奈良県と三重県との県境に位置する山添村の神野山山腹に
鍋倉渓というところがあります。
長さ約650mに渡って、巨石が川のように谷を埋めていて、宇宙の天の川を写したものだとか、古代人が何らかの意図をもって作ったものでは等と云われ、不思議な景観を造りだしているところです。
実際に、山頂にある王塚を白鳥座のデネブ、八畳岩を琴座のベガ(織女星)、天狗岩をわし座のアルタイル(牽牛星)とし、GPSで測定すると夏の天の川の星座とほぼ一致するそうです。
さて、その鍋倉渓で 8/1より日没とともに、天の川を模したライトアップが行なわれるということで、昨晩ちょっと見に行ってきました。
到着したのは日没少し前。
この辺りの気温は随分涼しくて、紫陽花もまだ花が残っていました。
電源はライトに取り付けたソーラーなので、明るさはその日の日照に左右されるそうです。暗くならないと灯りも灯っていかないのですが
日没とともに、あっという間に暗くなって次々に灯っていきました。
ライトアップが始まった8/1に出かけたのですが、初日とは思えない雰囲気。誰も人がいなくて、ちょっと驚いたのですが、ここはこういう静かでひっそりとした雰囲気のところなのかもしれません。
漆黒の夜まではいられず、巨石が目で見えるくらいの時間までいて
ここを発ちました。
帰りの道中で見た景色の素晴らしかったこと!こんな風景に出会うと
もっといいカメラ(の腕)が欲しいと思うのでした。
「地上の天の川」鍋倉渓ライトアップ
8/1〜8/21 日没から夜明けまで
詳しいお問い合わせは 山添村観光協会(0743-85-0081)へ。
また、明日8/3(土)には「七夕の集いin鍋倉」というイベントも。
日寺:8/3(土)17:00〜21:00
場所:フォレストパーク神野山 森林科学館・健民グランド
内容:夏の夜の神野山で星空観察/ひつじせんべい飛ばし大会/
フェルト絵付け体験/プラネタリウム上映など開催