です。)
奈良好きさん達の間ではもうすっかりお馴染みの「奈良旅手帖」2017年度版の販売を、今年も奈良倶楽部でさせていただいています。
奈良倶楽部で取り扱っている表紙は上の3つのデザイン。
奈良を旅する時に、あったら便利なお役立ち情報が満載です!
では、どのような情報が載っているのかというと・・・
・月々のお花情報
・奈良県内の伝統行事やイベントの情報
・日の出、日の入り時間や旧暦、五節句、六曜、二十四節気
・「飛鳥・奈良時代の年号と西暦の年表と「在位されている天皇」「歴史上の出来事」の一覧表
・歴代天皇の名前
・天智系、天武系の飛鳥・奈良時代の系図
・神社仏閣での拝観料、拝観時間、駐車場の有無、多目的トイレの有無などの基本情報
・博物館・美術館情報(開館時間・休館日・入館料など)
・レンタサイクル、レンタカー情報
・JRや近鉄の各駅のコインロッカー情報
・その他の手荷物預かり所情報
・奈良県内のロープウェイ・ケーブルカー情報
・近鉄・JR奈良駅付近の銭湯情報(営業時間・定休日など)
・道の駅情報
・鉄道路線図
・明日香村、山辺の道、葛城古道、奈良市内の地図
・奈良県内すべての市町村が書かれた地図・・・など。
ページの端には、奈良旅手帖制作者の生駒あさみさんが選定した「奈良を思う歌」が載っているのですが、今年は阿倍仲麻呂が唐にわたって1300年ということにちなみ「遣唐使・遣新羅使に対して、または本人たちが詠んだ歌」が選ばれていますよ。
奈良倶楽部で取扱いの表紙は上の3種類ですが、その他の全種類↓はご近所の「フルコト」さんや、近鉄奈良駅近くの「ことのまあかり」さんで販売されていますので、どうぞよろしくお願いします。
(「奈良旅手帖」は一冊税込み1890円です。)
2016年10月27日木曜日
奈良公園*紅葉便りの始まりはナンキンハゼから
今年の紅葉は全国的に遅れ気味のようですね。
奈良公園のナンキンハゼも昨年に比べて随分ゆっくりペースのようで、ようやくぽつぽつと紅くなりつつある様子です。まだ「綺麗だなぁ~」という感じでもないのですが、今年もそろそろ紅葉便りをお届けしていきます。
昨年と同じくトップバッターは、、荒池の御蓋山が見える風景から。
御蓋山が見える風景、もう一ヶ所は飛火野から。
飛火野の次は、浮雲園地にきました。
ここにもナンキンハゼの大木があるのです。
浮雲園地、いつもとちょっと様子が違って、何やら白い建物が見えます。
ひょっとすると、これはこちらのイベント用の建物?
そして、最後は我がホームグランドの大仏池へ。
大仏池周辺のナンキンハゼもまだ紅葉はまばらでした。
朝晩はめっきり寒くなっても日中はまだ暑くて、池に入って水浴びをしている鹿もみました。
奈良公園のナンキンハゼも昨年に比べて随分ゆっくりペースのようで、ようやくぽつぽつと紅くなりつつある様子です。まだ「綺麗だなぁ~」という感じでもないのですが、今年もそろそろ紅葉便りをお届けしていきます。
昨年と同じくトップバッターは、、荒池の御蓋山が見える風景から。
御蓋山が見える風景、もう一ヶ所は飛火野から。
飛火野の次は、浮雲園地にきました。
ここにもナンキンハゼの大木があるのです。
浮雲園地、いつもとちょっと様子が違って、何やら白い建物が見えます。
ひょっとすると、これはこちらのイベント用の建物?
そして、最後は我がホームグランドの大仏池へ。
大仏池周辺のナンキンハゼもまだ紅葉はまばらでした。
朝晩はめっきり寒くなっても日中はまだ暑くて、池に入って水浴びをしている鹿もみました。
2016年10月26日水曜日
「奈良の朝歩き、宵遊び」
ブログでのご紹介がたいへん遅くなりましたが、奈良きたまちで活躍するフリー編集者の倉橋みどりさんが、奈良の魅力を「朝・夕・夜」の時間軸で捉えて紹介した新著『奈良の朝歩き、宵遊び』を出版されました。
私も、奈良の朝早くの清々しさは格別!と、奈良の朝の魅力をかねてより、HPやブログでも発信していて、本の出版を心待ちにしておりました。
「朝」の章では「二月堂から始まる一日」や「大仏池や講堂跡」「朝一番の大仏殿」など奈良倶楽部からのお散歩コースも取り上げられていますし、ちょっと足を延ばした「春日山への朝のウォーキング」など、朝のひとときを過ごしていただきたいお奨めの場所が美しい写真と共に紹介されています。
奈良倶楽部も「奈良ならではの宿と朝ごはん」の章でご紹介いただいています。この章では、素泊りのお客様にご案内できる朝食処がたくさん掲載されていて、一度食べに行きたいと思うところもあり、ガイドブックとしても重宝しています。
::
朝の清々しさとは打って変わって、奈良の夜の静けさやほのかな闇も魅力的だと思うのですが、今回この本によって、「奈良の夕暮れ時」の美しさもまた格別と心を鷲掴みにされています。
倉橋みどりさんの文章より・・・
「夕暮れがこれほど美しく、胸を締め付けるほど美しいものだと私に教えてくれた場所が、奈良にはいくつもある。」
「日が落ちてゆく。西の山の端をオレンジがかった赤に染めながら。季節や天候や雲の具合によって毎日違う色に変わってゆく空。」
陽が沈み夕日に染まる奈良の風景が美しい写真と文章で綴られ、その写真を眺めているだけでも心がおだやかに静まってゆくよう・・・。
夕日に染まる石舞台や二上山、二月堂からの夕景、斑鳩の里の夕焼け。
御蓋山に出でし月を眺めれば、いつもロマンかきたてられ、時空を超えてこの地に暮らした人たちに心が飛んでいくのです。
そうそう、夕暮れ時が一番いにしえの空気に触れられる贅沢な時間かもしれないですね。・・・そんなことを、この本から気づきました。
倉橋みどり 「奈良の朝歩き、宵遊び」
出版元の淡交社の紹介文より・・・
奈良は朝がいちばん、という人もいれば、奈良の夜なんてつまらない、という人もいます。でも、もう少しゆっくりと奈良を訪ねてみれば、朝も夜も、日中とは違った愉しみにあふれています。本書ではそうした古都奈良の魅力をより深く味わうことのできる、朝・夕・夜の時間帯に特化して見どころを紹介、著者といっしょにそぞろ歩いているように案内します。朝の散策のすすめや夕景・夜景の楽しみなどのようにいつでも出かけられる場所をはじめ、季節、日時を限定して行われている行事も紹介、さらには宿と朝ごはんについても一章を設け、幅のある観光・散策プランが立てられるような内容になっています。是非本書を手に、ゆったりとした奈良の時間を過ごしに出かけてみてはいかがでしょう。
*奈良倶楽部でも販売していますので、よろしくお願いします*
ブログに掲載した画像はすべて「奈良の朝歩き、宵遊び」の写真(石井均氏撮影)より拝借しました。
私も、奈良の朝早くの清々しさは格別!と、奈良の朝の魅力をかねてより、HPやブログでも発信していて、本の出版を心待ちにしておりました。
「朝」の章では「二月堂から始まる一日」や「大仏池や講堂跡」「朝一番の大仏殿」など奈良倶楽部からのお散歩コースも取り上げられていますし、ちょっと足を延ばした「春日山への朝のウォーキング」など、朝のひとときを過ごしていただきたいお奨めの場所が美しい写真と共に紹介されています。
奈良倶楽部も「奈良ならではの宿と朝ごはん」の章でご紹介いただいています。この章では、素泊りのお客様にご案内できる朝食処がたくさん掲載されていて、一度食べに行きたいと思うところもあり、ガイドブックとしても重宝しています。
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朝の清々しさとは打って変わって、奈良の夜の静けさやほのかな闇も魅力的だと思うのですが、今回この本によって、「奈良の夕暮れ時」の美しさもまた格別と心を鷲掴みにされています。
倉橋みどりさんの文章より・・・
「夕暮れがこれほど美しく、胸を締め付けるほど美しいものだと私に教えてくれた場所が、奈良にはいくつもある。」
「日が落ちてゆく。西の山の端をオレンジがかった赤に染めながら。季節や天候や雲の具合によって毎日違う色に変わってゆく空。」
陽が沈み夕日に染まる奈良の風景が美しい写真と文章で綴られ、その写真を眺めているだけでも心がおだやかに静まってゆくよう・・・。
夕日に染まる石舞台や二上山、二月堂からの夕景、斑鳩の里の夕焼け。
御蓋山に出でし月を眺めれば、いつもロマンかきたてられ、時空を超えてこの地に暮らした人たちに心が飛んでいくのです。
そうそう、夕暮れ時が一番いにしえの空気に触れられる贅沢な時間かもしれないですね。・・・そんなことを、この本から気づきました。
倉橋みどり 「奈良の朝歩き、宵遊び」
出版元の淡交社の紹介文より・・・
奈良は朝がいちばん、という人もいれば、奈良の夜なんてつまらない、という人もいます。でも、もう少しゆっくりと奈良を訪ねてみれば、朝も夜も、日中とは違った愉しみにあふれています。本書ではそうした古都奈良の魅力をより深く味わうことのできる、朝・夕・夜の時間帯に特化して見どころを紹介、著者といっしょにそぞろ歩いているように案内します。朝の散策のすすめや夕景・夜景の楽しみなどのようにいつでも出かけられる場所をはじめ、季節、日時を限定して行われている行事も紹介、さらには宿と朝ごはんについても一章を設け、幅のある観光・散策プランが立てられるような内容になっています。是非本書を手に、ゆったりとした奈良の時間を過ごしに出かけてみてはいかがでしょう。
*奈良倶楽部でも販売していますので、よろしくお願いします*
ブログに掲載した画像はすべて「奈良の朝歩き、宵遊び」の写真(石井均氏撮影)より拝借しました。
2016年10月25日火曜日
「第68回 正倉院展」へ*
ほぼ毎年、会期2日目の日曜日のオータムレイトの1時間前に入場している正倉院展。今年もじっくりゆっくり鑑賞してきました。
今年のポスターやチラシを飾るのは「漆胡瓶しっこへい」。
少し地味だなぁと思いながら、正倉院展が始まる直前まで私事で忙しくしていたこともあって、その他の出陳品が何なのかも予習せずに出かけた展覧会。
かえってそれがよかったのか、今年も大好きな布ものがたくさん出ていたせいか、見終わったあとは「やっぱり正倉院宝物はいいなぁ」と、今年も感動を新たにしたのです。
::
では恒例の、自分流鑑賞記を図録の写真とともに綴ってみましょう。
「大幡残欠だいばんざんけつ」
今回はこの大きな幡が一番印象に残っています。
大仏殿で執り行われた聖武天皇の一周忌斎会にて法会の場を飾ったものの一つだそうです。横にして展示されていましたが、10メートルを越すほどのサイズのもの。保管や保存上の問題もあるでしょうが、これがもし縦に掲げられていたらと想像するだけで身震いしそうです。
幡本体の横についている組紐状のものも美しく、彩色も綺麗に残っていて見ごたえがありました。当初はこれに幡脚と脚端飾りが付いていて、総長は東大寺大仏に匹敵する13~15メートルに及んだそうです。
「浅緑地鹿唐花文錦大幡脚端飾あさみどりじしかからはなもんにしきのだいばんのきゃくたんかざり」大幡の脚の先に付けられた緯錦ぬきにしき製の脚端飾り。中央に配された鹿が何とも胸キュンでした。
「大幡脚だいばんのあし」
大幡にはこのような脚が12枚、少しずつずらして重ねられていたそうで、他にも色の違う何種類か展示されていました。
::
その他に、かなり彩色が綺麗に残っているものとして
「赤紫臈纈絁几褥あかむらさきろうけちあしぎぬのきじょく」
献物用の台の上敷きだそうで、水鳥・波・魚の型に蠟を塗り、スタンプ状に捺して防染した上に重ね染めしたもの。
魚や水鳥がはっきりとわかります。
::
こちらはとてもユニーク。
「布作面ふさくめん」
麻布に人の似顔絵が描かれて、顔につけて紐でくくって着用したもの。両目の下瞼に沿って細く切ってあり覗き窓としたようです。また笛などを吹きやすいように口のそばには縦に切れ目があります。
::
「金銀絵花葉文黄絁きんぎんえかようもんのきあしぎぬ」
この巾着袋の残片もとてもよかったのです。
::
こちらの屏風は国産だそうです!
「鳥木石夾纈屏風とりきいしきょうけちのびょうぶ」
樹下に見返る尾長鳥を左右対称になるよう表した6扇からなる屏風のうちの2扇。樹下に鳥獣を表す構図はペルシアに起源が求められるということですが、国産の絹(絁あしぎぬ)が用いられることから、中国の花鳥画の伝統を踏まえ、わが国で製作されたと考えられています。
::
大好きな布ものの他に、そして、これこれ!
美術工芸品の繊細なこと、そしてこの美的センスも!
「撥鏤飛鳥形ばちるのひちょうがた」は3cmくらいの、象牙に色付けした鳥形飾り。染色した象牙の表面を彫り、白い文様を現す撥鏤技法で作られています。
::
「牙櫛げのくし」
これはまたすごい!長さ10,2cmに刻まれた歯は120本以上。1mm以下の間隔には寸分の狂いもないという超絶技法の象牙の櫛。素材に日本で産出しない象牙が使われていて中国からの輸入品と考えられています。
::
「銀平脱龍船墨斗ぎんへいだつりゅうせんのぼくと」
船形の墨壺で、龍頭形の装飾。墨壺は加工材に直線を引くための大工道具で、この口から墨のついた糸が引っ張り出されたようです。
::
「和同開珎わどうかいちん」は初めて見たかも?
::
その他にも、ぐっと惹きこまれるものがたくさんあるのですが、自分の好みに絞って紹介いたしました。毎回思うことですが、天平時代の工人・職人たちの技術や芸術的センスに脱帽です。
会場を出てからオータムレイトチケットを買って、コレクトしている記念品をget。正倉院展の切手も購入といういつものパターン。
目も心も大満足の正倉院展でした。
::
「第68回 正倉院展」
会期:10/22(土)~11/7(月)
開館時間:午前9時~午後6時 (金・土・日・祝日は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
詳細はこちら→★
読売新聞の特設サイトはこちら→★
今年のポスターやチラシを飾るのは「漆胡瓶しっこへい」。
少し地味だなぁと思いながら、正倉院展が始まる直前まで私事で忙しくしていたこともあって、その他の出陳品が何なのかも予習せずに出かけた展覧会。
かえってそれがよかったのか、今年も大好きな布ものがたくさん出ていたせいか、見終わったあとは「やっぱり正倉院宝物はいいなぁ」と、今年も感動を新たにしたのです。
::
では恒例の、自分流鑑賞記を図録の写真とともに綴ってみましょう。
「大幡残欠だいばんざんけつ」
今回はこの大きな幡が一番印象に残っています。
大仏殿で執り行われた聖武天皇の一周忌斎会にて法会の場を飾ったものの一つだそうです。横にして展示されていましたが、10メートルを越すほどのサイズのもの。保管や保存上の問題もあるでしょうが、これがもし縦に掲げられていたらと想像するだけで身震いしそうです。
幡本体の横についている組紐状のものも美しく、彩色も綺麗に残っていて見ごたえがありました。当初はこれに幡脚と脚端飾りが付いていて、総長は東大寺大仏に匹敵する13~15メートルに及んだそうです。
「浅緑地鹿唐花文錦大幡脚端飾あさみどりじしかからはなもんにしきのだいばんのきゃくたんかざり」大幡の脚の先に付けられた緯錦ぬきにしき製の脚端飾り。中央に配された鹿が何とも胸キュンでした。
「大幡脚だいばんのあし」
大幡にはこのような脚が12枚、少しずつずらして重ねられていたそうで、他にも色の違う何種類か展示されていました。
::
その他に、かなり彩色が綺麗に残っているものとして
「赤紫臈纈絁几褥あかむらさきろうけちあしぎぬのきじょく」
献物用の台の上敷きだそうで、水鳥・波・魚の型に蠟を塗り、スタンプ状に捺して防染した上に重ね染めしたもの。
魚や水鳥がはっきりとわかります。
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こちらはとてもユニーク。
「布作面ふさくめん」
麻布に人の似顔絵が描かれて、顔につけて紐でくくって着用したもの。両目の下瞼に沿って細く切ってあり覗き窓としたようです。また笛などを吹きやすいように口のそばには縦に切れ目があります。
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「金銀絵花葉文黄絁きんぎんえかようもんのきあしぎぬ」
この巾着袋の残片もとてもよかったのです。
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こちらの屏風は国産だそうです!
「鳥木石夾纈屏風とりきいしきょうけちのびょうぶ」
樹下に見返る尾長鳥を左右対称になるよう表した6扇からなる屏風のうちの2扇。樹下に鳥獣を表す構図はペルシアに起源が求められるということですが、国産の絹(絁あしぎぬ)が用いられることから、中国の花鳥画の伝統を踏まえ、わが国で製作されたと考えられています。
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大好きな布ものの他に、そして、これこれ!
美術工芸品の繊細なこと、そしてこの美的センスも!
「撥鏤飛鳥形ばちるのひちょうがた」は3cmくらいの、象牙に色付けした鳥形飾り。染色した象牙の表面を彫り、白い文様を現す撥鏤技法で作られています。
::
「牙櫛げのくし」
これはまたすごい!長さ10,2cmに刻まれた歯は120本以上。1mm以下の間隔には寸分の狂いもないという超絶技法の象牙の櫛。素材に日本で産出しない象牙が使われていて中国からの輸入品と考えられています。
::
「銀平脱龍船墨斗ぎんへいだつりゅうせんのぼくと」
船形の墨壺で、龍頭形の装飾。墨壺は加工材に直線を引くための大工道具で、この口から墨のついた糸が引っ張り出されたようです。
::
「和同開珎わどうかいちん」は初めて見たかも?
::
その他にも、ぐっと惹きこまれるものがたくさんあるのですが、自分の好みに絞って紹介いたしました。毎回思うことですが、天平時代の工人・職人たちの技術や芸術的センスに脱帽です。
会場を出てからオータムレイトチケットを買って、コレクトしている記念品をget。正倉院展の切手も購入といういつものパターン。
目も心も大満足の正倉院展でした。
::
「第68回 正倉院展」
会期:10/22(土)~11/7(月)
開館時間:午前9時~午後6時 (金・土・日・祝日は午後8時まで)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
詳細はこちら→★
読売新聞の特設サイトはこちら→★
2016年10月23日日曜日
2016年10月22日土曜日
春日大社*御仮殿での旬祭
春日大社で毎月1日11日21日におまつりされている「旬祭」。
そのうちの21日は、予約不要で一般の者でも参列させていただけます。
以前に一度、御本殿での旬祭に参列したことがあったのですが(過去記事★)、御仮殿での旬祭参列は初めてです。
何度も旬祭に参列されているお客様からお聞きしましたら、御仮殿では神様との距離が近いので、御本殿での旬祭とはまた違った趣があるということで、「正遷宮」までにはおうかがいしたいと思いながら、気が付けばあっという間に最後の10月21日!
受付を済ませたらすぐに御仮殿に移動して最前列の座席を確保をするといいですよというアドバイスもいただいていたので、さっさと猛ダッシュ(笑)
同じような思いの人たち数人で御仮殿へ移動して、前の座席を確保。
おかげさまで、神職の方々の動きをしっかり拝見させていただくことができました。御仮殿での旬祭は神様が近くに鎮座されていらっしゃるので、お聞きしていた通り、御本殿とはまた違った趣がありますね。
御造替で新しく修復なった境内の色鮮やかな朱色が眩しいくらい。
「青丹よし」と謳われる奈良の枕詞のように、連子格子の緑青色と回廊の丹色のコントラストが本当に美しかったのでした。
旬祭参列の後は、「感謝・共生の館」に戻って、神道講話「ためになる神職のお話」を聞いて、最後に神米粥を参列の皆さんといただきます。この日はサツマイモと栗のお粥でした。
そして、最後に「お砂持ち行事」もさせていただけたのでした。
興味ある展覧会があちこちで開催されるようです。楽しみですね。
そのうちの21日は、予約不要で一般の者でも参列させていただけます。
以前に一度、御本殿での旬祭に参列したことがあったのですが(過去記事★)、御仮殿での旬祭参列は初めてです。
何度も旬祭に参列されているお客様からお聞きしましたら、御仮殿では神様との距離が近いので、御本殿での旬祭とはまた違った趣があるということで、「正遷宮」までにはおうかがいしたいと思いながら、気が付けばあっという間に最後の10月21日!
受付を済ませたらすぐに御仮殿に移動して最前列の座席を確保をするといいですよというアドバイスもいただいていたので、さっさと猛ダッシュ(笑)
同じような思いの人たち数人で御仮殿へ移動して、前の座席を確保。
おかげさまで、神職の方々の動きをしっかり拝見させていただくことができました。御仮殿での旬祭は神様が近くに鎮座されていらっしゃるので、お聞きしていた通り、御本殿とはまた違った趣がありますね。
御造替で新しく修復なった境内の色鮮やかな朱色が眩しいくらい。
「青丹よし」と謳われる奈良の枕詞のように、連子格子の緑青色と回廊の丹色のコントラストが本当に美しかったのでした。
旬祭参列の後は、「感謝・共生の館」に戻って、神道講話「ためになる神職のお話」を聞いて、最後に神米粥を参列の皆さんといただきます。この日はサツマイモと栗のお粥でした。
そして、最後に「お砂持ち行事」もさせていただけたのでした。
興味ある展覧会があちこちで開催されるようです。楽しみですね。
2016年10月21日金曜日
祝!奈良少年刑務所が重文指定!
一時は「取り壊して建替え」という話もあった奈良少年刑務所。
明治の五大監獄で唯一現存しているのは、ここ奈良少年刑務所だけという歴史もさることながら・・・、大変美しい建築美を誇り、この建物を取り壊すことがあっては絶対後悔すると、近隣自治会や作家の寮美千子さんを中心に保存を望む「奈良少年刑務所を宝に思う会」が立ち上がり、地道に発信を続けてこられたことも大きなきっかけになっていると思うのですが、つい先日に建て替えではなく保存が決まり、そして今日は「重要文化財」に指定されたというニュースが飛び込んできました!まずはおめでとうございます!
「奈良少年刑務所を宝に思う会」会長の山下洋輔さんが、コメントを発表されましたので、リンク先と共にコメント内容をコピペさせていただきます。
▼奈良少年刑務所を宝に思う会・山下洋輔会長コメント(2016/10/21)
「旧奈良監獄」現在の「奈良少年刑務所」が重要文化財に指定されるという知らせに喜びと驚きを禁じ得ない。
鹿児島、長崎、金沢、千葉と共に「明治の五大監獄」として建設されたこの建物は、実は私の祖父啓次郎が設計したものだ。奈良以外のものは全て、移転、破壊、一部保存、内部改修がされていて、当時のままの姿はここにしか残っていない。同じ運命をたどるのだろうとなかば諦めていたが、今回は思わぬ大逆転全貌保存本塁打となった。
その原動力は「奈良少年刑務所を宝に思う会」だ。
これを早い時期に立ち上げてくださり、設計者の孫の私を会長にすえて下さった作家の寮美千子さんとご賛同された方々に心から御礼申し上げたい。
寮さんは9年にわたって少年刑務所の「社会性涵養プログラム」教育にあたられてきた。その間に少年達の書いた詩も編集して『空が青いから白をえらんだのです』『世界はもっと美しくなる』として出版もされた。保存運動に大きな影響を及ぼしたことはまちがいない。
また地元の皆様方から「保存要望書」が出されたとも聞く。異例のことだ。こういう施設は皆他所に行って欲しいと思うものなのに。奈良の人々の懐の深い大和心の所以だろうか。
最後に私も初めて知ったエピソードを書く。
ジャズ仲間のアルトサックス奏者・津上研太はチャーリーというミドルネームを持つ男だがこの男のおじいさんが、若林忠志という野球の名投手だった。
ハワイ生まれでヘンリーと呼ばれ、やがて出来たばかりの阪神タイガース(当時は「大阪タイガース」)に入って大スターになった。この人が奈良少年刑務所を慰問しているのだ。
昭和24年12月14日の日付けで、「奈良収容者自治会代表」による長い礼状が署名入りで残っている。
『若林忠志が見た夢』(内田雅也著/彩流社)の中に「いただきました優勝楯は永く当所に残して」という一文がある。まだあるのだろうか。(注)
これも含めて数々の更生プログラムの記憶が残るこの場所の108年の歴史も、是非とも保存事業でそのまま残して欲しい。正確な資料を残す「博物館」の実現を心から望みたい。
今まではどこかおおっぴらに「これはぼくのおじいちゃんが造ったものなんだよ」と言えなかった明治の五大監獄が、こういう扱いになったことで、これからは「あの重要文化財は、おれの祖父が造ったんだよ」と言える心境の変化に、恥ずかしながら気づいている次第だ。
山下洋輔
注:若林忠志が贈った優勝盾は現存し、2016年も「若林杯」のソフトボール大会が開かれた。
寮美千子さん編集の、奈良少年刑務所受刑者の詩集第2弾『世界はもっと美しくなる 奈良少年刑務所詩集』も発売されています!
また、まもなく写真集も発売になります!
『写真集 美しい刑務所 明治の名煉瓦建築 奈良少年刑務所』
明治の五大監獄で唯一現存しているのは、ここ奈良少年刑務所だけという歴史もさることながら・・・、大変美しい建築美を誇り、この建物を取り壊すことがあっては絶対後悔すると、近隣自治会や作家の寮美千子さんを中心に保存を望む「奈良少年刑務所を宝に思う会」が立ち上がり、地道に発信を続けてこられたことも大きなきっかけになっていると思うのですが、つい先日に建て替えではなく保存が決まり、そして今日は「重要文化財」に指定されたというニュースが飛び込んできました!まずはおめでとうございます!
「奈良少年刑務所を宝に思う会」会長の山下洋輔さんが、コメントを発表されましたので、リンク先と共にコメント内容をコピペさせていただきます。
▼奈良少年刑務所を宝に思う会・山下洋輔会長コメント(2016/10/21)
「旧奈良監獄」現在の「奈良少年刑務所」が重要文化財に指定されるという知らせに喜びと驚きを禁じ得ない。
鹿児島、長崎、金沢、千葉と共に「明治の五大監獄」として建設されたこの建物は、実は私の祖父啓次郎が設計したものだ。奈良以外のものは全て、移転、破壊、一部保存、内部改修がされていて、当時のままの姿はここにしか残っていない。同じ運命をたどるのだろうとなかば諦めていたが、今回は思わぬ大逆転全貌保存本塁打となった。
その原動力は「奈良少年刑務所を宝に思う会」だ。
これを早い時期に立ち上げてくださり、設計者の孫の私を会長にすえて下さった作家の寮美千子さんとご賛同された方々に心から御礼申し上げたい。
寮さんは9年にわたって少年刑務所の「社会性涵養プログラム」教育にあたられてきた。その間に少年達の書いた詩も編集して『空が青いから白をえらんだのです』『世界はもっと美しくなる』として出版もされた。保存運動に大きな影響を及ぼしたことはまちがいない。
また地元の皆様方から「保存要望書」が出されたとも聞く。異例のことだ。こういう施設は皆他所に行って欲しいと思うものなのに。奈良の人々の懐の深い大和心の所以だろうか。
最後に私も初めて知ったエピソードを書く。
ジャズ仲間のアルトサックス奏者・津上研太はチャーリーというミドルネームを持つ男だがこの男のおじいさんが、若林忠志という野球の名投手だった。
ハワイ生まれでヘンリーと呼ばれ、やがて出来たばかりの阪神タイガース(当時は「大阪タイガース」)に入って大スターになった。この人が奈良少年刑務所を慰問しているのだ。
昭和24年12月14日の日付けで、「奈良収容者自治会代表」による長い礼状が署名入りで残っている。
『若林忠志が見た夢』(内田雅也著/彩流社)の中に「いただきました優勝楯は永く当所に残して」という一文がある。まだあるのだろうか。(注)
これも含めて数々の更生プログラムの記憶が残るこの場所の108年の歴史も、是非とも保存事業でそのまま残して欲しい。正確な資料を残す「博物館」の実現を心から望みたい。
今まではどこかおおっぴらに「これはぼくのおじいちゃんが造ったものなんだよ」と言えなかった明治の五大監獄が、こういう扱いになったことで、これからは「あの重要文化財は、おれの祖父が造ったんだよ」と言える心境の変化に、恥ずかしながら気づいている次第だ。
山下洋輔
注:若林忠志が贈った優勝盾は現存し、2016年も「若林杯」のソフトボール大会が開かれた。
寮美千子さん編集の、奈良少年刑務所受刑者の詩集第2弾『世界はもっと美しくなる 奈良少年刑務所詩集』も発売されています!
また、まもなく写真集も発売になります!
『写真集 美しい刑務所 明治の名煉瓦建築 奈良少年刑務所』
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