初詣にお参りした手向山八幡宮でいただいた「手向山新聞」
手向山八幡宮公式ホームページ★の今春開設を前に
神社をもっと知っていただこうと発行されました。
トップ記事は、昨年の秋に新調なった「御鳳輦ごほうれん」について。
「御鳳輦」とは?
(「御鳳輦」の写真は手向山八幡宮宮司様のFBより拝借)
手向山八幡宮の御鳳輦は天平勝宝元年(749)に東大寺大仏鋳造にあたり宇佐より八幡大神を勧請した折、紫の神輿をもって奈良の都にお迎えしたことに始まると言われています。
現在のものには正長元年(1428)の修理の銘があり、平安時代の作と考えられており、進む老朽に抗えず、昭和35年の転害会での御渡りを最後に退役。後世に残すために収蔵されて以来、御鳳輦渡御の無い転害会が58年も続いていました。
この度の御鳳輦新調で、今年(平成30年)10月5日の転害会では、58年の時を経て御鳳輦渡御が蘇ります!というBIG NEWSが載っています。
また、手向山八幡宮が毎月執り行っている「雅楽奉納」についての記事も。「雅楽奉納祭」は毎月1日、開式は12:45頃・奉納演奏は13:00頃よりの予定で行われています。(参列・鑑賞は無料です)
※トップの画像は元日の「雅楽奉納祭」の様子です。
(ご近所のYさんより写真拝借させていただきました)
表面、三つ目の記事は「古式の雅を今に伝える御田植祭」について。
御田植祭とは、穀物へ感謝を捧げ五穀豊穣を祈願する、日本全国あちこちの神社で行われているお祭ですが、手向山八幡宮の御田植祭は、一般的なそれらの様式ではなく、古式ゆかしい、能の舞と謡をもって行われる、古の優雅を現代に残し伝える貴重なお祭りのひとつです。(ブログ内過去記事★)
「手向山新聞」裏面も読みどころ満載です。
神社のご由緒や歴史、手向山の紅葉や奈良の伝統工芸についての記事や、また、手向山八幡宮の御朱印に隠された鳩の謎についてや、お祭りの日限定の記念の御朱印についても興味津々なお話が載っています。
週刊誌の広告っぽい記事もユーモアたっぷりの楽しい新聞。
奈良倶楽部にも置かせてもらおうと、たくさんいただいてきました。
図書室に置いていますので、よかったらお手に取ってくださいませ。
「手向山新聞」は、手向山八幡宮 社務所の他に、「奈良市総合案内所 (JR奈良駅内)」「奈良市観光センター NARANICLE」「喫茶・お食事の鹿鳴園」でも配布されています。