ページ

2015年12月2日水曜日

志賀直哉旧居で「年満月の茶会」開催*

今朝の新聞記事より++
12月6日、志賀直哉旧居で「年満月としみつづきの茶会」と題したお茶会が、一般向けに初めて開催されます。
時間は11:00〜15:00。入館料350円+茶券500円が必要。
当日参加も可だが、事前予約(0742-26-6490)が望ましい。


 
(写真は2009年に訪問したときのもの。お茶室は離れの一階にあり、上の写真は離れの玄関と2階の客室)
::
以下、毎日新聞より
文豪・志賀直哉(1883~1971)が9年間家族と暮らした「志賀直哉旧居」で6日、茶会が開かれる。旧居内の茶室は随筆「茶について」にも登場し、直哉自身が設計したこだわりの茶室。「ここでお茶を飲んでみたい」という見学客の要望に応え、施設を運営する学校法人奈良学園などが初めて企画した。
1929年に完成した旧居は茶道・裏千家の大工が手掛け、数寄屋造りを基本としながら、洋風のサンルームを備えるなど和洋折衷建築。「茶について」によると、茶室は「友達が来た時、寝ころんで気軽に話をする」といった目的だったが、大工が本式の茶室にしたという。「躙り口」と呼ばれる狭い出入り口にせず、広めにするなど直哉の考え方を取り入れている。
茶会は、12月にちなんで名付けた「年満月としみつづきの茶会」と題し、午前11時〜午後3時に開く。学生が茶道の練習を行うことはあったが、一般向けの茶会は初めてという。奈良学園大奈良文化女子短期大学部の卒業生が3年前、茶道具一式を学園に寄贈したこともきっかけで、当日は同短期大学部茶道部の学生がもてなす。