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2011年4月25日月曜日

桜便り*もう少し続きます♫

昨日のイベントからの帰宅途中。多門町から若草公民館に抜けて、
公民館隣の公園に咲く鬱金桜を愛でてきました。
漠然としたもやもや気分も、こうして綺麗な桜の花を見ていると随分慰められるのですね。
うすいクリームイエローの鬱金と淡いピンクの八重桜が青空の下で重なり合って、桜の花の中は別世界のよう。
ちょうど見頃の日にそこを訪れることができて嬉しかったです。
さて、鬱金桜ときたらもう一つ。黄色の桜が「きたまち」にはあるのです。実は先日から何度も、まだかまだかと見に行っているのですが。


御衣黄ぎょいこう桜です。綺麗な黄色の花を咲かせていました。
まだ蕾がほころびかけたところ、五分咲きくらいでしょうか。
御衣黄桜の花の色は、緑から黄そしてピンクと変化して、最後はポトリと花を落とします。

一日経って25日の花の色は・・・
まだそれほど変化していないですね^^

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すっかり桜の季節も終わった・・・なんて思ってる方も多いかもしれませんが、実はまだまだこれから見頃の桜も奈良公園にはあるのです。
それでは明日も 桜便りを・・・*(もう少し続きます♫)

御衣黄桜は、転害門東側の鼓阪小学校校門前の両側にあります。

2011年4月24日日曜日

イベントあちこちと原発のこと*

快晴の日曜日。イベント会場3カ所を自転車で回りました。
「アースディ奈良」は毎年開催されていますが、私達は初訪問です。
地球のことを考える熱気あふれる会場を後にして「ごはんの間」でランチを取ったあと、JR奈良駅前での「奈良オーガニックマーケット」へ。今回こちらに韓国の骨董「Bon Antiques」さんが出店と、先日の京都で「ギャラリー啓」さんからお聞きしたのでちょっと覗いて見ました。JR奈良駅前にポジャギがはためいているのが不思議な感じ。奈良にもこんなお店があったんですね。(実店舗はなくオンラインショップですが)
その後は、地元きたまちで開催の「大門玉手箱」会場へ。
もうすぐお店をオープンされる「きたまちス・マガザン」の自家製ミントジンジャーエールとサングリアジュースが美味しかった。お気に入りの箱主「羊の本棚」さんも要チェック^^
6月にお店をオープン予定の「フルコト」メンバーや、会いたかった人達とも遭遇して、地元ってやっぱりいいなぁと再認識。

三会場を回って、30代40代の若い人達が環境や地球の未来、農業、土や海。今回の津波や東電の原発事故で私達が漠然と不安を抱いているこの世界をどうにかしていこうと前向きに考えて手を携えていこうとされている姿に接して、私達もしっかりしなきゃと思いました。

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「アースディ」の会場で買ったのは田中優さんの新刊「原発に頼らない社会へ」

私も夫もこの一ヶ月、春爛漫といえども心がずっともやもや晴れずにいました。夫はネットで色々な情報を集めて、私もアンテナを大きく広げて、二人して「知らなかったではこれからはすまないよね。ちゃんと考えなきゃね」と話しています。
東京電力による悲惨な原発事故の後、ずうっと考え続けている
原発に頼らない社会について、ものすごく前向きな考え方で、わかりやすく書かれたこの本。帰宅してから一気に読んでいます。

・・・放射能が小さな子供達にどれほど危険なものか、背筋がぞっとするくらいよくわかりました。なのに今、政府は子どもに「年20ミリシーベルト」を平気で強要しようとしています。で、こどもの被爆量についての抗議署名を知り、早速ネット署名をしました。


ずっともやもやの原因「東電の原発事故」について、このブログに書くのは初めてですが、今の心の中の大半はこういうことです。奈良の情報ブログに、こういうことを書くのはそぐわないかもしれませんが、将来ある子供達をもっと守らなければと、思わず書いてしまいました。
もし賛同される方がいらっしゃいましたら、是非。こちらから。 (4/25の23:00までです)よろしくお願いします。

2011年4月23日土曜日

明日4/24のイベントあれこれ*

明日の奈良は「大門玉手箱」や「アースデイ奈良」や「奈良オーガニックマーケット」など、楽しいイベントがいくつかあって とても賑やかです。それぞれのイベント会場はみんな徒歩圏内で回れます。
久しぶりに晴れそうな明日の奈良。皆さまどうぞお楽しみ下さいね!
(「きたまち盛り上げ隊」メンバーの私なので、きたまちで開催される「大門玉手箱」については詳細をアップしています。「アースデイ」「オーガニックマーケット」については各リンク先を参照して下さい。)


箱主が思い思いに箱入りの古本を持ち寄る大門玉手箱
11:00より16:00頃まで初宮神社で開催されます。

箱主さんは・・
印は今回初参加の箱主さん)

きたまちce magasin(ス マガザン)
古本と自家製ミントジンジャーエールと自家製サングリアジュース 
人生の玉手箱
「エンディングノート」新刊「50歳からの人生設計のーと」と古本 
きたまちの縫い道楽
古本と古着リメイク
うしの本屋
小説を中心に遠近(おちこち)な本を 
◆ゆりゆりぶっくす
古本と手作りアジアン雑貨(チャリティ)
Aromatic Planet
古本とアロマハンドマッサージ 
フェルデンハウス北斗星
古本とフェルデンクライス 
蜜月
古本と手作り雑誌『蜜月』と『ミドリさんとカラクリ屋敷』PR 
◆京都南山城村『卯』
村の手作りかりんとうと古本 
◆たちばなははのはこ
古本と何か 
◆羊の本棚
散歩と雑貨と職人の古本とお菓子 
タンタカタン
文庫中心の本 絵・ポストカード・雑貨 
おやつなぁに?
絵本と手作りおやつ(パン)
絵本とコーヒーのパビリオン
主に絵本を(14:30までの参加)
藍寧舎
古本と時代意匠アレコレ
ぼちぼち堂
旅するふるほん 
木の茶の間 輪(りん)
おすすめ文庫と天然木製品 
フルコト
古本と東日本大震災チャリティTシャツ(amanojackdesign)
◆すいーとわたちゃん/古本と甘いもの
※14:00頃からハンマーダルシマーの演奏もあります。


10:00より16:00まで、奈良公園登大路園地にて開催。


9:00より14:00までJR奈良駅旧駅舎前にて開催。
出展者の紹介はこちらで。

トップの画像は雨に濡れる裏庭の花(ムラサキダイコン)

2011年4月22日金曜日

「DERBARデルベア」のバームクーヘン

2月に「アップルジェリー」をいただいてから早速注文しました
「DERBARデルベアさんのバームクーヘン**
2ヶ月ほど待って連絡いただいたのは、ちょうど新緑の季節。
 しをんさんと同じように、私もお店まで受け取りに伺いました。

可愛くラッピングされたバームクーヘン。

薄くスライスして美味しい紅茶と一緒にいただきました。
甘さは随分控えめ。でもしっとり味わい深くてとても美味しい!!
ふわ〜っと広がるバターの香りに
美味しいものに包まれる贅沢を味わえて口福のひとときです。

2ヶ月待ちという人気の高さがよくわかります。
そして充分待つ価値有りの美味しさだとわかりました。

注文するときは2ヶ月先って中々思い切れないのですが
あの時、思い切ってオーダーしてみてよかった〜としみじみ。

「自然素材・無添加、昔ながらのドイツの伝統的な別立て製法、
さくらの芯木を使ったオーブンで焼き上げるといった、こだわりのバウムクーヘン」
デルベアさんのバームクーヘンはHPからオーダーできます。

2011年4月21日木曜日

ちょうどいい距離感のプチホテル

・・・というタイトルで、奈良倶楽部をご紹介下さったのは
朝日新聞の働く女性応援プロジェクト「キャリア×ライフスタイル」サイト『ジョブラボ』「大人の女のワタシ旅」というコラム。

このコラムを執筆されたのは、「ひとり旅活性化委員会」を主宰するトラベルライターの山田静さん。先日、大阪出張の帰りにぶらりと奈良に寄り道されて、奈良倶楽部にご一泊して下さったのでした。
そして、ふと泊まったホテルのオーナーの「奈良の魅力は裏にあるのです」のひと言を頼りに、大仏殿裏の魅力をふんだんに紹介したコラムを書いて下さいました。

vol.1は新薬師寺と高畑界隈、「カフェ南果」さんをご紹介。
vol.2は大仏殿裏の講堂跡辺りの散策や「工場跡事務室」さんや「NATIVE WORKS.」さん。そして「奈良倶楽部」を紹介して下さってます。山田さんがお泊まりの日は一人旅の方が多かったので、合わせて一人旅の魅力も紹介されています。

私の大好きな散策ルートを、旅人目線で捉えて伝えて下さってどうもありがとうございました。
※この散策ルートは、昨年7月にも「朝のお散歩ルート」として紹介しています。
※トップの画像は昨年冬に撮影したものです。

2011年4月20日水曜日

新緑の季節*庭からの贈り物

中庭のブナの木にも、あっという間に若葉が芽吹いて
一日見ないだけで 天まで届きそうな勢いで 枝がぐんぐん伸びていく。
葉っぱもあれよあれよという間に緑濃く生い茂っていく。

裏庭の足元にはいつのまにかシャガが花開かせていて。
そうそう。今の季節は「木の芽どき」
植物世界の成長スピードについていくには、こちらもエネルギーが必要なのだ。「木の芽どき」にいつもしんどくなっていたか弱き乙女時代が近ごろ懐かしい・・・。
裏庭で採れた花山椒をたっぷり入れた鶏のお鍋。
ごろごろ椎茸と新玉葱も入れました。滋養たっぷり、ああ美味しい。

花山椒と物々交換した友人からは畑で摘んだハーブのブーケを。
お水に挿した部分、落とした葉を集めて
熱々のハーブティ♫ミントとローズマリーの香りが爽やかです。

この季節にもう一つ、庭からの贈り物。
野蕗はもう少し大きくなるまでとっておきましょう。

2011年4月19日火曜日

京都へ*

久しぶりの県外お出かけです。
京都市内へ出かけるなんて、何ヶ月ぶりなんでしょう?
・・・と、今これを書きながら思い出してみると、何と9ヶ月ぶりなのです。久しぶりの京都に気分もうきうきです。
今回も「お目当ての展覧会」が第一目的でしたが
お出かけついでに行きたかった所もありました。少々長くなりますが
京都お出かけレポによかったらお付き合い下さい**
今日は「パウル・クレー」展のために出かけてきました。
ずっと好きな画家で関西圏であったクレー展には必ず出かけています。
今回の会場、京都国立近代美術館(MoMAK)ではどのようにクレーを見せてくれるのか、それも楽しみでした。
今までの展覧会では あまりクローズアップされなかった「クレー作品が物理的にどのように作られたか」にスポットを当てたこのクレー展。
制作方法別に章分けして作品が紹介されているのですが、各章のタイトルでのみしか言葉の説明がないのが(でもそれでほとんどが理解できますが)シンプルで、ある意味わかりやすいのですが、もう一歩踏み込んだ キュレーターからの言葉もほしいなと、ちょっとだけ物足りなさも感じました。印象深かったのは、展覧会の中で紹介されていた「油彩転写の方法」。簡単にできて一味加味された作品に仕上がるので、これは一度試してみたいと思ってます。(そう言う意味では収穫有りの展覧会。)それから題名に付けられた言葉が素敵なこともクレーが好きな理由の一つなのですが、今回も詩的な言葉を作品とともに楽しめました。

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クレー展のお向かいでは「親鸞」展
私の実家は浄土真宗。親鸞さんには幼稚園時代からその名前に親しみがあったのですが、反対にそれ以上のことは何も知らない世界でした。
不勉強で鑑賞したので大雑把にしか親鸞さんを理解できなかったのですが、展覧会の最後に見た円山応挙の「雪中松鹿図」と狩野探幽の「雲龍図」の素晴らしさには感動いたしました。

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その後は寺町二条界隈へ。
以前、お客さまにお土産でいただいた柳桜園茶舗のほうじ茶がとても美味しかったので、是非お店へ伺ってみたかったのです。
この時いただいたのは「手炒り焙煎焙じ茶」(写真左の缶入り)です。
残念ながらこちらは土曜限定販売ということで、別の焙じ茶「香悦」を買って帰りました。土曜限定販売の焙じ茶は、土曜日に電話でお取り置きして翌週に買いに伺うことができると教えていただいたので(発送はされていません)次回の京都行きの際にはそのようにしようと今から楽しみにしているところです。
あの時のお客さま(のお母様)。
その節は、美味しい焙じ茶をどうもありがとうございました!

寺町界隈では「ギャラリー啓」さんでちょっとお喋りしたり
「ギャルリー宮脇」で黒崎彰さんの版画展を見たり
そして二条河原町の「パリビス」でランチをいただいたり。
 茸のスープ
牛肉の赤ワイン煮がとっても美味!

デザートはお米をミルクと砂糖で煮たリオレ。ハーブティはタイムで。
ほ〜っと一息。美味しかったです。(ミニコース1500円)

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さて、まだもう一軒、行きたかったところがあるのです。
しをんさんの京都土産でいただいたことがあるグレープフルーツプリン。あの美味しさが忘れられずに「ガスパール・ザンザン」へ。
せっかくだから妹にもお土産に買ってサプライズで遊びに行こう♫
そんなことを思いついてメールをするも、妹はお出かけ中。
「近くに、友人のカフェがあるから、そこへ預けておいて」との返信メールに、妹の友人が開店したばかりのほやほやカフェ「マチネ」さんに立寄り、お茶タイムのひととき。

ほっこり一息ついて、さぁ奈良まで帰りましょう。

久しぶりの京都一人歩きの一日は、花冷えの一日。
あまりの寒さと雨模様の天候にほとんどタクシーで回りましたので
点と点の移動になって、寄り道やら道中のお店冷やかしやらができずにちょっと残念でした。また次回のお楽しみにとっておきましょう。

2011年4月18日月曜日

HIKARU in 東大寺「yoga workshop」

昨日の日曜日、HIKARU先生「yoga workshop」に参加するため
会場の二月堂北参籠所までぶらぶらとお散歩がてら出かけました。

道中の大仏殿裏に立つ二本の紅枝垂桜(通称「おかっぱ桜」)が満開で

しばし花の下にて桜花を愛でる・・・。
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二月堂裏参道では、楓の若葉が瑞々しく新緑を輝かせ
春から初夏へ、季節が移ろいゆくのを感じます。

北参籠所から二月堂はこんな風に見えるのです。

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さて、私は「yoga workshop」の午後の部のみに参加しました。
50名程の参加者はほとんどがヨガ上級者の方ばかりです。
ヨガマットも持ってない普段着で参加の場違いな私でしたが
10年ぶりにするヨガのポーズや呼吸法や瞑想に
心も身体もピッピッと良い反応。すっかりリフレッシュ致しました。

このワークショップで、先生から教えていただいた
「現代に合ったヨガ的生活」の中で大事なこと5つ。

①正しい休息が大切・・・身体の休息だけでなく心も休息すること。
②正しい運動が必要・・・「正しい運動」の目安ってどれくらいかわかりますか?先生曰く「少し心拍数が上がってじわっと発汗する程度」らしいです。自分の体力の半分くらいの運動量が適度な量で、していて楽しく満足感があるというのがいいらしい。それが免疫力アップに繋がるらしいです。無茶なくらい体力消耗する運動が苦手な私にとって「我が意を得たり」でした。私は、体育が苦手な子供だったので、小中高の学校体育でも是非ヨガを取り入れてほしいなと思っています。
③正しい呼吸が大切・・・一般的に、精神が安定している時は深い呼吸をしているらしいので、反対に深い呼吸をすることによって落ち着いた精神状態を保とうというもの。
④正しい食事が大切・・・自分自身の消化力をよく見て腹八分目に食事をする。未消化のものは老廃物として身体に残るので消化できる範囲内で食物を取る。(これは早食いの私にとって頭の痛いこと。もっとゆっくりよく噛んでいただかないといけませんね)
⑤前向きな思考と瞑想が大切・・・瞑想することによって自分自身の状態をよく見つめ自分の内側に集中する・・・そうすることによって自分の中の神聖さと結合できる。う〜んこれはむつかしい。でもいつかそういう極みに到達してみたいと願っています。

この5つの大切なことは、普段の生活の中でも心に留めておくといいのではと思いました。(HIKARU先生の許可を得てブログに掲載させていただきました。)

2011年4月17日日曜日

「ハーブ&ドロシー」佐々木監督トークショー

もう一週間も前のことですが、映画「ハーブ&ドロシー」の佐々木芽生監督のトークショーが奈良市ならまちセンターであり、行ってきました。

このトークショーの主催者はやまもとあつしさん。
やまもとさんは、映画の予告編をYou Tubeで見て電気が走って、すぐに佐々木監督のツイッターに「奈良で上映をして」とラブコールしたところから始まったと、トークショーの最初に打ち明けてらっしゃいました。
一人のアート好きの「想いをカタチにしよう」という意志が、このトークショーに実を結んだのだと思うと何だか楽しくなって、襟を正しながらもリラックスしてお話を聴きました。


同じように佐々木監督も、ハーブ&ドロシーのことを知った時に心臓が止まりそうになるくらいの衝撃を受けたのだそうです。その後、夫妻と実際に出会った時に、パーティで場違いな風貌なのにその世界の中心人物という二人を、ぜひ映像で紹介してみたい!と思ったのが映画製作のきっかけなのだそうです。
(普通の格好の二人が、お洒落な面々が居並ぶパーティ会場でアーティスト達に次々と挨拶を受けている様子は、映画の冒頭シーンに使われています。)


最初は、簡単に手持ちのカメラで撮れると思っていたのが、そのうちにすごい二人だとわかり、プロのカメラマンを雇って襟を正して撮らねばということになり、そのための制作費捻出の4年間がカメラを持ち込まないで二人に密着できる時間となり、二人の信頼を得たことがいい映画を撮れる結果になったということです。
例えば、ハーブが最後にコレクションした若手アーティスト、ジェームズ・シエナのことを最初は名前も教えてくれないくらい秘密主義だったのが、最後にはジェームズのスタジオで作品を買うところを撮影させてもらえるくらいになって、映画でもこの場面があることで、二人のコレクターとしての具体性が形を持って表現されていて、中々いい場面になっていました。

そのジェームス・シエナ曰く「二人が他のコレクターと大きく違うのは、全ての作品を見たがることかな。私の作風の変化をまるで調査してるように。」
「彼らはコレクターではなく、キュレーターだ」とアーティストに言わせるくらい、ハーブ&ドロシーとの出会いによってアーティストも成長しているのですね。

この映画には3つのラブストーリーがあると監督はおっしゃる。
①: 二人のアートへの愛。
②: 二人とアーティストとの友情物語。
③: 二人の夫婦の愛情物語。

③について・・・夫婦のパートナーシップがなければあの膨大なコレクションは築けなかったことでしょう。二人は、生活は図書館司書として働くドロシーのお給料で、アートコレクションは郵便局員として働くハーブのお給料で買うと決め、NYの1LDKのアパートに収まる小品しか買わないという暗黙のルールを決めていて、できるだけ無名のアーティストの作品を買っていました。(それしか買えなかったらしいのですが)それが結果的にはアーティストをも成長させていくことになったのですね。

②について・・・この映画の中で、アーティストとの友情物語というか、アーティストが語る二人にまつわるエピソードがたくさん披露されていて、それがとてもユーモアがあってほのぼのと温かいのです。
印象的だったのはクリスト&ジャンヌ・クロード夫妻との友情。トークショーでも監督が映画の中で好きな場面として紹介されていました。
「ハーブとドロシーから電話をもらってこれで家賃が払える」と喜んだジャンヌ。でもドロシーは「私達が家賃をやっと払っていると知らずにね」と打ち明ける。クロード夫妻の作品の値段が高すぎてハーブが言った言葉「来るのが遅すぎた!」結局ハーブとドロシーはクロード夫妻の愛猫を留守中に預かることでコラージュ作品をコレクションすることになるのですが、こういった、アートを通した友情物語が随所に出てきて味わい深い映画になっているのです。

①について・・・膨大なアートや資料で溢れかえる部屋。壁という壁には一寸の隙間もないくらいアートが飾られていて、アートと暮らしているハーブとドロシーの生活空間。ベッドの下にもアートが収納されていて、段々とベッドが高くなっていくという状況に笑ってしまいました。

 訪ねて来たキュレーターに「私の中の警報レベルが危険を知らせている」とまで言わせる収納ぶりですが、非常に感心したのは作品を照明から保護するために布でカバーしているという点でした。いずれ自分達の手を離れたときのためにそこまでされるとはすごいことだと思います。

ハーブとドロシーがコレクターとして有名になってくると、コレクションに加えてほしいと作品を送ってくるアーティストもいるそうで、二人は全部送り返して、絶対ただでは作品をもらったりしないのです。
たとえ高い作品が買えなくても、自分の買える範囲で身銭を切って買う。これがコレクターとしての自負であり、コレクターがいないとアーティストは育たないという彼らの誇りであります。

監督が話されていた、映画には出てこなかったこぼれ話。
「自分もコレクションをしたいからアドバイスをしてほしい」とよく言われるハーブとドロシー。こういう時の彼らのアドバイスは「地元の自分のまわりのアーティストを助けるという気持ちからスタートしてほしい。本人を知っているのでスタートしやすいと思う」なのだそうです。

数年前までの話ですが、実は私もポジャギを夢中でコレクションしていた時期がありました。同じ頃、たくさんアートも買っていましたし。そういう訳で、自分の中では、かなり共鳴する部分があって、この映画に感情移入して楽しく見入っておりました。アートを自分のお金で買うって楽しいことなのよね。そしてそれを一生涯通じて夫婦でできるって幸せな生き方だと思います。
アートを愛しアートに愛されたハーブとドロシーの素敵な生き方。
近いうちに「ハーブ&ドロシー」の映画が奈良のあちこちで上映される予定ですから、その時には皆さま、是非ぜひ映画を見にいらしてくださいね!

(画像、下4枚は映画のパンフレットより)

2011年4月16日土曜日

大和の一本桜*

吉野山を後にして大宇陀の「又兵衛桜」へ。(写真は4/13の様子です)
樹齢300年の一本桜は風格を漂わせてどっしりとそこに立っています。
以前に来た時よりも、周辺はもっと観光地化されたように思うけれど
又兵衛桜の孤高の気高さは、周辺のざわめきからも完全に超越していて
この日の桜はとても堂々とした美しい姿を見せてくれました。

前後左右どこから見ても美しい姿に
多くの人が惹きつけられるのもなるほどのこと。
今日は来てよかった・・・最後は素直に感謝の気持ちでした。

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そして、こちらの桜は
2年前にここを訪れた時に感動した紅枝垂桜。





満開の枝垂桜は、ほんの少しだけ旬を過ぎていたかもしれない。
でもこの辺りの里山風景がのんびり春爛漫で
とても気持ちがいいのです。
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大宇陀から室生に抜けて、ある集落まで来ると
ぽつんと一本の大きな枝垂桜が目に飛び込んできました。
こちらも樹齢300年。風格のある美しい姿を見せてくれています。
前からも後ろからも横からも。


ズームで撮ったり逆光で撮ったり。
お月様とも一緒に写したり。

奈良県下の山間部には古桜、一本桜と名を馳せた名桜が多くあり
山あいを走っていてそんな美しい桜の木にふっと出会えることが
とても幸せなことだと思えた一日でした。