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2018年2月25日日曜日

思い出の花々と、思うこと*

白山吹の小さな黒い実。
小粒だけれど、ラナンキュラスやスプレーバラなど、可愛い洋花と合わせてニュアンスを出してくれる重宝な実。
実家の庭にたわわに実っていて、冬場の花の少ない時期に、ちょこちょこ行っては好きなだけ手折って、本当に重宝しています。
同じく、実家の庭から蝋梅の花。
父が大事に育てていた蝋梅は、花鋏を入れるたびに「その枝は残しておいて、こっちの枝を切るように」と毎回ダメ出しされていたことを思い出し、「もう好き勝手に切らしてもらうからね」と鋏を入れて「かっこよく素敵に生けるからね」と独り言・・・。
子供のころ、裏庭に大きな雪柳の木があって、真っ白な花がもこもこだったことを思い出しながら、つい買ってしまう雪柳。
こうして思い出す花があるのは、きっといいことだと思うのだけれど、思い出すとまだまだ胸が悼む事の方が多くて、もう半年になるというのに、今頃の方が悲しみが大きくなって自分でも驚いています。
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話が替わりますが・・・
実は昨年の秋に、喪中だということで、修二会聴聞についてお寺に尋ねてみたのです。「お寺の人間は一親等で一年の服喪期間があるが、一般の人にはそこまで求めない」「お寺側からどうこういうことではなく、お参りする人がどうするかという問題」とのこと。
そうなんですよね・・・
少し迷ったのですが、まだまだ悲しい気持ちでいるのだから、今年の修二会聴聞はひかえようと思ったのです。
ただ、14日の初夜上堂松明の後に結界となる注連縄が切られてから、二月堂に上がらせてもらえたらなぁと、思っています。
ということで、今年はお客様方と二月堂までご一緒できないことや、ブログでのレポも書けないことを、どうぞご了承ください。
かわりに、皆様方のレポを楽しみにしていますね。
そして奈良倶楽部でしっかりとサポートさせていただきますので、どうぞよろしくお願いします。