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2010年5月17日月曜日

霊山寺*三重塔内陣壁画公開とバラ園

東大寺大仏建立の功労者・行基さんと
大仏開眼法要の導師を務めた菩提僊那僧正により創建された霊山寺
霊山寺では、通常非公開の三重塔初層が特別開扉され
内陣の美しい壁画が拝観できます。(5/15~6/6)
また、本堂(国宝)の厨子が開かれ、本尊の薬師如来坐像や
日光・月光菩薩立像も特別開帳されています。

塔内陣の壁画は鎌倉時代終わりから南北朝時代にかけて制作され
一部剥脱しているところもありますが
全体としては極彩色がよく残っていて美しい文様や飛天など
見応えのあるものでした。
三重塔は、三間三間の桧皮葺、総高17メートルの小塔で
1283〜1284年頃の建立と推定されています。
鎌倉期の純和様式で、各重中の間板扉、両脇の間連子窓、組物も
よく整ったその姿勢はなかなか華麗であります。
こちらの拝観は別途100円。
内部の壁画の様子はサイトに写真が ありますので。

本堂は 鎌倉期に建立されたもので国宝。
堂内は外陣、内陣、脇陣からなり、外陣の天井は折上小組格天井。
その下に額縁型の区画を設けその中に堅連子があり、また
正面三間は上が吹寄菱格子欄間、下には引き違い格子戸で
内外陣を区画しているのですが(サイトより抜粋)
詳しいことを知らなくても、堂内のいたるところに格子があって
建築的にも美しいなぁと思ってました。



また、薬師三尊の厨子が特別開扉されていますが
ご本尊とは別に、仏堂内壁に取り付けられたせん仏三尊像
左右両脇陣に安置されている阿弥陀如来座像大日如来坐像
目立たないけれど、いいお顔をされていました。

どうも、境内の派手派手しさに誤解しがちなんだけれど
じっくりお参りすると、それなりに静かな古寺なんだと
随分前に訪れた時に、ここのお寺に持ったイメージを
ちょっと払拭することができました。



霊山寺の境内は広くてもっと他にも色々あるのですが
少々疲れましたので、この後はバラ庭園だけ見て帰りました。

1200坪の庭園内に200種類2000株のバラが美しく咲き誇っています。
開花状況としては、今年は遅い目のようで、まだこれからの様子でした。来週から6月上旬ころまでは充分楽しめると思います。
ではたくさんの品種の中から少しだけご紹介しましょう。

エナハークネス(英)


カクテル(仏)


カーディナル(独)

スパニッシュビューティ(西)

バタースコッチ(米)

テディベア(米)

ブルームーン(独)

ホワイトマスターピース(米)

レオニダス(仏)

プリンセスダイアナ(英)

では日本の薔薇もご紹介しましょう。
プリンセスアイコ

万葉

都大路

花嫁

なにわ茨

「霊山寺」では次のようなイベントも行われます。
・5/23 13:00~「薔薇会式・えと祭り
・5/29 13:00~「假屋崎省吾デモンストレーション&トークショー
・5/29~6/6  「假屋崎省吾個展
(詳細は各リンク先をご覧下さい。)