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2015年1月31日土曜日

土楽窯・福森道歩さんの「土鍋の会」は明日です

福森道歩さんの「土鍋の会」、いよいよ明日2/1開催です!
参加者の皆様もきっと楽しみにお待ちだと思いますが、主催者の私も楽しみで楽しみで、先日は打ち合わせに伊賀の里まで行ってきました。
古く奈良時代から焼物の里として名を馳せる三重県伊賀市丸柱の
懐かしい里山の風景のなかにある伊賀焼の窯元「土楽」さん。
初めて訪れた伊賀の里でしたが、「ほぼ日」で紹介されていた、そのままの風景〜懐かしいような温かで素朴な風景〜がそこにありました。

打ち合わせでは、当日のメニューや段取りもおよそ決まってほっと。
その後、工房も見学させていただきました。
「土楽」では、職人さん達がろくろを回し手びねりで、時間をかけて土鍋を作られています。手びねりの土鍋は、機械で型にはめて成型した土鍋と違って、素地に空気が多く含まれるのだそうです。
伊賀の土はもともとが多孔性で目に見えない細かな穴があいているそうですが、「土楽」の手びねりの土鍋は更にたくさんの空気を含んで、 火にかけた時に熱の持ちがよく、それが、食材を活かした調理ができるという特性になります。
見慣れた口付き黒鍋やポトフ鍋の他に、水コンロ↓などもあって
当日は沢山の種類のお鍋を持って来て下さるということです。
ギャラリーも見学させていただきました。
水コンロというのは、下の写真まん中の黒鍋の下のもの↓
当日のデモンストレーションにも登場しますよ。
片手鍋や一人用鍋など小ぶりの鍋にも目が泳ぎっぱなしの主催者ですが
当日の業務連絡を・・・
11:00~13:00と14:30~16:30の2回の開催ですが
どちらも開場(受付開始)は15分前からになります。
ではどうぞよろしくお願い申し上げます。

2015年1月30日金曜日

奈良博「和紙」展と水門町周辺のニュース*

奈良国立博物館の特集展示「和紙-文化財を支える日本の紙-」
観てきました。(3/15まで展示)
こうぞや三椏みつまたなどの樹皮の繊維をもとにつくる手漉きの和紙。この伝統的な素材と技に支えられた日本の和紙は、古くから経典や文書、絵巻の料紙として使用されるとともに、掛軸の裏打や経巻の繕いなど、文化財の修理に欠くことのできない材料として広く用いられてきました。修理材料としての和紙の優秀さは海外でも高く評価されており、ユネスコ無形文化遺産への登録というニュースも記憶に新しいところです。奈良博のサイトより)
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昨年、ユネスコ無形文化遺産に登録されたのは、岐阜県美濃市の「本美濃紙」、島根県浜田市の「石州半紙」、埼玉県小川町・東秩父村の「細川紙」の3つの和紙。
残念ながら奈良県吉野町国栖の「吉野和紙」(掛軸の表装で裏打ちに使われる「美栖紙」「宇陀紙」、漆や染料などの濾しに適した「漆濾紙」の3種類)は登録なりませんでした。
でも吉野の3種類の和紙も文化財修理に欠かせない材料で、それぞれの和紙の持つ特性やどういった文化財に使われているのかなどもよくわかり、特に、吉野の「漆濾紙」などは実際に見て本当にすごいなぁと思いました。
また、飛鳥時代からそれぞれの時代で使われていた原料が違う和紙を、その時代の名品を通して紹介もされていて(例えば、奈良時代の和紙を紹介するのには、聖武天皇直筆の「国宝 賢愚経けんぐきょう巻第十五〈大聖武〉」だったり)、 一室だけの小さな特集展示でしたが、大変内容の充実した興味のつきない展覧会でした。
それにしても、和紙の産地はほぼ全都道府県にあるのですね。

展覧会開催期間中、通常の開館時間は9:30~17:00ですが
2/3は無料観覧日で19時まで開館。
2/22は夫婦で観覧の場合は半額で。
「なら瑠璃絵」会期中の2/8~2/14は20:30まで開館。
「二月堂お松明」の期間中3/1~3/11と3/13・3/14は18:00まで
3/12は19:00まで開館しています。(それぞれ入館は閉館の30分前まで)

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奈良博で見つけたチラシ。
<<お水取り 「講話」と「粥」の会>> が2/14に開催されるのですね。
クリックで拡大します。↑↓ 詳細はこちら


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さて、博物館を出て帰りの道中
山焼きで黒焦山になった若草山を望む一等地、旧県警本部長官舎などの跡地に、ミシュラン4年連続二つ星の日本料理の「夢窓庵」とスペイン料理の「アコルドゥ」が、2015年度中にもオープン予定ということです。↓↑(ブログ「鹿鳴人のつぶやき」に詳細が書かれています。)
依水園から戒壇院へ抜ける水門町には、大和路の風景を撮り続けた写真家・入江泰吉さんの旧居が 3/1 にオープンします。
新しい施設ができるって、やっぱりわくわくしますね。

2015年1月29日木曜日

二月堂散策と冬の鹿*

雨の日がしばらく続いて、今朝は久しぶりのお日さま。
久しぶりに二月堂までお散歩です。
ちょうど ひと月後には、ここで天狗寄せ
きっとあっという間にお水取りが始まるのでしょうね。
 そんなことを想像しながら細殿を抜けたら小雪がちらついていました。
 節分のお豆さんを買って、星供養のご祈祷をお願いして。
 二月堂の黒板の絵はまた新しくなっていました。
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今日はこの後に国立博物館まで歩いたのですが
その往復の道中に遭遇した鹿画像もどうぞ++
鹿たちって揃って同じポーズを取るのは偶然なのかな?
と思いながら見ていると、それぞれ別方向の一団もあり。
浮雲園地では、片角の子鹿を発見。まだ角になっていない産毛に覆われた様子が可愛いけれど、まったく片方しか角がないので驚いています。

 戒壇院の前では、つい最近生まれたばかりのような子鹿も。
お地蔵さんの後ろに並んでお地蔵さんのようなポーズの鹿の群れ。
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今日は、晴れ間が出たと思ったら小雪が舞ったりの寒い一日でした。
思い切らないと中々出かけられませんが、しっかり防寒して風を切って歩くのもまたいいものですね。

2015年1月28日水曜日

アクセスゲットありがとうございました*

同時に2名のブログ読者の方からご連絡いただきました。
1,111,111アクセス!

「奈良倶楽部通信PART:II」になって4年9ヶ月。
今回も毎日読んで下さっている愛読者の方で
「ブログを参考に、これからも奈良を楽しんでいきたいと思っています」というメッセージもいただきました。
大阪府のO様、愛知県のU様、どうもありがとうございました。
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コメント欄を外しているブログですが、時々こうして読者の方との交流を楽しんでいます。ぞろ目の好きなブログ主ゆえ、次回のアクセスゲットは2,222,222になるのかな?(つまりずーっと先になりますね。)
カウントゲットはさておき、時々いただく「こんな奈良の旅をしてきましたよ。」「紅葉のブログ写真を眺めながら遠く奈良の秋を想っています。」「次回の奈良旅で行ってみます。」「こんなお店ができていましたよ。」等々、皆様からのメールに励まされたり勉強になったり張り切ったりと、奈良の情報を発信するという仕事の一面を持つブログながら、私自身の心の糧ともなっています。
今後とも、あたたかな叱咤激励をどうぞよろしくお願い致します。

2015年1月27日火曜日

2月のお出かけ情報④〜イベントのご案内

◇1/31〜2/8 9:30〜19:00「HAPPY SPOT NARA

場所:奈良県文化会館(月曜休館)/東大寺/近鉄奈良駅周辺店舗
奈良女子大学講堂 他
問合せ:たんぽぽの家(tel:0742-43-7055
第4回目となる障害のある人の総合芸術祭。
ブログ内過去記事はこちら→2012年
 2013年

◇2/1〜3/15 毎朝10:00~ 約15分間「鹿寄せ」

場所:奈良公園飛火野 春日大社参道南側
※毎週月曜日は休み
問合せ:奈良の鹿愛護会(tel:0742-22-2388)
鹿寄せのブログ内記事はこちら

◇2/3~2/8  18:00~19:00(受付け17:30)
「冬のならまちナイトカルチャー」
場所:奈良市ならまちセンター
江戸から明治にかけての町家の面影を伝える奈良町にて
奈良の夜を楽しく過ごしていただく催しです。
日替わりで、伝統文化や芸能を鑑賞していただけます。
問合せ:(tel:0742-27-1820)
★2/3(火)元林院の文化と奈良の舞鑑賞(500円)
★2/4(水)落語・講談鑑賞(500円)
★2/5(木)雅楽鑑賞(500円)       
★2/6(金)大蔵流狂言鑑賞(1000円)           
★2/7(土)落語鑑賞(500円)
★2/8(日)金剛流ならまち能鑑賞(500円) 

◇2/8〜2/14 18:00〜21:00 「しあわせ回廊 なら瑠璃絵」 
冬の奈良公園に瑠璃色の灯りが輝く7日間。
※「なら瑠璃絵」についての詳細はまた後日にアップいたします。

◇2/9〜2/15「珠光茶会」
茶道の源流とも言える奈良の地で「わび茶」を創始した奈良出身の村田珠光にちなんだ一大茶会「珠光茶会」の第2回目が今年も開催されます。東大寺や春日大社など市内七社寺や奈良町を舞台に三千家や、今年は新たに石州流が加わって、茶道に造詣の深い人をはじめ、お茶に親しむ機会の少ない人や観光で訪れる人など幅広い層にお茶に親しんでいただき、奈良でのお茶文化の裾野を広げるためのイベントです。
問合せ:なら100年会館(0742-34-0111)
昨年のブログ記事はこちら

◇2/20・2/21「あるくん奈良まちなかバル」 


◇2/21〜3/8「大和な雛まつり」
場所:大和郡山市旧市街

◇開催中〜2/22「イルミ奈〜ら」

会場:萬葉植物園
営業時間:17:30~21:30(点灯17:45、最終入場21:00)
LED数も夏の80万球から100万球へ増設して更にスケールアップ。
有料:大人1000円・小人500円
春日大社駐車場:開演時21:00まで入場可/22:00完全閉鎖(有料)
問合せ:0742-25-4720

2015年1月26日月曜日

2月のお出かけ情報③〜寺社伝統行事や年中行事

寒さ厳しい日が続いています。
それでも以前より少し日が長くなって「春近し」と心待ちの2月です。
(2013年1月撮影:長谷寺寒牡丹)

◇2/1 4:30~登彌神社「粥占い(筒粥祭)」
早朝の4:30から細い竹筒を入れた大釜で小豆粥を炊き
37本の竹筒それぞれの中に米や小豆の粒がいくら入ったかで
収穫する37種類の作物の豊凶を占う神事。
奈良市指定の無形民俗文化財です。
問合せ:登彌神社(tel:0742-45-3965)

◇2/1 矢田寺修二会
問合せ:矢田寺(tel:0743-53-1445)

◇2/1 13:00~ 當麻寺中之坊「だらにすけ加持会」
問合せ:當麻寺(tel:0745-48-2001)

◇2/1~2/3 法隆寺「西円堂修二会」
西円堂本尊薬師如来に祈願する薬師悔過の法要
2/1・2/2は13:00〜、2/3は17:00〜 堂外より参拝可。
問合せ:法隆寺(tel:0745-75-2555)

◇2/1~2/3 17:00~ 霊山寺修二会
1300年の歴史を持つ霊山寺に受け継がれた薬師悔過の法要
問合せ:霊山寺(tel:0742-45-0081)

◇2/2 17:30~ 石上神宮「玉の緒祭」
問合せ:石上神宮(tel:0743-62-0900)

◇2/1 14:00~ 飛鳥坐神社「おんだ祭」
農耕の所作を演じた後、天狗とお多福が夫婦和合の姿を演じる。
子宝に恵まれるといわれる“福(拭く)の神(紙)”が
最後にまかれて参拝者はそれを奪い合う。
五穀豊穣、子孫繁栄を祈る神事、天下の奇祭とも言われる。
問合せ:飛鳥坐神社(tel:0744-54-2071)

◇2/3 「節分行事」県内各寺社の行事の案内はこちらに。

◇2/11 「初午法要」
奈良市内では慈眼寺(tel:0742-26-2936)
県下では松尾寺(tel:0743-53-5023)など。

◇2/5 10:00〜 法隆寺三経院「三蔵会」
玄奘三蔵(三蔵法師)の遺徳をしのび命日に行う法要。
問合せ:法隆寺(tel:0745-75-2555)

◇2/5 14:00~ 大神神社「卜定祭」
地元特産「三輪素麺」の新しい年の販売価格を占う。
祝詞奏上の後、古式に則って卜定が行われ、ご神意のまにまに素麺の卸値として「高値」「中値」「安値」の中から今年の価格が決まります。
また祭典後拝殿前斎庭で三輪素麺掛唄保存会の皆さんによる踊り「三輪素麺掛け唄」も奉納されます。

◇2/6 10:30~ 大神神社「おんだ祭」
拝殿向拝を田に見立てて行われるお田植え神事
問合せ:大神神社(tel:0744-42-6633)

◇2/8~2/14 14:00~ 長谷寺修二会
問合せ:長谷寺(tel:0744-47-7001)

◇2/10 14:00~ 大和神社「お田植え祭」
問合せ:大和神社(tel:0743-66-0044)

◇2/11「紀元祭」
石上神宮(tel:0743-62-0900)9:00~
大神神社(tel:0744-42-6633)9:00~
談山神社(tel:0744-49-0001)9:00~
橿原神宮(tel:0744-22-3271)11:00~

◇2/11 16:00 村屋神社(田原本町)「御田祭」
問合せ:村屋神社(tel:0744-32-3308)
大神神社別宮 縁結びの神社です。

◇2/11 14:00~15:00 廣瀬神社「砂かけ祭り」
砂を雨になぞらえ、豊作を願って激しい砂かけ合戦が行われる。
参拝には砂よけビニールをお忘れなくということです。
問合せ:廣瀬神社(tel:0745-56-2065)

◇2/11 8:00~14:00 春日神社、市杵島神社「江包・大西お綱祭り」
問合せ:桜井市観光協会(tel:0744-42-9111)

◇2/11 二月堂修二会「竹送り」
「竹送り」のブログ内過去記事はこちらをご覧下さい。 
7:45〜 京田辺市普賢寺大御堂観音寺駐車場に集合
根付きの竹を掘り起こします。
9:00〜   普賢寺にて道中安全祈願の法要が行われた後、車で出発。
           普賢寺には、十一面観音菩薩(国宝)が祀られています。
10:30頃  奈良阪到着後、大八車に移され徒歩で二月堂を目指します。
11:00頃  転害門前広場にてお迎え式。地元有志による接待。
12:00過ぎ 東大寺二月堂に奉納。
(※時間は 前後します。)

◇2/13 10:00〜 弘仁寺「星供祈願会」

◇2/14 15:00~ 長谷寺だだおし
ほら貝や太鼓が打たれる中をだだおしの鬼が大松明をかついで走り回る行事です。
問合せ:長谷寺(tel:0744-47-7001)

◇2/15 五劫院「涅槃会」(tel:0742-22-7694)
2/12~18に予約して頂いた方は、涅槃会を拝観して頂けます。
2/15は檀家さんのみで行います。

◇2/15 10:00~ 興福寺「涅槃会」
涅槃画像を掲げ釈迦の遺徳を偲ぶ行事。
涅槃図は16:00まで公開されている。
本坊の北客殿で行なわれ、誰でも参拝でき甘酒の接待もあります。
問合せ:興福寺(tel:0742-22-7755)

◇2/15 唐招提寺礼堂「涅槃会」
問合せ:唐招提寺(0742-33-7900)

◇2/15 13:30〜 法隆寺大講堂「涅槃会」
問合せ:法隆寺(tel:0745-75-2555)

◇2/15 法輪寺「新春妙見護摩祈祷」
問合せ:法輪寺(tel: 0745-75-2686)

◇2/17 10:00〜「祈年祭」
大神神社(tel:0744-42-6633)10:00~
談山神社(tel:0744-49-0001)10:00~

◇2/18 10:00~ 二月堂「油量り」
2011年のブログ内記事はこちら

◇2/19 11:00~ 石上神宮「祈年祭」
問合せ:石上神宮(tel:0743-62-0900)

◇2/21 13:00〜14:00 浄見原神社「国栖奏」
応神天皇が吉野の宮を訪れたとき、国栖地方の里人が
一夜酒と歌舞でもてなした故事に因む行事。
県指定無形民俗文化財。
問合せ:吉野町観光商工課(tel:0746-32-3081)

◇2/22 鏡作神社(田原本町)「御田祭」
鏡作神社の例祭で、古い伝統のある農耕神事。
10:00〜神前に山の幸・海の幸と松苗を献じ、祈年祭が行われ
13:00〜「御田植舞」「豊年舞」の奉納と牛使いの神事が行われる。
牛使いが乱暴にするとその年は慈雨に恵まれるという。
神事の後、拝殿から御田の松苗や御供が撒かれ参拝者は競って拾う。
問合せ:鏡作神社(tel:0744-32-2965)

◇2/22 14:00~ 池神社(田原本町)「御田祭」
問合せ:池神社(tel:0744-32-2391)

◇2/22 八坂神社(田原本町)「華鎮祭(けいちんさい)」
問合せ:八坂神社(tel:0744-32-3308)

◇2/24 當麻寺奥院「御忌大法要」
法然上人の命日法要。
法然上人像(重要文化財)も特別公開されます。
問合せ:當麻寺奥院(tel:0745-48-2008)

◇2/25 菅原天満宮「おんだ祭」
神輿倉の前で狂言形式で奉納される農耕神事
問合せ:菅原天満宮(tel:0742-45-3576)

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◇2/20~2/28 二月堂修二会「別火」についての過去記事

★2/18「油量り」(2011年の記事
★2/20「別火入り」(2009年の記事
★2/21「社参」13:00~ ( 2008年の記事
★2/21「注連縄張り」(2008年の記事) 
★2/21「注連撒き」(2009年の記事)
★2/25「社参」13:00~(2010年の記事 2012年の記事
★2/28 14:30~「練行衆 別火坊出発」2009年の記事 2012年の記事
★2/28 18:00~「大中臣祓い」(2009年の記事 2012年の記事

2015年1月25日日曜日

若草山焼き*

今年は転害門から若草山の山焼きを見学しました。
毎年のことですが、チェックイン時間と重なって、あまり遠くまで見に行くことができませんし、これも毎年のことですが、綺麗な写真を撮ることができません。そして毎年のことですが、こうやって言い訳をしているような気がしますね。

転害門越しに見ていたので、山全体が見えませんでしたが、意外に早く火が回ったように思いました。こうして無事に山焼きが済んで、春にはまた新しい芝が一斉に芽吹くことでしょう。

2015年1月24日土曜日

アクセスゲットのお知らせ*

ふと気がつくと、ブログのアクセスが
もうすぐ1,111,111になろうとしていました。
恒例になりましたが・・・・今回も、記念すべき1,111,111アクセス目をカウントゲットされた方がいらっしゃいましたら、数字を撮った写真を添付してご連絡いただけませんでしょうか。ささやかなものですが、奈良らしい記念品をお送りさせていただきたいと思っています。
メールアドレスはnaraclub@kcn.ne.jpです。
(アクセス数はブログのトップ左側に表示されています。)
お手数ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

2月のお出かけ情報②〜秘宝秘仏特別公開

冬の奈良の秘宝秘仏公開は、春や秋に比べると、さすがにそれほど多くはありません。でも、静かな冬ならではのキャンペーン「奈良うまし冬めぐり」という特別企画も開催されていますので、冬ならではの奈良へ是非お越し下さいませ。

◇〜2/4 9:00~16:30 西大寺「愛染明王」「聚宝館」特別公開

◇〜2/28 談山神社談峯龍神像 新春特別公開

◇〜2/28 9:00~16:30  當麻寺中之坊布袋尊百童子屏風ご開帳

◇〜2/28 壺阪寺本尊御前立秘仏厄除観音特別開帳

◇2/3 金剛寺「星供曼荼羅、星祭九曜星本尊公開」

◇2/3〜2/4 8:00~17:00 松尾寺
             「松尾山七福神特別開扉」「大黒天念持仏公開」

◇2/8 10:00~16:00 浄瑠璃寺「三重塔特別公開」

◇2/11 8:00~19:00 慈眼寺「聖観世音菩薩特別公開」

◇2/12〜2/18 9:00~15:00 五劫院「五劫思惟阿弥陀仏」特別開扉
*但し、見学希望の時間を電話にて申し込むこと(0742-22-7694)

◇2/15 法輪寺「秘仏妙見菩薩像」特別開扉

◇2/16 當麻寺中之坊導き観音ご開帳
◇2/24 當麻寺奥院法然上人像(重文)特別開帳

2015年1月23日金曜日

東京あちこち*

つい10日前にも急用にて行ってました
今回はずっと前から予定していた東京ステイ。
私事ですが行って来たところをざざ〜っとブログに自分メモ。
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新幹線に乗る前に、京都駅伊勢丹美術館「えき」にて
「日本の色、四季の彩 染色家 吉岡幸雄展」(会期は終了)

江戸時代から続く京都の染屋「染司よしおか」5代当主の吉岡幸雄さん。植物染めにこだわり、二月堂修二会や薬師寺花会式で荘厳される造花の和紙や石清水八幡宮の花神饌、東大寺・薬師寺の伎楽面や衣装など、古社寺の伝統的な行事に関わり、日本古来の染織技術を探求される一方で、現代建築の店舗デザインなども手がけるなど、吉岡さんの幅広い仕事ぶりが紹介された展覧会、本物の美しさ、日本の美意識の素晴らしさに触れることができた展覧会でした。(余談ですが、吉岡さんの仕事について紹介した映画「紫」のブログ記事はこちら
上の写真右は京都の花屋「みたて」さんのFBページから拝借したのですが、会場入口の餅花を制作されたのだそうです。

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日中に新幹線に乗るのは何年ぶり?本当に久しぶりに見る富士山!
「只今左手に、雲に覆われた富士山が見えています」という車内アナウンスあり。こういう親切は嬉しいですね。
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さて東京駅について真っ先に会ったのが彼女
7年前の冬に我が家でホームステイをしていた韓国のヘソンさん。
韓国の大学を卒業して三浪して東京芸大大学院へ入学してもう2年。
保存修復日本画修士課程卒業終了展が1/26〜1/31にあるのだとか。

作品展前の忙しい時期でしたが二人でしばらくお茶して楽しいひととき。大変な苦労と努力をして頑張っている姿に胸がジーンとなりました。「日本が大好きになったのはお母さんのおかげですよ」なんていう泣けるような言葉もかけてくれて!上の写真は作品展の案内状で左の孔雀明王像が彼女の作品です。
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で、もう一ヶ所見ておきたかった作品展は
奈良の松前旅館の女将、柳井尚美さんの書の展覧会(会期は終了)
会場での映像で飛火野の神々しい風景を見てあらためて奈良の魅力に触れ、墨の持つ凛とした力強さと美しさに感動した展覧会でした。

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東京2日目は、息子の車で世田谷の砧公園へ。


公園の中にある世田谷区立美術館では好きな画家、難波田史男の展覧会をしていて、見応えあって大満足。一歳3ヶ月の孫の美術館初体験に同行できたばーばは、もうちょっと大きくなったら一緒に美術館巡りをしたいなぁと妄想していました。

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家族ぐるみでお付き合いのあるフランス在住の中嶋俊樹さんとお兄さんの英樹さんの二人展へも行きました。(1/29まで)
神楽坂の「ギャラリー&スペースえーとる」で。

ギャラリー近くの神社、赤城神社の拝殿、本殿、客殿 がスタイリッシュな現代建築なのでびっくり。カフェやマルシェもあり、地域の暮らしにも密着した雰囲気が奈良にはない様子でちょっと心惹かれました。

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最終日は東京国立博物館の「みちのくの仏像」展へ。
東北の三大薬師と称される、岩手県黒石寺(写真上の看板↑)、福島県勝常寺(写真下の左↓)、宮城県双林寺(写真下の右↓)の薬師如来像をはじめ
東北各県を代表する仏像が出品されています。
特に、福島県勝常寺は、昨年末に薬師寺で開催された「徳一菩薩」についてのシンポジウムで知ったところだったので、堂々とした姿の薬師如来像(国宝)を実際に拝見でき感動いたしました。
その他に岩手県天台寺の聖観音菩薩立像(写真下の左)の、荒々しいノミ目が残る(鉈彫りと言うそう)姿にも、初めて目にした円空仏にも感動して、奈良や京都の寺社で拝観する仏さま達とは明らかに違う風貌、素朴な人間味ある姿に心がじんとしたのでした。(4/5まで開催)


本館では日本美術の流れを時代を辿ってゆっくりじっくり鑑賞
展示に集中して鑑賞でき、それが心地よい余韻となっています。
本館コレクション展や法隆寺宝物館は、ほとんどが撮影可能なのが嬉しいですね。法隆寺宝物館ではたくさんの半跏思惟像があり、その中には、中宮寺のような美仏ではない、すごく”おじさん”ぽい半跏思惟像もあったのが印象に残っています。

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帰りの新幹線までの待ち時間に日本橋へちょっと寄り道。


「奈良まほろば館」では大神神社の展示や講演会。徒歩圏内の「ヒナタノオト」にも寄り、三越では奈良一刀彫の雛人形の展示もちらりと。

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今回はオフシーズンに息子と娘の所を訪ねたのですが、どちらかというと家にいていっぱいご飯を作って喜んでもらったというような・・・そういう意味で達成感いっぱいの旅でした。