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2012年7月16日月曜日

gout *お別れ

今日、久しぶりに外へ出て、空を見上げると
青空に真っ白い入道雲がくっきりと映えてすっかり夏の空です。
「あーあの雲!グーみたいだよ」
車のフロントガラス越しに見えた雲。
「空の向こうにちゃ〜んと行ったからね」ってグーのメッセージかな。

裏庭と中庭にとても綺麗な蝶々を昨日は見かけた。
羽根の所がトルコブルーで、目の前を優雅に飛んでいて逃げない。
今までこんな蝶々を庭で見かけたことがなかったので
ひょっとして蝶になって会いに来てくれたのかな。

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先日7月11日の夕方に愛犬goutを喪くしました。
18歳にあと2ヶ月という高齢で、自力で排泄も食事も寝返りもできない状態になっていたので、客観的に見ればもう充分長生きしたと言えるのでしょうが・・・。
でも、そんな寝たきり生活もそれなりに安定していたので
いつかやってくるその日を覚悟はしていても
まだまだ大丈夫と思っていたのでした。

グーの旅立ち・・という現実を認めたくなかったので
しばらくブログの更新もできませんでした。

まだそこに居ると思ってドアを開けると、もうそこにはいない。
心が破れるくらい大きな喪失感。

そして、何を見ても思い出し・・・。
夫と二人で 17年間の思い出を語り合っては泣いたり笑ったり。

それは・・・その日に別れが訪れるなんて思ってもいなかった
私が出かけていた間の出来事でした。
どうしてずっと傍にいてあげられなかったのだろうと思うと
大変な後悔で、悔やまれてなりません。

「家族が寝ている時や出かけている時に犬は気遣って逝くんだよ」
と老犬を見送った経験のある友から心優しい言葉をかけてもらった。
知らせを聞いて「受話器をグーの耳に当てて」「ありがとうグー」と
電話の向こうで泣いていた息子。
「充分面倒みてくれてママありがとうね」「グーも喜んでると思うよ」
と、夫も子供達も気遣ってくれる。
翌日の午後にグーを見送るまで、ずっと傍にいて何度もグーに
「ありがとう」と声をかけて・・・。
「うちに来てくれて一緒に過ごせて楽しかったよ。ありがとうgout」

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家の中に、グーの居場所をつくりました。
お花も、優しいお気遣いもたくさんいただき
どうもありがとうございました。