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2011年5月10日火曜日

奥飛火野の野生の藤

今年は「当たり年」かもしれません。
奥飛火野の野生の藤がとても見事でした。
ささやきの小径(下禰宜道)の高畑口の方から奥飛火野へ入るという、いつもと反対のルートでここに来ました。
もう言葉はいらないですね。見ていった順に写真をアップします。









萬葉植物園の手入れされた藤の花にも負けないくらい美しいですよ。
藤の花の傍に寄るとむわ〜っと濃厚な香りが匂い立って
思わず胸いっぱいに高貴な香りを吸い込んだりします。
大きな木に絡み付いた藤。天空高く、木の天辺まで花をつけています。
まだ葉が出ていない木に絡んでいるのがまるで藤の大木のようです。
奥飛火野からいつもの飛火野へ戻りましょう。
大好きな御蓋山にも野生の藤。
山全体が、新緑の中に紫色を薄く染め出して美しいこと。

奥飛火野へのルートは2008年のブログに載せています。
2009年の様子もよかったらご覧下さい。

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おまけの画像>>
春日大社からも春日山方面に野生の藤がよく見えます。
「砂ずりの藤」を手前に撮ってみました。

東大寺境内にも、少ないながら藤が咲いています。
不動堂辺りの野生の藤。
ズームで撮ってみると・・・。

こちらの木は何だと思われますか?
正倉院の裏手、知足院への登り口にあるこの切り株。
実は藤の木を昨年ばっさり切った切り株なのです。
今年、その切り口から蔓が新しく出て葉っぱも生い茂っていて
発見した時はびっくりでした。藤って、実はすごく逞しいのですね。
後ろの大木に絡んで中々見事な藤の花を
かつて咲かせていたことがありました。
でもこの逞しさなら、来年はこの蔓にいっぱい花をつけそうですね。