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2019年4月23日火曜日

4/28「高橋徹コントラバスソロコンサート」

ベルリンでコントラバス奏者として活躍されている 高橋徹さん。
この春の帰国では、初の関西公演を八尾の古民家で開催されます。
高橋さんは、旧東ドイツで使われていた信号機のデザイン「アンペルマン」をもっと知ってもらおうと、「アンペルマン日本大使」としてご活躍で、帰国時には「アンペルマン室内楽」と称した演奏会を定期的に開催されています。
ずっと以前になりますが、奈良倶楽部にもご宿泊いただいたことがあり、そのご縁もあって、初めての関西公演のご案内をいただきました。

会場は、大阪八尾の「茶吉庵」さん。
国の有形文化財に登録された築250年の古民家という素晴らしいロケーションでの室内楽は、14時からと17時からの2公演。
終演後にはワインかノンアルドリンクのワンドリンク付きです。
プログラムは、JS.バッハの無伴奏組曲1番、D.ドラゴネッティ 12のワルツより、高橋幸代 ベルリン小景 他などを、70分くらいの休憩なしで聴いていただけます。


『高橋徹 コントラバスソロコンサート』
開催日時:4月28日(日)
・昼公演 13時30分開場 14時開演
・夜公演 16時30分開場 17時開演
会場:茶吉庵(国登録有形文化財)
参加費:2500円(ワンドリンク付き/ワインorソフトドリンク)
ご予約申込:ampelmannkammermusik@gmail.com まで

※築250年の古民家「茶吉庵」は元・河内木綿問屋だったところを再生されたのですね。HPのこちらに再生プログラムや、アクセス情報が載っていますのでご参照ください。

※トップの画像は、先日行われた、東京文京区小石川にある無量山傳通院さんでのコンサートの写真をお借りしました。
高橋さんのブログにその様子が書かれていますので、こちらもご参照ください。(これから毎年春と秋に傳通院さんでのコンサートが開催されるようです。)

2019年4月22日月曜日

奈良博「国宝の殿堂 藤田美術館」展

奈良国立博物館で開催中の「国宝の殿堂 藤田美術館」展
会場には、ある平日の午前中とプレミアム会員貸切鑑賞会の2回伺い、曜変天目茶碗の美しさをたっぷりと堪能してまいりました。
まず、曜変天目茶碗を見るのにどれくらいの待ち時間が必要か?ということですが・・・。
最初の鑑賞では、まだ展覧会も始まったばかりで平日だからそれほど混雑していないだろうと高を括ってました。館内はそれほどの混雑ではないのですが、曜変天目茶碗のところは30分程の行列。(11:30頃)
2回目は限られた人数での閉館後の貸切鑑賞会でしたので、ゆっくりと拝見でき有難いことでした。
また金曜日の午後に鑑賞されたお客様情報によりますと。午後3時頃の入館で30分待ち、最後にもう一度戻って、午後5時過ぎで待ち時間なしで鑑賞できたということです。(金曜日は19:00まで開館)
これからGWも控えて、もっと混み合うと思います。
館内は曜変天目だけでなく、その他にもっと素晴らしいものが数多く出陳していて、2~3時間でも時間が足りないくらいですので、十分な時間を取って鑑賞されることをお奨めします。
曜変天目茶碗に関してはNHKが8Kで撮影した美しい映像を館内で上映されていて、ブルーの色がとても神秘的で惹きこまれそうですが、やはり実際のお茶碗の中の蒼い色目が本当に深遠で、ずーっと見ていても見飽きないのです。奈良博だからこその考えられた照明の元で、その美しさを引き出しているところもありますが、行列嫌いな人も、これだけは是非実物をご覧ください。一周回って最後の正面のところからの見込の美しさは、まさに小宇宙!
ところで、今回のチラシやポスター、図録の表紙などで、曜変天目茶碗がビジュアルで使われていますが、その上の方にデザイン化された図柄はどこから取り入れたものなのか?
気になって探してみて、ようやく見つけました。
国宝「仏功徳蒔絵経箱」↑
蓋と身の四面全てに金銀蒔絵で装飾が施されていて、肉眼では少し見にくいのですが、見つけられたことがちょっと嬉しい展示品でした。
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それにしても茶道具のコレクションの素晴らしさ。
茶道具について知らないことの方が多くても、美しく素晴らしいものは素晴らしいと伝わってくるのが嬉しいなぁと、目の保養をさせていただきました。

以前に奈良博の展覧会で拝見したものも幾つかありました。
快慶作の「地蔵菩薩立像」は何度見ても美しい。
国宝「玄奘三蔵絵巻」も再会ですね。ちなみに2011年の「天竺へ~三蔵法師3万キロの旅」展(ブログ過去記事)で、藤田美術館所蔵の絵巻や「大般若経」が出展されたことから、奈良博と藤田美術館との間に仏教美術の研究を通じて互いに協力関係が築かれたということです。
今回も仏像だけでなく仏具・仏画・仏典などの仏教美術を中心に、重文・国宝など名品の数々が紹介されていて、、藤田美術館の仏教美術コレクションの層の厚さに驚嘆するばかりです。
「仏像彩画円柱」↑館外初公開の全長3mの柱は全部で8本。鎌倉時代制作当初の彩色が綺麗に残っていて圧巻。こちらは西大寺伝来だそうで、仏教美術に関しては、奈良のお寺に所縁のものが多かったです。

また、新たな発見があった出陳品もあり。
「空也上人立像」は隔夜寺かくやじに安置されていた可能性が高いことが、英国王室が所蔵する明治期に撮影された古写真をきっかけに、出自をたどる過程で判明したこと
地蔵菩薩像とされていた絹絵が、マニ教の始祖マニを描いたもので、独りだけを描く独尊像としてのマニ像が確認されたのは世界で初めてというレアな発見もあり。
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「家庭画報」5月号には藤田美術館の様子が載っていますが、本の中で見た国宝「両部大経感得図」↓を、博物館で実際に見ると、また違った印象を持ったりしました。
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曜変天目だけでない、仏教美術の数々が素晴らしい展覧会と申しましたが、最後の展示エリア「第9章 多彩な美の殿堂」に展示されている名品の数々もまた凄い!のひとこと。
手向山八幡宮伝来の「唐鞍」、銅鐸、埴製枕、勾玉、古裂・・・コレクションの守備範囲の広さもさることながら、確かな審美眼、高い美意識に驚くばかりで、たくさんの眼福をいただいた展覧会でした。
プレミアム会員貸切鑑賞会が終わって、会場を出たら綺麗な夕景。
時間的な拘束もあって、公開されている庭園は見ることができませんでしたが、展覧会会期中に開放されている庭園にはナラノヤエザクラがあり、まもなく咲く頃だと思いますので、これから行かれる方は庭園の方にも是非。
4/17、奈良博からの帰り道。遠くに夕景を見ながらおかっぱ桜と。
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「国宝の殿堂 藤田美術館」展
会場:奈良国立博物館
会期:2019年4/13~6/9
休館日:毎週月曜日と5/7(但し4/29・5/6は開館)
開館時間:9:30~17:00(毎週金曜日は19時まで)

2019年4月21日日曜日

本日締切!高松塚とキトラ古墳壁画の公開

いつも直前のお知らせばかりですみません!!
後ほどブログでご案内しようと思っているうちに、インターネットでの申込み締切が本日(4/21)23時59分までと気が付いて、慌ててブログアップしているところです。
国宝高松塚古墳壁画修理作業室の公開(第25回)
公開日時:5月18日(土)~5月24日(金) 9:00~16:30
場所:国宝高松塚古墳壁画仮設修理施設
公開する壁画:西壁女子群像・東壁女子群像・東壁青龍・北壁玄武
入場料:無料(事前申込制)
応募要領:こちらを参考に(各日400名)
申込み:応募フォームはこちら (4/21  23:59締切)
重要文化財キトラ古墳壁画の公開(第11回)
公開日時:5月18日(土)~6月16日(日)9:30~16:30
※閉室日:5月29日(水)・6月12日(水)
場所:キトラ古墳壁画体験館「四神の館」内 
公開する壁画:東壁(青龍)・十二支(寅)
入場料:無料(事前申込制)
応募要領:こちらを参考に(各日700名)
申込み:応募フォームはこちら (4/21  23:59締切)

※高松塚とキトラの応募フォームはそれぞれ別のものです。
お間違えないようよろしくお願いします。
※定員に達しない場合は2次募集もあり、リンク先でご確認ください。

2019年4月18日木曜日

県美「ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅」展

奈良県立美術館で開催中の「ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅」展
館内の展示作品は撮影OK(但しフラッシュ撮影は不可)でしたので、ブログでもその写真を使って個人的な感想を綴りたいと思います。
ヨルク・シュマイサーさんの作品は、20年近く前に車木工房のギャラリーで拝見していたことがあり(その10年後の2010年に車木工房へ立ち寄って拝見させていただいたギャラリーのことはブログ過去記事を参照ください)、「奈良拾遣」の美術散華を持っていたり、2007年に奈良町のギャラリーたちばなさんで開催された版画展(過去記事)にもお邪魔したりと、そのお名前を懐かしく思い出す作家さんでした。
奥様が奈良県出身の方で奈良に深い縁のあったシュマイサーさん。
今回の作品展は2012年の逝去後の初の本格的な回顧展となり、初期から晩年までの代表作約180点を網羅し、作家の生涯とその軌跡をうかがい知ることができる大変見応えのある展覧会となっています。
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キーワードは「変化」
作家の底流をなすテーマ「変化」を軸に展覧会は構成されています。例えば、変容する人物を描く連作シリーズは、同じ版の上から重ねて新しい版を創り上げていくという銅版画の技法の特性を巧みに使ったもの。
初期の代表作「彼女は老いていく」シリーズ5連作の中の2作品↑↓
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その他に興味深く感じたのは木版画作品です。
木版画の技法を学びに日本の大学に留学したものの、大学には木版画科がなく職人たちから独学で学び、古事記など日本古来の物語を作品にしていきます。
銅版画とは全く違って、かなり土着的なイメージの作品群。
手法が違うだけで同じ作家の作品とは思えない印象を受けました。
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奥様が奈良県ご出身ということもあり、奈良とのご縁も深く東大寺シリーズだけでなく奈良の風景や法隆寺作品も素晴らしかったです。

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また、車木工房との繋がりについても写真展示がありました。
1977年、工房に銅版画部門を設立するにあたって、その技術指導者として招かれ、家族と共に奈良に移住し、その中で奈良をモチーフにした作品の数々を制作していかれるのですね。
東大寺の「釘隠し」↑や「賓頭盧尊者」↓など、独特の視点から観察した作品が面白いです。
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1階の展示室の作品群は圧巻でした。
その一つ、南極シリーズは、作家本人も南極を訪れて大きな衝撃を受けたそうで、その大きさを知る尺度がない氷山を表現したシリーズ作品が、今までとまた変わった表現で素晴らしいと思いました。

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「黒川能」を題材にした作品(以下の写真4点)も、洗練されて無駄がなく美しいと思いました。



真冬の山形で行われる「黒川能」を取材した作品は、大小さまざまに切り抜いた複数の銅版を組み合わせて刷られているそうで、この手法は旅の印象を多面的に描くために考えられたものだということです。
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そして、ドローイングや手彩色を加えることで刻々と変化する風景をとらえた「イルパラ海岸のかけら」。







「イルパラ海岸のかけら」連作シリーズはシュマイサーさんが最後の情熱を注いだ大作で、大変見応えのある作品でした。
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「ヨルク・シュマイサー 終わりなき旅」展
会場:奈良県立美術館(奈良市登大路町10-6 TEL0742-23-3968)
会期:2019年4月13日(土曜日)~6月2日(日曜日)
開館時間:9時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
休館日:月曜日 ※4/29(月・祝)・5/6(月)は開館

イベント:会場は全て館内のレクチャールームにて
◇4/29 13:00~/15:00~(各回60分程度) 
ワークショップ「メディウムを使った凹版画体験」
講師:松井亜希子氏(版画家)・野嶋革氏(版画家)
定員:各回15人(当日受付) 

◇5/4 14:00~15:30
特別ギャラリートーク「シュマイサーの作品から見た南極」
講師:橋田元氏(国立極地研究所准教授) 
定員:80人

◇5/5 14:00~15:30
講演会 「シュマイサーと日本」 
講師:黒崎彰氏(版画家)
定員:80人

◇5/26 14:00~15:30
美術講座 「シュマイサーと奈良」 
講師:深谷聡氏(県立美術館主任学芸員)  
定員:80人

◇ギャラリートークは4/27(土)・5/18(土)・6/1(土)
各日14:00~15:00
会場:展示室 担当:県立美術館学芸員

◇ミュージアムコンサートはこちらで日時と出演者を参照ください。

2019年4月16日火曜日

鹿と桜と*4/16の「今日のおかっぱ桜」

ほぼ毎日の定点観測を楽しんでいる「おかっぱ桜」ですが
まだ一度も鹿さんと一緒に撮ってないような?
そんなことを思いながら、今日ここへ来ましたら
 「よかったら一緒に写真を撮りましょうか~?」と近づいてくる鹿達
「はいはい、こちらへどうぞ」と
鹿ファミリーがぞろぞろ案内してくれるのですが
 あっという間に「おかっぱ桜」の下を通り越して
 ごろごろと憩いのひとときをポージング。
満開の桜の花の中で、甘い蜜を夢中で吸ってる鳥の姿もハイパチリ。