今日は高畑の新薬師寺にて行なわれた、くるみの木主催の
「花人 杉謙太郎 奈良の花 冬」の花会に参加しました。
盛夏に二月堂北参籠所で行なわれた花会を拝見させていただき
そのあまりの美しい世界観に感動したものでしたが
今回もまた特別な世界を見せていただけたような・・・
生けられた花だけでなく、「場」 の持つ力と、それを美しく操ることができる揺るぎない価値観。花人の美学を拝見させていただき、ともに酔いしれることができる幸福感に浸ってきたのでした。
花会は新薬師寺庫裏にて。最後は本堂にて十二神将を前に、杉謙太郎さんの「花点前」(花活けの実演)があり、陰翳礼讃に通じる幽玄の世界を堪能致しました。
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場所をかえて、志賀直哉旧居での「花器と道具展」も拝見。
久しぶりの志賀直哉邸。2階の窓からは御蓋山が望めます。
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杉謙太郎さんによる春夏秋冬の一年の花会も今回が最後になり
私は夏と冬の2回を拝見させていただけたのですが
全ての花会の様子を撮影した写真展が12/21まで「秋篠の森 月草」で開催されています。(会期中12/16・12/17は休み)
写真を見ているだけでも、その場の凛と張りつめた空気感や花人の美意識がよく伝わります。興味のある方は是非ご覧になってみて下さい。
先日、「秋篠の森 なず菜」にてスタッフ達とのお疲れ様会でいただいたメニューの一部です。大和野菜など奈良の食材をふんだんに使ったお料理に、忙しかった疲れも癒される奈良倶楽部チームでした。
4枚目の写真の葉っぱのようなものは漢方薬の材料となる「大和とうき」だそうで、珍しいものもいただきました。