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2012年9月30日日曜日

ポジャギワークショップにご参加ありがとうございました!

大型で強い台風の影響で当日の開催を迷いながらも
予定通りに始まった「第2回ポジャギワークショップ」。

今回は私自身も少しチクチクしたり
そうこうしているうちに、あっという間に時間が経って
お茶の準備に追われたりとか
そんなこんなで、あまり写真は撮っていなかったのですが
少しだけ皆さまのチクチクのお手元の様子を・・・。

こちらは白一点!ポジャギ男性のお手元です。
お裁縫が お得意でとても丁寧で美しく仕上げてらっしゃいます。
熱心に作って、ほぼ最後まで縫われた方もいらっしゃいましたよ。

悪天候にも関わらず、ワークショップにご参加いただいた皆様
この度は本当にありがとうございました。

今回やむを得ずキャンセルされた方々のために、またいつか(多分来年になると思いますが)機会を作りたいと思っています。
その時には、第1回、第2回参加者の方々にもお越し頂いて
一緒に続きを縫ったり、先生にお尋ねしたりの機会も設けたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。
・・・私の場合は、それまで又ほったらかしにしていそうですが(笑)
どうぞ皆様、忘れないうちに時間を作ってチクチクを楽しんで下さいね!どうもありがとうございました。

2012年9月28日金曜日

平城宮跡の自然が破壊されようとしています!

県外読者の方も多いので、この5日間にふってわいた
「平城宮跡・第一次朝堂院の広場整備の工事」について
ブログでも少し触れてみたいと思います。

まず、2010年に開催された「遷都1300年祭」より前に
平城宮跡を訪れた時の様子をご覧下さい。
2008年4月↑

2009年4月↑↓
平城宮跡には元気だった頃のわんこも一緒にピクニックに行ったり↑
自転車に乗って草っぱらを駆け抜けたりしました。2009年10月↑↓
 建設中だった大極殿の建築現場も見学に行ったし。2008年9月↓

この写真は建設中の大極殿の前から遠く朱雀門を遠望したもの。↑
1枚目や2枚目の写真を見てもわかるように
遷都1300年祭前の大極殿のまん前はまだ豊かな草地でした。

それがね、1300年祭が始まって、大極殿のまん前はこのように
柵で囲われ舗装された空間になりました。2010年4月撮影↓

実はこの時、私はとてもショックでした。

しかし遷都1300年祭が始まったばかりで、観光業に携わる立場もあって、この事には触れないで、 この時に書いたブログでは  最後の方に自然豊かな風景も載せて「いつもののんび〜りした平城宮跡もそのままでしたよ。」というようなレポを書いています。
一面タンポポの野原↑やレンゲ畑↓
大極殿をバックに白鷺くんの姿も↓

今回、大極殿前から朱雀門方面にかけて
近鉄電車の線路の手前までが「土色舗装」されることになり
すでに、9/25から工事が始まっているという状況です。

下の写真も大極殿の前から2010年4月に撮ったものですが、もっと広範囲(東京ドーム1個分)に、このような土色舗装にされるのです。


::

国土交通省国営平城宮跡歴史公園のWebよると、大極殿広場南側の第一次朝堂院跡を整備して土色に塗装するそうで(詳細PDF
このことを知ったのは、この方のツイッターで、工事が始まる2日前の9/23でした。記者発表は9/20だったそうです。
ツイッター上で飛交っている同意見のツイートを
私自身はReツイートするばかりでしたが

9/27に、ツイッター上で寮美千子さんが急遽呼びかけて
国交省の平城分室へ、平城宮跡 の「土色舗装」についての説明を求めに、早速抗議行動をおこされました。
その時の様子などは寮さんのサイトにまとめられています。

私は、自然を破壊して人工物で覆うことに嫌悪感を持つばかりでしたが
もっと広い視野で、自然破壊にとどまらず「文化破壊」にも通ずると指摘されています。(是非ご一読下さい。


::

平城遷都1300年の狂騒が終わって一年後、ようやく元の静けさを取り戻した平城宮跡にも自転車で行ってました。
2011年9月↑↓

一見、何もないような草原の土の下に 1300年前の日本の都の遺構が
その豊かな草原に守られて眠っている平城宮跡。
緑の中を吹き抜ける風のそよぎ、突き抜ける高く広い大空、
足元に咲く野の花の群れ、小鳥のさえずり、虫の声・・・。

この土の上を歩く度に、「奈良時代の役人たちも、この同じ土の上を急いで走っていたかも知れない」・・など想像するだけで楽しく、この場所をこのような形で保存する事に奔走された先人達に感謝せずにはいられなくなります。

どうか目先の利便性(それも訳の分からない理由ですぞ!)を求めて
この豊かな自然、文化遺産を破壊する事のないようお願いしたいです。

追記:
平城宮跡の葭原よしはらは奈良の燕の塒ねぐらになっているそうで
色々検索をしていましたら、平城宮跡の燕の塒入りを何度も観察に来られている方のブログに辿り着きました。→平城宮跡
夕暮れとともに何万羽もの燕が奈良の町中から、このねぐらに帰ってきて、また夜明け前に塒立ちして行く様子などがわかりやすく書かれています。


今回の土色舗装でこの葭原が刈り取られてしまうとしたら
これはすごい暴挙です。このような無駄な工事はどうぞ止めて下さい。


2012年9月27日木曜日

「第2回 薬師寺東塔保存修理現場見学会」のお知らせ*

「県民だより 奈良 2012年10月号」に掲載されていた情報です++

「第2回 薬師寺東塔保存修理現場見学会」についてのお知らせです。
開催日時:11/10(土)・11/11(日)
     各日とも午前5回、午後5回開催。各回50名。
今回は屋根の瓦おろしの状況を見学できます。
参加費無料、要拝観料、応募者多数の場合は抽選。
申込み方法:往復ハガキで応募。(1人につき1通に限る)
裏面:
「国宝薬師寺東塔見学」と記入し
住所・氏名(ふりがな)・電話番号・参加希望日時(10日か11日、午前か午後)・同伴者名(1人)を書いて
表面 :
630-8501奈良市登大路町30番地 奈良県庁 県文化財保存課へ。
問合せ:0742-27-9865
※申し込み締切りは10/15必着です。
「県民だより 10月号」に記載されている参照先のリンクはこちらですが  検索しても、まだ奈良県のHPには記載されていないようです。(9/27現在)



10月のお出かけ情報②〜寺社伝統行事:前半

10月のお出かけ情報「寺社伝統行事」のご案内です。
今月は内容が多いので前半と後半に分けてご案内いたします。
爽やかな秋の奈良へのお出かけの参考にどうぞ*

◇10/1 氷室神社 「例祭」
 11:00~ 朝座の儀 17:00~ 夕座の儀 18:30~舞楽奉納、氷献灯 
問合せ:0742-23-7297
0742-23-72970742-23-7297
◇10/1 石上神宮「榜示浚」
布留郷四至の境界が乱れぬように榜示杭を立て、邪霊の侵入を防いだ神事。現在は、榊を立て郷中安泰を祈る。
問合せ:0743-62-0900

◇10/3~10/5 西大寺「光明真言土砂加持大法会」
西大寺一門最大の法要。宗内僧侶の総出仕の下、本堂で光明真言の功徳で土砂を加持して、三昼夜続けて総回向の法要が営まれます。
問合せ:0742-45-4700


◇10/5 手向山八幡宮「転害会」 
・10/4     宵宮祭 奉納祭
・10/5 9:30 御本社祭典
    11:30 転害門祭典
※当日は転害会の法要終了後に東大寺勧進所八幡殿にて手向山八幡宮のご神体で明治の神仏分離の際に東大寺へ移された国宝の「僧形八幡神坐像」(秘仏)が特別開されます。また勧進所阿弥陀堂「五劫思惟阿弥陀像」勧進所公慶堂「公慶上人像」も併せて開扉されます。
問合せ:0742-23-4404

◇10/6 17:30~ 興福寺東金堂前庭「塔影能」
東金堂に能狂言が奉納される秋の恒例行事。
料金7000円 先着1000名(要予約)
問合せ:0742-22-7755

◇10/6・7・8 12:00~15:00(入場は14:30)「鹿の角きり」
 「奈良の鹿愛護会」のサイトで詳細はお確かめ下さい。
問合せ:0742-22-2388

◇10/6・10/7 鴨都波神社「秋の例祭」
・10/6 19:00~ ススキ提灯献灯行事
・10/7 10:30~15:30 神輿
問合せ:0745-62-2176

◇10/6・10/7 往馬大社「火祭り」
生駒市第一号民俗無形文化財。
「火の神」として崇敬厚く、古式豊かな火どりの行事です。
10/6 17:00~宵宮祭/20:00~和太鼓奉納
10/7 10:00~例祭/14:00~火祭り
問合せ:0743-77-8001

◇10/7 8:00~ 門僕神社「曽爾の獅子舞」
村の安泰と五穀豊穣を願い奉納される獅子舞は、300年近い歴史を有する伝統芸能であり、長野・今井・伊賀見の3文字で受け継がれ、奉舞、神前舞、悪魔 払、参神楽、獅子踊、接ぎ獅子、荒舞の七種類の豊富さと質の高さが評価され、昭和54年に奈良県無形民俗文化財に指定されています。
問合せ:0745-94-2104

◇10/7  丹生川上神社中社「太鼓台奉舁安全祈願祭」
別名「小川祭」「けんか祭り」と呼ばれる祭りで
八ヶ大字より太鼓台が8台くり出し勇壮に境内を練り歩きます。
荒々しい太鼓台の乱舞が見所です。
9:00~祈願祭 12:00~13:00に8台の太鼓台が集合 
13:00~15:00の間に練り歩き、クライマックスは14:30~15:00
問合せ:0746-42-0032

◇10/7 11:00~ 金峯山寺「本尊奉謝祭」
開祖・役行者ご縁日の7日にご本尊蔵王権現に感謝の法会を行う。

◇10/8 19:00~ 奈良豆比古神社「翁舞」
町内の翁講の人達によって、式三番叟が奉納される。
三番叟と千歳の問答に能狂言発達以前の古い形が残っており
国の重要無形民俗文化財。
問合せ:0742-23-1025(奈良豆比古神社)


◇10/8 10:00~ 法隆寺西円堂
「奉納鏡奉納大般若経転読法要」
西円堂は薬師如来の霊験あらたかなことで知られ、古くより多くの人々によって武具や鏡、櫛などが奉納され堂内に納められています。平成6年、銅鏡を復元した奉納鏡が柱に付けられ、これを記念して大般若経転読法要が厳修され、以後は年中行事となりました。(参拝可) 
問合せ:0745-75-2555

◇10/8 薬師寺「天武忌」
・11:00~十二神将練供養と大般若経転読法要 金堂
・12:15~バサラ踊り奉納 大講堂前
・14:30~柴燈大護摩 不動堂前
・18:00頃~1000基の灯篭に灯を灯す万燈会 大講堂前
・10/8~10/10 小倉遊亀画伯奉納の御絵像も公開  大講堂
問合せ:0742-33-6001

◇10/9 9:00~明日香村檜隈大内陵「 天武天皇陵前法要」

◇10/9 10:00~ 春日大社「重陽節供祭・献香之儀」
※献香之儀は参拝所より拝観可
問合せ:0742-22-7788

◇10/12 19:00~ 八柱神社「題目立」
17歳の若者が中心になって行われる音楽や動作を伴わない
独特の節回しで語られる素朴な民俗芸能。室町時代から続く。
国指定重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化財に登録。
問合せ:0742-34-5369(奈良市文化財課)

◇10/14 9:00~15:30 西大寺大茶盛」拝服料3000円
鎌倉時代から伝わる行事で大茶碗の大きさは
直径30cm重さ7kgです。
問合せ:0742-45-4700

◇10/14 10:00~  談山神社 「嘉吉祭」 
問合せ:0744-49-0001

◇10/15 9:00~16:00 石上神宮「ふるまつり」
900年前から続く石上神宮で最も重要な祭典。
神輿や花鉾、奉幣、甲冑武者などのお渡りが行われる。
問合せ:0743-62-0900

◇10/15 東大寺「大仏さま 秋のお祭り」
・10:00~ 大仏殿 慶讃法要
・13:30~ 鏡池 発願慶讃能
問合せ:0742-22-5511

(文中の印は奈良倶楽部通信内の過去記事です。)

乙女部ランチの会♫

真夏の間は体力消耗を極力抑えるために
じっとおとなしくひそんでいた乙女部メンバー達。
日々の様子はお互いのブログを読んでいるので
お久しぶりでも何となく昨日会った続きみたいなのがいいですね。
 そして、「少し涼しくなったのでランチでもご一緒にいかがですか」の急なお誘いメールにも全員集合がまたいいですね。

今日はしをん農園の夏野菜を味わう会。
愛情かけて育てられた野菜は美味しさが全然違うのだ。
茗荷や紫蘇がアクセント、お塩とレモンだけのシンプルなサラダの美味しかったこと。カボチャのポタージュ、ゴーヤとコーンや万願寺にお茄子。採れたて新鮮野菜は滋養たっぷりで力があるね。
デザート担当はすずさん。スイートポテトやタルトがまた美味しい!
栗の渋皮煮までおみやげにいただいちゃったり♫

久しぶりに王子ちゃまにも会えたし、楽しく美味しい部活でした。
ご馳走様、どうもありがとうございました。

::

ところで、先だって奈良倶楽部で行なった第1回ポジャギワークショップに参加されたしをんさん。あれから少しずつチクチクされて、もうこんな素敵な作品を作ってらっしゃいましたよ!
(作者に無断掲載ですが、素敵なので許してね)

2012年9月26日水曜日

「PEACE CARD 関西展2012」初日の様子*

9/24に「PEACE CARD 関西展2012」へ行ってきました。
会場は大阪天満橋にある「 The 14th. MOON」さん。
上の写真は併設のギャラリー↑
「PEACE CARD 関西展」はお隣のギャラリーの奥で開催です↓
おっ!私の絵もあるある^^

こちらは今回の展覧会の企画をして下さった五想庵さんのパステル画↓
フルコトあるじの上村さんの作品もあった↓

いいなぁと思ったお気に入り作品たち。↓↑

こちらは全国から届いたPEACE CARD 115通の展示コーナー↓
Peaceなメッセージもご覧いただけるように展示されています。
その下段には130種類を越える寄付カードも並んでいます。↑
このカードは1枚100円で販売中で、全売上の70%が「石巻ZENKAI商店街」に寄付されますので、どうぞよろしくお願いいたします。

「PEACE CARD 2012 関西展」

会場/ ギャラリー&ティールーム The 14th. MOON
会期:9/24(月)~10/2(火) <※ 9/30(日)はお休み>
開場時間:12:00~19:00 <※9/29 (土)と10/2(火)は17:00まで>
入場無料
~ 収益の一部は東北大震災復興支援として
「石巻ZENKAI商店街」へ寄付されます。 ~

2012年9月25日火曜日

10月のお出かけ情報①〜秘宝秘仏公開

爽やかな青空、澄んだ空気。秋のいい季節になりました。
一年に十数日間という短い期間ですが
古から奈良に伝わる御仏さまたちも
この季節を心待ちになさってらっしゃるように思えます。
10月のお出かけ情報、まずは秘宝秘仏公開のご案内から。
10月11月は秘宝秘仏の公開が目白押しです。
秋の奈良へのお出かけの参考にして頂ければと思います。
<<先月より特別公開中のものは・・・>>
◆~10/14 9:00~16:00 
室生寺「弥勒堂 重文弥勒菩薩像 国宝釈迦如来坐像 特別拝観」
問合せ:0745-93-2003

◆~11/11 般若寺「白鳳秘仏特別公開」
問合せ:0742-22-6287

◆~11/11 松尾寺「秋の寺宝公開」
問合せ:0743-53-5023

◆~11/30 安倍文殊院「秋の寺宝展」
一般公開されていない金閣浮御堂の内陣を参拝することができる。
問合せ:0744-43-0002

 ◆~11/30 法隆寺「秘宝展 秋」
問合せ:0745-75-2555

<<今月から特別公開されるものは・・・>>
◆10/1~10/8 8:00~16:00 宝山寺「獅子閣特別公開」
問合せ:0743-73-2006


◆10/1~10/31 10:00~16:30額安寺「秋季特別公開」 
通常は非公開の忍性菩薩骨蔵器をはじめ寺宝の特別公開
問合せ:0743-59-1128

◆10/1~11/30 不退寺「秋期秘宝特別展」
在原業平画像開扉、伊勢物語公開、古今和歌集、六歌仙の公開
問合わせ:0742-22-5278

◆10/1~11/30 9:00~16:00 大安寺「十一面観音像特別開扉」
癌封じの本尊として名高いです。
問合せ:0742-61-6312

◆10/1~11/30 9:00~17:00 法華寺「名勝庭園特別公開」
問合せ:0742-33-2261

◆10/1~11/30 9:00~16:00 壺阪寺「秘仏子島荒神像御開帳」
問合せ:0744-52-2016

◆10/1~12/9 金峯山寺「秘仏本尊特別開帳」
 ◆10/1~12/9 金峯山寺本坊「秋の宝物・襖絵展」
金峯山寺僧侶の墨蹟及び、掛け軸並びに襖絵の特別公開
問合せ:0746-32-8371

◆10/1~11/30 9:00~17:00 浄瑠璃寺「秘仏吉祥天女像特別公開」
問合せ: 0774-76-2390

◆10/1~11/30 岩船寺「両界曼荼羅など秘宝特別公開」
問合せ:0774-76-3390

◆10/5 東大寺秘仏公開 勧進所八幡殿「僧形八幡神坐像」
勧進所阿弥陀堂「五劫思惟阿弥陀像」
勧進所公慶堂「公慶上人像」
◆10/5 9:30~16:00 五劫院「五劫思惟阿弥陀仏像」特別公開

◆10/6~11/4 9:00~16:30 橘寺「聖倉殿 伝日羅立像公開」
問合せ:0744-54-2026

◆10/6~11/30 薬師寺「大宝蔵殿・聚賓館」特別公開
問合せ:0742-33-6001

◆10/13~11/25 9:00~17:00 興福寺「仮金堂特別公開」
問合せ:0742-22-7755

◆10/17 9:00~17:00 興福寺「南円堂特別開扉」
一年に一度の南円堂の内部と
本尊不空羂索観音と四天王像の特別拝観
問合せ:0742-22-7755

◆10/17~10/31 9:00~16:30 不空院「不空羂索観音坐像」
問合せ:0742-26-2910

◆10/19~11/30 おふさ観音「秘宝生き人形」特別公開
問合せ:0744-22-2212

◆10/20~12/9 9:30~16:00 長谷寺「秋季特別寺宝展」
期間中もみじまつりも開催されています。
問合せ:0744-47-7001

◆10/21~10/22 唐招提寺礼堂「金亀舎利塔」特別公開
解脱上人貞慶が始めた800年来の伝統行事「釈迦念仏会」の
特に21・22日の昼の法要(14:00~)後に
国宝の金亀舎利塔が拝観できる。

◆10/21 岡寺「三重宝塔壁画特別開扉」
問合せ:0744-54-2007

◆10/22~11/22 8:00~17:00 法隆寺「夢殿救世観音特別開扉」
11/4以降は16:30まで
問合せ:0745-75-2555

◆10/23~11/11 霊山寺「秋薔薇と秘仏宝物展」
バラ庭園 8:00~17:00 本堂(秘仏宝物展)10:00~16:00
問合せ:0742-45-0081

◆10/23~11/30 9:00~17:00 長岳寺「大地獄絵開帳」
住職による現代風絵解き説法も随時行なわれます。
問合せ:0743-66-1051

◆10/25~10/26 法起院  「秘仏長谷庚申青面金剛像」開帳
 問合せ:0744-47-8032

◆10/25~11/10 9:00~17:00 法華寺「十一面観音像特別開扉」
◆10/25~11/10 9:00~17:00 法華寺「慈光殿特別公開」
問合せ:0742-33-2261

◆10/25~11/12 9:00~17:00 海龍王寺「十一面観音像特別開扉」
弘法大師筆「隅寺心経」光明皇后筆「自在王菩薩経」も特別公開
問合せ:0742-33-2261

◆10/25~11/15 9:00~16:30 西大寺「愛染明王像特別開扉」
問合せ:0742-45-4700

◆10/25~11/25 榮山寺「本尊 薬師如来特別開扉」
問合せ:0747-24-0065

◆10/27~11/11 9:00~16:00 信貴山朝護孫子寺
「国宝信貴山縁起絵巻 延喜加持の巻」特別公開
問合せ:0745-72-2277

◆10/27~11/11 岩船寺「三重塔初層特別開扉」
問合せ:0774-76-3390

◆10/27~11/11 9:00~16:30 海住山寺国宝五重塔特別開扉
問合せ:0774-76-2256

◆10/27~11/12 9:00~16:00 南明寺「寺宝特別公開」
通常は非公開の仏涅槃図や薬師如来坐像などが公開される。
問合せ:0742-93-0392

◆10/27~11/18 9:00~17:00 元興寺「秋季特別展」
「文化財の保存・修復の半世紀」
問合せ:0742-23-1377

◆10/27~11/30 如意輪寺「後醍醐天皇御霊殿」特別公開
問合せ:0746-32-3008

◆10/29~11/14  9:00~16:30「頭塔」特別公開
問合せ:0742-27-9866

(文中の印は奈良倶楽部通信内の過去記事です。)

2012年9月24日月曜日

9月のお出かけ情報④〜中秋の名月

お知らせが間近になってしまいましたが、中秋の名月
県内各地で行なわれる観月会やイベントなどのご案内です。

<<9/29(土)に行なわれる行事>>
大安寺「観月会」
16:00~ 観月茶会 秘仏の拝観
18:00~ 河野貫主の法話「大和心を思う」と月舞 「大和三山」
入場料:2500円
問合せ:0742-61-6312

◇璉城寺「お月見」
問合せ:0742-22-4887

高鴨神社 19:00~「観月演奏会」
問合せ:0745-66-0609

◇旧大乗院庭園 17:30 ~20:30「観月の夕べ」
雨天中止
入園料:300円/お茶席は500円( 20:00までに50席限定)
問合せ:0742-24-0808

◇釆女神社 17:00~「釆女祭宵宮」

※ 今年も「猿沢池 管弦船の乗船体験」開催されます!
9/28・9/29 10:00~16:00
乗船料:一人1000円(猿沢池2周/采女祭の絵馬付き)
問合せ:0742-22-3900

※もう一つお知らせ
先日東福寺で聴いた「ジュスカグランベール」のコンサートが
9/29 19:00より奈良吉野「湯元 宝の家」で開催されます。
詳細はこちら

<<9/30(日)に行なわれる行事>>
◇春日大社「釆女祭」
花扇奉納行列 17:00~(JR奈良駅出発)
采女神社神事 18:00~
管絃船の儀 19:00~(猿沢池)
糸占い
この日、釆女神社の前で、仲秋の名月の月明かりで縫針に赤糸を通せば、願いが叶うと伝えられています。授与所では、この日のみ糸占が授与されています。
※いのり星
いのり星とは、人々が願いを込めて一つ一つを夜空に瞬く星に見たてたLEDを光源とした光る球です。
放流時間:18:00~20:00
販売時間:16:00~19:30
料  金:1000円(采女祭願い札付き)
販売場所:猿沢地畔
※願い札は願い事を記入して采女神社に奉納
※いのり星の売上金の一部は義援金として被災地に届けられます。

唐招提寺  18:00~21:00「観月讃仏会」
開祖・鑑真和上を奉安する御影堂の庭園が特別に開放され、和上と共に中秋の名月をめでる法要が金堂で行われます。御影堂では、裏千家大宗匠による大和上とお月様への献茶式
が行なわれます。
※18:00以降は入山料無料。
但し、御影堂特別拝観料は500円。
問合せ:0742-33-7900

大神神社  18:30~「観月祭」
三輪山の名月をたたえる観月の祭り。
神前に巫女の神楽、神職による雅楽の演奏が奉納されます。
午後より野点席が設けられ、大礼記念館では観月句会が催されます。
また祭場や参道には灯火が並べられ、夜の境内が美しく彩られます。
尚、当日の詳細はサイトのこちらを参照下さい。
問合せ:0744-42-6633

慈光院 17:00~21:00「観月会」
重要文化財の書院の席で、月を見ながら石州流のお点前を頂きます。
参加費:1500円
17:00-19:00 要予約で精進料理も頂けます。(5000円)
問合せ: 0743-53-3004

松尾寺 18:00~21:00「観月瞑想会」
松尾山心身修練道場にて観月瞑想(月輪観)
呼吸法、瞑想法などの指導が受けられます。
またお茶室にて薄茶もいただけます。
参加費:無料
問合せ:0743-53-5023

三松禅寺 「観月会」
お茶とお琴、尺八の演奏
問合せ:0742-44-3333

◇明日香石舞台「万葉の明日香に月を観る会」17:00~20:00
問合せ: 0744-54-4577

天河大辨財天社 19:00「観月祭」
正午~観月採燈護摩厳修・火渡り式
問合せ: 0747-63-0558

◇西大寺境内「十五夜の宴」11:00~20:00 
*クラフト祭開催
飲食ブース11:00~2000/ クラフトブース11:00~16:00/野点11:00~16:00*ミラーボーラーによるインスタレーション(期間:9/30~10/5)
*野外live  12:00~ / 15:30~ monk beat」「6th velocity
*東京の「奈良まほろば館」の講演を奈良で中継!
「貞慶 ~こんな人がいた」奈良国立博物館学芸部長 西山 厚 氏
会場:西大寺興正殿 13:30開場 / 14:00~15:30 無料
*映画「一遍上人」 ライヴ上映+スティーヴ エトウLive
   会場:西大寺興正殿 16:30開場 / 17:00ライヴ上映(1時間15分)
映画上映に合わせて、スティーヴ エトウが生で音楽を奏でる。
   前売り1500円 /当日1800円
映画「一遍上人」公式サイトは→
問合せ:0742-93-8343(らほつ朋の会)
※「十五夜の宴」は9/30と10/4にも開催されます。
クラフト祭の出店者情報や詳細は「らほつ朋の会」のブログで!

2012年9月23日日曜日

秋の気配*深まる

日が暮れると急に肌寒くなって、一気に秋の気配の今日。
今年の夏は延々と暑かったので、ようやくというか
秋深まりし これからの季節を想うだけでほっとしています。
このブログの中で自分自身の楽しみでもある「奈良の花便り」コーナー。炎天下の夏はさすがに更新できずにいましたが、秋の訪れの中 少しずつ秋の花便りを見つけに出かけたいと思っています。
写真は 露草や紫苑や桔梗と、庭に咲く水引草。
水引草と合わせるだけで、空間に奥行きが生まれるから不思議です。
でも重宝して、ついつい何にでも一緒に生けてしまうのです。

「瓦博物館」見学と「きたまちマルシェ」

きたまちエリアの北の端っこにある瓦の会社「瓦道」さんへ。
 「瓦ハートで愛と絆を!」ワークショップ&きたまちマルシェ
 というイベントが開催されています。まずは美味しいものをget。
きたまち繋がりのお店の屋台。どれもこれもすごく美味しい!!
(晩ご飯用のテイクアウトまでしてしまった^^)
瓦工場の中では「おでかけフルコト」も出張中。
デザインコンテスト用の瓦の制作もされていて
皆さんすごく真剣に取り組んでらっしゃいます。
・・・と、「beat it」の曲が聞こえてきたと思った瞬間
フラッシュモブが始まって。さっきまで屋台で何やら作っていた
カシュガシュさんやジェントリーさん、ユーズキッチンさん達も
まんとくんと一緒にいつの間にかダンスの輪の中に!
瓦工場のお隣のお家からはわんと君達も身を乗り出してる。
(このわんこ達、大人の男性より大きい!)

さて、ではそろそろ瓦博物館の中を見学致しましょう。
ガイドさんに詳しく説明していただきましたので
ちょこっと受け売りさせていただきますね。

「瓦道がどう」 さんでは、薬師寺や唐招提寺や東大寺、法隆寺、大極殿などの瓦も製作をされているのですが、こちらでお聞きしたお話では、お寺などの瓦の製作には一つの瓦会社が独占して当たるのではなく、2〜3社で分担して行なわれるということらしいです。
例えば、唐招提寺金堂の解体修理では3社が受け持たれ、平瓦、丸瓦、軒瓦、鬼瓦や鴟尾など会社毎に担当部分があったそうです。

ちょっとピンぼけですが、これは東大寺昭和大修理で大仏殿の瓦を製造した時に、特別に作ったプレス機だそうです。次回の屋根瓦修理のときにも使えれば(100年後くらい?)いいですね。
この亀のような瓦は大仏殿西回廊の屋根の上に乗っかっているもの。
各社寺で使った石膏型と木型。蝶の文様は唐招提寺のもの。

こちらは、大修理の真っ最中の姫路城の鯱を製造した時の様子です。


これが焼成釜↑。1150度の高温で焼成されます。
焼くだけでなく燻すのもこの中で。

東大寺の丸瓦、とにかく長くて大きい!↑↓
こちらは平城宮跡にある大極殿の平瓦。↓
ちなみに大仏殿の平瓦はこの4倍の大きさだそうです。

鯱や鬼瓦など。


最後に、ワークショップ参加の方々の作品はこちら。
A4サイズ、厚さ15mmの粘土板を切ったり、くりぬいたり貼付けたりと加工して作られています。皆さん力作揃いですよ。
焼成後の出来上がりが楽しみですね!

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瓦道さんでは「ミニ鬼瓦作り」という体験学習を随時開催されています。申込み方法や料金等の詳細はHPのこちらで。
HPを見ていたら、洗面台やオブジェの制作もできるようで
こういうのなら、ちょっとやってみたい!です。