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2015年1月12日月曜日

宇陀の「蕎麦・菜食 一如庵」へ*

3年連続ミシュランで星を獲得されている、宇陀市の「一如庵」さんへ
ようやくお邪魔することができました。
11時半に仕事を終えて、曽爾高原方面へ出かけるついでに、当日でも空いているかどうかダメ元で電話を入れると「13時からなら大丈夫です」と。「13時から今日ご用意できるのは4500円と3500円のコースかお蕎麦のみです」ということだったので、3500円のコースをお願いしました。今すぐ出発すると間に合うと急いで出かけ、1時間少々で到着。
(住所をナビに入れて迷うことなく到着できる、わかりやすいところにありました。)

駐車場から入口へ廻ったので、門を通らずにお玄関へ。
(上の右の写真↑は店内から窓越しに撮影したのですが、窓ガラスの美しさに感動しました。)
築150年の古民家は店主さんの生家だそうです。
店内写真は、人物の写らないところでこの一枚のみ↑ですが、野の花のあしらいも楽しめて、何とも素晴らしい空間でした。
食卓のガラス板の下にも椿の花が!そして座椅子には電気座布団という気遣いもあり、至る所に細やかな気配りを感じるお店でした。
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コースで出していただいたお料理は・・・
まずは椀もの。山芋のあんかけの中にはたっぷりのきのこたち。
次に出されたお料理が本当に素晴らしかった!
説明してもらった内容のほとんどは忘れてしまいましたが、宇陀の金牛蒡(奥の左側のスープ)や、ヤーコンという芋の一種のきんぴら(奥の左から2番目)、宇陀の黒豆(手前の左側)、大和真菜と生キクラゲの和え物(手前の真ん中)、原木椎茸の押し寿司(手前の右側)など、地元宇陀で採れた野菜をふんだんに使った菜食料理は、味付けも盛りつけも完璧で、一つずついただくのが惜しいような嬉しくなるものでした。
お蕎麦の前に、天婦羅盛り合わせ。写真を撮るのも忘れて夢中で口に入れてしまいましたが、菜花の海苔巻きの他に、舞茸と百合根の天婦羅も。サクッと揚がった天婦羅は絶品でした。
十割蕎麦。少なめに見えますが充分な量。とても美味しかった!
そして、最後に酵素玄米が出てびっくり。
マクロビや玄米菜食の話をつい先日友人達をしていた時に話題に上がった玄米ご飯。小豆と玄米を一緒に炊いて保温ジャーの中で毎日かき混ぜて4日間置くと醗酵して酵素玄米になるのだそう。話を聞いただけでは、4日も経った玄米ご飯を想像できなかったのでしたが、これはもっちりして軟らかでとても美味しいです。(試してみようと思います。)
デザートはそば粉のアップルケーキ。
ゆっくりいただき2時間弱。
美味しいだけでなくとても楽しい時間をご馳走様でした。

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蕎麦・菜食 一如庵いちにょあん
住所:奈良県宇陀市榛原自明1362
電話:0745-82-0053
定休日:第1・3月曜日、火曜日
営業時間:11:30-14:30 17:00-20:00(夜は前日予約)
ブログ「奈良に住んでみました」 にも詳しい情報あり。