般若寺の岡本三好さんを中心にした「仁伸会」による、お水取りの竹送りが、2/9日曜日に行なわれました。奉納された14本の竹の中の一本に
「25周年 感謝 奈良倶楽部」と書いていただき、奈良倶楽部からも
お松明の竹を奉納させていただくことができました。
今年3月、修二会期間中に奈良倶楽部は満25周年を迎えます。
夫と二人で始めた小さなホテルがこんなに長く続くとは、その時には想像もしていませんでした。当たり前のことですが、私たち二人だけの力では決してここまで続けることができなかったでしょう。多くの人たちとの出会いがあってこそ、たくさんの力をいただいて自分自身を発揮でき、こうして喜びを持って仕事を続けることができたのだと、感謝の気持ちで日々過ごしています。
修二会期間中に開業したということもありますが、「お水取り」には格別の思いがあります。25年前、まだ「奈良」が何かも知らない私たちに、お水取りに宿泊のお客様方から色々教わることは多かったです。(教わるというのは言葉でではなくです)
それはお水取りのことだけではなく「奈良」に関わる諸々のこと。
知識や情報だけでない何か・・・それは奈良の地が持つ(発する)根源的なもので「祈り」のようなものかもしれません。うまく言えないのですが、その精神的な拠り処のおかげで、こうして誇りを持って仕事を続けてこられたと思うのです。
25周年という記念の年の修二会に、感謝の想いを精一杯込めて奉納させていただけたこと、ありがとうございました。
「仁伸会」の竹送りの様子は、「関西NHK WEB」でもアップされています。こちら→★