昨年7月に、大台ケ原と尾鷲に旅した道中で「速玉大社」と「那智大社」に立ち寄ったことから熊野に興味を持って、その後に友人から教えてもらった「神々の眠る熊野を歩く」と云う本を読み、もう一度訪れたいと、熊野へ旅してきました。
半年前は何の前知識もなかったので、寄ることがなかった処を廻る旅。
熊野本宮大社の大斎原おおゆのはら、速玉大社の神倉神社、花の窟、那智大社の那智飛瀧神社など、気の流れのいい処を巡ることができました。
奈良から車で五條・十津川経由で本宮大社まで約5時間の長旅でした。
熊野本宮大社にお参りの後、少し離れた「大斎原おおゆのはら」へ。大斎原は、かつての熊野本宮大社があったところで、明治22年(1889年)の8月に起こった大水害が本宮大社の社殿を呑み込み、社殿の多くが流出したため、水害を免れた4社を、現在の熊野本宮大社がある場所に遷座されたのでした。
本宮大社から道路を渡って、徒歩10分くらい。大鳥居と背後のこんもりとした森が見えてきた途端にゾクッという感覚。
そして、鳥居をくぐって、こんもりとした森に足を踏み入れた途端に
「あ〜、とっても気持ちがいい!」という感覚。
森の中の道をまっすぐ突き切ると川辺に出ます。
大斎原は、熊野川・音無川・岩田川の合流点の中洲にあるのです。
木々の向こうに見える一段高いところがかつての神域だったところ。
想像以上に気持ちのいいところで、周りには桜の木が多く、春にはさぞかし綺麗だろうなぁと、できればまた訪ねて来たいと思ったのでした。