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2016年4月24日日曜日

「奈良八重桜を愛でる会2016」@興福寺

ナラノヤエザクラがちらほら咲き始めた興福寺境内。
昨日4/23に開催された「奈良八重桜を愛でる会2016」。
午前の部は、興福寺会館にて、前春日大社権宮司の岡本彰夫先生による「近世奈良の風情」というテーマの講演でした。
まず、最初に「南都の悲願」と大きく板書されました。これは、奈良が一番奈良らしくあった時代、神や仏に最高の礼を尽くしていた時代に戻す・・・ということだそうで、つまりは人間が幸せでないと神や仏に礼を尽くすことはできないこととおっしゃってました。
奈良時代の歴史が多く残る奈良では、中世や近世のことがつい忘れ去られてしまいがちですが、江戸時代の奈良には神仏への祈りから生まれた本物があり、 近世の奈良こそ本物志向の時代であったというお話を、江戸時代の宮中と春日興福寺の繋がりなど、時には余談や脱線話も交えて大変楽しくお話してくださいました。
配られた「奈良八重桜の会」会報には、興福寺境内のナラノヤエザクラが咲いているポイントが載った地図も。
講演会の後は、グループに分かれて境内のナラノヤエザクラを鑑賞。
大きな八重桜の隣にひっそりと咲くナラノヤエザクラをカメラに収めたり。南円堂では藤の花が満開でした。
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午後の部は「天平倶楽部」にてお食事を頂きながらの懇親会。
豪華賞品が当たるクイズや余興
セミプロの方たちによる演奏やコーラスもあり楽しい時間でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。(ワタクシ、一応「奈良八重桜の会」会員なのです。)
当日の様子を「鹿鳴人のつぶやき」でブログアップして下さってます。こちら