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2013年10月29日火曜日

「HANARART 奈良きたまち」は11/1~11/10開催*

奈良倶楽部の最寄りのバス停「今在家」そばの古民家↓では

「HANARART 」の”えあ”アーティスト、フランス人のベプレージュさんが、ここに住みながら作品を制作されています。
”えあ”とは Artist In Residence(アーティストインレジデンス)の略で 現代美術作家がそのエリアの町家に長期滞在しながら作品を制作し 制作の途中段階を一般公開し地域住民と関わりあいながら、最終的に作品を完成させるプロジェクトのことです。
会期前の27日に事前公開があり、行ってきました。
ベプレージュさんはパリ在住の現代美術家で、和紙、銀箔、写真などを素材にインスタレーション作品を発表されているのだそうです。
来日前に、写真でこの古民家の様子を見て頭に浮かんだのが、谷崎潤一郎の「陰影礼讚」の世界だったそうで、そこからインスピレーションを得て制作された作品が何点か展示されていました。

事前公開の中でちょっとしたパフォーマンスが行なわれました。
題して「ホコリセレモニー」
この古民家「藤井家」は、かつて漢方薬も作っていたそうで、その時に使われていたものなのか、埃を被ったままの不思議な物体が天袋のようなところに置かれていました。
その物体に付いた埃を刷毛で掃いて集めます。↑
不思議な物体を おもむろに降ろして展示します。↓
(下段の写真も参照ください)
集めた埃に水と接着剤を混ぜて自称”墨”をつくります。
一連の動きがティーセレモニーのような所作でちょっと面白い。
古民家に残っていた看板から拓本みたいに写し取ったものに
その”墨”を塗っていきます。
今は誰も住んでいない古民家でベプレージュさんが出会った(発見した)”埃”を使ったパフォーマンス。
けっこうなお点前でした。

「HANARART2013」奈良きたまちエリア "えあ"藤井家は
11/1〜11/10 10:00~17:00に開催されています。
期間中にもう一度このようなパフォーマンスもされる予定です。
奈良倶楽部に来られる時にバス停で降りたところですから
よかったら覗いてみてください。

また奈良倶楽部では「odoshi」展を開催しています。
こちらも期間は、11/1〜11/10 ですが
開始時間が13:00(お昼の1時)〜17:00 になりますので
くれぐれもお間違いのないように、よろしくお願いいたします。

そして私自身は「koharu cafe」2階をお借りして
tani*kisako「It's a small world」展を開催します。
こちらの開催日時は11/2からのスタートで11/10までですが
会期中11/7(木)11/8(金)は定休日のためにお休みです。
時間は11:00~17:00になります。
koharu cafeさんのランチもお茶も美味しいので
よかったら1階で寄り道してから2階にお越し下さっても
またそのまま2階に上がることもできますのでよろしくお願いします。
↑フルコトあるじの上村恭子さんと一緒に同時開催します。
一人じゃないと思うと心強くて、まだ何も準備していない(笑)
搬入もodoshiさんと自分のと二つもあるのに、何とかなるさと思っている(笑)はてさてどうなりますやら、乞うご期待♫