つい10日前にも急用にて行ってましたが
今回はずっと前から予定していた東京ステイ。
私事ですが行って来たところをざざ〜っとブログに自分メモ。
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新幹線に乗る前に、京都駅伊勢丹美術館「えき」にて
「日本の色、四季の彩 染色家 吉岡幸雄展」(会期は終了)
江戸時代から続く京都の染屋「染司よしおか」5代当主の吉岡幸雄さん。植物染めにこだわり、二月堂修二会や薬師寺花会式で荘厳される造花の和紙や石清水八幡宮の花神饌、東大寺・薬師寺の伎楽面や衣装など、古社寺の伝統的な行事に関わり、日本古来の染織技術を探求される一方で、現代建築の店舗デザインなども手がけるなど、吉岡さんの幅広い仕事ぶりが紹介された展覧会、本物の美しさ、日本の美意識の素晴らしさに触れることができた展覧会でした。(余談ですが、吉岡さんの仕事について紹介した映画「紫」のブログ記事はこちら★)
上の写真右は京都の花屋「みたて」さんのFBページから拝借したのですが、会場入口の餅花を制作されたのだそうです。
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日中に新幹線に乗るのは何年ぶり?本当に久しぶりに見る富士山!
「只今左手に、雲に覆われた富士山が見えています」という車内アナウンスあり。こういう親切は嬉しいですね。
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さて東京駅について真っ先に会ったのが彼女!
7年前の冬に我が家でホームステイをしていた韓国のヘソンさん。
韓国の大学を卒業して三浪して東京芸大大学院へ入学してもう2年。
保存修復日本画修士課程卒業終了展が1/26〜1/31にあるのだとか。
作品展前の忙しい時期でしたが二人でしばらくお茶して楽しいひととき。大変な苦労と努力をして頑張っている姿に胸がジーンとなりました。「日本が大好きになったのはお母さんのおかげですよ」なんていう泣けるような言葉もかけてくれて!上の写真は作品展の案内状で左の孔雀明王像が彼女の作品です。
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で、もう一ヶ所見ておきたかった作品展は
奈良の松前旅館の女将、柳井尚美さんの書の展覧会(会期は終了)
会場での映像で飛火野の神々しい風景を見てあらためて奈良の魅力に触れ、墨の持つ凛とした力強さと美しさに感動した展覧会でした。
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東京2日目は、息子の車で世田谷の砧公園へ。
公園の中にある世田谷区立美術館では好きな画家、難波田史男の展覧会をしていて、見応えあって大満足。一歳3ヶ月の孫の美術館初体験に同行できたばーばは、もうちょっと大きくなったら一緒に美術館巡りをしたいなぁと妄想していました。
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家族ぐるみでお付き合いのあるフランス在住の中嶋俊樹さんとお兄さんの英樹さんの二人展へも行きました。(1/29まで)
神楽坂の「ギャラリー&スペースえーとる」で。
ギャラリー近くの神社、赤城神社の拝殿、本殿、客殿 がスタイリッシュな現代建築なのでびっくり。カフェやマルシェもあり、地域の暮らしにも密着した雰囲気が奈良にはない様子でちょっと心惹かれました。
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最終日は東京国立博物館の「みちのくの仏像」展へ。
東北の三大薬師と称される、岩手県黒石寺(写真上の看板↑)、福島県勝常寺(写真下の左↓)、宮城県双林寺(写真下の右↓)の薬師如来像をはじめ
東北各県を代表する仏像が出品されています。
特に、福島県勝常寺は、昨年末に薬師寺で開催された「徳一菩薩」についてのシンポジウムで知ったところだったので、堂々とした姿の薬師如来像(国宝)を実際に拝見でき感動いたしました。
その他に岩手県天台寺の聖観音菩薩立像(写真下の左)の、荒々しいノミ目が残る(鉈彫りと言うそう)姿にも、初めて目にした円空仏にも感動して、奈良や京都の寺社で拝観する仏さま達とは明らかに違う風貌、素朴な人間味ある姿に心がじんとしたのでした。(4/5まで開催)
本館では日本美術の流れを時代を辿ってゆっくりじっくり鑑賞
展示に集中して鑑賞でき、それが心地よい余韻となっています。
本館コレクション展や法隆寺宝物館は、ほとんどが撮影可能なのが嬉しいですね。法隆寺宝物館ではたくさんの半跏思惟像があり、その中には、中宮寺のような美仏ではない、すごく”おじさん”ぽい半跏思惟像もあったのが印象に残っています。
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帰りの新幹線までの待ち時間に日本橋へちょっと寄り道。
「奈良まほろば館」では大神神社の展示や講演会。徒歩圏内の「ヒナタノオト」にも寄り、三越では奈良一刀彫の雛人形の展示もちらりと。
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今回はオフシーズンに息子と娘の所を訪ねたのですが、どちらかというと家にいていっぱいご飯を作って喜んでもらったというような・・・そういう意味で達成感いっぱいの旅でした。