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2018年9月29日土曜日

吉野「金峯山寺」へ*

9/27、如意輪寺さんの帰りに金峯山寺蔵王堂へもお参り。
 いつ来ても、この圧倒的なスケール感に気持ちが奮い立ちます。
ちょうど『万人安楽とも祈り 八千枚大護摩供・第三座』のお知らせがありましたので、家族分の護摩供をお願いしました。
修法当日(10/26  13:00~10/27  15:00)の参列はできませんが、気持ちは吉野の方に、向けさせていただきますね。

そして、秋の秘仏ご本尊特別御開帳(11/3~11/30)に合わせて、吉野山旅館組合による宿泊者限定夜間拝感「声明と闇に浮かぶ蔵王権現」などの催しも。(開催日時:11/9・11/11・11/17・11/18・11/22・11/24・11/25の全7夜)
また、10/24までは、吉野山に行くケーブル代行バスと奥千本行バスが運行停止していますので、ご注意くださいませ。

2018年9月28日金曜日

吉野「如意輪寺」へ*

昨日9/27は後醍醐天皇(1288~1339年)のご命日で、一昨年に約70年ぶりに復興したご命日法要「後醍醐天皇御忌」が、今年も如意輪寺さんで執り行われました。
今年は後醍醐天皇御即位700年の節目の年であり、御忌法要も岡本彰夫先生の多大なご尽力で趣向を凝らしたものが・・・とお聞きしましたので、楽しみに参列させていただきました。
如意輪寺本堂の背後にある、後醍醐天皇の京都への思いを示すといわれる北向きの天皇陵。まずは宮内庁により正辰祭が執り行われ、続いて本堂にて御忌法要が厳修されました。
法要では、後醍醐天皇自作の御像が輿にお乗りになり、南朝ゆかりの地下衆によって御霊殿より御本殿へ。ご本尊如意輪観音様の前に遷御され、献饌の儀・散華の儀(嵯峨御流による献花)・献楽の儀(尺八吹奏)そして御忌法要厳修、参列者による焼香と続き、また再び御霊殿へと還御されるという運びとなっていました。
後醍醐天皇御像がお輿に乗って法要の場にいらっしゃるということ。
厳かながらも、その場が温かな空気に包まれて感動しておりました。
岡本先生のフェイスブックより当日の様子を引用させていただきます。
後醍醐天皇様御忌厳修。御霊殿より御躰を輿にお乗せ申し上げ、南朝ゆかりの地下衆が奉舁申し、御本堂へと遷御。丁重な法儀の後、再び御霊殿へと還御遊ばされました。尊儀の御菩提と天下太平・万民和楽が祈られました。

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さて、如意輪寺では、天皇の誕生日11/2をお祝いして「後醍醐天皇御霊殿開扉・後醍醐天皇像特別公開」が11/2~11/18に行われます。

そして11/3 14:00からは山村若女・若瑞母娘による座敷舞ライブ「舞華会」が如意輪寺報国殿にて開催されます!
詳細はこちら
申込みは wakame.yamamura@gmail.com へ。
よろしくお願いします。

2018年9月27日木曜日

9/28(金)9/29(土)は「もいちど夜市」

9/28(金)9/29(土)夜7時から10時まで。奈良もちいどのセンター街の真ん中あたりで初めての催し「もいちど夜市」が開催されます。

「奈良の夜は早い」「夜に開いているお店が少ない」といった印象が強い奈良。そのため宿泊先を奈良ではなく、京都や大阪にされる方も多く、もちいどのセンター街も日中は観光客でごったがえすのに、夜になると閑散とした雰囲気に。
そこで、『奈良の夜は早いとは言わせない』をコンセプトに、観光客をもてなすお祭りが企画されました。
当日は飲食店や雑貨店、鍼灸院など36店舗が屋台として出店されます。無料イベントとして、ガラポン抽選会、ゆかた着付け体験(女性限定、先着20名)もありますので、是非お出かけくださいませ。

出店店舗の紹介はFBページでも→
〈飲食〉
・銀河食堂(チキンカツサンド、ジュース)
・奈良スパイスカレーys'k (キーマカレードッグ)
・梛の木(イタリア風たません、ジュース)
・ブタとエスプレッソと(ロースカツサンド)
・ベトナム料理コムゴン(鶏肉うどん、フォー、ビール)
・みたらしや(みたらし)
・ポルカドッツ(肉骨茶(バクテースープ))
・ラホツ(タイ風焼きそば、ソーセージ、ビール)
・若草カレー本舗(カレーパン、チキン)
・パン屋 福笑(パン、雑貨)
・cafebar Caravel(ピザ、フライドポテト)
・絵図屋(かき氷、電球ソーダ)
・ショコラトリー・トリコ(かき氷)
・SOZAI(タピオカジュース)
・pamba pipi(綿菓子)
・TABI Coffee Roaster(自家焙煎コーヒー)
・オーケスト(カットフルーツ、ドリンク)
・粉もんや屋八(たこ焼き、ビール)
・ピノキオ(オムライス)
・珈琲一族(定食、喫茶)
・飯田商店(定食、喫茶)
・豊樂(飲食、酒)
〈雑貨〉
・ベトナム雑貨バナナボート(髪留ワッペン、雑貨色々)
・お面の猫狐堂(にゃんこどう)(猫面販売)
・うさぁず(人形すくい)
・Cafe Cojica(耳つぼジュエリー)
・メヘラリショップ(ペルシャ絨毯)
・スパーク(古着、雑貨)
・SEED(古着)
・革遊びHARUHINO(革製品)
〈その他〉
・鳥居鍼灸院(ろうろく灸)
・ならどっとFM(輪投げ)
・いち屋(射的、和玩具など)
・雅(レンタル浴衣

2018年9月26日水曜日

10月のお出かけ情報③〜寺社伝統行事:前半

10月のお出かけ情報「寺社伝統行事」のご案内です。
今月は内容が多いので前半と後半に分けてご案内いたします。
爽やかな秋の奈良へのお出かけの参考にどうぞ*

◇10/1 氷室神社 「例祭」  
11:00~ 朝座の儀 17:00~ 夕座の儀 18:30~舞楽奉納
問合せ:0742-23-7297

◇10/1 石上神宮榜示浚
布留郷四至の境界が乱れぬように榜示杭を立て、邪霊の侵入を防いだ神事。現在は、榊を立て郷中安泰を祈る。
問合せ:0743-62-0900

◇10/3~10/5 西大寺光明真言土砂加持大法会
西大寺一門最大の法要。宗内僧侶の総出仕の下、本堂で光明真言の功徳で土砂を加持して、三昼夜続けて総回向の法要が営まれます。
一昨年のブログ記事
問合せ:0742-45-4700


◇10/5 手向山八幡宮「転害会」  
・10/4 宵宮祭 17:00~山村若女さんの奉納舞
・10/5 9:30 御本社祭典 11:30 転害門祭典 12:00~舞楽奉納
※舞楽奉納は雨天の場合は手向山八幡宮拝殿で。
また転害門祭典も雨天中止になります。
※「転害会」に合わせて、東大寺では勧進所の「八幡殿」と「公慶堂」にて「僧形八幡神坐像」と「公慶上人坐 像」の特別開扉が行われます。また奈良倶楽部ご近所の五劫院でも、この日に合わせて「五劫思惟阿弥陀如来像」が特別公開されています。
問合せ:0742-23-4404

◇10/6 10:00~ 丹生川上神社上社「例大祭」
問合せ:0746-52-0733

◇10/6 17:30~ 興福寺東金堂前庭「塔影能」
東金堂に能狂言が奉納される秋の恒例行事。
料金7000円 先着1000名(要予約)
問合せ:0742-22-7755

◇10/6・10/7 鴨都波神社秋の例祭
・10/6 19:00~ ススキ提灯献灯行事
・10/7 10:30~16:00 神輿
問合せ:0745-62-2176

◇10/6・10/7 往馬大社「火祭り」
生駒市第一号民俗無形文化財。
「火の神」として崇敬厚く、古式豊かな火どりの行事です。
問合せ:0743-77-8001

◇10/7 8:00~ 門僕神社「曽爾の獅子舞」
問合せ:0745-94-2106(曽爾村観光協会)

◇10/7  丹生川上神社中社「太鼓台奉舁安全祈願祭」
別名「小川祭」「けんか祭り」と呼ばれる祭りで
八ヶ大字より太鼓台が8台くり出し勇壮に境内を練り歩きます。
荒々しい太鼓台の乱舞が見所です。
9:00~祈願祭 12:00~13:00に8台の太鼓台が集合 
13:00~15:00の間に練り歩き、クライマックスは14:30~15:00
問合せ:0746-42-0032

◇10/7 11:00~ 金峯山寺「本尊奉謝祭」
開祖・役行者ご縁日の7日にご本尊蔵王権現に感謝の法会を行う。

◇10/7 13:00~  和爾下神社「秋祭り」
問合せ:0743-63-1001(天理市役所)

◇10/8 10:30~ 法隆寺西円堂
奉納鏡奉納大般若経転読法要
西円堂は薬師如来の霊験あらたかなことで知られ、古くより多くの人々によって武具や鏡、櫛などが奉納され堂内に納められています。平成6年、銅鏡を復元した奉納鏡が柱に付けられ、これを記念して大般若経転読法要が厳修され、以後は年中行事となりました。(参拝可) 
問合せ:0745-75-2555

◇10/8 20:00~ 奈良豆比古神社「翁舞」 
町内の翁講の人達によって、式三番叟が奉納される。
三番叟と千歳の問答に能狂言発達以前の古い形が残っており
国の重要無形民俗文化財。
10/9  19:00~神事相撲奉納
問合せ:0742-23-1025(奈良豆比古神社)


◇10/8 薬師寺「天武忌」
・10:30~十二神将練供養と大般若経転読法要 金堂
・14:30~柴燈大護摩 不動堂前
・18:00頃~1000基の灯篭に灯を灯す万燈会 大講堂前
・18:30~法要
・10/7~10/9 小倉遊亀画伯奉納の御絵像も公開  食堂
問合せ:0742-33-6001


◇10/8 菅原天満宮「例祭」
14:00~太鼓台集合
問合せ:0742-45-3576

◇10/9 10:00~ 春日大社「重陽節供祭・献香之儀」
※献香之儀は参拝所より拝観可
問合せ:0742-22-7788

◇10/12 19:00~ 八柱神社「題目立」
17歳の若者が中心になって行われる音楽や動作を伴わない
独特の節回しで語られる素朴な民俗芸能。室町時代から続く。
国指定重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化財に登録。
問合せ:0742-34-5369(奈良市文化財課)

◇10/14 三輪恵比須神社「例大祭」
問合せ:0744-42-6432

◇10/14 9:00~15:00 西大寺大茶盛」拝服料3000円
鎌倉時代から伝わる行事で大茶碗の大きさは
直径30cm重さ7kgです。
問合せ:0742-45-4700

◇10/14 10:00~  談山神社 「嘉吉祭」 
問合せ:0744-49-0001
※こちらでもご案内しましたが、神饌の受け渡しをご覧になる場合は9:00頃にお越しください。

◇10/14 諸鍬神社・西宮神社「お渡り」
12:00~ 諸鍬神社出発 18:00~西宮神社出発
問合せ: 0745-69-3910

◇10/14 室生龍穴神社「秋祭り」
13:00~室生寺を出発 14:00~室生龍穴神社で祭典・獅子舞
問合せ:0745-82-2457(宇陀市商工観光課)

◇10/14 大峯山龍泉寺「八大龍王堂大祭」
13:00~法要 19:00~柴燈護摩会
問合せ: 0747-64-0001

◇10/14 興喜天満神社「秋季大祭(初瀬まいり)」
問合せ:0744-55-2300 

◇10/15 10:00~ 伊射奈岐神社「秋祭」
問合せ:0743-63-1001(天理市役所)

◇10/15 10:00~ 石上神宮ふるまつり
900年前から続く石上神宮で最も重要な祭典。
神輿や花鉾、奉幣、甲冑武者などのお渡りが行われる。
問合せ:0743-62-0900

◇10/15 東大寺「大仏さま 秋のお祭り」
・10:00~ 大仏殿 慶讃法要
・13:30~ 鏡池 発願慶讃能
問合せ:0742-22-5511

印はブログ内過去記事です。
毎回ブログで伝統行事をお知らせしながら、奈良県内 大和の年中行事や伝統行事の豊富なことに驚いているのですが、秋のお祭りは特に多くて伝えきれません。
写真家・野本さんが「神饌」の中で行事一覧を作成されてますが、10月前半だけでも以下のような様子です。
ブログでご案内できていないところも多いので、ご興味のあるかたは是非「神饌」をご覧ください。

2018年9月25日火曜日

10月のお出かけ情報①~秘宝秘仏公開

爽やかな青空、澄んだ空気。秋のいい季節になりました。
奈良の秋のシーズンは秘宝秘仏の公開が目白押しです。
奈良へのお出かけの参考にして頂ければと思います。
<<開催中のもの>>
◆~11/10 松尾寺「秋の寺宝展」千手観音像トルソー
◆~11/10 松尾寺海北友松画 放馬図屏風特別公開
◆~11/30 9:00~16:00 松尾寺日本唯一の舎人親王像公開
問合せ:0743-53-5023

◆~11/11 9:00~17:00 元興寺
元興寺創建1300年記念秋季特別展「大元興寺展」
問合せ:0742-23-1377

◆~11/11 般若寺「白鳳秘仏特別公開」
問合せ:0742-22-6287
ブログ内過去記事はこちら

◆~11/30 安倍文殊院秋の寺宝展
一般公開されていない金閣浮御堂の内陣を参拝することができる。
問合せ:0744-43-0002

◆~11/30 薬師寺
玄奘三蔵院伽藍 大唐西域壁画公開
西塔初層内陣釈迦四相像特別公開」「食堂特別公開
問合せ:0742-33-6001

◆~11/30 法隆寺秘宝展 秋
問合せ:0745-75-2555

<<今月から特別公開されるものは・・・>>
◆10/1~10/3 と 10/6~10/8 9:00~16:00
宝山寺獅子閣特別公開
問合せ:0743-73-2006

◆10/1~10/30 信貴山玉蔵院「客殿 襖絵展」
玉蔵院客殿8室 68面の襖絵を展示 箱崎睦昌画伯
問合せ:0745-72-2881

◆10/1~11/30 不退寺「秋期秘宝特別展」
在原業平画像開扉、伊勢物語公開、古今和歌集、六歌仙の公開
問合わせ:0742-22-5278

◆10/1~11/30 9:00~16:00 大安寺十一面観音像特別開扉
癌封じの本尊として名高いです。
問合せ:0742-61-6312

◆10/1~11/30 9:00~17:00 浄瑠璃寺「秘仏吉祥天女像特別公開」
問合せ: 0774-76-2390

◆10/1~11/30 8:30~17:00  岩船寺「秘宝特別公開」
岩船寺三重塔初層特別開扉は10・11月の毎土日祝日
(雨天・荒天時は塔開扉中止の場合あり)
問合せ:0774-76-3390

◆10/1~12/18 8:30~17:00  壷阪寺「大眼鏡奉納」
問合せ:0744-52-2016

◆10/5 9:00頃~16:00  東大寺秘仏公開 
勧進所八幡殿「僧形八幡神坐像
勧進所公慶堂「公慶上人坐像
勧進所阿弥陀堂「五劫思惟阿弥陀如来坐像

◆10/5 9:00~15:00 五劫院「五劫思惟阿弥陀仏像」特別公開
問合せ:0742-22-7694

◆10/6~11/4 9:00~16:30 橘寺「聖倉殿 伝日羅立像公開」
問合せ:0744-54-2026

◆10/6~12/2 室生寺「金堂外陣から特別拝観」
問合せ:0745-93-2003

◆10/7 9:00~16:00 東鳴川観音講「不空羂索観音坐像」
興福寺南円堂が1180年に焼失する以前の不空羂索観音坐像の姿を模したものと考えられる不空羂索観音坐像の特別開帳(毎月第1日曜日)
問合せ:0742-34-5369

◆10/8と10/27~11/4 浄瑠璃寺「三重塔・薬師如来坐像特別公開」
※雨天、荒天時は中止
問合せ:0774-76-2390

◆10/14~12/9 談山神社秋の社宝特別展
問い合せ:0744-49-0001

◆10/13~12/2 9:30~16:00 長谷寺
本尊大観音尊像特別拝観」「秋季特別寺宝展
期間中もみじまつりも開催されています。
問合せ:0744-47-7001

◆10/16 13:30~15:00 當麻寺中之坊「導き観音ご開帳」
問合せ:0745-48-2001

◆10/17 9:00~17:00 興福寺「南円堂特別開扉」
一年に一度の南円堂の内部と
本尊不空羂索観音像、四天王像の特別拝観
問合せ:0742-22-7755

◆10/17と10/27~11/12 不空院「不空羂索観音坐像」 
問合せ:0742-26-2910

◆10/17~10/21 當麻寺中之坊「新天井画先行公開」
問合せ:0745-48-2001

◆10/17~10/23 福智院「宝冠の十一面観音立像」
9:00~16:30(入堂は16:00まで)
問合せ: 0742-22-1358

◆10/19~11/30 おふさ観音「秘宝生き人形 特別公開」
問合せ:0744-22-2212

◆10/20~ 興福寺「中金堂」一般公開始まる
◆10/20~11/11 興福寺「北円堂」特別開扉
問合せ:0742-22-7755

◆10/20~12/2 壷阪寺「三重塔・多宝塔」同時開扉
問合せ:0744-52-2016

◆10/20~12/2 岡寺本堂内々陣お扉特別開扉
◆10/21 岡寺三重宝塔壁画特別公開
問合せ:0744-54-2007

◆10/21~10/23 唐招提寺礼堂「金亀舎利塔」特別公開  
解脱上人貞慶が始めた800年来の伝統行事「釈迦念仏会」の
特に21・22日の昼の法要(14:00~)後に
国宝の金亀舎利塔が間近に拝観できる。
問合せ: 0742-33-7900

◆10/22~11/22  法隆寺夢殿救世観音特別開扉
問合せ:0745-75-2555

◆10/23~11/11 霊山寺秋薔薇と秘仏宝物展
バラ庭園 8:00~17:00 本堂(秘仏宝物展)10:00~16:00
問合せ:0742-45-0081

◆10/23~11/30 9:00~17:00 長岳寺大地獄絵開帳
住職による現代風絵解き説法も随時行なわれます。
問合せ:0743-66-1051

◆10/25~11/12 9:00~17:00 法華寺「十一面観音像特別開扉」
◆10/25~11/12 9:00~17:00 法華寺「慈光殿特別公開」
問合せ:0742-33-2261

◆10/25~11/12 9:00~17:00 海龍王寺「十一面観音像特別開扉」
弘法大師筆「隅寺心経」なども特別公開
問合せ:0742-33-2261

◆10/25~11/15 9:00~16:30 西大寺「愛染明王像特別開扉」
問合せ:0742-45-4700

◆10/25~11/25 榮山寺「本尊 薬師如来特別開扉」
問合せ:0747-24-0065

◆10/27~11/11 信貴山朝護孫子寺
国宝信貴山縁起絵巻~延喜加持の巻~特別公開
問合せ:0745-72-2277

◆10/27~11/12 9:00~16:30 頭塔「史跡頭塔公開」
問合せ:0742-27-9866

◆10/27~11/4 9:00~16:30 海住山寺国宝五重塔特別開扉
◆10/27~11/11  海住山寺秘宝特別公開
問合せ:0774-76-2256

◆10/27~11/28 現光寺「十一面観音坐像特別公開」
問合せ:0774-76-2256

2018年9月23日日曜日

9月のお出かけ情報③~中秋の名月

中秋の名月の日に行われる観月行事をまとめてみました。
◇9/23・9/24  春日大社 「釆女祭
宵宮祭:9/23 17:00~神事
本祭:9/24
17:00~ お渡り式 (JR奈良駅出発)
18:00~ 采女神社神事
19:00~ 管絃船の儀 花扇奉納 (猿沢池)
※糸占い
この日、釆女神社の前で、仲秋の名月の月明かりで縫針に赤糸を通せば、願いが叶うと伝えられています。授与所では、この日のみ糸占が授与されています。

「采女祭」関連特別企画『管絃船乗船体験』
ふだんは乗ることができない管絃船に乗船できます。
実施日:9/21(金)9/22(土)9/23(日)
時 間:10:00~16:00
※但し9/23は15:00まで。※12時~13時は運休。
協力金:大人1200円 子供600円(5歳~小学生)
※雨天中止。

◇9/24 唐招提寺 18:00~21:00「観月讃仏会
中秋の名月をめでる法要と裏千家奉仕の献茶式が金堂で行われます。
国宝・金堂が夜間特別開扉され、お参りいただけます。
※御影堂は修理中のため見れません。
問合せ:0742-33-7900

◇9/24 大神神社 18:30~「観月祭
三輪山の名月をたたえる観月の祭り。
神前に巫女の神楽、神職による雅楽の演奏が奉納されます。
午後より野点席が設けられ、大礼記念館では観月句会が催されます。
また祭場や参道には灯火が並べられ、夜の境内が美しく彩られます。
問合せ:0744-42-6633

◇9/24 慈光院 17:00~21:00「観月茶会」
重要文化財の書院の席で、月を見ながら石州流のお点前を頂きます。
参加費:2000円
問合せ:0743-53-3004

◇9/24 松尾寺 18:00~21:00「松尾寺お月見
宝生流 素謡に続き、尺八、オカリナ、コーラス、ベリーダンス、ギター弾き語りなど松尾山心身修練道場でライブを楽しみ、境内一円では松尾山からの月見と夜景を楽しんでいただけます。
在釜(名水・松尾寺霊泉)にて薄茶の接待
先着108名に住職染筆「厄攘」を授与
参加費:無料
問合せ:0743-53-5023

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
◆10/21 法華寺 17:00~「十三夜月観月会
栗名月とも呼ばれる十三夜月を境内でお楽しみ下さい。

2018年9月22日土曜日

『愛・樹木希林』‬写真展と『あん』特別上映

追記>>
樹木希林さんの最後の主演映画『あん』が特別上映されます!
日時:9/24(祝・月) 10:00~
会場:奈良市ならまちセンター 2F 市民ホール
チケット:1000円(当日9:30より会場にて販売)
(レッドカーペットクラブ会員、シネマテーク会員は会員証提示で入場可)
上映後『あん』で共演の永瀬正敏さんと河瀨直美監督が登壇。

・・・・・・・・・・・
なら国際映画祭2018」で、写真展『愛・樹木希林』‬が
ならまちセンター内「カフェcotocoto」にて開催中++
‪期間:2018年9月20日(木)〜24日(休・月)‬
‪時間:11:00〜22:00‬
‪会場:カフェcotocoto(奈良市東寺林町38)‬

「なら国際映画祭」エグゼクティブ・ディレクターを務める河瀬直美監督の映画「あん」に主演された樹木希林さん。
ご存知のように、9月15日にがんのため死去されました。
映画祭のオープニングセレモニーでは、長年にわたり映画界に大きな影響を与え続けた功績を称えて特別功労賞が授与され、樹木希林さんの座席も用意されていました。開会式ではその座席に向かって会場の皆さんで大きな拍手も送りました。
また、オープニングセレモニーに駆けつけた俳優の斎藤工さんも、開会に合わせてやんだ雨について「希林さんの悲しみの雨だと思っていたが、雨がやんで映画祭をちゃんとやりなさいと言われている気がした」と舞台挨拶で述べられるなど、希林さんを偲ぶ場面があちこちに。
そんな「なら国際映画祭」で希林さんの写真展が急遽開催決定したのです。写真家レスリー・キー氏が撮影した樹木希林さんの写真や、「あん」に出演した際の現場写真などが展示されています。
※上の2枚の写真は「なら国際映画祭」のFBページより拝借しました。
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「なら国際映画祭」のオープニングセレモニーについては当日9/20のインスタグラムにもすでに写真をアップしているのですが、ブログでも残しておきますね。
オープニングセレモニー開始1時間前。すでにレッドカーペット周辺は、お目当ての役者さんファンの方たちの熱気に包まれていました。
今年は、開会式が平日開催となり、初めてレッドカーペットを歩くことができました。正装でお越しくださいとのご案内に、少しだけお洒落して、この非日常がまた楽しくて。そして、映画の中の人がすぐそばを歩いて行く不思議な感じに、知らないうちにミーハー気分もマックスになり黄色い声援を送ったり。
とにかくハレのヨソイキな雰囲気が思いっきり楽しかったです。



レッドカーペットを最初に歩いてすでの会場の中にいる私たちは、会場のスクリーンに映し出された映像で、役者さんたちが歩いている様子を拝見しています。
斎藤工さんが一人一人丁寧にファンサービスされている姿に、にわかファンになった方も多いのでは。
 そして会場の中へ・・・大きな拍手に包まれて入場です。
セレモニーは僧侶たちの声明で幕開け。
 奈良らしい演出が素敵でした。
オープニングセレモニーでプレミア上映されたのは、天理が舞台の「二階堂家物語」。奈良出身の加藤雅也さんはじめ出演者の方々の舞台挨拶で、役者さん達の人となりに触れることができ、映画館で観るだけではない、また違った映画の楽しみ方を知りました。
「なら国際映画祭」も残りあと2日となりました。(9月24日まで)
ホームページなどを参考に是非お出かけくださいね。

2018年9月19日水曜日

京終さろん「東大寺の祈り 声明Ⅱ」

月一回、紀寺にある璉珹寺で開催されている「京終さろん」。
9月19日は、東大寺教学執事上司永照師による「東大寺の祈り 声明Ⅱ」ということで、ぜひ拝聴したいと初めて参加致しました。
上司師の講演はいつも人気で、お寺の庭にまで椅子が並べられるという盛況ぶり。私もお庭の端っこから拝聴いたしました。
(遠くから写した写真は画像が悪くてすみません)
昨年の「京終さろん」での上司師の講座では「神名帳」「過去帳」「宝号(南無観)」などの声明を解説付きで拝聴できたそうです。
2回目の今回はさらに「声明」の魅力についてより幅広く解説していただけるということで、私も初参加の「京終さろん」でしたが、同じように初参加の方が40名もいらっしゃったということです。

さて、前置きが長くなりました。
声明は『散華』、咒師作法の『啓白』と『勧請』、大導師作法の『大咒願』と『小咒願』を、それぞれ解説付きで朗々と。
同じ声明でも、初夜と後夜ではどれだけテンポやリズムが違うかということがわかるように、それぞれを初夜節と後夜節で唱えて下さって、それはそれはうっとりと聞き惚れておりました。
小咒願は晨朝の節も唱えて下さり、晨朝がどれほどスピーディーでヤンチャ(?)な感じかわかります。
六時のそれぞれで声明のリズムが違うのは、練行衆の気持ちを萎えさせないためによくできているというお話も。
また、それぞれの声明についての解説、現代語訳もレジュメでいただきました。これで、もう少し予習して修二会聴聞に臨めるのではと、有難いことでした。
声明を唱えながらのお話で、上司師が何度もおっしゃったのは『修二会は、精進潔斎しただけでは間に合わない。結界して結界して結界する。いっぱい結界して、それくらいしないとだめ。』ということ。
例えば咒師は「あほ声」(あほほどの大声のこと)を出せと、橋本聖準師に言われたというエピソード。
帰宅してから『東大寺 お水取り』の207ページ・佐藤道子先生と橋本聖準長老の対談のページに『明日声がつぶれてもかまわないという気持ちじゃないといけない。私は咒師の四天勧請でも、あらんかぎりの声でやります。そうしますと、四天王さんが、はるか彼方から眷属を連れて近づいてこられるような気がします』という一文を確認したのですが、咒師は身体の芯からあらんかぎりの力で大声でもって結界する。
また、達陀の時に、和上は内陣で灯芯を結んで結界をする。灯芯のように引っ張るとちぎれるような細いものでも結界する。
こうして、くり返しくり返し結界して、各々が自身の中に結界をして護身し、初めて祈りに向かう。ひたすら祈り続ける。
これほど覚悟をして悔過しても、風雨順時でなく自然災害が立て続けに起こるのは、まだ我々の覚悟が足らないからではないかともおっしゃって、上司師が示して下さった祈りへの厳しい覚悟に、聴聞する者もあらためて気持ちが引き締まる思いでした。
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初参加の「京終さろん」。
実は参加費1200円でお弁当と飲み物が付くのです。
そのシステムがわからずにびっくりしたのですが、2時間の枠の中で、講師のお話は1時間、あとの1時間でみんなでお弁当をいただき、初参加の者は自己紹介をし、イベント告知のある者はお知らせをし、和気藹々と時間を共有するという、まさしく「さろん」なのですね。
ただ、この日は参加者が多すぎて、自己紹介もなく、その場の席でお弁当をいただくことになりましたが、主催者やお手伝いの方々の進行も素晴らしく、また機会を作って参加させていただきたいと思うのでした。
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次回の「京終さろん」は・・・
10/18(木)19:00~21:00
聖林寺・倉本 明佳住職による「明治維新と聖林寺の観音様」
申込み:京終さろん事務局 璉珹寺 0742-22-4887
町屋ゲストハウスならまち 0742-87-0522
E-mail  info@nara-naramachi.com へ。
会費:1200円(お弁当・飲み物・資料代含む)
お弁当は「うとうと」さんより↓

2018年9月18日火曜日

「奈良に息づく祈りのこころとかたち」

9月17日。ご近所の工場跡倉庫で「奈良に息づく祈りのこころとかたち」と題して、今年3月に出版された書籍「神饌ー供えるこころー」の文章と編集を担当された倉橋みどりさんのお話会がありました。
今回は写真家の野本さんとのトークではなく、倉橋さんお一人での講座でしたが、取材・編集の中でのエピソードや編集者としての苦労など、この本が生まれるまでの経緯をお聞きすることができ、「神饌」について、その心をも、より一層深く学び知ることができました。
でも、会場には写真家の野本さんもいらっしゃって、要所要所で貴重なお話を伺うことができました。
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伺ったお話として・・・
まず、「神饌」とは、お祭りなどで神様に献上するお食事のこと。
日本のお祭りの特徴の一つに「神人共食しんじんきょうしょく」という、神様をおもてなしして、そのお下がりを参列した人たちでいただく行為がある。「神饌」を長くお供えしたままにするのでなく、美味しいうちにいただくのが大事なのだそうです。

この本を作ろうとした経緯について。
祭とワンセットの神饌の本はあるが、神饌に特化したものはなく、専門の本を作りたかった。本ができるまでに1年半くらいかかった。
本を作る中で苦労したのは、野本さんの写真がどれも素晴らしくまた大量にあり、選ぶのが大変だったということ。
例えば表紙にする写真が中々決まらなかったという嬉しい苦労も。


まぼろしの表紙の中には、裏表紙や中表紙になっている写真もあり。
(本をお持ちの方は探してみてくださいね。)

倉橋さん自身は「神饌」について最初は、神様への御供えとしては、お酒・生米・塩などの白いイメージだったので、野本さんの写真を通してカラフルな色使いの神饌に触れて大変驚いたと。
本の章立てを考える時に、カラフルな色で驚いたので、本の中でも「神饌の色色」を第一章に持ってきた。
また、上の写真↑のように、県内4か所で同じデザインのお供えがあり、野本さんが、ある神社で「あそこの神社と同じお供えですが、祀られている神様が同じなのですか?」と尋ねて、ある神社の方はそれを知らなかったので大変びっくりされたというエピソードも。
野本さんは、「嫁入りなどで他所から来た人のアイデアをもらって、デザインが同じになったのでは?」と推測されていました。
神様にその季節の美味しいものをお供えして召し上がっていただく。盛り付けにも工夫して綺麗に飾って喜こんでいただく・・・ということに、そこに理由はないということです。
また、まぼろしの表紙の中で出てきた山の神へのお供えの写真↑について、山の神は醜いおばちゃんだそうで、ヤキモチを焼かないためにも美しいものは供えないのだそうです。
神様に喜んでいただくだけでなく、神様を怒らせないというのも大事なポイントなのですね。

章立ての工夫では、舞や音、水や火など、食べ物でないお供えについて、本の中に神饌としていれるかどうかも悩んだそうです。
ただ、野本さんの写真は水や火を撮ったのが大変素晴らしく、神様に喜んでいただくためにという思いが一緒なので紹介されました。
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ここで休憩
お茶菓子には萬林堂さんの「春日ふたつ梅枝」をいただきました。
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後半部分は、談山神社「嘉吉祭」の神饌「百味の御食ひゃくみのおんじき」について詳しいお話でした。
この3色の毛のようなもの↑一体何だと思われますか?
これは「荒稲あらしね(別名・毛御供けごく)」と言われ、禾のぎ(籾に付いている毛)の長い品種の古代米を一粒ずつ貼り付けて作ります。黒色・白色・紫色は自然の色で染めていないそうです。
こちらは「和稲にぎしね」↑で、一台につき米粒3000粒を使い、四色に染め分けた米粒を一粒一粒貼り付けて作ります。
この「荒稲」と「和稲」は神職さんが、一人一部屋に詰めて集中して作ります。その他の神饌は氏子さん達が10月になってから神社に集まって作っていくそうです。
嘉吉祭は10月の第2日曜日。今年は10/14に行われます。
当日は、十三重塔から本殿へ、これらの神饌を10数人で手渡ししながら受け渡していく献饌の様子が見どころでもあるので、是非9時頃から行って見てくださいと、野本さん。
祭が終わった後は、拝殿のショーケースに入れて一年間飾られるので、嘉吉祭当日でなくても是非ご覧になってください。

この「百味の御食」は明治以前は文字通り100種類もの神饌が用意されたそうですが、今は50種類二組が用意されています。
このように材料の変遷は、時代によって変わることもあり、大事なのは美味しいもの・近辺で採れたものを召し上がっていただくという心。
お供えする時の先頭は「無垢人むくびと」と呼ばれる人形で、手にしている釣り竿は以前からこれを持っているのかどうかはわからない。
上の写真↑の右側、向こうには鶏頭の花が供えられていて、倉橋さんの印象として、鶏頭の花がお供えではよく見かけるということでした。
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当日のメモを参考に長々と書き留めましたが、最後に、倉橋さんが神饌の取材を通して教えられた大切なこととして
「人間ではなく神様のためにしている。先人が続けてきたことは続けていく。理由はいらない」ということを挙げておられました。
私も「神饌ー供えるこころー」の本を持っていて、神饌の写真もよく眺めていたつもりでしたが、こうしてお話を聞いてみると、神様にお供えすることの真髄がより一層よくわかって、大変有意義な時間でした。
どうもありがとうございました。
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10月初めのお祭りとしては
10/5 手向山八幡宮転害会(前日夜の宵宮では奉納舞も)
10/8 奈良豆比古神社翁舞(翌日は神事相撲19時頃)
1014 談山神社嘉吉祭
ぜひお出かけになってみてくださいね。

2018年9月17日月曜日

二月堂十七夜*

今晩の二月堂はとても美しく感じました。
たくさんのお灯明の灯りに荘厳されて
8月15日の大仏殿に感じたのと同じような、何か特別な美しいエネルギーが満ちているような気がして
嬉しい気持ちいっぱいになってお参りいたしました。
私の献灯した灯籠は二月堂の裏側に並べられていました。
たくさんの灯籠の中で見ると線も細くて小さかったので、もっと大きくのびのびと描けばよかったなと、すでに来年に向けての課題を見つけております(笑)
東大寺別当 狭川普文師の灯籠、やっぱり素敵だなぁ。
鬼子母神さんと柘榴の木の間の、古い石灯籠にも灯りが入ってました。
この灯籠に灯りがともるのを見るのは初めてです。新鮮!
そして十七夜盆踊り。
一人では勇気がなかったけれど、偶然出会った若い友人を誘って踊りの輪の中へ!踊り上手な人の隣で見様見真似で河内音頭を。

若女師匠もキレッキレでかっこいいのです。
お客様のチェックインもあるので、ほんのさわりの時間だけで奈良倶楽部に戻ったのですが、久しぶりに踊ってとっても楽しかったです。