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2018年8月31日金曜日

旅から戻っています*

夏休みをいただき、息子家族の住む南ドイツに行ってました。
長いお休み中にも関わらず、たくさんのご宿泊予約をいただきありがとうございました。ただ、ご予約電話の方は転送電話にしているため、海外滞在中は取ることができず、一日おいてのお返事なってしまったりで、迅速な対応ができずに申し訳ございませんでした。
明日明後日と所用があって、もうしばらくお休みをいただいていますが、ご予約のお問合せにはすぐに対応できると思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

2018年8月29日水曜日

南ドイツ*旅の思い出⑦

2018年8月 南ドイツへ旅していました。
個人的な旅の思い出話ですが、お暇な時にでもご覧いただければ嬉しいです。
①旅の朝の散策 
②ヘルマンヘッセゆかりの観光地 
③国境を越えてフランスへ 
④ロマンティック街道へ 
⑤ミュンヘン 
⑥シュトゥットガルトに戻って 
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今回の旅は現地で暮らす息子家族と一緒に廻りながら、一般的な観光旅行では見えなかったところも見えて、その中でお国柄の違いもありますが、エコに対して私自身は感心することしきりでした。
スーパーにはペットボトル回収機械がありお金が戻って来たり、街中には不要になった洋服や靴や鞄を入れるポストもあり、エコが徹底しているお国柄。


ビオマーケットがとても充実しているのも羨ましいことでした。

「Bioビオ」とは、農薬や化学肥料などをいっさい使用せず、100%有機の原材料によって生産された無添加オーガニックな商品であることを証明した印です。 「Bio」はEU有機農業規則で厳しく定められており、オーガニック生産者協会の監督体制のもと安心・安全の商品として保証されています。

スーパーではヨーグルトやチーズ売り場の面積、品揃え共に充実してお値段も安く、添加物のない安全な食品への意識の違いを感じました。
また公共の場所での余分なアナウンスがないのも。
電車は音もなく入って音もなく発車します。ドアはボタンを押さないと開かないし、アナウンスというものがないし、改札口もなく、みんなそれでもちゃんと切符を買っているし。踏切ないから警報器もなく、街全体が静かだと感じました。
自転車専用レーンがあるのも徹底していて、車も人もみんなが安心できるのがいいですね。

2018年8月28日火曜日

南ドイツ*旅の思い出⑥シュトゥットガルトに戻って

いよいよ旅も最後の一日となりました。

シュトゥットガルト郊外のベンツミュージアムを訪ねた後は、街中でショッピングやマルクトハレに立ち寄ったり。





最後は、今日から始まったワインフェスティバルで締めくくり。
楽しい旅をありがとう!

2018年8月27日月曜日

南ドイツ*旅の思い出⑤ミュンヘン

ミュンヘンに移動して、まずは美術館三昧。
日曜日なのでどこも入館料が1ユーロという破格のお値段!なので、3つも美術館をハシゴして、ゴッホのひまわり、クリムト、そしてフェルメールまでゆっくり鑑賞できて、写真撮影もOK。こんなところが海外の美術館の良さですね。どうして日本では名画の撮影は不可なんだろうと素朴な疑問。
Instagramにも写真をpostしています→



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翌日の午前中はミュンヘン市内観光。 
中心部のこの建物↓、11時の鐘の音に合わせてからくり人形が動き、建物の中はシェアオフィスのような? ステンドグラス↑が素敵だし
こんな建物がオフィスなんて夢のようです。

Instagramにも写真をpostしています→
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夜はミュンヘンで最古のビアガーデンへ。 

こちらの飲み物のほとんどが炭酸入り。ノンガスとオーダーしても微炭酸で、4歳児は「シュワシュワしてる」とまだ飲めない。 でも、現地幼稚園のお友達は、赤ちゃんの時から飲み慣れているので、ガス入りの飲み物もへっちゃららしい。 
ドイツ料理をいただき、帰りはドイツで見るまんまるお月様。 今回の旅は、お嫁ちゃんのご両親も一緒の「じぃじばぁば」4人組の旅。 息子が、自身のおじいちゃん(私の父)への想いを語ってくれて、何だか嬉しい夜でした。
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お恥ずかしい限りですが、2014年夏に旅した「ノルウェイ紀行」のブログ記事も旅の最後が下書き保存されたままの尻切れトンボでしたが。この「南ドイツ*旅の思い出」シリーズも④まで公開して⑤以降は下書き保存のままでした。
Instagramに載せていた文章の転載になりますがこちらもブログで完成させたいと思います。(2023/9/1記) 

2018年8月26日日曜日

南ドイツ*旅の思い出④ロマンティック街道へ

ロマンティック街道沿いのアウグスブルグとノイシュバンシュタイン城にもそれぞれ一泊ずつ立ち寄りました。
早朝のアウグスブルク。
ようやく旅に慣れてきた私たち。3家族で一緒に行動するのでなく、出発時間まで別行動でそれぞれが気になるところを観光してまわるというようになり、アウグスブルクでは建築的にお奨めの「白い教会」へ。
通称「白い教会」正式名称「サンモリッツ教会」は、1000年以上も前に設立された教会で、幾度もの災禍や戦火にさらされながらも改修を重ねてきた歴史ある教会だそうで。
実は、外観が地味で、あまり期待しないで中に入ってびっくり。教会内部のシンプルで厳かな祈りの空間にいきなり魂わしづかみ状態に。
聞けばジョン・ポーソンというイギリスの建築家の設計だそうで
余分なものを削ぎ落したミニマルな内装ですが、シンプルながらも温かみを感じるのは、教会の中がやわらかな光で包まれているから。
(帰国後にググってみると建築関係の方のブログなどには、「より柔らかい光を教会内に拡散するために、窓ガラスの上に細かく脈のある半透明の白いオニキス石の薄い板が設置されている」というようなことが書かれていました。)

ヨーロッパのどこの街にもある重厚な大聖堂も素晴らしいと思いますが、この白い教会のようなモダンな教会にも心惹かれ、とても印象的でした。
白い教会の後にもう一か所、モーツアルト父の生家である「モーツアルトハウス」も見学。
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アウグスブルクの翌日はミュンヘンへ。
ミュンヘン編は別に書くとして、レンタカーで回る旅の4泊目はノイシュバンシュタイン城観光です。
ロマンティック街道といえばノイシュバンシュタイン城というくらい、人気の観光スポット。せっかく南ドイツに来たからには一度は行ってみたいと、麓のホテルに泊まって翌朝に気合を入れて出発です。
ホテル前から馬車に乗って出発。もうこの時点で中世のお城へ誘われている気分満点だったのですが・・・お城に着くまで知らなかった、このお城がわずか150年前に建てられたものだという事実!
(ドイツ在住の息子に旅のアレンジを任せきっていたので、何も下調べもしていなかったことがここでバレバレです。)
ところで、ノイシュバンシュタイン城のチケットは事前にネット予約しておくのがベターです。お城の内部は個人で自由に見学できず、見学ガイドツアーに参加する必要があるのですが、ガイドツアーの時間に遅れると入場できないようなので、余裕を持った時間をネット予約して、当日チケットセンターで支払い後に、ツアー開始時間までにお城の入場口に行きます。・・・チケットセンターからお城までを馬車で移動したのでしたが、これが中々乗れなくてちょっと心配しながら、何とかツアー開始時間までに到着しました。
自分たちのツアー番号がモニターに表示されれば、モニター下のゲートをくぐって入場できます。一回のツアー見学人数は30人くらいでしょうか。たまたま日本人は私たちだけでした。
お城に入ったところで貸し出される音声ガイド。ここでもこの音声ガイドが大活躍でした。
色んな国の人がいて、それぞれの言語の音声ガイドを受け取ります。
一組の参加者全員が、一人のガイドさんについてぞろぞろ進み、城内の見どころスポットに着くとガイドさんは全員が部屋に入ったことを確認して、音声ガイドの再生ボタンを押します。するとイヤホンからそれぞれの言葉で解説が始まるのです。
城内は写真撮影禁止でしたが、そのおかげで集中して見学できて、このお城がつくられたいわれなど、より知識を深めることができました。

それにしても、ドイツの観光地の徹底した音声ガイドの使い方に、観光業者の一人として脱帽しています。
ヘルマンヘッセ資料館・モーツアルト父の生家・ノイシュバンシュタイン城と音声ガイドに助けられて観光して、この後、シュトゥットガルトに戻って「ベンツミュージアム」でも、この音声ガイドに感心しながら見学したのですが、それはまた後程に。

2018年8月25日土曜日

南ドイツ*旅の思い出③国境を越えてフランスへ

レンタカーの旅の一日目の、シュトゥットガルト→カルフ→黒い森の後は、独仏国境を越えてフランスのストラスブールで一泊しました。
国境はライン川の真ん中だそうですが、その国境の川べりが何とも牧歌的な雰囲気で。野の花が咲く土手にはコンクリート片の一つもなく、長閑な田舎の風景が広がっています。

フランス・アルザス地方の都市ストラスブールは、ドイツと国境を接しているので、かつては領有地争いが絶えなかったところ。
息子の住むシュトゥットガルトから鉄道や車でも2時間半ほどの近いところにあり、ドイツにはないセンスのいいお洒落なモノを求めて、こちらまでお買い物に来る人も多いのだとか。
確かに・・・フランスというだけで、なんだかドイツと違って街の雰囲気もお洒落に感じでしまうところがありました。
観光地巡りとしては大聖堂の上まで登ったくらいでしょうか。

ストラスブールでは、街歩きや街の雰囲気を楽しむといった一日。


大昔にパリで泊まったホテルヨーロッパと同じ系列のホテルに泊まり、街のノスタルジックな雰囲気と合わせて郷愁に浸る一日となり、ドイツだけでなくお隣の国を訪れることができたのも今となっては旅のいい思い出となりました。

2018年8月24日金曜日

南ドイツ*旅の思い出②ヘルマンヘッセゆかりの観光地

南ドイツをレンタカーで観光地巡りの記録++
出発前に、シュトゥットガルトに所縁の作家・ヘルマンヘッセの「車輪の下」を読み直した夫の希望で、ヘッセに関連の深いところを何箇所か回りました。
「ヘッセの生誕地カルフ」
ヘッセの生家も今は洋服屋さんに・・・。

可愛い木組みの家が並ぶマルクト広場。
ニコラス橋とその橋の真ん中にはヘッセの等身大の像。
「車輪の下」に出てくるところが実際にあって、読者は大興奮しておりましたが。
さて、ヘッセ博物館では音声ガイドを特に何も思わず借りたのでしたが、これがすごい優れものでした。
この後に訪れた観光名所でも当たり前のように音声ガイドが用意されていて、言葉の分からない外国人としては大変助かりましたが、そのシステムがまたよくできているのです。
ある展示室に入ると、その部屋の概要が勝手に流れるようになっています。その後、展示品についている番号を押すと、その展示に関するより詳しい情報がアナウンスされるようになっているのです。
私の知る限りでは、この音声ガイドを借りるために別料金を払ったようではなかったと思います。料金に含まれていて、各国の言語に対応されていて素晴らしいシステムだと思いました。(日本では果たしてどうなのだろうと・・・つい観光業者の目で見てしまうのでしたが)

「黒い森」
ここも夫の希望で。でもあいにくの悪天候で黒い森を車で抜けただけとなりました。写真は途中休憩で立ち寄ったところの湖。

「マウルブロウ修道院」
世界遺産「マウルブロン修道院」へ。
ここはヘルマンヘッセも学んだ神学校を併設する修道院で、12世紀頃に建てられた、建築的にも見所の多いところ。
修道院の周りの、レストランや市庁舎など、今でも現役で使われている建物も、この修道院で使われていた建物だそう。↓

さてこちらでも、インフォメーションセンターで日本語のイヤホンガイドを借りて、とても詳しく丁寧に説明を聞きながら見学することができました。
そんな説明から得た豆知識ですが・・・当時、修道院に暮らす人々は「修道士」と「平修道士」の2種類に分かれていて「修道士」はひたすら神に祈りを捧げ、「平修道士」は肉体労働をこなし、それぞれの生活スペースは、寝る場所も、祈る場所も、ごはんを食べる場所も、すべて別々になっていたそうなんです。
そんな、ちょっとした豆知識も盛り込まれたイヤホンガイド。お堅くないところがいいですね。