連子窓から覗いて見たようなと、つい思ってしまうこの風景。
大仏殿の前、鏡池から東塔跡の方を向いたところにこんな木立があって、ここを通るたびにそんなことを思うのです。
覗いた向こうには、長閑な風景。
真夏日の五月下旬から一転して、風薫る爽やかな水無月初めの土曜日。
東大寺境内を抜けて、向った先は・・・
「創作狂言 大仏くらべ」奉納公演会場の 東大寺本坊へ。
襖を取り払って、聖武天皇をお祀りする天皇殿を臨み、若草山を借景としての公演会場。お庭の緑が初夏の陽射しに煌めいて、これ以上の舞台設定はないと思えるくらい最高の場面。
::
「大仏くらべ」については次のブログで詳しくご案内させていただくとして、道中に通る大仏池の様子、今はこんな風景。
あっという間に草が生茂って、鹿の楽園ができていました。