正倉院展開催期間に併せて楽しいイベントが盛り沢山☆
秋の奈良をたっぷりとお楽しみ下さいませ!
<<開催中のイベントは・・・>>
◇~11/2 10:00~16:00「こうやさんフェスタin奈良」
会場:奈良市ならまちセンター(入場無料)
来 年、開創1200年を迎える高野山。開創1200年記念大法会の年に向け「こうやさんフェスタin奈良~行くなら高野山~」では、奈良県の青年僧侶が中 心となって『体験する高野山』『楽しむ高野山』をメインテーマに様々なイベントを用意し、多くの方にご参加・体験していただき『高野山』を知っていただこ うというイベントです。
問合せ:080-3848-6229
◇~11/2 18:00~19:00「ならまちの落語館で大笑い」
会場:奈良町落語館(開場17:30~)
申込み:当日17:00までに奈良町落語館へ要予約(0742-22-7227)
参加料:大人500円/小人250円
定員:各日40人
◇~11/3 9:00~16:30「奈良女子大学記念館」一般公開
館内では特別展示「戦前のおもちゃたち~奈良女子高等師範学校教育資料から~」
11/1~11/3の11:00と14:00から百年ピアノの演奏会あり。
また、11/4より2016年3月まで、耐震工事で長期休館になります。
この機会に是非ご覧下さい。
問合せ:0742-20-3220
◇~11/3 10:00~18:00「奈良工芸フェスティバル2014」
会場:なら工藝館
期間中、一刀彫・赤膚焼等の展示販売の他、制作実演や
制作体験(事前申込みや当日申し込みもあり)も
たくさんのメニューが用意されています。
問合せ:0742-27-0033
◇~11/3 10:00~17:00「シェフェスタ in 奈良」
会場:奈良公園登大路園地
◇~11/12「第66回 正倉院展」
今年の正倉院展の鑑賞記はこちら★
会期最終日の11/12は天皇皇后両陛下の傘寿をお祝いし入館無料となります。
◇~11/12 9:00~18:00 「あるくん奈良スタンプラリー」
正倉院展の期間中、まちなかでスタンプを3個集めると
奈良の素敵な景品が当たる抽選が1回できます。
(奈良倶楽部もスタンプラリーに参加しています)
◇~11/24 曽爾高原「山灯り」
ブログ内過去記事はこちら★
◇~11/30 「天理ぐるぐる」
問合せ:0743-63-1001
◇~11/30 平城宮跡資料館「地下の正倉院展」
◇~12/14 県立美術館「大古事記展」
ブログ内鑑賞記はこちら★
◇~12/14 フルコト「小古事記展」
ブログ内記事はこちら★
<<11月から開催されるイベントは・・・>>
◆11/1~11/9 10:00~16:00「平城京天平祭・秋2014」
会場:朱雀門ほか平城宮跡内
イベントの詳細はこちらに。
問合せ:0742-25-0707
◆11/2~11/15 「木津川アート2014」
問合せ:0774-73-8191
◆11/6~11/16 20:00~21:00(11/10はお休み)
「癒しのならまちナイトカルチャー秋」
会場:ならまちセンター
問合せ:0742-27-1820
◆11/7・11/8・11/9 「奈良きたまちweek~秋の3days~」
期間中のWSやイベントの案内はこちら
お店情報は こちらに詳しくアップされています。
是非HPをチェックして見て下さいね!
◆11/7・11/8・11/9 「てんりなまつり2014」
会場:天理駅・天理本通りとその周辺
問合せ:0743-63-1001
◆11/7~11/16 奈良・町家の芸術祭「HANARART2014」
開催エリア:奈良きたまち/郡山城下町/生駒宝山寺参道
◆11/7~11/24 奈良・町家の芸術祭「HANARART2014」
開催エリア:田原本寺内町/御所まち/五條新町/今井町/八木札の辻
◆11/8 13:30~16:00「大淀町能楽ワークショップ」
会場:大淀町文化会館「ひだまりホール」
参加費無料/予約不要
問合せ:0747-54-2110
◆11/9 10:00~15:00「細田家住宅」一般公開
「奈良きたまちweek~秋の3days~」
のイベントの一つとして一日限りの公開をします。
◆11/9 10:00~15:00「忍坂街道まつり」
イベントなど詳細はこちらをご覧下さい。
「伝・薬師三尊石仏」(日本最古の石仏で、額田王の念持仏とされています。)の特別拝観(限定100名)もあり。
◆11/9 13:00~16:00「きたまち正倉院探訪」
正倉院「正倉」と聖武天皇ゆかりの地を歩く
◆11/9 13:00~南大門スタート「東大寺奉納阿波踊り」
奈良徳島県人会「大仏連」による阿波踊りの奉納
3年前の奈良県南部集中豪雨の被災地復興を祈願し
踊り手が南大門横から中門前まで練り踊り、災害募金を募ります。
◆11/9「御所まち霜月祭」
問合せ:0745-65-1201
◆11/15・11/16 18:30~21:00
「石舞台古墳プロジェクションマッピング」「熱気球搭乗体験」
熱気球搭乗体験は17:30より先着200名の当日受付けあり。
事前予約は申込み期日が11/6まで。詳細はこちら。
◆11/15・11/15「全国豊かな海づくり大会〜やまと〜」
開催場所:大淀町・川上村・五條市・橿原市
関連イベントとして「やまと海づくりフェスタ」も開催。
◆11/22 15:00~20:00 「王寺ミルキーウェイ」
王寺町を流れる葛下川で県内初の「天の川プロジェクト」を実施。
川面に無数の光り輝く玉「いのり星」を放流します。
聖徳太子ゆかりの達磨寺では燈火会と音楽演奏もあり。
問合せ:0745-73-2001
◆11/22〜2015年2/22「イルミ奈〜ら」
会場:萬葉植物園
営業時間:17:30~21:30(点灯17:45、最終入場21:00)
LED数も夏の80万球から100万球へ増設して更にスケールアップ。
◆11/23 「大門青空市」
場所:転害門前
◆11/23「たかとり城まつり」
問合せ: 0744-52-1150
◆11/29・11/30 9:00~15:30
「靴下の市&地域特産品交流フェア」
会場:広陵町「竹取公園」
広陵町といえば「靴下」!広陵町の靴下の良さをPRするイベント。
靴下工場からの直売なので、驚きの安価で買うことができるそうです。
問合せ:0745-55-3535
2014年10月31日金曜日
2014年10月30日木曜日
11月のお出かけ情報②〜寺社伝統行事
11月に行なわれる奈良の寺社伝統行事・・・
こちらも奈良への旅の参考にどうぞ++
◇11/1・11/2 19:00~20:30 海龍王寺「布薩の法要」
問合せ:0742-33-5765
◇11/2 14:00~ 大安寺「開山忌 大般若転読法要」
問合せ:0742-61-6312
◇11/2 9:30~13:30 宝山寺「仏名会」
問合せ:0743-73-2006
◇11/3 11:00~12:00 安倍文殊院「十一面観音法要」
問合せ:0744-43-0002
◇11/3 11:00~12:00頃 談山神社「けまり祭」
問合せ:0744-49-0001
◇11/3 13:00~ 春日大社「文化の日萬葉雅楽会」
問合せ:0742-22-7788
◇11/3 14:00~ 信貴山朝護孫子寺「柴灯護摩供野外火渡大祈願会 」
問合せ:0745-72-2277
◇11/3 9:00~16:00 霊山寺「菩提僊那納経会」
問合せ:0742-45-0081
◇11/3 河分神社「秋祭り」
問合せ:0747-62-2031
◇11/3 12:30~ 墨坂神社「秋祭渡御行列」
問合せ:0745-82-0114
◇11/6~11/9 璉城寺「念仏会」
問合せ:0742-22-4887
◇11/13 慈眼寺「十夜柿供養まつり」
問合せ:0742-26-2936
◇11/13 13:00~ 法隆寺「慈恩会」
問合せ:0745-75-2555
◇11/13 19:00~21:00 薬師寺「慈恩会」
問合せ:0742-33-6001
◇11/14 10:30~ 大神神社「醸造安全祈願祭(酒まつり)」
(11/13 9:00から拝殿の大杉玉の掛けかえ)
問合せ:0744-42-6633
◇11/17 10:30~ 談山神社「談山神社例大祭 」
問合せ:0744-49-0001
◇11/19 お昼すぎから夜まで 川上蛭子「秋祭り」
奈良倶楽部から徒歩圏内の川上蛭子社のえべっさん。
過去の日記はこちらとこちら。
◇11/22 石上神宮「鎮魂祭 」
問合せ:0743-62-0900
◇11/23 10:00~ 春日大社「新嘗祭」
問合せ:0742-22-7788
◇11/23 11:00~ 橿原神宮「新嘗祭」
問合せ:0744-22-3271
◇11/23 13:00~ 吉野 大日寺「火渡りの行 」
問合せ:0746-32-4354
◇11/27 13:00~ 金峯山寺「愛染堂大祭 」
問合せ:0746-32-8371
こちらも奈良への旅の参考にどうぞ++
◇11/1・11/2 19:00~20:30 海龍王寺「布薩の法要」
問合せ:0742-33-5765
◇11/2 14:00~ 大安寺「開山忌 大般若転読法要」
問合せ:0742-61-6312
◇11/2 9:30~13:30 宝山寺「仏名会」
問合せ:0743-73-2006
◇11/3 11:00~12:00 安倍文殊院「十一面観音法要」
問合せ:0744-43-0002
◇11/3 11:00~12:00頃 談山神社「けまり祭」
問合せ:0744-49-0001
◇11/3 13:00~ 春日大社「文化の日萬葉雅楽会」
問合せ:0742-22-7788
◇11/3 14:00~ 信貴山朝護孫子寺「柴灯護摩供野外火渡大祈願会 」
問合せ:0745-72-2277
◇11/3 9:00~16:00 霊山寺「菩提僊那納経会」
問合せ:0742-45-0081
◇11/3 河分神社「秋祭り」
問合せ:0747-62-2031
◇11/3 12:30~ 墨坂神社「秋祭渡御行列」
問合せ:0745-82-0114
◇11/6~11/9 璉城寺「念仏会」
問合せ:0742-22-4887
◇11/13 慈眼寺「十夜柿供養まつり」
問合せ:0742-26-2936
◇11/13 13:00~ 法隆寺「慈恩会」
問合せ:0745-75-2555
◇11/13 19:00~21:00 薬師寺「慈恩会」
問合せ:0742-33-6001
◇11/14 10:30~ 大神神社「醸造安全祈願祭(酒まつり)」
(11/13 9:00から拝殿の大杉玉の掛けかえ)
問合せ:0744-42-6633
◇11/17 10:30~ 談山神社「談山神社例大祭 」
問合せ:0744-49-0001
◇11/19 お昼すぎから夜まで 川上蛭子「秋祭り」
奈良倶楽部から徒歩圏内の川上蛭子社のえべっさん。
過去の日記はこちらとこちら。
◇11/22 石上神宮「鎮魂祭 」
問合せ:0743-62-0900
◇11/23 10:00~ 春日大社「新嘗祭」
問合せ:0742-22-7788
◇11/23 11:00~ 橿原神宮「新嘗祭」
問合せ:0744-22-3271
◇11/23 13:00~ 吉野 大日寺「火渡りの行 」
問合せ:0746-32-4354
◇11/27 13:00~ 金峯山寺「愛染堂大祭 」
問合せ:0746-32-8371
2014年10月29日水曜日
11月のお出かけ情報①〜秘宝秘仏公開
正倉院展も始まり、秋の奈良は秘宝秘仏特別公開のシーズンです。
秋深まりゆく奈良へ・・・
お出かけの参考にしていただければと思います。
<<公開中の秘宝秘仏は・・・>>
◆~11/2(予定) 南明寺「薬師如来坐像、仏涅槃図」
問合せ:0742-93-0392
◆~11/3 9:00~16:30 橘寺「聖倉殿 伝日羅立像公開」
問合せ:0744-54-2026
◆~11/9 霊山寺「秋薔薇と秘仏宝物展」
バラ庭園 8:00~17:00 本堂(秘仏宝物展)10:00~16:00
問合せ:0742-45-0081
◆~11/9 興福寺「北円堂特別開扉」
問合せ:0742-22-7755
◆~11/9 9:00~16:30 海住山寺「国宝五重塔特別開扉」
問合せ:0774-76-2256
◆~11/9 9:00~16:00 信貴山朝護孫子寺 霊宝館
「国宝信貴山縁起絵巻(飛倉の巻)特別公開」
◆~11/10 松尾寺「秋の寺宝展」千手観音像トルソー
◆~11/30 松尾寺「舎人親王像公開」
問合せ:0743-53-5023
◆~11/11 般若寺「白鳳秘仏特別公開」
問合せ:0742-22-6287
ブログ内過去記事はこちら★
◆~11/12 不空院「不空羂索観音坐像」★
問合せ:0742-26-2910
◆~11/12 9:00~16:30 頭塔「史跡頭塔公開」
問合せ:0742-27-9866
◆~11/12 9:00~17:00 元興寺「板絵智光曼荼羅特別公開」
問合せ:0742-23-1377
◆~11/12 9:00~17:00 法華寺「十一面観音像特別開扉」
◆~11/12 9:00~17:00 法華寺「慈光殿特別公開」
問合せ:0742-33-2261
◆~11/12 9:00~17:00 海龍王寺「十一面観音像特別開扉」★
弘法大師筆「隅寺心経」光明皇后筆「自在王菩薩経」も特別公開
問合せ:0742-33-2261
◆~11/15 9:00~16:30 西大寺「愛染明王像特別開扉」
問合せ:0742-45-4700
◆~11/22 法隆寺「夢殿救世観音特別開扉」
問合せ:0745-75-2555
◆~11/24 興福寺「東金堂後堂特別公開」
問合せ:0742-22-7755
◆~11/30 薬師寺「玄奘三蔵院伽藍 大唐西域壁画公開」
問合せ:0742-33-6001
◆~11/30 安倍文殊院「秋の寺宝展」
一般公開されていない金閣浮御堂の内陣を参拝することができる。
問合せ:0744-43-0002
◆~11/30 おふさ観音「秘宝生き人形 特別公開」
問合せ:0744-22-2212
◆~11/30 9:00~17:00 長岳寺「大地獄絵開帳」
住職による現代風絵解き説法も随時行なわれます。
問合せ:0743-66-1051
◆~11/30 法隆寺「秘宝展 秋」
問合せ:0745-75-2555
◆~11/30 不退寺「秋期秘宝特別展」
在原業平画像開扉、伊勢物語公開、古今和歌集、六歌仙の公開
問合わせ:0742-22-5278
◆~11/30 9:00~16:00 大安寺「十一面観音像特別開扉」★
癌封じの本尊として名高いです。
問合せ:0742-61-6312
◆~11/30 當麻寺中之坊「秋の寺宝展・絵天井特別公開」
問合せ:0745-48-2001
◆~11/30 壺阪寺「壺阪観音お身拭い参拝」
問合せ:0744-52-2016
◆~11/30 榮山寺「本尊 薬師如来特別開扉」
問合せ:0747-24-0065
◆~11/30 9:00~17:00 浄瑠璃寺「秘仏吉祥天女像特別公開」
問合せ: 0774-76-2390
◆~12/7 岩船寺「岩船寺絵巻など秘宝特別公開」
岩船寺三重塔初層特別開扉は10/5~12/7の日祝日と10/25~11/10
問合せ:0774-76-3390
◆~12/7 9:30~16:00 長谷寺
「本尊大観音尊像特別拝観」「秋季特別寺宝展」
期間中もみじまつりも開催されています。
問合せ:0744-47-7001
◆~12/14 談山神社「秋の社宝特別公開」
問い合せ:0744-49-0001
◆~12/20 9:00~16:00 春日大社「第六十次式年造替」記念
国宝御本殿特別参拝・非公開御蓋山遥拝所・後殿特別参拝★
<<11月から特別公開されるものは・・・>>
◆11/1・11/2 9:00~17:00「藤ノ木古墳 石室特別公開」
問合せ:0745-70-1200
※11/1~11/30(期間中無休)9:00~17:00
斑鳩文化財センターにて「斑鳩 藤ノ木古墳の装身具展」開催
◆11/1~11/3 法隆寺「上御堂特別開扉」
普段非公開の上御堂(鎌倉時代)を開扉。
中には平安時代の釈迦三尊像(国宝)が安置されています。
問合せ: 0745-75-2555
◆11/1~11/3 吉田寺「多宝塔本尊秘仏大日如来」特別開扉
多宝塔(室町時代)内部の秘仏「大日如来坐像」が公開
問合せ:0745-74-2651
◆11/1~11/7 9:00~16:00 法輪寺「聖徳太子絵伝と寺宝展」
問合せ:0745-75-2686
◆11/1~11/10 當麻寺奥院「綴織 當麻曼陀羅 平成本特別開帳」
問合せ:0745-48-2008
◆11/1~11/16 如意輪寺「後醍醐天皇御霊殿」
問合せ:0746-32-3008
◆11/1~11/30 金峯山寺「蔵王堂秘仏ご本尊特別開帳」
問合せ:0746-32-8371
◆11/1~11/30 9:00~16:30 聖林寺「マンダラ展」
秘宝のマンダラ約15点を展示
国宝十一面観音「光背」復元図公開
問合せ:0744-43-0005
◆11/1~12/14 9:00~16:00 室生寺「金堂外陣からの特別拝観」
問合せ:0745-93-2003
◆11/2~11/24の土日祝日 「牧野ばくや古墳石室公開」
問合せ:0745-55-1001(広陵町教育委員会文化財保存課)
◆11/2~12/7 9:00~17:00 正暦寺「薬師如来倚像」
問合せ:0742-62-9569
◆11/3 10:00~16:00 霊山寺「三重塔特別開扉」
普段非公開の三重塔の初層の扉を特別に開扉。
内部壁画を拝観することが出来る一年に一回の機会。
問合せ:0742-45-0081
◆11/3 9:00~16:00 松尾寺「秘仏厄除観音特別開扉」
年に一度秘仏の本尊「厄除千手千眼観世音菩薩」を公開
◆11/8 浄瑠璃寺「三重塔特別開扉」
問合せ:0774-76-2390
◆11/8~11/17 8:00~17:00 櫻本坊「天武天皇御神像特別開帳」
問合せ:0746-32-5011
◆11/13~12/7 9:30~16:00 奈良国立博物館
「青銅器館、庭園・茶室、関野ホール」特別無料公開 ★
月曜日休館(ただし11/24は開館・11/25が休館になります)
◆11/23~11/30 9:00~16:30 當麻寺西南院
「當麻曼荼羅文亀本旧軸木」「平成来迎図」など特別公開
問合せ:0745-48-2202
(文中の★印は奈良倶楽部通信内の過去記事です。)
秋深まりゆく奈良へ・・・
お出かけの参考にしていただければと思います。
<<公開中の秘宝秘仏は・・・>>
◆~11/2(予定) 南明寺「薬師如来坐像、仏涅槃図」
問合せ:0742-93-0392
◆~11/3 9:00~16:30 橘寺「聖倉殿 伝日羅立像公開」
問合せ:0744-54-2026
◆~11/9 霊山寺「秋薔薇と秘仏宝物展」
バラ庭園 8:00~17:00 本堂(秘仏宝物展)10:00~16:00
問合せ:0742-45-0081
◆~11/9 興福寺「北円堂特別開扉」
問合せ:0742-22-7755
◆~11/9 9:00~16:30 海住山寺「国宝五重塔特別開扉」
問合せ:0774-76-2256
◆~11/9 9:00~16:00 信貴山朝護孫子寺 霊宝館
「国宝信貴山縁起絵巻(飛倉の巻)特別公開」
◆~11/10 松尾寺「秋の寺宝展」千手観音像トルソー
◆~11/30 松尾寺「舎人親王像公開」
問合せ:0743-53-5023
◆~11/11 般若寺「白鳳秘仏特別公開」
問合せ:0742-22-6287
ブログ内過去記事はこちら★
◆~11/12 不空院「不空羂索観音坐像」★
問合せ:0742-26-2910
◆~11/12 9:00~16:30 頭塔「史跡頭塔公開」
問合せ:0742-27-9866
◆~11/12 9:00~17:00 元興寺「板絵智光曼荼羅特別公開」
問合せ:0742-23-1377
◆~11/12 9:00~17:00 法華寺「十一面観音像特別開扉」
◆~11/12 9:00~17:00 法華寺「慈光殿特別公開」
問合せ:0742-33-2261
◆~11/12 9:00~17:00 海龍王寺「十一面観音像特別開扉」★
弘法大師筆「隅寺心経」光明皇后筆「自在王菩薩経」も特別公開
問合せ:0742-33-2261
◆~11/15 9:00~16:30 西大寺「愛染明王像特別開扉」
問合せ:0742-45-4700
◆~11/22 法隆寺「夢殿救世観音特別開扉」
問合せ:0745-75-2555
◆~11/24 興福寺「東金堂後堂特別公開」
問合せ:0742-22-7755
◆~11/30 薬師寺「玄奘三蔵院伽藍 大唐西域壁画公開」
問合せ:0742-33-6001
◆~11/30 安倍文殊院「秋の寺宝展」
一般公開されていない金閣浮御堂の内陣を参拝することができる。
問合せ:0744-43-0002
◆~11/30 おふさ観音「秘宝生き人形 特別公開」
問合せ:0744-22-2212
◆~11/30 9:00~17:00 長岳寺「大地獄絵開帳」
住職による現代風絵解き説法も随時行なわれます。
問合せ:0743-66-1051
◆~11/30 法隆寺「秘宝展 秋」
問合せ:0745-75-2555
◆~11/30 不退寺「秋期秘宝特別展」
在原業平画像開扉、伊勢物語公開、古今和歌集、六歌仙の公開
問合わせ:0742-22-5278
◆~11/30 9:00~16:00 大安寺「十一面観音像特別開扉」★
癌封じの本尊として名高いです。
問合せ:0742-61-6312
◆~11/30 當麻寺中之坊「秋の寺宝展・絵天井特別公開」
問合せ:0745-48-2001
◆~11/30 壺阪寺「壺阪観音お身拭い参拝」
問合せ:0744-52-2016
◆~11/30 榮山寺「本尊 薬師如来特別開扉」
問合せ:0747-24-0065
◆~11/30 9:00~17:00 浄瑠璃寺「秘仏吉祥天女像特別公開」
問合せ: 0774-76-2390
◆~12/7 岩船寺「岩船寺絵巻など秘宝特別公開」
岩船寺三重塔初層特別開扉は10/5~12/7の日祝日と10/25~11/10
問合せ:0774-76-3390
◆~12/7 9:30~16:00 長谷寺
「本尊大観音尊像特別拝観」「秋季特別寺宝展」
期間中もみじまつりも開催されています。
問合せ:0744-47-7001
◆~12/14 談山神社「秋の社宝特別公開」
問い合せ:0744-49-0001
◆~12/20 9:00~16:00 春日大社「第六十次式年造替」記念
国宝御本殿特別参拝・非公開御蓋山遥拝所・後殿特別参拝★
<<11月から特別公開されるものは・・・>>
◆11/1・11/2 9:00~17:00「藤ノ木古墳 石室特別公開」
問合せ:0745-70-1200
※11/1~11/30(期間中無休)9:00~17:00
斑鳩文化財センターにて「斑鳩 藤ノ木古墳の装身具展」開催
◆11/1~11/3 法隆寺「上御堂特別開扉」
普段非公開の上御堂(鎌倉時代)を開扉。
中には平安時代の釈迦三尊像(国宝)が安置されています。
問合せ: 0745-75-2555
◆11/1~11/3 吉田寺「多宝塔本尊秘仏大日如来」特別開扉
多宝塔(室町時代)内部の秘仏「大日如来坐像」が公開
問合せ:0745-74-2651
◆11/1~11/7 9:00~16:00 法輪寺「聖徳太子絵伝と寺宝展」
問合せ:0745-75-2686
◆11/1~11/10 當麻寺奥院「綴織 當麻曼陀羅 平成本特別開帳」
問合せ:0745-48-2008
◆11/1~11/16 如意輪寺「後醍醐天皇御霊殿」
問合せ:0746-32-3008
◆11/1~11/30 金峯山寺「蔵王堂秘仏ご本尊特別開帳」
問合せ:0746-32-8371
◆11/1~11/30 9:00~16:30 聖林寺「マンダラ展」
秘宝のマンダラ約15点を展示
国宝十一面観音「光背」復元図公開
問合せ:0744-43-0005
◆11/1~12/14 9:00~16:00 室生寺「金堂外陣からの特別拝観」
問合せ:0745-93-2003
◆11/2~11/24の土日祝日 「牧野ばくや古墳石室公開」
問合せ:0745-55-1001(広陵町教育委員会文化財保存課)
◆11/2~12/7 9:00~17:00 正暦寺「薬師如来倚像」
問合せ:0742-62-9569
◆11/3 10:00~16:00 霊山寺「三重塔特別開扉」
普段非公開の三重塔の初層の扉を特別に開扉。
内部壁画を拝観することが出来る一年に一回の機会。
問合せ:0742-45-0081
◆11/3 9:00~16:00 松尾寺「秘仏厄除観音特別開扉」
年に一度秘仏の本尊「厄除千手千眼観世音菩薩」を公開
◆11/8 浄瑠璃寺「三重塔特別開扉」
問合せ:0774-76-2390
◆11/8~11/17 8:00~17:00 櫻本坊「天武天皇御神像特別開帳」
問合せ:0746-32-5011
◆11/13~12/7 9:30~16:00 奈良国立博物館
「青銅器館、庭園・茶室、関野ホール」特別無料公開 ★
月曜日休館(ただし11/24は開館・11/25が休館になります)
◆11/23~11/30 9:00~16:30 當麻寺西南院
「當麻曼荼羅文亀本旧軸木」「平成来迎図」など特別公開
問合せ:0745-48-2202
(文中の★印は奈良倶楽部通信内の過去記事です。)
2014年10月28日火曜日
「第66回 正倉院展」*自分流鑑賞記
「天皇皇后両陛下傘寿記念 第66回 正倉院展」へ
初日10/24(金)の夕方に行ってきました。
16:30頃に到着で、待ち時間0分。館内も、私が鑑賞したここ何年かの中でびっくりするくらい空いてました。また今年は例年より出陳点数が少なく(でも、天皇皇后両陛下傘寿の記念展らしく華やかで素晴らしい宝物ばかり!)展示空間が広々と感じられました。そのため大変ゆっくりと見ることができ、ずっと「楽しい!」というわくわく感を維持しながら鑑賞できたのでした。
毎年のことながら天平の至宝に心掴まれるひととき。奈良倶楽部に戻って仕事をしながら、またこうしてブログを書きながら、観てきた宝物を思い出しては胸の中にじんわり温かい感情が溢れ出てくるという・・・どれだけ自分が「正倉院展LOVE」な人間なのかと嬉しくなって観ておりました。
では恒例の、自分流鑑賞記を図録の写真とともに綴ってみましょう。
私は正倉院宝物のデザインや色の美的センス、美意識の高さにいつもうっとりさせられるのですが、今年は特に「色彩の妙」に唸りながら鑑賞しました。
「桑木阮咸くわのきのげんかん」↑を入れる袋「深緑絁阮咸袋」↓の深緑色の色味の深いこと。絁あしぎぬというのは国産絹の平織りのことで、裏地をつけて袷仕立てになっています。その裏地の萌黄色も色鮮やかで、そこに残る墨書も鮮明でした。
楽舞用の靴下の緋色の美しさ。ここにも「迦楼羅」「東大寺 天平勝寳四年四月九日」の墨書が残っています。↓
聖武天皇が大仏開眼会で履かれた儀式用の靴「衲御礼履のうのごらいり」↓赤く染められた牛革で作られていますが、何と鮮烈で気品のある赤なのでしょう。
楽しみにしていた「鳥毛立女屏風」に描かれた女性像の健康的な肌色も印象が強烈でした。「面部は硫酸鉛による白色顔料を塗った上から赤色の隈取りを施し、小さく赤い唇には鮮麗な朱を塗り、眉は大きく弧を描き、額中央に花鈿、口の両側に靨鈿を点じる」と、図録の解説にありましたが、保存状態のいい第四扇(写真上↑の左側)と第五扇(写真下↓の右側)に比べて、第六扇(写真下↓の左側)は欠損が著しく、面相部を残して全て後補だということを知りました。
…ということは、第六扇(左側↑)の女性像のお顔は天平時代のまま!1250年以上も美しい肌の状態を保った天平美人には、人を惹き付けてやまない魅力があると思いました。
今回、一番ときめいたのは「人勝残欠雑張じんしょうざんけつざっちょう」↑
これは人日(正月七日)に行なわれた無病息災や子孫繁栄を願う行事に用いられた飾り物だそうで、色絹や金箔を人や動物、植物の形に切って飾りとしたものを屏風に貼ったり、髪飾りに用いたり、贈答したりしたそうです。
後年、破損が進んだために、明治時代に二枚分の残欠を一枚の裂に貼り合わせたものですが、それも何と大胆な決断だなぁと感心したのです。
「暈繝錦几褥うんげんにしきのきじょく」は献物用の台に敷く敷物です。↓
何とも味わい深い色彩が残っていて、配色のセンスに脱帽しました。
近年の調査で、用いられている染色材料と技法が判ったそうです。
また「暈繝うんげん」というのはグラデーションのことで、一つの色をぼかすのでなく、段階的に濃淡を付けて彩色する方法だそうです。
ここに使われている染料は、茜、藍、きはだ、紫根、紅花などの植物からのもの。二種類の植物染料を重ね染めも駆使して微妙な色を作り上げ、千年以上経っても素晴らしい風合いを保っている・・・大いにときめかせていただきました。
色彩にばかり目がいって鑑賞していましたが、この「粉地木理絵長方几ふんじもくりえのちょうほうき」↓の配色もやっぱりいいですね。図録の解説を読むと、鉛白など人工顔料も用いられているそうです。
献物用の台、もう一つ「金銀絵長花形几きんぎんえのちょうはながたき」↓も、色彩や形体に趣向があって素晴らしいです。
「色彩の妙」に感心しての鑑賞は最後の展示まで続きます。
玉繋ぎの編み物の残欠「雑玉幡 残欠」色ガラスの配色も見事です。
::
その他に、これらも美しかったです。
聖武天皇ゆかりの経典「梵網経ぼんもうきょう」↑
お経の表紙には山水画が描かれて、ガラスケースの壁面から見ると、これがとても繊細でびっくりしました。
また、この梵網経を納めたとされる経筒↓に装飾された文様も素晴らしかったです。
美しいなぁと感じたものはまだまだありますよ。
「鳥獣花背方鏡」↑方形の鏡は珍しいですね。
「檳榔木画箱びんろうもくがのはこ」↓のデザインはとってもモダン!
シルクロードからの将来品「白瑠璃瓶」↓を見ていると、繊細なガラスの器が遠く中近東での工房で作られ、長い旅路を経て、また長い時間を経て、今ここにある奇跡にロマンを感じてしまいます。
::
今年の御物には、聖武天皇の身近にあった家具・調度類がまとまって出陳されています。
聖武天皇ご遺愛の肘つき↑は、細部に至るまで精巧精緻な技巧を凝らした美しさ。これは身体の前に置いて肘をついて使われたものだそうで、肘つきに付けられていたクッション↓も見ると、聖武天皇の寛いでいらっしゃる様子が目に浮かぶようです。
こちらは寝台である「御床」↑と、その上に敷いた畳の残欠↓
このような実際に身につけてらっしゃったものを拝見すると
千年以上も遠い昔が時空を越えてとても身近に感じます。
::
「藤原仲麻呂の乱」から1250年の今年は、藤原仲麻呂(恵美押勝)に関連した武器・武具などが多く出陳していますが、全文が仲麻呂の筆跡と言われる「東大寺封戸処分勅書」↓ も。
力強い右上がりの字に、自信に溢れた権力者の姿が彷彿されて、鑑賞した中でも、実はかなり印象が強かったです。
鑑真和上が唐より将来した唐経のうちの一つと言われている「四分律 巻第十八」。鑑真和上と一緒に海を渡ってきたお経というだけで、またちょっと萌えてしまうのでした。
::
天平文化の粋をゆっくり楽しむことができ、幸せな時間でした。
館外に出ると、もうオータムレイトの列も途切れていました。
オータムレイトチケットに付いてくる記念品の収集も7年分!
今年は「第7回正倉院展」ポスターの図案の栞です。(写真右下↑)
ちなみに、博物館の地下回廊では昭和22年から昭和63年までの「正倉院展ポスター」が展示されています。(見学無料)
こちらも是非ご覧下さい。ブログにもアップしています。→★
最後に、正倉院宝物をデザインした記念切手も購入しました。
::
「天皇皇后両陛下傘寿記念 第66回 正倉院展」
会場:奈良国立博物館 東新館・西新館
会期:10/24〜11/12(会期中無休)
開館時間:午前9時~午後6時(金土日祝日午後7時まで)
入館は閉館の30分前まで
※11/12は天皇皇后両陛下の傘寿をお祝いし入館無料となります。
<<おまけの画像>>
こちらは、日本古来固有の赤である日本茜を中心に古代の染織技術を研究されている宮崎明子さんの作品。15年ぶりに出陳の「衲御礼履」の赤色を、同じように再現された赤革です。
奈良国立博物館向いの「飛鳥園」ギャラリーに展示されていますので、よろしければこちらもご覧下さいませ。
初日10/24(金)の夕方に行ってきました。
16:30頃に到着で、待ち時間0分。館内も、私が鑑賞したここ何年かの中でびっくりするくらい空いてました。また今年は例年より出陳点数が少なく(でも、天皇皇后両陛下傘寿の記念展らしく華やかで素晴らしい宝物ばかり!)展示空間が広々と感じられました。そのため大変ゆっくりと見ることができ、ずっと「楽しい!」というわくわく感を維持しながら鑑賞できたのでした。
毎年のことながら天平の至宝に心掴まれるひととき。奈良倶楽部に戻って仕事をしながら、またこうしてブログを書きながら、観てきた宝物を思い出しては胸の中にじんわり温かい感情が溢れ出てくるという・・・どれだけ自分が「正倉院展LOVE」な人間なのかと嬉しくなって観ておりました。
では恒例の、自分流鑑賞記を図録の写真とともに綴ってみましょう。
私は正倉院宝物のデザインや色の美的センス、美意識の高さにいつもうっとりさせられるのですが、今年は特に「色彩の妙」に唸りながら鑑賞しました。
「桑木阮咸くわのきのげんかん」↑を入れる袋「深緑絁阮咸袋」↓の深緑色の色味の深いこと。絁あしぎぬというのは国産絹の平織りのことで、裏地をつけて袷仕立てになっています。その裏地の萌黄色も色鮮やかで、そこに残る墨書も鮮明でした。
楽舞用の靴下の緋色の美しさ。ここにも「迦楼羅」「東大寺 天平勝寳四年四月九日」の墨書が残っています。↓
聖武天皇が大仏開眼会で履かれた儀式用の靴「衲御礼履のうのごらいり」↓赤く染められた牛革で作られていますが、何と鮮烈で気品のある赤なのでしょう。
楽しみにしていた「鳥毛立女屏風」に描かれた女性像の健康的な肌色も印象が強烈でした。「面部は硫酸鉛による白色顔料を塗った上から赤色の隈取りを施し、小さく赤い唇には鮮麗な朱を塗り、眉は大きく弧を描き、額中央に花鈿、口の両側に靨鈿を点じる」と、図録の解説にありましたが、保存状態のいい第四扇(写真上↑の左側)と第五扇(写真下↓の右側)に比べて、第六扇(写真下↓の左側)は欠損が著しく、面相部を残して全て後補だということを知りました。
…ということは、第六扇(左側↑)の女性像のお顔は天平時代のまま!1250年以上も美しい肌の状態を保った天平美人には、人を惹き付けてやまない魅力があると思いました。
今回、一番ときめいたのは「人勝残欠雑張じんしょうざんけつざっちょう」↑
これは人日(正月七日)に行なわれた無病息災や子孫繁栄を願う行事に用いられた飾り物だそうで、色絹や金箔を人や動物、植物の形に切って飾りとしたものを屏風に貼ったり、髪飾りに用いたり、贈答したりしたそうです。
後年、破損が進んだために、明治時代に二枚分の残欠を一枚の裂に貼り合わせたものですが、それも何と大胆な決断だなぁと感心したのです。
「暈繝錦几褥うんげんにしきのきじょく」は献物用の台に敷く敷物です。↓
何とも味わい深い色彩が残っていて、配色のセンスに脱帽しました。
近年の調査で、用いられている染色材料と技法が判ったそうです。
また「暈繝うんげん」というのはグラデーションのことで、一つの色をぼかすのでなく、段階的に濃淡を付けて彩色する方法だそうです。
ここに使われている染料は、茜、藍、きはだ、紫根、紅花などの植物からのもの。二種類の植物染料を重ね染めも駆使して微妙な色を作り上げ、千年以上経っても素晴らしい風合いを保っている・・・大いにときめかせていただきました。
色彩にばかり目がいって鑑賞していましたが、この「粉地木理絵長方几ふんじもくりえのちょうほうき」↓の配色もやっぱりいいですね。図録の解説を読むと、鉛白など人工顔料も用いられているそうです。
献物用の台、もう一つ「金銀絵長花形几きんぎんえのちょうはながたき」↓も、色彩や形体に趣向があって素晴らしいです。
「色彩の妙」に感心しての鑑賞は最後の展示まで続きます。
玉繋ぎの編み物の残欠「雑玉幡 残欠」色ガラスの配色も見事です。
::
その他に、これらも美しかったです。
聖武天皇ゆかりの経典「梵網経ぼんもうきょう」↑
お経の表紙には山水画が描かれて、ガラスケースの壁面から見ると、これがとても繊細でびっくりしました。
また、この梵網経を納めたとされる経筒↓に装飾された文様も素晴らしかったです。
美しいなぁと感じたものはまだまだありますよ。
「鳥獣花背方鏡」↑方形の鏡は珍しいですね。
「檳榔木画箱びんろうもくがのはこ」↓のデザインはとってもモダン!
シルクロードからの将来品「白瑠璃瓶」↓を見ていると、繊細なガラスの器が遠く中近東での工房で作られ、長い旅路を経て、また長い時間を経て、今ここにある奇跡にロマンを感じてしまいます。
::
今年の御物には、聖武天皇の身近にあった家具・調度類がまとまって出陳されています。
聖武天皇ご遺愛の肘つき↑は、細部に至るまで精巧精緻な技巧を凝らした美しさ。これは身体の前に置いて肘をついて使われたものだそうで、肘つきに付けられていたクッション↓も見ると、聖武天皇の寛いでいらっしゃる様子が目に浮かぶようです。
こちらは寝台である「御床」↑と、その上に敷いた畳の残欠↓
このような実際に身につけてらっしゃったものを拝見すると
千年以上も遠い昔が時空を越えてとても身近に感じます。
::
「藤原仲麻呂の乱」から1250年の今年は、藤原仲麻呂(恵美押勝)に関連した武器・武具などが多く出陳していますが、全文が仲麻呂の筆跡と言われる「東大寺封戸処分勅書」↓ も。
力強い右上がりの字に、自信に溢れた権力者の姿が彷彿されて、鑑賞した中でも、実はかなり印象が強かったです。
鑑真和上が唐より将来した唐経のうちの一つと言われている「四分律 巻第十八」。鑑真和上と一緒に海を渡ってきたお経というだけで、またちょっと萌えてしまうのでした。
::
天平文化の粋をゆっくり楽しむことができ、幸せな時間でした。
館外に出ると、もうオータムレイトの列も途切れていました。
オータムレイトチケットに付いてくる記念品の収集も7年分!
今年は「第7回正倉院展」ポスターの図案の栞です。(写真右下↑)
ちなみに、博物館の地下回廊では昭和22年から昭和63年までの「正倉院展ポスター」が展示されています。(見学無料)
こちらも是非ご覧下さい。ブログにもアップしています。→★
最後に、正倉院宝物をデザインした記念切手も購入しました。
::
「天皇皇后両陛下傘寿記念 第66回 正倉院展」
会場:奈良国立博物館 東新館・西新館
会期:10/24〜11/12(会期中無休)
開館時間:午前9時~午後6時(金土日祝日午後7時まで)
入館は閉館の30分前まで
※11/12は天皇皇后両陛下の傘寿をお祝いし入館無料となります。
<<おまけの画像>>
こちらは、日本古来固有の赤である日本茜を中心に古代の染織技術を研究されている宮崎明子さんの作品。15年ぶりに出陳の「衲御礼履」の赤色を、同じように再現された赤革です。
奈良国立博物館向いの「飛鳥園」ギャラリーに展示されていますので、よろしければこちらもご覧下さいませ。
2014年10月27日月曜日
今年も「奈良旅手帖2015」販売しています*
奈良倶楽部のフロントカウンターが賑やかになる季節到来☆
お待たせしました!”奈良を旅してあったら便利”という情報満載の
「奈良旅手帖」2015年版が今年も入荷致しました。
奈良好きさん達の間ではもうすっかりお馴染みの「奈良旅手帖」ですが、どのような情報が載っているのか、今年の手帖からご紹介します。
・月々のお花情報
・奈良県内の伝統行事やイベントの情報
・日の出、日の入り時間や旧暦、六曜、二十四節気
・歴代天皇の名前
・天智系、天武系の飛鳥・奈良時代の系図
・寺社の拝観料、拝観時間、駐車場の有無等の基本情報
・神社仏閣での多目的トイレの有無情報
・御朱印情報
・美術館博物館情報(開館時間・休館日・入館料など)
・道の駅情報
・レンタサイクル、レンタカー情報
・JRや近鉄の各駅のコインロッカー情報
・その他の手荷物預かり所情報
・奈良県内のロープウェイ・ケーブルカー情報
・近鉄・JR奈良駅付近の銭湯情報(営業時間・定休日など)
・早朝営業・朝食が食べられるお店情報
・奈良の特産・物産を扱うお店
・鉄道路線図
・明日香村、山辺の道、葛城古道、奈良市内の地図
・奈良県内すべての市町村が書かれた地図・・・など。
そして・・・手帖のページの左端に掲載の歌を楽しみにされている方も多いでしょう。今年は元正天皇即位1300年目ということで、元正天皇と関わりのある人物が詠んだ歌が掲載されていますよ。
今年の表紙は6種類。奈良倶楽部では全種類取り扱っています。
表紙を見開いた様子はこちらに詳しく載っています。
手帖は一冊税込み1840円。(←サイトには税別1860円になっていますが、正しくは税込み1840円です)
見本も置いていますので、どうぞお手に取って見て下さいね。
お待たせしました!”奈良を旅してあったら便利”という情報満載の
「奈良旅手帖」2015年版が今年も入荷致しました。
奈良好きさん達の間ではもうすっかりお馴染みの「奈良旅手帖」ですが、どのような情報が載っているのか、今年の手帖からご紹介します。
・月々のお花情報
・奈良県内の伝統行事やイベントの情報
・日の出、日の入り時間や旧暦、六曜、二十四節気
・歴代天皇の名前
・天智系、天武系の飛鳥・奈良時代の系図
・寺社の拝観料、拝観時間、駐車場の有無等の基本情報
・神社仏閣での多目的トイレの有無情報
・御朱印情報
・美術館博物館情報(開館時間・休館日・入館料など)
・道の駅情報
・レンタサイクル、レンタカー情報
・JRや近鉄の各駅のコインロッカー情報
・その他の手荷物預かり所情報
・奈良県内のロープウェイ・ケーブルカー情報
・近鉄・JR奈良駅付近の銭湯情報(営業時間・定休日など)
・早朝営業・朝食が食べられるお店情報
・奈良の特産・物産を扱うお店
・鉄道路線図
・明日香村、山辺の道、葛城古道、奈良市内の地図
・奈良県内すべての市町村が書かれた地図・・・など。
そして・・・手帖のページの左端に掲載の歌を楽しみにされている方も多いでしょう。今年は元正天皇即位1300年目ということで、元正天皇と関わりのある人物が詠んだ歌が掲載されていますよ。
今年の表紙は6種類。奈良倶楽部では全種類取り扱っています。
表紙を見開いた様子はこちらに詳しく載っています。
手帖は一冊税込み1840円。(←サイトには税別1860円になっていますが、正しくは税込み1840円です)
見本も置いていますので、どうぞお手に取って見て下さいね。
2014年10月26日日曜日
正倉院*外構の一般公開
「正倉」整備工事に伴い、外構の公開が長い期間 休止中だった正倉院ですが、昨日10/25より3年2ヶ月ぶりに外構の公開が再開されました。
正倉院は、奈良倶楽部から徒歩数分のところにあります。
奈良奥山ドライブウェー入口から
大仏殿の方へ右折して塀沿いに歩くと
威風堂々、天平時代の遺構がそのまま伝わる正倉院へと誘われます。
今回の整備工事では、新たに製作した瓦の他に古い時代の瓦も再用するなど、時代が異なる瓦を配置しているために、屋根瓦の色が異なって見えます。
詳しくは「正倉整備工事第4回現場見学会」に行ってきた時のブログに書いていますが、一般公開で見ることができる東面の屋根瓦は、中央に室町・慶長時代及び江戸時代の再用瓦(一部は鎌倉・明治再用平瓦)を、残りの両サイドの平瓦は、今回新規製作した伝統製法瓦を配しているそうです。
一般公開は見学無料で、公開時間は・・・
11/12までの「第66回正倉院展」会期中は10:00〜16:00(期間中は無休)
11/13以降は平日のみで10:00〜15:00(土日祝日は閉門)
奈良国立博物館で開催の「正倉院展」とあわせて、是非ご覧下さい。
正倉院は、奈良倶楽部から徒歩数分のところにあります。
奈良奥山ドライブウェー入口から
大仏殿の方へ右折して塀沿いに歩くと
威風堂々、天平時代の遺構がそのまま伝わる正倉院へと誘われます。
今回の整備工事では、新たに製作した瓦の他に古い時代の瓦も再用するなど、時代が異なる瓦を配置しているために、屋根瓦の色が異なって見えます。
詳しくは「正倉整備工事第4回現場見学会」に行ってきた時のブログに書いていますが、一般公開で見ることができる東面の屋根瓦は、中央に室町・慶長時代及び江戸時代の再用瓦(一部は鎌倉・明治再用平瓦)を、残りの両サイドの平瓦は、今回新規製作した伝統製法瓦を配しているそうです。
一般公開は見学無料で、公開時間は・・・
11/12までの「第66回正倉院展」会期中は10:00〜16:00(期間中は無休)
11/13以降は平日のみで10:00〜15:00(土日祝日は閉門)
奈良国立博物館で開催の「正倉院展」とあわせて、是非ご覧下さい。
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