1月23日は毎年、大安寺で「光仁会」が行なわれます。
ブログで季節のお出かけ情報として、寺社伝統行事をご案内しているのですが、実際は仕事もあって訪れることもできずにいる行事の方が多かったりします。
この「光仁会」も実はその一つ。
一年に一度のことだから23日を逃すとまた来年まで持ち越しです。
今年は何とか時間を作って行ってみようと思って出かけたのですが
近鉄奈良駅、JR奈良駅と車で通過する時にふとバス停を見ると
大安寺行き臨時バスが何台も停車しているし、バス停には長蛇の人!
人混みが苦手なので大安寺行きをやっぱり止めようかと一瞬迷ったのですが、ここまで来たからにはやっぱり行ってみましょう。
「光仁会」は「がん封じささ酒祭り」として知られ
奈良時代に光仁天皇が大安寺の青竹に酒を入れて温めて飲み
健康長寿を保ったという言い伝えにちなんだ恒例行事で
天皇の命日とされる1月23日に毎年営まれています。
本堂では、癌などの悪病を封じる法要が営まれ
境内では、きもの専門学校の生徒さん達が
青竹に入れてたき火で温めたお酒を振る舞っています。
大勢の参拝客で賑わう境内。
この日は、収蔵庫も解放されますし
屋台も出ていて、善男善女の皆さん方、何だか楽しそうです。
私は車で出かけたので、お土産用の笹酒をいただいて帰りました。
雰囲気もわかったので、いつかもう一度ゆっくり楽しみに訪れてみたいと思いました。