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2015年10月9日金曜日

「吉祥庵」守田蔵さんの撥鏤と、当尾の里と奈良きたまちを結ぶ古道の話

浄瑠璃寺を訪れる時にはできるだけ立寄りたいところ。

「吉祥庵」でお蕎麦をいただき、店主の守田さんご夫妻とお喋りを楽しみます。

「吉祥庵」にも「浄瑠璃寺と当尾の里をまもる会」の署名用紙が置いてあり、しばし当尾の里と奈良を結ぶ古道の話で盛り上がりました。
浄瑠璃寺の参道から脇にそれると、その古道の入口があり、守田さん自身も若い頃はこの道を通って、奈良から浄瑠璃寺へ通ったのだと。
徒歩でも小1時間ほどという近い距離にあるこの古道。
奈良時代から、どれほどの人々がこの道を行き交ったことでしょう。

そして、今この古道をもう一度整備して復活させたいという計画を 「浄瑠璃寺と当尾の里をまもる会」の方からお聞きしました。
般若寺、奈良阪という「奈良きたまち」エリアから、建設予定地にされている中ノ川という奈良市東部エリアを通って、京都府南部の当尾の里を結ぶ古道の復興は、観光資源としてもかなり有益なものになると思います。是非復興させていただきたいと思います。
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さて、最後に嬉しいお知らせです!
守田蔵さんの撥鏤ばちるの作品展が、正倉院展期間中に合わせて
水門町のギャラリー「五風舎」さんで開催されます。

正倉院に伝わる八枚の撥鏤を全て復元されました。
その他に、守田さんオリジナルの撥鏤二枚。この二枚は古事記から、ヤマトタケルと天孫降臨の物語を創作されたそうです。楽しみですね!
ちなみに、守田蔵さんの撥鏤は、小学館の雑誌「和楽」4月号にて彬子女王殿下より取材を受けてらっしゃいますよ。↓
今年の正倉院展でも、一枚の撥鏤が出陳されますが
復元であっても、こうして八枚全部を一堂に見られるというのは大変貴重なことだと思います。是非この機会に、正倉院展と合わせて「五風舎」さんへも足をお運び下さい。
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守田蔵さんの撥鏤と吉祥庵のお蕎麦についての過去記事はこちら