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2013年2月28日木曜日

3月のお出かけ情報③〜イベントのご案内

3月に行なわれるイベントのご案内です。
きたまちエリアでもひな祭にちなんだイベントが目白押し!また東大寺境内にある「親子レスパイトハウス」ではチャリティ展が行なわれるなど、お水取り期間中の「きたまち」情報もチェックして下さい。
そして3月から始まる奈良倶楽部25年記念イベント。
こちらもどうぞよろしくお願い致します。


◇〜3/3 9:00~16:00 奈良県立民俗博物館「古民家でひな祭り」
民俗博物館内に移築された旧臼井家住宅(重文)でのひな祭り。
期間中は、旧臼井家住宅の居室部に上がれます。
見学無料。雛人形との撮影もできます。月曜休館。
問合せ: 0743-53-3171

◇〜3/10 大和郡山市旧市街地周辺 「大和な雛まつり」
公開日時は各展示会場によって違いますのでご注意下さい。

◇〜3/17(月曜日を除く)毎朝10:00~ 約15分間「鹿寄せ
場所:奈良公園飛火野 春日大社参道南側
問合せ:奈良の鹿愛護会(←サイトがリニューアルしています)0742-22-2388
鹿寄せのブログ内記事はこちら

◇3/1~3/31 10:00~16:00 高取町土佐街なみ「町家の雛めぐり」
かつて2万5千石の城下町として栄えた土佐の街並み。
その町家で大切に保管されたひな人形。
約100軒のお雛様を町並みのあちこちに展示しています。見学無料。
2009年に訪れた時のブログ内記事はこちらに。

◇3/2〜4/12「奈良きたまち・ひなまつり2013」
きたまちエリア一帯で旧暦の3/3に当たる4/12までひなまつりにちなんださまざまなイベントが行なわれます。
3/2・3/3には「奈良まちなか市場」や「きたまち横丁」「ひなまつりジャズライブ」などのイベントや甘酒の振る舞い、商店街のお店では女性にうれしいサービスも盛り沢山!(表面知らし参照)
また期間中「きたまちエリア」内の古民家や傘店などで雛人形も飾られています。(裏面チラシ参照)
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表面はこちらをクリックすると大きなチラシが出てきます。→http://machinara.sakura.ne.jp/kitamati.hinamaturi.omote.omote0224.pdf

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裏面はこちらをクリックすると大きなチラシが出てきます。→http://machinara.sakura.ne.jp/kitamati.hinamaturi.omote.omote0224.pdf

◇3/3 13:00~17:00「きたまち大学校」
奈良女子大記念館講堂で、きたまちに関連した記念講演や講義が開催されます。参加無料。

◇3/9・3/10 10:00~18:00 
奈良親子レスパイトハウス「奈良の作家によるチャリティ展」
東大寺境内大仏池の南側にある”奈良親子レスパイトハウス”は、難病や障害のある子供とその家族に一緒にゆったりと過ごしてもらうための施設です。その活動を知ってもらうためのチャリティ展がレスパイトハウス内で行なわれます。

◇3/16~12/8 9:00~17:00 若草山「開山」

◇3/16・3/17・3/20 若草山「鹿せんべいとばし大会」
10:00スタート→15:00終了 
参加費300円、先着1000名。雨天の場合は延期。
問合せ:0742-22-3626

◇3/17 13:30~15:00 奈良倶楽部25年記念イベント
第一回ティタイム茶論「中島史子さんの”奈良ではじまったこと”」
只今残席3名様になっています。詳細はこちら→
興味をお持ちの方はよろしければ是非どうぞ!

2013年2月27日水曜日

3月のお出かけ情報②〜秘宝秘仏特別公開

春まだ浅き奈良大和路の寺社特別拝観のご案内です。
奈良旅行のご参考にどうぞ++
◇3/1~3/15 帯解寺「秘仏特別公開」
安産祈願の古寺で、本尊の地蔵菩薩(重文)はじめ、三面六臂大黒天蔵や虚空蔵菩薩坐像などの秘仏、春日赤童子画像などの仏画が特別公開されます。
問合せ:0742-61-3861

◇3/1~3/20 8:30~17:00 薬師寺東西両塔特別拝観
受付けは16:30まで、月曜日は東塔の公開はされません。

◇3/1~3/31 大安寺「馬頭観音立像特別公開」
天平時代の秘仏 日本最古の馬頭観音立像を特別開扉。
問合せ:0742-61-6312

◇3/1~5/31 不退寺「春季特別公開」
在原業平画像や伊勢物語、古今和歌集などが公開される。
問合せ:0742-22-5278

◇3/1〜6/30 薬師寺「玄奘三蔵院伽藍・大唐西域壁画公開」
平山郁夫画伯の大唐西域壁画の公開です。
問合せ:0742-33-6001

◇3/3〜5/31 長谷寺「本尊大観音尊像特別拝観」
問合せ:0744-47-7001

◇3/5 慈眼寺「聖観世音菩薩特別公開」(但し祈祷者のみ)
問合せ:0742-26-2936

◇3/12  伝香寺 
「本尊釈迦如来・南無仏二歳像と地蔵菩薩像納入品特別公開」
奈良の三大名椿のひとつ散り椿で著名なお寺。
「はだか地蔵尊」と愛称される地蔵菩薩像(重文)は月曜日以外拝観できます。
問合せ:0742-22-1120

◇3/16〜4/21 室生寺「金堂外陣からの特別拝観」
間近に金堂内の諸仏を拝観できます。
問合せ:0745-93-2003

◇3/中旬〜5/下旬 長谷寺「春季特別寺宝展」
問合せ:0744-47-7001

◇3/18〜3/24 福智院「宝冠ほうかんむりの十一面観音像」
問合せ:0742-22-1358

◇3/20~4/7 法華寺「国宝十一面観音立像特別開扉」
光明皇后の姿を彫り上げた伝わる平安初期の仏像です。
問合せ:0742-33-2261

◇3/20~6/30 法隆寺「大宝蔵殿での秘宝展」
国宝・重文指定される宝物が2300点余りある法隆寺で、通常拝観できない寺宝が春と秋の年2回特別公開されます。
問合せ:0745-75-2555

◇3/20  浄瑠璃寺「国宝三重塔初層開扉日」
問合せ:0774-76-2390
◇3/21~5/20 浄瑠璃寺「秘仏吉祥天女像特別公開」
吉祥天女像厨子の扉絵も一見の価値ありです。

◇3/23~4/7 海龍王寺「十一面観音特別開帳」
錐金文様の美しい仏様です。境内の雪柳も見頃でしょうか。
問合せ:0742-33-5765

◇3/24~4/8 薬師寺「大宝蔵殿、聚寳館特別公開」
問合せ:0742-33-6001

◇3/30〜6/9 金峯山寺「蔵王堂秘仏本尊特別開帳」
問合せ:0746-32-8371

2013年2月26日火曜日

3月のお出かけ情報①〜寺社伝統行事

春の訪れが待ち遠しい季節になりました。
奈良に春を呼ぶといわれる東大寺二月堂の「お水取り」から、春爛漫の花々咲き誇る頃の薬師寺「花会式」まで、3月に行なわれる伝統行事をご案内します。

◇3/1~3/14 東大寺二月堂「修二会(お水取り)」

◇3/1~3/18 法華寺「古代ひな人形展」
歴代天皇より賜った御所人形など約100点が展示されます。
問合せ:0742-33-2261

◇3/2 10:30〜 喜光寺「行基会大祭」
中風除・ガン封じの祈祷・住職の法話や、おぜんざいの接待
14:00~柴燈大護摩会  15:00~火渡り
問合せ:0742-45-4630

◇3/5 10:00~ 興福寺本坊北客殿「三蔵会」
問合せ:0742-22-7755

◇3/5 14:00〜 大安寺「馬頭観音厄除法要」
馬が牧草を食むように諸々の悪を食いつくし災厄を除く厄除の仏様として信仰されている馬頭観音像。法要では護摩が焚かれ災厄除けの「秘文神符」が授与される。
問合せ:0742-61-6312

◇3/5 初午厄除祭
慈眼寺8:00~19:00・西大寺 松尾寺5:00~17:00
橿原神宮長山稲荷社11:00~・ 岡寺11:00~

◇3/6 調田坐一事尼古神社「お田植え祭」

◇3/9 14:00~15:30 正暦寺人形供養
問合せ:0742-62-9569

◇3/10 10:00~正午 宝山寺「般若窟柴燈大護摩供」
問合せ:0743-73-2006

◇3/11 14:30〜 東大寺大仏殿「東日本大震災物故者三回忌法要」
被災地の一日も早い復興を祈り亡くなられた方々への廻向を行います。

◇3/13 9:00~ 春日大社「春日祭(申祭)」
王朝絵巻さながらの春日大社の例祭です。
参道からのみ拝観可能。
問合せ:0742-22-7788

◇3/15 11:00~ 春日大社「御田植祭」

◇3/20 菅原天満宮「筆まつり」
毛筆作りの元祖として仰がれている中国の蒙恬画像を拝殿に掲げ、祭典が行われ、その後参拝者は書の上達を祈願する。当日は使用済みの筆を無料で新しい筆と交換してくれる。使用済みの筆は筆塚の前に集めて供養され、筆に感謝の意をささげ、護摩火の中に投げられる。
問合せ:0742-45-3567

◇3/21 8:00~ 長谷寺「弘法大師 正御影供」
問合せ:0744-47-7001

◇3/22~3/24 法隆寺「お会式」
聖徳太子の遺徳を讃えて行う法要。
聖霊院では本尊聖徳太子摂政像が開扉。
問合せ:0745-75-2555

◇3/25・3/26 9:00~17:00 安部文殊院文殊お会式
両日とも16:30から智恵のお餅まきが行われる。
問合せ:0744-43-0002

◇3/28 13:00~ 薬師寺金堂「お身ぬぐい」
問合せ:0742-33-6001

◇3/30~4/5 薬師寺金堂「修二会 花会式」
2012年にお詣りしたブログ内記事はこちら→

2013年2月25日月曜日

ハワイ島紀行③〜「ゆきみそう」と島内観光

奈良とは違う話題、プライベートな旅のつれづれ話もこれで最後です。
今回は、ハワイ島への旅のもう一つの目的であった「ゆきみそう」について少しお話します。
「ゆきみそう」はハワイ島コナの中心部から車で10分程南に走った所、

以前にブログでご紹介したことのあるハワイ島在住の小田まゆみさん(ブログ内記事はこちら  )のファームのご近所にある、日本人向けの小さな宿屋です。
2011年の秋に娘の結婚式で訪れたオアフ島。私は老犬介護のためにとんぼ帰りしたのですが、夫はその後ハワイ島へ。「ゆきみそう」で宿泊して、とても親切にして頂いたという思い出があるのです。
もう一度訪ねたいという夫のリクエスト、勿論私もお会いしたくて旅の目的の一つになっていました。
私達のハワイ島滞在中「ゆきみそう」は満室続きで、お忙しいオーナーのきみこさんとは朝食の時間に一緒にコーヒーブレイクしながらおしゃべりを楽しむという、ほんのひとときの出会いでしたが・・・今、思い出しても心が温かくなるようなところ、いつかもう一度ここに来たい!と、すっかりファンになったのでした。(奇遇にも奈良から一人旅中のお嬢さんとも出会いましたよ)

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今まで観光ハワイは苦手と敬遠してきた私でしたが、娘の結婚式で「初ハワイ」を体験し、たったの2泊でしたが(それもホノルルで)何故か心がすごーくゆっくりと緩むような感じを受けて、もう一度、心身ともにほぐれるような感覚を味わいたくて訪れたハワイ島。
土地の人との繋がりができたり、また道中で読んだ池澤夏樹さんの
「ハワイイ紀行」にも影響を受けて「観光ハワイの裏にずっと奥行きの深いハワイがあること」を知るほんの入口に立てたような気がします。まだまだ何度でも訪れてみたいところです。(また行くからね!)

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島内一周して見て回った観光ハワイの様子は「続きを読む」からどうぞ。 ↓↓↓↓↓

2013年2月24日日曜日

ハワイ島紀行②〜マウナケア*虹と満天の星

今回の旅の一番の楽しみが「マウナケア山ツアー」でした。

富士山よりも高く標高4205m、ハワイ諸島の中で一番高い山「マウナケア」。ハワイ語でmaunaは「山」、keaは「白い」という意味だそうで
「白い山」の名の通り、常夏のハワイでありながら冬になると雪が降るそうです。ただ、今回のツアー時には雪は降っていませんでした。
(でも氷点下の寒さでした。)

マウナケア山は4000m級の高い山でありながら、とても滑らかな斜面で形成されているため山頂まで車で登頂でき、マウナケアツアーは人気の観光コースになっています。・・・といって、簡単に誰でも参加できるのかというとそうではなく、高山病に罹らないために参加規則も厳しいようです。
この写真は、標高2000m辺りの なだらかな山の斜面を覆う溶岩で、マウナケアと並ぶハワイ島のもう一つの山、マウナロア山から流れ出たものです。この辺りで一度、車から降りて、4000mまでの高さに身体を慣らしていきます。
溶岩大地も圧巻ですが、山の斜面には緑豊かな牧草地帯もあって、北米一広大といわれる「パーカー牧場」の牛や馬、山羊や羊、野生のダチョウなども車窓からたくさん見かけました。

そうこうしているうちに、標高2800mに建つ「オニヅカセンター」という休憩所に着きました。夕方の16時頃でしたが、ここで幕の内弁当とお味噌汁の支給があり各自夕食を済ませます。1時間半ほど休憩して時間調整し、山頂でサンセットを迎えられるようにします。
「オニヅカセンター」で休憩中に見た虹の美しかったこと!
虹というのは、遠くの空の彼方に儚げに見えるものと思っていましたが
虹の出発点がわかって、七色も識別できるくらい近くに見たのは初めて!天からの素晴らしい贈り物でした。

こちらは「銀剣草ぎんけんそう(Silversword)」という珍しい高山植物。
世界に三カ所だけ、ヒマラヤとマウイ島のハレアカラ、ハワイ島のマウナケアだけに生息しているという希少な植物で、葉が銀の剣のように見えるから銀剣草。
銀剣草はとても繊細で、人間が触ると低温火傷状態になり枯れてしまいます。根元も踏まないように石で囲まれ保護されていました。

では、日没時間に間に合うように山頂に向かいましょう。
氷点下ー7度の気温で日本から着ていった冬装束の上に、まだもう一枚貸出のダウンコートを着ます。高山病にならないように3500m辺りで
もう一回 車から下りました。
トップの画像もそこで撮ったものですが、雲の上にいます。

山頂の方を見ると、世界11ヶ国13基の天文台がずらーっと並ぶ光景。
こちらが日本の望遠鏡「すばる」↑
もう少し高いところまで登ってこの辺りからサンセットを見ます。
ちなみにマウナケア山の本当の山頂は夕日と反対の方にあるこちら↓で 4205m。かつては王族しか山頂には登れなかったというくらい神聖なところです。
 現地時間の18時過ぎ・・夕陽がゆっくりと雲の中へ沈んでいきます。



夕陽に照らされて紅く染まった雲海、どこまでも澄み渡る空。
静かに流れる時間の中、寒さも忘れて魅入っていました。

その後はもう少し下におりて、満天の星空観察。
後で知ったのですが、天文台の星空観測のために車のライトなどが邪魔になるため、日没後30分以内に山頂から降りないといけない決まりがあるそうです。
これは月のクレーター。ツアーガイドさんが望遠鏡を設置して下さって、そこから覗いたものです。
圧倒的なボリュームで迫り降ってくる星の群れ。教科書で知っている星座も肉眼ではっきりと見えるし、360度満天の星!
日本では見ることができないという「カノーブス (中国名:南極老人星・別名:長寿星)」という星の、ダイヤモンドのような輝きも見ることができました。
ただ私のカメラではその星々を写すことができずに残念ですが・・・。

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初めてのハワイ島で、マウナケア山へ行けたことは何よりの思い出。
いつかまた行くことがあれば、今度は夜中に出発して朝に帰ってくる「サンライズツアー」にも参加してみたいと思います。

長々と書き綴りましたが、どなたかの旅の参考になれば嬉しいです。

2013年2月23日土曜日

ハワイ島紀行①〜旅の空*夕景色

関空からホノルルでの乗り継ぎも入れて、ハワイ島まで約10時間のフライト。(帰国便は3時間以上プラスされますが)

飛行機の窓から見たハワイ諸島。
美しい空の蒼色に心が高まってくるのが自分でもわかるくらい。

空港で予約していたレンタカーを借りて、ホテルのあるコナ市街まで「右側車線右側車線」と呪文のように唱えながら20分ほどで到着。
そして午後遅くに街に繰り出し歩いてみる。
初日の夕景色。
たまたま入った海辺のカフェで、オープンテラスから暮れていく景色
サンセットをずーっと見ることができました。
水平線の彼方に沈みゆく太陽。刻一刻と変わる空の色。
何もかもが美しく、ただ静かに夕日を見ているだけの時間。
そしてサンセットの瞬間。
誰からとなく、テラスのお客さん達から拍手が起こって
ちょっとした連帯感に包まれたのです。
これが旅に出て最初に感じた不思議な感覚。

翌日は、オプショナルツアーで申し込んでいた、標高4200mのマウナケア山でのサンセットにまたまた大感動。 (マウナケア登山についてはまた次のブログで詳しく書きますね)
11ヶ国13基の天文台が並ぶマウナケア山頂。
富士山よりも高い空の上から見る夕日、雲海に沈みゆく太陽。
体感温度が−7度という酷寒の中でのサンセットでしたが、神々しいばかりの光を放ち雲海に沈んだ瞬間、夫は隣で般若心経を唱えていました。
人知を越えた大自然の営みに触れて思わず神の存在を感じたひとときでした。

ハワイに夕日を見に来たわけでも、夕景色が旅の目的でもないのですが
素晴らしい夕景に出会って、3日目も絶対にサンセットを見たいと思うように。(笑)

さて、3日目はレンタカーで島内一周の一日。
四国の半分くらいの大きさの島を11時間かけて見て回りました。
(島内一周の様子もまたブログに書ければと思っています。)
走行距離600km近く、朝早く出発して、夕方になってようやく西海岸に到達。ふーっ、サンセットに間に合いました!
(上がコンデジ、下が iphone で撮影したもの)
この海岸は、高級リゾート地のワイコロアビーチよりももっと北にあり
地元の人たちのキャンプ場として知られているところのようでした。
ちょうど土曜日でしたので、大勢の人たちが海岸沿いにテントを張ったり、バーベキューをしたりと、ゆっくりのんびり楽しまれていました。

そして4日目のサンセットはコナの街から。


ビーチにはサンセットを見ている大勢の人たち。
ただただ静かに、海の向こうへ行く太陽を眺めている時間。
帰国前日の夕日という感傷的な気分を差し引いてもあまりある・・懐かしいような温かな感情、感謝の念が素直に心に沸き起こってきます。

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余談ですが・・・
奈良を旅する人たちが二月堂で目にする夕景色に、ふと想いを馳せてしまいました。旅の空の下、「旅時間」 というゆっくりとした素晴らしいひとときを持つことができたことに感謝です。

2013年2月22日金曜日

「社参」の後の二月堂界隈*

昨日は、「お水取り」の練行衆が行中の無事を祈願して
境内諸堂を参拝して回られる「社参」がありました。
ちょうどその時間に地域の自治連合会で奈良少年刑務所の参観見学がありましたので、「社参」が終わった後に二月堂へお参りに伺いました。
「社参」の後には結界の注連縄が張られていて、二月堂辺りは一瞬にして清浄なる気に満ちているような・・・。そして、こちらも一瞬にして粛々と身が引き締まるような気持ちになりました。

飯道神社の紅梅も、時を忘れずにこの時期に咲きほころんでいて
早咲きの紅梅に、春待ち遠しい楽しみ。思わず気持ちもほころびます。

二月堂からの帰り道。
帰国して初めての東大寺境内の散策。
旅先のハワイで感じた心が緩む感覚を、ここ奈良でも
この のどかな風景に感じることができる幸せ。

2013年2月21日木曜日

平城宮跡のこと*

このところすっかり「 平城宮跡の土セメント舗装問題」について
ブログで書きそびれていますが・・・。


かぎろひさんのブログにて、平城宮跡の現状について詳しく知り、土セメント舗装について、ひょっとしてまだ一縷の望みがあるかもしれない、まだ諦めてはいけないと、また奮い立ち(正直な気持ち、少々萎えていました。ごめんなさい)、かぎろひさんのブログから大事な部分を転載させていただきます。(「平城宮跡を守る会」寮さんから、かぎろひさんへのメールを転載)

平城宮跡、すでに埋め立ては終了していますが、舗装は、来期に。今期の予算を返上し、来期、もう一度予算を取り直して、行うことになりました。ということ は、5月以降です。まだまだチャンスはあります。舗装だけは止めてもらい、緑地にしてもらうという提案もできます。そのために、まだまだ署名が必要です。 あきらめないで、がんばりたいと思います。自然のためにも、地下の木簡のためにも。ご協力ください。【 #平城宮跡 舗装反対の署名】 http://narapress.jp/hjk/#syomei

また2/28締切りで「国営平城宮跡歴史公園整備プログラム(案)に関する意見募集」がなされています。→こちらから意見を書いて送信します。たくさんの意見が集まれば、ひょっとして見直しもあるかもしれません。一縷の希みを託して意見を書いて送ります。皆様も是非どうぞよろしくお願いします。

また、jp3pzdさんのブログで知ったことも書いておきます。
2/11に行なわれた「平城宮跡自然観察会」に参加されたレポの中に

今回の工事現場となる第一次朝堂院跡や大極殿院の西側に調整池を造成する工事が始まり、関西第二のツバメのねぐらが破壊されている(国土交通省PDF)。

第一次朝堂院跡の工事現場4万㎡の湿地を土セメントで埋め立てすると、土にしみ込まなくなった雨水の行き場がなくなるので排水路をつくり、一時的に水を溜める「調整池」が必要になったのでは。

つまり、土セメント舗装をしなければ調整池造成も不要ということだ。しかも、調整池の場所は関西第二の規模のツバメの塒なのだ。ねぐらであるヨシ原がきれいに草刈りされ、重機の通り道に邪魔だからという理由で確認されただけで26本の木が伐採されていた。そして今回初めて知ったのだが、奈良県レッドリストでは希少種絶滅危惧種のカヤネズミが生息しているオギ原のすぐ近くにまで重機が迫っていた。

・・・という現状が報告されていました。
何ということでしょう!
土セメント舗装される場所は広い平城宮跡の一部分かもしれない。
けれどもそのためにどれほどの自然破壊や殺生をしているのでしょう。
本当に、どうかこの土セメント舗装整備を見直していただきたいです。

2/28締切り、整備計画にパブコメ募集中

トップの画像は、10月に参加した「自然観察会」で見た工事現場の様子でした。

2013年2月20日水曜日

旅から戻って*

長い間お休みをいただいていましたが
旅から戻ってご予約の受付けなどは再開しています。
尚、ご宿泊の方は、2/23(土)よりの営業再開になります。
お休みの間もご予約やお問い合わせを多くいただきまして
どうもありがとうございました。

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留守中に、お客様方からお便りが2通 届いていました。

一通は、お盆や大晦日に観相窓から拝する大仏さまの荘厳さに心打たれたと仰るリピーターのK様から。闘病生活をされながらの奈良への旅。ここしばらくはご無沙汰されていたので少し心配していました。
体調不良で旅行もお預けながら「今は”奈良旅手帖”で旅しています。奈良に行きたい!!」と添えられたお葉書。
またお越しいただける日を楽しみにしています。

もう一通は、大晦日元旦にお泊まりいただいたお客様から、奈良への旅の思い出帖が。写真や俳句も添えての紀行文を作りながら「旅を二度楽しみました」の一言に、旅から帰ったばかりの私もそうそうと頷いております。
その中の1ページ。
随分褒めていただいてますが、奈良への旅の一コマに
心に残るホテルとして思い出していただいてとても嬉しいです。

色々な「旅」のスタイル。旅の道中での一コマ一コマ。
これからは私達もどんどん「旅する」ようにしようと思っています。
今回のハワイ島への旅のことも追々綴っていこうと思っていますので
またどうぞよろしくお願いします。

2013年2月14日木曜日

奈良倶楽部*冬期休暇のお知らせ

本日より2/19まで、冬期休暇旅行のためお休みをいただいてます。


この期間のご予約メールについてのお返事は2/20以降になります。
ご予約検討中のお客様には迅速な対応が出来ずに申し訳ございません。
尚、留守番電話(tel:0742-22-3450)にご伝言を残していただくと
一両日中にスタッフの方からお返事を差し上げます。
お急ぎの方はこちらの方へ、どうぞよろしくお願い申し上げます。

::

また、私個人宛のメールはktnaraclub@gmail.comまで。
年末から使い始めたスマホをどれくらい使いこなせるかわかりませんが、今まで携帯電話でインターネットをしたことがない自分が、 Wi-Fi環境のところで、ひょっとしてブログアップに悪戦苦闘しているかも・・・です。
では、少し暖かなところで心も身体も緩めてまいります♫


2013年2月13日水曜日

春待ち遠しい二月堂*

二月堂・飯道神社の上の梅の花も咲き出し
「お水取り」が待ち遠しい季節になってきました。
3/1から始まる二月堂での修二会本行の前に行なわれる
「別火」という前行について、簡単に過去記事を紹介しておきます。

★2/18「油量り」(2011年の記事
★2/20「別火入り」(2009年の記事
★2/21「社参」13:00~ ( 2008年の記事
★2/21「注連縄張り」(2008年の記事) 
★2/21「注連撒き」(2009年の記事)
★2/25「社参」13:00~(2010年の記事2012年の記事
★2/28 14:30~「練行衆 別火坊出発」(2009年の記事2012年の記事
★2/28 18:00~「大中臣祓い」(2009年の記事2012年の記事

今の季節の二月堂はまだ人も少なくて・・・のんびりムード。


でもすっかり準備も整い、春の訪れが待ち遠しい二月堂でした。

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以前のブログで、二月堂裏参道の工事の様子を写真アップしましたが
今はもうすっかり撤去されて、いつもの裏参道に戻っていました。

2013年2月12日火曜日

「なら瑠璃絵2013」*

真冬の奈良公園に、アートな光のイベント☆
今年の瑠璃絵はボリュームもアップしてとっても綺麗でした。

2/11に見て回った順にご紹介しましょう。
まずは、春日大社参道に煌めくミラーボールの灯り☆

昨年は参道の奥の方で煌めいていましたが
今年は参道を入ったあたりから2カ所も設置されていて
長い参道をずっと歩きながら楽しめるようになっています。


その参道をもっと奥に進むと、突然このようなオブジェが出現して
時間とともに、音楽に合わせて、色鮮やかに変わっていくオブジェ。

何だか楽しくなって夢中で見ていました。
これらは「NARA ART NIGHT」というプロジェクトチームの作品で
金属作家の友井隆之さんが制作された「閃光」Flash of lightという作品。
春日大明神・武甕槌命タケミカヅチノミコトが司る雷をイメージして創られたということです。(nakaさんのブログより引用)
いつまでも見ていたい気持ちを抑えて

その後、メイン会場の浅茅ヶ原あさじがはらへ向かいました。
昨年までの「なら瑠璃絵」メイン会場の浮雲園地よりぎゅっと濃縮して、その分、灯りのボリュームがアップしたイメージで、とても綺麗な煌めきの世界が出現しています。
あちらこちらから「綺麗〜」の声も上がっていました。
3連休に宿泊のお客様方からも「とても綺麗でよかったです」と好評だった今年の「なら瑠璃絵」。本当にそうですね。
たくさんの人が来られて、皆さん楽しそうないい雰囲気でした。



そして、今年からは飲食や物販のブースもできました。
歩き疲れた会場でほっと一息あたたまりますよ。
「おちゃのこ」さんで生姜紅茶をいただいて・・記念撮影も^^

浅茅ヶ原エリアから、その後は仏教美術史料センターのライトアップを見て、国立博物館へ。国立博物館新館前の池では・・・
池の噴水を使って巨大なミストスクリーンを作り出して
そこに映像作品を投影する「Warter Art Projection」が催されています。
ほー、綺麗!

「なら瑠璃絵」の光のアートイベントな面ばかり強調しましたが
関連イベントとして開催される豪華な内容の講演会も、奈良らしさに満ち溢れていて素晴らしいのです。
今年の講演会はもう終了しましたが、春日大社・興福寺・東大寺・国立博物館でのお話をいつか拝聴したいと思っています。

この日は、夜間拝観の戒壇堂から、ライトアップされた南大門を抜けて春日大社参道へと歩いたのですが、まだ明るい時間の仁王像ライトアップがちょっと珍しかったですね。

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「なら瑠璃絵」は2/14まで。
最終日(2/14)には18:30より、浮雲園地で
冬花火&バレンタインプレミアムライブが行われます。
(雨天決行・強風の場合は中止になることもあり