ノルウェイへの旅も佳境になり、首都オスロに入りました。
8/31から帰国までの3泊は、オスロ市郊外の住宅街にあるマイブレットの家にホームスティしました。
夫の高校時代のアメリカ留学仲間のマイブレットは、自分の子供達が高校生の頃に、同じ留学組織からノルウェイへの留学生のホストファミリーを何度か引き受けたりして、有り難いことに、私達も遠慮なくお世話になれるような雰囲気でした。
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オスロ到着翌日の月曜日からヤンは仕事へ、マイブレットは火曜日から仕事に出かけるので、車で行けるところや バスや地下鉄の乗り方などはそれまでに教わって、あちこち観光に出ました。
ここに記したところは「ヴィーゲラン公園」「HOUSE OF OSLO」
「ノルウェイデザイン&建築センター(DogA)」 「オスロ市庁舎」
「オペラハウス」です。沢山の写真で綴って文章も長くなっていますが
最後までお読みいただければ嬉しいです。
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ヤンの車で日曜日の夕方に「ヴィーゲラン公園」へ。
ノルウェーの彫刻家Gustav Vigelandグスタフ・ヴィーゲランの彫刻作品212点が点在する彫刻公園。人間の人生をテーマとした作品に刻まれた人間の数は650体以上にもなるそうです。
121人の老若男女が絡み合う人間の塔「モノリッテン」は公園のシンボル。高さ17m、総重量260tの花崗岩の塔です。
ヴィーゲランは制作費などを全て市から無償で受ける代わりに、彫刻やドローイングなど全ての作品を市に寄贈するという契約を結んでいたため国外での知名度はとても低いようです。(日本では札幌芸術の森野外美術館に何点かあるようです。)
ドッグランもある広々とした公園には多くの人がピクニックに来られて、観光名所でありながら、市民の憩いの公園でもあるようです。
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9/1月曜日は、マイブレットと地下鉄でオスロ市内中心地へ。
「オスロパス48時間有効」をスマホのアプリで購入。交通機関や美術館などがスマホ画面を見せるだけで何度でも利用できます。(オスロパス自体が、日本の感覚でいくと高いのですが、物価の高いオスロではこれを利用した方が割安になります。ただスマホの場合、夕方には充電が切れそうで、充電器を持ち歩きながらコンセントが使えるカフェで途中途中で充電するという、スマートでないことをしていました。)
地下鉄路線図。5番線の始発が最寄り駅なので慣れればとても便利。
朝9時半頃でこの空きよう!自転車ごと乗り込む人も多いのです。
日本では「ベビーカーは折り畳んで乗車云々」で色々問題がありましたが、こういうのを見ると羨ましい限りです。
オスロ中心地に着いて、まず向かった先は生活用品が集まる「HOUSE OF OSLO」というショッピングビル。
ベルゲンやフィヨルドのホテル、マイブレットの家などで使われている生活雑貨がいちいちセンスよくて、スカンジナビアデザインのブランドが集まるところで、観光よりもお土産探しです。
消費税25%のノルウェイ、観光客にはどれもこれも高額で手が出ません。(帰国の空港で免税手続きをすれば消費税分は戻ってきますが)
デンマークのメーカーでお気に入りをget!(でも帰国してAmazonで探すと、そちらの方が安くてちょっとショック!)
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買い物袋を抱えて、では市内を回りましょう。
町並みや通りのようすはこんな感じです。
シリアの圧政に反対するメッセージビラが通りに吊ってあって、公共の場所での政治的意思表示に驚きました。
オスロ中央駅前。周りはクレーン車だらけで再開発の進むエリアです。
余分な看板もなく統一されたデザインで街は美しいのですが、実は道路へのポイ捨てが非常に多く、これだけ美意識の高い国民性なのに、ちょっと不思議でした。
オスロ大聖堂↑や国立劇場↓などの外観を見学しながら
「ノルウェイデザイン&建築センター(DogA)」↓へ。
ここも無料で入場できるので、今のところ「オスロパス」の恩恵をまだ受けていません(笑)
デザインと建築による生活の向上を目指す財団が2006年に設立した施設で、国の登録文化財になっている古い変電所を使っています。
写真パネルによる展示から、ノルウェイの人が、街の設計に建築とデザインがいかに大切で重要視しているかが伝わってきます。
こちらのカフェは完璧なマクロビメニューでとても美味しかったです。(お奨めです!でも、やっぱり物価は高い!)
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無料で見学できる施設はこの他にもあって
ノーベル平和賞授与式が毎年12/10に行われる「オスロ市庁舎」へ。
オスロ市創立900年を記念して建てられた現在の市庁舎です。
現役ながら広く観光客や市民に開放されているところがいいですね。
ヨーロッパ最大といわれる巨大な油絵(24x12.6m)
2階のムンクの間には「人生」というムンクの絵があり、これはヒトラーに毛嫌いされてドイツから返還されたものだそうです。
市議会の議場にも入れました。
2階の廊下には市庁舎完成時(1950年)に世界各国から届けられた贈り物が展示されています。日本からの贈り物の日本人形もありましたよ。
こちらは市庁舎のすぐそばに建つ「ノーベル平和センター」↓
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この日の最後にはユニークな建築で注目の「オペラハウス」へ。
2008年にオープンしたオペラハウスは、エジプトのアレクサンドリア図書館やニューヨークの世界貿易センター跡地であるグラウンドゼロのデザインを手掛けた、ノルウェーの建築事務所 スノーヘッタ(Snøhetta) による設計で、35,000枚を超える大理石のプレートが使用された屋根は、海面から続くスロープ状にデザインされています。
外部は公共エリアとして開放されており
オスロフィヨルドを眺めることができます。
ワクワクするデザインの建物。色々な仕掛けもあるようですし、ホールの内部の写真などもこちらで見ることができます。
オスロの新しいランドマークとなったオペラハウス。
素晴らしい建築は観光名所にもなりうるのですね。
私達は陽の明るいうちに行ったのですが、日暮れの夕焼けの頃に訪れてみるのも、また建物内部の見学ツアーに参加するのもいいでしょうね。
オペラハウスのカフェテリアにいると、退社途中のヤンが寄ってくれました。大手銀行の副頭取クラスでも、健康のために自転車通勤をしたり、フレックスタイムでいつも退社時間はこれくらいだそうで、帰宅してからは仕事を全く離れて良き家庭人となるノルウェイの男性の姿に羨ましいの一言です。(オスロ市内観光は翌日も続きます。)