今日は旧暦の元日ということで、今年も飛火野の御蓋山のところまで
朝陽がのぼる様子を見に、早朝散歩に出かけました。
早朝といっても、奈良倶楽部を出たのは6時すぎ。
30分弱で飛火野に到着。あいにく今朝の空は厚い雲に覆われて
朝陽に光り輝くような空を見ることができませんでしたが
飛火野の雑木林を通り抜け
東大寺南大門が見えるところまで戻って来ると
うっすらとあたたかみを帯びた空の色に。
木立の美しさと、刻々と変わりゆく空の色。
小鳥のさえずりや鹿の啼き声が、澄んだ空気を伝って響いてきます。
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二月堂に戻ったのは7時すぎ。
朝のお参りにたくさんの人が訪れていて、お百度参りの人やウォーキングの人。どの人もみなそっと手を合わせて行かれます。
二月堂の下は竹矢来で囲まれて、修二会の準備が着々と。
「なぁむ じんじゅいりき ごじ れんぎょう」
〜実忠和尚が補陀洛山に向って祈っている場面〜
練行衆別火坊入りを明日に控え、二月堂を包む空気がいつもと違うように感じられてきます。
「お水取り」いよいよですね。
わくわくした想いで、大仏殿裏まで戻ってくると、すっかり朝の気配。
桜の花芽に春の訪れが間近に感じられました。
奈良倶楽部には往復1時間半で帰ってきました。
朝食前の朝のお散歩、ちょっと早起きしてお楽しみくださいませ。