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2016年6月2日木曜日

「岩手方言で紡ぐ宮澤賢治の詩の世界〜祈りの楽器フランスシターと共に〜」レポ*

「きたまちweek2016」の奈良倶楽部主催イベント『岩手方言で紡ぐ宮澤賢治の詩の世界〜祈りの楽器フランスシターと共に〜』は、今年もたくさんの方にお越し頂き、無事終了致しました。
奈良倶楽部での3年目の開催となりましたが、詩の構成が毎年違って、今年は「ながれたり」という詩を菅原さんの岩手方言で聞いて、今まで知っていた賢治の世界とはまた全然違った世界観を感じることが出来、改めてこの詩人の凄さに惹かれました。
菅原さんの朗読を通して聞く賢治の童話「虔十けんじゅう公園林」には、一人で読んだだけでは味わえないだろう深いものを感じ、朗読を聞くという醍醐味を味わったのでした。

また、同じ岩手繋がりということで、大船渡にボランティアに通って出会われた、純岩手産の茶葉を使った「椿茶」を、昌善寺住職久米さまのご好意で振舞い茶として提供させていただきました。

朗読会を通して被災地支援をされている岩手出身の菅原さん。
目の見えるところへその思いを届たいと昨年からは、子供の甲状腺癌検査を無償で実施されている福島県平田村の「ひらた中央病院」へ、今年も収益の一部を寄付されます。

渾身の力を込めた朗読をしてくださった菅原さん、心に響く演奏を奏でて下さったむつみさん、お越し頂いた皆様、どうもありがとうございました。