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2010年11月14日日曜日

久しぶりの休日*そして日々感謝

下段に追記あり**

ようやくというか、待ってましたというか。
ほぼ4週間ぶりのお休み真っ最中の本日です♪

「4週間も休み無しなんて!定休日がないんですか?」と
時々驚かれたり(若い世代のお店のオーナーさん達に)
反対に「ホテルにお休みがあるのですか?」と
お問い合わせの電話でびっくりされることもあったりします。

秋のシーズン中はあまりお休みを取らない代わりに
シーズンオフの真冬は冬籠りを楽しむ。
そんなサイクルでこの20年を過ごしてきたので
それなりの自己管理術も身について++

日々の疲れはその日のうちに取るとか(深呼吸に自己流ストレッチ!?)
優先順位の低いものはできるだけ手を抜いて楽をするとか(家事ですわ^^)
自分へのご褒美を何にしようか空想しまくるとか(むふふ♪楽しー)
時々、声に出して自分を誉めてあげたり(他人に聞かれると赤面ものですが)
ストレスを溜めずに楽しく暮らす工夫を考えるのもそれなりに年の功というか。

能天気者の楽天家で、物事を深く考えないのは玉に傷ですが
前向きに何でも受容できる性格がきっと接客業を楽しめる私の長所なんだろうなぁと思ったり。(←こうして自分を誉めるのです 笑)
まぁ冗談はさておき。

奈良倶楽部はお客さまに恵まれているとつくづく思うのです。
今年は1300年祭がきっかけとなって、奈良自体が大注目を浴びて
本当にたくさんの方にお越しいただきました。
奈良倶楽部にもたくさんの方がお泊まり下さって
「奈良が好き」とか「奈良をもっと知りたい」という方も多く
こだわりの奈良マニアの方や、毎年正倉院展に通っているいつものリピーターさんや、今年初めて奈良に泊まって奈良の魅力に取り憑かれて、この秋に2度目3度目の方も多くいらっしゃいました。
3泊4泊や5泊の方も多かったし、遠く北海道からのお客さまが2週間途切れずにいらっしゃったことも。
5泊のお客さまには宿に帰ってこられる度に「あぁ家に帰ったみたいだ。落ち着くね〜。」とおっしゃていただき、またリピーターさん達は「久しぶりに奈良のお家に帰ってきました」と。宿屋冥利につきる言葉をいただいて本当に感謝の毎日。
そして店主に負けず劣らずお客さま達も何事にも前向きなのです。
せっかくの奈良への旅も悪天候やお店の定休日などで計画通りにいかないことも。どんな場合でもあるがままを楽しまれているお客さま方の様子を間近に拝見して、私もいっぱい勉強させていただいてます。
思えば、この20年間、多くのお客さまから学ぶことがたくさんありました。ちょっとした会話から心遣いや気遣いなども。

ご宿泊のお客さまの奈良への旅がより快適なものとなるよう
旅のコンシェルジェを自任している私ですが
私自身もまた新鮮な気持ちで充実した仕事ができるのは
お客さまあってこそだと 久しぶりの休日にちょっと振り返って思っていたのでした。
奈良倶楽部にご宿泊いただいた皆様。
本当にどうもありがとうございました。
そしてこれからもまたどうぞよろしくお願いいたします。

トップの画像は、今日撮影の手向山八幡神輿庫前の紅葉。
昨日のブログに2年前の写真をアップして
さすがにちょっと居心地悪かったので、
午後から東大寺境内の紅葉スポット巡りをしてきました。
そちらの様子は次の日記に続きます。

追記>>
昨晩は遅くなって書ききれなかったこと。
お客さまとの交流で宿屋をやっていて嬉しいなぁと思うことは
「奈良」を通しての会話がとても楽しく
自分自身も現在進行形で奈良に魅力を感じているということ。
お客さまが帰宅されてからいただくメールやお便り、そしてお電話には
旅から帰ってからも「奈良が心の中で広がっています」
「悠久の奈良へ想いを馳せています」といった言葉とともに
添えられているあたたかな気持ちにも励まされています。

そして、先日届いた『かぎろひの大和路』の最後に
読者の方から届く「おたより」のコーナーがあって。
そちらにも、私がお客さまとの交流でいただいている温かい気持ちが
いっぱい詰っていて、一読者として嬉しいなぁと思うのです。
(↓クリックで大きくなります。)

温かで優しい気持ちが溢れた紙面。
かぎろひさんも私と同じ醍醐味を感じてらっしゃるのでしょうね。


手抜き家事ばかりだとさすがに自己嫌悪になって。
私だって手をかけて作ることもあるのです。たまには。
栗の渋皮煮☆手間ひまかけただけあって美味しくできました。