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2018年9月23日日曜日

9月のお出かけ情報③~中秋の名月

中秋の名月の日に行われる観月行事をまとめてみました。
◇9/23・9/24  春日大社 「釆女祭
宵宮祭:9/23 17:00~神事
本祭:9/24
17:00~ お渡り式 (JR奈良駅出発)
18:00~ 采女神社神事
19:00~ 管絃船の儀 花扇奉納 (猿沢池)
※糸占い
この日、釆女神社の前で、仲秋の名月の月明かりで縫針に赤糸を通せば、願いが叶うと伝えられています。授与所では、この日のみ糸占が授与されています。

「采女祭」関連特別企画『管絃船乗船体験』
ふだんは乗ることができない管絃船に乗船できます。
実施日:9/21(金)9/22(土)9/23(日)
時 間:10:00~16:00
※但し9/23は15:00まで。※12時~13時は運休。
協力金:大人1200円 子供600円(5歳~小学生)
※雨天中止。

◇9/24 唐招提寺 18:00~21:00「観月讃仏会
中秋の名月をめでる法要と裏千家奉仕の献茶式が金堂で行われます。
国宝・金堂が夜間特別開扉され、お参りいただけます。
※御影堂は修理中のため見れません。
問合せ:0742-33-7900

◇9/24 大神神社 18:30~「観月祭
三輪山の名月をたたえる観月の祭り。
神前に巫女の神楽、神職による雅楽の演奏が奉納されます。
午後より野点席が設けられ、大礼記念館では観月句会が催されます。
また祭場や参道には灯火が並べられ、夜の境内が美しく彩られます。
問合せ:0744-42-6633

◇9/24 慈光院 17:00~21:00「観月茶会」
重要文化財の書院の席で、月を見ながら石州流のお点前を頂きます。
参加費:2000円
問合せ:0743-53-3004

◇9/24 松尾寺 18:00~21:00「松尾寺お月見
宝生流 素謡に続き、尺八、オカリナ、コーラス、ベリーダンス、ギター弾き語りなど松尾山心身修練道場でライブを楽しみ、境内一円では松尾山からの月見と夜景を楽しんでいただけます。
在釜(名水・松尾寺霊泉)にて薄茶の接待
先着108名に住職染筆「厄攘」を授与
参加費:無料
問合せ:0743-53-5023

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◆10/21 法華寺 17:00~「十三夜月観月会
栗名月とも呼ばれる十三夜月を境内でお楽しみ下さい。

2018年9月22日土曜日

『愛・樹木希林』‬写真展と『あん』特別上映

追記>>
樹木希林さんの最後の主演映画『あん』が特別上映されます!
日時:9/24(祝・月) 10:00~
会場:奈良市ならまちセンター 2F 市民ホール
チケット:1000円(当日9:30より会場にて販売)
(レッドカーペットクラブ会員、シネマテーク会員は会員証提示で入場可)
上映後『あん』で共演の永瀬正敏さんと河瀨直美監督が登壇。

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なら国際映画祭2018」で、写真展『愛・樹木希林』‬が
ならまちセンター内「カフェcotocoto」にて開催中++
‪期間:2018年9月20日(木)〜24日(休・月)‬
‪時間:11:00〜22:00‬
‪会場:カフェcotocoto(奈良市東寺林町38)‬

「なら国際映画祭」エグゼクティブ・ディレクターを務める河瀬直美監督の映画「あん」に主演された樹木希林さん。
ご存知のように、9月15日にがんのため死去されました。
映画祭のオープニングセレモニーでは、長年にわたり映画界に大きな影響を与え続けた功績を称えて特別功労賞が授与され、樹木希林さんの座席も用意されていました。開会式ではその座席に向かって会場の皆さんで大きな拍手も送りました。
また、オープニングセレモニーに駆けつけた俳優の斎藤工さんも、開会に合わせてやんだ雨について「希林さんの悲しみの雨だと思っていたが、雨がやんで映画祭をちゃんとやりなさいと言われている気がした」と舞台挨拶で述べられるなど、希林さんを偲ぶ場面があちこちに。
そんな「なら国際映画祭」で希林さんの写真展が急遽開催決定したのです。写真家レスリー・キー氏が撮影した樹木希林さんの写真や、「あん」に出演した際の現場写真などが展示されています。
※上の2枚の写真は「なら国際映画祭」のFBページより拝借しました。
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「なら国際映画祭」のオープニングセレモニーについては当日9/20のインスタグラムにもすでに写真をアップしているのですが、ブログでも残しておきますね。
オープニングセレモニー開始1時間前。すでにレッドカーペット周辺は、お目当ての役者さんファンの方たちの熱気に包まれていました。
今年は、開会式が平日開催となり、初めてレッドカーペットを歩くことができました。正装でお越しくださいとのご案内に、少しだけお洒落して、この非日常がまた楽しくて。そして、映画の中の人がすぐそばを歩いて行く不思議な感じに、知らないうちにミーハー気分もマックスになり黄色い声援を送ったり。
とにかくハレのヨソイキな雰囲気が思いっきり楽しかったです。



レッドカーペットを最初に歩いてすでの会場の中にいる私たちは、会場のスクリーンに映し出された映像で、役者さんたちが歩いている様子を拝見しています。
斎藤工さんが一人一人丁寧にファンサービスされている姿に、にわかファンになった方も多いのでは。
 そして会場の中へ・・・大きな拍手に包まれて入場です。
セレモニーは僧侶たちの声明で幕開け。
 奈良らしい演出が素敵でした。
オープニングセレモニーでプレミア上映されたのは、天理が舞台の「二階堂家物語」。奈良出身の加藤雅也さんはじめ出演者の方々の舞台挨拶で、役者さん達の人となりに触れることができ、映画館で観るだけではない、また違った映画の楽しみ方を知りました。
「なら国際映画祭」も残りあと2日となりました。(9月24日まで)
ホームページなどを参考に是非お出かけくださいね。

2018年9月19日水曜日

京終さろん「東大寺の祈り 声明Ⅱ」

月一回、紀寺にある璉珹寺で開催されている「京終さろん」。
9月19日は、東大寺教学執事上司永照師による「東大寺の祈り 声明Ⅱ」ということで、ぜひ拝聴したいと初めて参加致しました。
上司師の講演はいつも人気で、お寺の庭にまで椅子が並べられるという盛況ぶり。私もお庭の端っこから拝聴いたしました。
(遠くから写した写真は画像が悪くてすみません)
昨年の「京終さろん」での上司師の講座では「神名帳」「過去帳」「宝号(南無観)」などの声明を解説付きで拝聴できたそうです。
2回目の今回はさらに「声明」の魅力についてより幅広く解説していただけるということで、私も初参加の「京終さろん」でしたが、同じように初参加の方が40名もいらっしゃったということです。

さて、前置きが長くなりました。
声明は『散華』、咒師作法の『啓白』と『勧請』、大導師作法の『大咒願』と『小咒願』を、それぞれ解説付きで朗々と。
同じ声明でも、初夜と後夜ではどれだけテンポやリズムが違うかということがわかるように、それぞれを初夜節と後夜節で唱えて下さって、それはそれはうっとりと聞き惚れておりました。
小咒願は晨朝の節も唱えて下さり、晨朝がどれほどスピーディーでヤンチャ(?)な感じかわかります。
六時のそれぞれで声明のリズムが違うのは、練行衆の気持ちを萎えさせないためによくできているというお話も。
また、それぞれの声明についての解説、現代語訳もレジュメでいただきました。これで、もう少し予習して修二会聴聞に臨めるのではと、有難いことでした。
声明を唱えながらのお話で、上司師が何度もおっしゃったのは『修二会は、精進潔斎しただけでは間に合わない。結界して結界して結界する。いっぱい結界して、それくらいしないとだめ。』ということ。
例えば咒師は「あほ声」(あほほどの大声のこと)を出せと、橋本聖準師に言われたというエピソード。
帰宅してから『東大寺 お水取り』の207ページ・佐藤道子先生と橋本聖準長老の対談のページに『明日声がつぶれてもかまわないという気持ちじゃないといけない。私は咒師の四天勧請でも、あらんかぎりの声でやります。そうしますと、四天王さんが、はるか彼方から眷属を連れて近づいてこられるような気がします』という一文を確認したのですが、咒師は身体の芯からあらんかぎりの力で大声でもって結界する。
また、達陀の時に、和上は内陣で灯芯を結んで結界をする。灯芯のように引っ張るとちぎれるような細いものでも結界する。
こうして、くり返しくり返し結界して、各々が自身の中に結界をして護身し、初めて祈りに向かう。ひたすら祈り続ける。
これほど覚悟をして悔過しても、風雨順時でなく自然災害が立て続けに起こるのは、まだ我々の覚悟が足らないからではないかともおっしゃって、上司師が示して下さった祈りへの厳しい覚悟に、聴聞する者もあらためて気持ちが引き締まる思いでした。
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初参加の「京終さろん」。
実は参加費1200円でお弁当と飲み物が付くのです。
そのシステムがわからずにびっくりしたのですが、2時間の枠の中で、講師のお話は1時間、あとの1時間でみんなでお弁当をいただき、初参加の者は自己紹介をし、イベント告知のある者はお知らせをし、和気藹々と時間を共有するという、まさしく「さろん」なのですね。
ただ、この日は参加者が多すぎて、自己紹介もなく、その場の席でお弁当をいただくことになりましたが、主催者やお手伝いの方々の進行も素晴らしく、また機会を作って参加させていただきたいと思うのでした。
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次回の「京終さろん」は・・・
10/18(木)19:00~21:00
聖林寺・倉本 明佳住職による「明治維新と聖林寺の観音様」
申込み:京終さろん事務局 璉珹寺 0742-22-4887
町屋ゲストハウスならまち 0742-87-0522
E-mail  info@nara-naramachi.com へ。
会費:1200円(お弁当・飲み物・資料代含む)
お弁当は「うとうと」さんより↓

2018年9月18日火曜日

「奈良に息づく祈りのこころとかたち」

9月17日。ご近所の工場跡倉庫で「奈良に息づく祈りのこころとかたち」と題して、今年3月に出版された書籍「神饌ー供えるこころー」の文章と編集を担当された倉橋みどりさんのお話会がありました。
今回は写真家の野本さんとのトークではなく、倉橋さんお一人での講座でしたが、取材・編集の中でのエピソードや編集者としての苦労など、この本が生まれるまでの経緯をお聞きすることができ、「神饌」について、その心をも、より一層深く学び知ることができました。
でも、会場には写真家の野本さんもいらっしゃって、要所要所で貴重なお話を伺うことができました。
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伺ったお話として・・・
まず、「神饌」とは、お祭りなどで神様に献上するお食事のこと。
日本のお祭りの特徴の一つに「神人共食しんじんきょうしょく」という、神様をおもてなしして、そのお下がりを参列した人たちでいただく行為がある。「神饌」を長くお供えしたままにするのでなく、美味しいうちにいただくのが大事なのだそうです。

この本を作ろうとした経緯について。
祭とワンセットの神饌の本はあるが、神饌に特化したものはなく、専門の本を作りたかった。本ができるまでに1年半くらいかかった。
本を作る中で苦労したのは、野本さんの写真がどれも素晴らしくまた大量にあり、選ぶのが大変だったということ。
例えば表紙にする写真が中々決まらなかったという嬉しい苦労も。


まぼろしの表紙の中には、裏表紙や中表紙になっている写真もあり。
(本をお持ちの方は探してみてくださいね。)

倉橋さん自身は「神饌」について最初は、神様への御供えとしては、お酒・生米・塩などの白いイメージだったので、野本さんの写真を通してカラフルな色使いの神饌に触れて大変驚いたと。
本の章立てを考える時に、カラフルな色で驚いたので、本の中でも「神饌の色色」を第一章に持ってきた。
また、上の写真↑のように、県内4か所で同じデザインのお供えがあり、野本さんが、ある神社で「あそこの神社と同じお供えですが、祀られている神様が同じなのですか?」と尋ねて、ある神社の方はそれを知らなかったので大変びっくりされたというエピソードも。
野本さんは、「嫁入りなどで他所から来た人のアイデアをもらって、デザインが同じになったのでは?」と推測されていました。
神様にその季節の美味しいものをお供えして召し上がっていただく。盛り付けにも工夫して綺麗に飾って喜こんでいただく・・・ということに、そこに理由はないということです。
また、まぼろしの表紙の中で出てきた山の神へのお供えの写真↑について、山の神は醜いおばちゃんだそうで、ヤキモチを焼かないためにも美しいものは供えないのだそうです。
神様に喜んでいただくだけでなく、神様を怒らせないというのも大事なポイントなのですね。

章立ての工夫では、舞や音、水や火など、食べ物でないお供えについて、本の中に神饌としていれるかどうかも悩んだそうです。
ただ、野本さんの写真は水や火を撮ったのが大変素晴らしく、神様に喜んでいただくためにという思いが一緒なので紹介されました。
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ここで休憩
お茶菓子には萬林堂さんの「春日ふたつ梅枝」をいただきました。
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後半部分は、談山神社「嘉吉祭」の神饌「百味の御食ひゃくみのおんじき」について詳しいお話でした。
この3色の毛のようなもの↑一体何だと思われますか?
これは「荒稲あらしね(別名・毛御供けごく)」と言われ、禾のぎ(籾に付いている毛)の長い品種の古代米を一粒ずつ貼り付けて作ります。黒色・白色・紫色は自然の色で染めていないそうです。
こちらは「和稲にぎしね」↑で、一台につき米粒3000粒を使い、四色に染め分けた米粒を一粒一粒貼り付けて作ります。
この「荒稲」と「和稲」は神職さんが、一人一部屋に詰めて集中して作ります。その他の神饌は氏子さん達が10月になってから神社に集まって作っていくそうです。
嘉吉祭は10月の第2日曜日。今年は10/14に行われます。
当日は、十三重塔から本殿へ、これらの神饌を10数人で手渡ししながら受け渡していく献饌の様子が見どころでもあるので、是非9時頃から行って見てくださいと、野本さん。
祭が終わった後は、拝殿のショーケースに入れて一年間飾られるので、嘉吉祭当日でなくても是非ご覧になってください。

この「百味の御食」は明治以前は文字通り100種類もの神饌が用意されたそうですが、今は50種類二組が用意されています。
このように材料の変遷は、時代によって変わることもあり、大事なのは美味しいもの・近辺で採れたものを召し上がっていただくという心。
お供えする時の先頭は「無垢人むくびと」と呼ばれる人形で、手にしている釣り竿は以前からこれを持っているのかどうかはわからない。
上の写真↑の右側、向こうには鶏頭の花が供えられていて、倉橋さんの印象として、鶏頭の花がお供えではよく見かけるということでした。
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当日のメモを参考に長々と書き留めましたが、最後に、倉橋さんが神饌の取材を通して教えられた大切なこととして
「人間ではなく神様のためにしている。先人が続けてきたことは続けていく。理由はいらない」ということを挙げておられました。
私も「神饌ー供えるこころー」の本を持っていて、神饌の写真もよく眺めていたつもりでしたが、こうしてお話を聞いてみると、神様にお供えすることの真髄がより一層よくわかって、大変有意義な時間でした。
どうもありがとうございました。
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10月初めのお祭りとしては
10/5 手向山八幡宮転害会(前日夜の宵宮では奉納舞も)
10/8 奈良豆比古神社翁舞(翌日は神事相撲19時頃)
1014 談山神社嘉吉祭
ぜひお出かけになってみてくださいね。

2018年9月17日月曜日

二月堂十七夜*

今晩の二月堂はとても美しく感じました。
たくさんのお灯明の灯りに荘厳されて
8月15日の大仏殿に感じたのと同じような、何か特別な美しいエネルギーが満ちているような気がして
嬉しい気持ちいっぱいになってお参りいたしました。
私の献灯した灯籠は二月堂の裏側に並べられていました。
たくさんの灯籠の中で見ると線も細くて小さかったので、もっと大きくのびのびと描けばよかったなと、すでに来年に向けての課題を見つけております(笑)
東大寺別当 狭川普文師の灯籠、やっぱり素敵だなぁ。
鬼子母神さんと柘榴の木の間の、古い石灯籠にも灯りが入ってました。
この灯籠に灯りがともるのを見るのは初めてです。新鮮!
そして十七夜盆踊り。
一人では勇気がなかったけれど、偶然出会った若い友人を誘って踊りの輪の中へ!踊り上手な人の隣で見様見真似で河内音頭を。

若女師匠もキレッキレでかっこいいのです。
お客様のチェックインもあるので、ほんのさわりの時間だけで奈良倶楽部に戻ったのですが、久しぶりに踊ってとっても楽しかったです。

2018年9月16日日曜日

東大寺ミュージアム*再開館

4月中頃より休館していた「東大寺ミュージアム」が改修工事を終えて、9/15より再開館しましたので早速行ってきました。
南大門から大仏殿までの参道から 東大寺ミュージアムに入ったところの敷地内の様子も少し変わってました。
休憩できるような椅子(?)のようなものがあったりします。
建物の前に、新たにつくられたチケット売り場と、そのお隣には奈良県の観光案内所。多言語に対応できる観光案内所が新設されましたので、外国人観光客の方には便利で使いやすいかも。

ミュージアムの入口には、東大寺や大仏殿建立の歴史についてまとめた約7分間の映像を流すコーナーが新設されていました。
聖武天皇が大仏建立に込めた思いや、二度の戦火からの再興など、東大寺と大仏様について理解を深めてもらう映像で、音楽と共に大画面で見ると大変わかりやすかったです。
また、展示室内の照明は最新のLEDに取り換えられ、仏像を安置する空間にふさわしい照明に統一されています。光の向きや明るさ、色合いを変えることができる最新式だそうで、以前にもまして、一体一体の仏さまの魅力が際立っているように感じました。

東大寺ミュージアム
開館時間:4~10月(9:30~17:30) / 11~3月(9:30~17:00)
※入館は閉館時間の30分前まで
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 正倉院正面のイチョウのギンナンがしっかり色づいてきています。
大仏池東の畔、折れた枝が一面に散らばっていました。
黄色の絨毯が敷き詰められないくらいの散らかりよう・・・。
台風21号で折れた木々の片付けがまだ済んでいないところもたくさんあるのですね。