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2018年10月19日金曜日

大神神社と桧原神社から夕景*

10/18  午後から大神神社にお参り。
帰り際に「大美和の杜」に登って大和三山を眺望し、夕方4時半頃のオレンジに染まる空とやわらかな陽光を浴びる。
振り返れば、三輪山には青空。
そのまま真っすぐ帰るのも勿体ない気がして、近くの桧原神社へ向かい
誰もいない静かな境内で、二上山を臨む夕景をしばらく傍観。

振り返れば、照る陽で、神々しいくらい美しい桧原神社。
何気なく寄り道したけれど、ここに来れてよかった。
でもまだすぐに帰るのも勿体なくて、参道をまっすぐ下ったところにある池の方へ。初めて行ってみたのですが、何とも素晴らしい景色!
くっきりと二上山がシルエットになった美しい茜色の夕景に出会って心が躍ります。こちらも振り返れば、三輪山が間近に見えました。
この三輪山に上る朝陽と二上山に沈む夕陽の写真を、ほぼ毎日アップされているSNS繋がりの人がいらっしゃって、素敵なところにお住まいなことを羨ましく思いながら、その美しい景色に癒されていたのですが、ここでその方とばったり出会うというハプニングもあり。
私も、拙い写真ながらスマホに残した夕景に、自画自賛かもしれませんが、静かであたたかなものを感じて一人で癒されております。
ここは不思議な魅力のあるところなのかもしれませんね、きっと。

2018年10月18日木曜日

般若寺から奈良坂界隈*

般若寺でコスモスを楽しんだ後は、また旧街道に戻って
もう少し北に歩いて、奈良豆比古神社へ。

お久しぶりのクスノキさん。
「樹齢1300年のクスノキです」と、お客様に30年前からずっと「1300年」とご案内しているけれど、あれから30年経っているから、すでに「樹齢1330年だよね?」と時々思うのですが・・・千年単位で物事を捉えた場合は10年20年なんて些末なことなのかもしれませんね。

帰りはてくてく旧街道を下って、植村牧場でソフトクリームを♪
そして、昨年3月末で閉庁した旧少年刑務所の前へ。
その後のホテルに改装の話は一向に進んでいないようですが、重文指定でないところなど一部で工事作業をされているような感じでした。

ところで、来月11/23・11/24・11/25の3日間、旧少年刑務所(旧奈良監獄)で「奈良赤レンガFESTIVAL」というイベントが開催されます。
詳細はこちら (←このサイトで旧少年刑務所のおよそがわかります)
入場は有料で、前売りチケットが必要のようです。
チケットの申込みはこちら (当日券の販売はないということです)
この後は、今在家の交差点まで下りないで、国道に出てコンビニの所を柳生方面に向かって、途中でこの大仏殿が見えるところから帰りました。この風景は入江泰吉先生も撮られたことがあったような?手前の田んぼが季節の移ろいを見せてくれて好きなポイントです。
参考までにここから見た「四季折々の大仏殿の見える風景」はブログ過去記事のこちらにまとめています。

2018年10月17日水曜日

般若寺*コスモス見頃

午前中はお天気も良く、久しぶりに歩いて般若寺さんまで。
本堂がコスモスに埋もれてしまうくらい見事に咲きほこっていました。




境内のコスモスがみな、ちょうど満開!
一番きれいな咲き具合のようにおもいました。
コスモスは今週いっぱいが見頃のように思いますが、咲き具合は般若寺HPの開花情報でチェックしてくださいね。
また、今週末10/20(土)10/21(日)には
お堂の前に16基の行燈を灯して、暮れゆくやわらかい光の中でコスモスを鑑賞する「コスモス花あかり」(~18:00終了)が行われます。

そして、ただいま白鳳秘仏も特別公開中(~11/11)です。
この後は、旧街道を歩いて奈良豆比古神社まで。
久しぶりに樹齢1300年のクスノキに会ってきました。(続く)

2018年10月16日火曜日

新薬師寺「香薬師像の右手」特別公開

長く所在不明だった新薬師寺の「香薬師如来像の右手部分」が、正倉院展開催期間中(10/27~11/12)に、新薬師寺で特別公開されます。
高さ約73cmの香薬師像は白鳳時代を代表する仏像として多くの文化人らに愛された。しかし度々盗難に遭い、1943年に3度目の盗難に遭った後は行方が分からなくなっていた。
ところが、ノンフィクション作家の貴田正子さんや寺の調査で、盗難時には右手だけ本体から外されて難を逃れ、その後、1950年に何らかの理由で寺から流出したことが判明。2015年5月、鎌倉市内の寺で保管されていたのが確認された。
右手は同年10月に新薬師寺に返却され、法要の後、盗難防止のため奈良博に寄託された。今回の特別公開は、寺側が「ぜひお戻りいただきたい」と願い、決まった。毎日新聞記事より要約抜粋)

中田定観ご住職のFBによると
正倉院展開催にあたって香薬師如来様の右手を公開致します。
香薬師如来は、光明皇后の念持佛でありました。
正倉院の御物も聖武天皇、光明皇后の持物であります。
新薬師寺もご存じのように両陛下が建てられました。
この機会にゆかりのある二場所を訪ねられることをおすすめいたします。・・・とのこと。
また、平成20年に奈良教育大学敷地で、新薬師寺金堂礎石が発掘されましたが、その時の埋蔵物なども本堂内陣にて同時公開されます。

約70年ぶりに本来安置されていたお寺での参拝ができるということで、是非お参りさせていただきたいと思います。


2018年10月15日月曜日

行基生誕1350年記念シンポジウム

先日のブログでご案内した「行基さん大感謝祭」。
こちらは10/20に飛火野で行われるイベントで、当日のプログラムもHPにアップされました。
また、同じ10/20に東大寺総合文化センター・小ホールでは、行基の実像に迫る記念シンポジウムが開催されます。
プログラムは午前と午後にわかれて、申込み不要・入場無料です。
午前の第一部(10:00~11:30)では、東大寺・狭川宗玄長老、薬師寺・山田法胤長老、唐招提寺・西山明彦長老、西大寺・佐伯俊源住職、春日大社・中野和正権禰宜といったそうそうたる方々がお話くださいます。
午後の第二部(13:30~15:50)では、『行基集団を支えた思想的宗教的背景とは何か?』『行基集団の社会的基盤整備事業はどのように実施されたのか?』をテーマに、行基にちなんだ専門家が登壇します。
シンポジウムは 出入りも自由となっておりますので、ご都合のいい時間によろしければ是非お出かけくださいませ。
行基生誕1350年記念シンポジウム
『行基の実像に迫る』~第3回行基鍋~
日時:平成30年10月20日(土) 10:00~15:50
会場:東大寺総合文化センター 小ホール(地下1階)
参加費:入場無料(事前申し込み不要)
主催:行基に学ぶ関西再発見の会

2018年10月14日日曜日

二月堂裏参道*秋の訪れ




秋の気配が深まりつつある二月堂裏参道。
久しぶりに境内散策に出て、あちらこちらに小さな秋を見つけては、気持ちが紅葉ならぬ高揚しております

2018年10月12日金曜日

興福寺中金堂再建落慶結願法要

興福寺中金堂落慶法要の結願に参列させていただきました。
ご縁をいただき、奈良の歴史に残る節目に立ち会わせていただけたことに大いに感動し、感謝の気持ちでいっぱいです。
結願法要の始まる10分ほど前に、朝から降り続いていた雨がやみ、法要を厳修されている間はお天気がもってくれていたことにも、天が喜び祝福して下さっているような不思議な感動を覚えました。
そして、法要の最後にご挨拶された多川貫首のお話にも感動いたしました。お話のさなかに、屋根に残った散華がひらひらと舞っていく様子も心に残る光景でした。
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平城京遷都と同時に創建された興福寺。
その4年後にできた中金堂は1300年の長い歴史の中で、7回焼失し、その都度再建されてきましたが、江戸時代1717年の火災以降再建かなわず、その後、明治以降の廃仏毀釈などで、興福寺境内がどこか雑然とした公園的形状のまま放置されてきたという歴史を持ちます。
平成元年に就任した多川貫首が再建を発願し、
平成22年(2010年)の創建1300年の年を中心に、その前後各10年の20年間を「創建1300年記念事業期間」と位置付け、18世紀に焼失したままになっている中金堂の天平様式・天平規模での再建と、明治以来あまりにも公園的形状になりすぎている境内の史跡整備「天平の文化空間の再構成」を進めてこられました。

多川貫首のご挨拶の中で、この「雑然とした植栽がおこなわれ、公園的形状の境内」を、会津八一は「春来ぬと今かもろ人行き帰り仏の庭に花咲くらしも」と「仏の庭」と言い表し、また、ある有識者には「興福寺には祈りの動線がない」と言われたことがあったと。そもそも「祈りの動線がない」以前の、祈りの中心そのものが無かったことに気づき、それがようやくここに再現でき感慨無量とお話されていました。
その意味では、中金堂再建が結果でなく、「信仰の動線」ということで、また新たなスタートとなる。南大門や回廊など、失われた宗教施設の再建、境内の史跡整備を継続していきたいとお話されていました。
中でも、印象的だったのは「中金堂は興福寺の祈りの中心になります。昨今は念仏より行動という風潮がありますが、祈りも行動、祈りこそ行動と申し上げたい」「神仏という人間を越えたものに真摯な祈りをささげてほしい。」とおっしゃったこと。

・・・正直申し上げて、東大寺さんのお膝元で東大寺ばかりを見てまいりましたので、個人的には興福寺さんにあまり目を向けておりませんでした。
今回、ご縁をいただいて落慶法要や慶讃奉納行事に参列させていただける機会を得て、多川貫首のお話を伺い、落慶法要でいただいた冊子に目を通し、自分の学の浅さを恥じる次第でした。それゆえ、このような行事に参加でき、本当に有難いことでした。ありがとうございました。

新聞各社の中金堂落慶法要関連記事のリンクも貼っておきます。

朝日新聞デジタル
「七転び八起き」8度目の再建 興福寺中金堂 
興福寺の「中金堂」301年ぶり再建 落慶法要に3千人 
読売新聞 悲願の中金堂 新たな宝 
産経新聞 興福寺中金堂落慶法要「七転び八起き」盛大に祝う

2018年10月11日木曜日

興福寺中金堂再建落慶記念慶讃行事

興福寺中金堂再建落慶記念慶讃行事の
10/9「言祝ぎ見仏トークin興福寺」と
10/10「音色ではじめる新たな歴史」に
お客様から招待券をいただいて伺ってきました。
みうらじゅんさんといとうせいこうさんの「言祝ぎ見仏トークin興福寺」は、初めて生でお二人のトークを聞いて、大笑いしたり感心したり感動したりの 楽しくも熱くて濃い2時間でした。
でも何より、この日に初めて目にした中金堂のあまりの美しさに、心からの祝福の気持ちと、今日ここに来れたことに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
トーク開始前の18:15まで中金堂を参拝することができます。
ちょうど17:30頃の夕陽が沈む直前の中金堂。
照陽、落陽、残照……夕陽に荘厳された中金堂の威容に圧倒され、その美しさに息をのみ。
夕焼けの中に南円堂、そして照る陽を受けて輝く五重塔。
中金堂は、10/20から一般公開が始まりますが、夕焼けの頃にお参りされるのもいいのではと思います。ちなみに11/11までは「夜間拝観とライトアップ」(17:30~20:00)も行われます。
当日のトークイベントの様子は「朝日新聞デジタル」に詳しいのですが、中でも、スクリーンを使って中金堂内の諸仏の映像を感想を交えながら紹介していただけたことがよかったです。
先ほど参拝した時に気が付かなかったことなどもあり、明日またもう一度しっかり拝観させていただこうと思ったのです。
みうらさんが小学生時代に作った「仏像スクラップブック」にもびっくりでした。面白おかしく紹介されたけれど、小学4年でこのマニアックぶり!半世紀前の興福寺の仏像の写真や拝観券、国宝館の仏像配置図や、諸堂それぞれの感想などにも感心したり感動したり。
そして最後は、展覧会の内覧会で実施されるテープカットに参加するのが「マイブーム」というお二人のテープカット場面(この場面のみ写真撮影可でした)なのですが、その前に・・・
おふたりのサイン入り色紙やバッグが、勝ち抜きじゃんけんで当たることになり、約2000人の聴衆から最後は12人が勝ち進んで・・・
見事にget!
こんなこと生まれて初めてで本人が一番驚いていますが
周りの方達に写真撮影されて、脚光を浴びたり
何とも嬉しい出来事、いただいたご縁に感謝です。
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翌日は「音色ではじめる新たな歴史」という木住野佳子さんのピアノと川井侑子さんのバイオリンのコンサートに。
リハーサル中はかなりの雨でしたが、コンサートが始まる前に雨も上がって、この日も素晴らしい夜でした。
コンサートの前に、中金堂参拝。前日にお聞きしたみうらさん達の解説を思い出してゆっくりと参拝しました。
雨は上がりましたが、だ太鼓には覆いが掛けられ演奏もテントの中で
ジャズピアノの名手、木住野佳子トリオの軽快なリズム。そして川井郁子さんの優美なヴァイオリンと尺八・琵琶の和洋コラボ。
それにしてもお二人とも最高にカッコよくて素晴らしくて、帰宅してからも興奮覚めやらずでした。
何より、特別な空間で、ご本人たちが心より楽しんでらっしゃるのが伝わって、奉納コンサートの醍醐味も観客として堪能しました。
演奏の間のお話の中で、川井さんのヴァイオリンが303年前につくられたStradivariusだと知り、中金堂の再建が301年ぶりという、奇しくも300年という時間の偶然に鳥肌が立っておりました。
もし雨がやんでなかったら、川井さんはもう一つのヴァイオリンで演奏されていたそうなので、Stradivariusの素晴らしい音色を聴くことができて幸せでした。ありがとうございました。
写真はすべて、コンサートの前と終了後に撮影してものです。
余談ですが、川井さんの話し方がとても美しくて魅力的で、見仏トークのお二人についでこの方もすっかりファンになってしまいました♡