10月になりました。
毎日があっという間に過ぎていき、気持ちだけがばたばたと、でも特に何もせぬままに一日を終えるというような日々を過ごしています。
そんな暮しの中で、夕方にお散歩に出る時間をつくることができ、まずはいつもの二月堂さんへ。
日暮れの少し前の時間。温かな夕焼け色に包まれた二月堂。
舞台の上では、朱く染まっていく夕空を見ようと待っている人達。
私達はその夕焼け空を大仏池の畔で見たいと、先を急ぐのでした。
二月堂の黒板
「智慧の光で人々を照らし自然の脅威や災害から救うであろう」
善哉童子が婆珊婆演底主夜神を訪ねた場面
本当にそう。今、この世で起きている自然の脅威や災害からどうぞお救い下さいと願うばかりです。
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境内のあちこちで、気の早い木々を見つけては秋の到来を感じます。
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この日の夕方散歩は出産予定日を控えて里帰り中の娘と二人でのお散歩でした。昔からよく歩く娘は、奈良に帰省したらまずは奈良公園を歩くという子でした。
今日初めて一緒にお散歩について行ったのですが、ご利益をいただいた水谷神社の「子授け石」までが近頃のお散歩コースのようで、こうして、あちらこちらの神様仏様にお参りしながら、自然の中で木々の清々しい気をいただきながらのお散歩に気持ちがすーっとするのですから、本当に奈良はいいところやねというのが、母娘の会話のオチとなりました。