今年で3回目となる「奈良・町家の芸術祭 HANARART2013」が
いよいよ9月7日から開幕します。(11月26日まで県内8カ所で)
そのプレイベント企画展が奈良町物語館で、9/5まで開催中です。
「羽太広海/祐子 インタラクティブ映像展 」
昨年のHANARARTでも大きな反響を呼んだ
コンピューターグラフィック作家の羽太広海・祐子さんの作品展。
メインの作品は、奈良の特産品でもある蚊帳の生地をスクリーンに
映像が映し出されるものです。「波紋の蚊帳 / Mosquito net Ripples」
蚊帳は奈良市で創業時から現在まで、昔ながらの大和蚊帳を扱うキンツル寝具吉田株式会社製。伝統の大和蚊帳にプロジェクションマッピングという手法で映像を投影し、加えて音に反応して、大きく溢れたり揺らめいたりと変化します。
蚊帳の中に入ってみることもできます。
蚊帳生地の表面を漂う波紋が幻想的で不思議な感覚。
手を叩いて音を出すことで、光が大きくなったり揺れ動いたり。
こちらは「光の染物 / Dye in the particle」↓
こちらも、手の動きや、声、拍手などによって、奈良伝統の麻生地に投影された光が自在に変化します。麻生地は奈良の150年続く本麻奈良晒の織本である「岡井麻布商店」の生地が用いられています。
「泳ぐ言葉 / Swimming Words」↓
白壁を大きなスクリーンに見立て、映像を展示。
HANARART2013の開催地域名が現れるのです。
空き家など町家を会場に地元から海外の作家まで150組以上の芸術家が県内8エリアに分かれて作品展示を行う「HANARART」。今年は、奈良きたまちエリアで、奈良倶楽部も私個人も参加しますので、できるだけ他地域も見に行きたいなと思っています。
まずは、奈良町物語館へ。このプレイベント企画展は9/5まで。
時間は10:00 - 17:00(ただし 最終日は~16:00)です。
伝統のある歴史的な町家の中で、最先端の技術を使った映像を
この機会に是非ご覧くださいませ。
「HANARART2013」公式HPがリニューアルしています。→★
オフィシャルガイドブックもできています。→★