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2010年5月29日土曜日

お知らせ*

本日より5月31日までの間、
メールでのご予約やお問い合わせにすぐにお返事ができません。
この期間中のメール返信は6/1以降になります。
急ぎのご用の方はお電話又はFAXへメッセージを残して下さい。
tel:0742-22-3450  fax:0742-22-3490

ご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2010年5月28日金曜日

今週のあちこち♪

今週はお買い物に出たついでなどで
どこかでランチをすることが多かったのです。

日曜日は『プティカフェ』さんでオープンサンドランチ。
カマンベールチーズが美味しかった〜♪
30日までですが、2階で『ふるほん屋ぼちぼち堂』開店中です。



月曜日は白毫寺近くの『カフェリノワ』さんでまったりランチ。


先日は「南都八景」を取材中の方から
「一緒にランチしよう」コールがかかって、出かけた先は
久しぶりの『ムッシュペペ』さん。
やっぱりここの、具だくさんなスープは絶品 でしたね♪
肌寒い日だったのでよけいに五臓六腑にしみわたりました。
写真を撮り忘れたのでHPより拝借しました。
(2007年に訪れた時の奈良倶楽部通信内の日記はこちらです。)

そして・・・多分もうそろそろ最後かもしれないと
苺大好きさんが作った「苺のスムージー」目当てに
今日は『カフェ南果』さんで、一人カフェ♪

ほんと!身体が喜ぶスムージー。美味しかったなぁ。

もうすぐ苺の季節も終わりですよね。
今年は長い期間、苺をいっぱい楽しめましたけれど
最後にこんな濃厚な苺を味わえて幸せ♪でございました。

2010年5月26日水曜日

6月のお出かけ情報



紫陽花の季節に合わせて、今月は
紫陽花寺として名高い 矢田寺周辺の「祈りの回廊」が充実!

入梅の頃ですが、蛍の飛び交う季節でもあります。
6月は、緑滴る奈良の美しさを
一番感じていただける季節かもしれません。

では6月に行われる伝統行事や特別公開をご案内致します。
奈良への旅の参考にどうぞ・・・**


<<祈りの回廊〜秘宝・秘仏特別開帳>>

6/1〜6/30 東明寺「薬師如来坐像」9:00~17:00
※6/21と6/28は拝観休み 期間外拝観は要予約

6/1〜6/30 松尾寺「役行者像など」9:00~16:00
日本最古の厄除霊場の松尾寺で
木造では日本最大の役行者像を特別開帳。
大黒天立像(重文)も同時に拝観できます。

◇6/1〜6/30 矢田寺「地蔵菩薩立像など」8:30~17:00

◇6/5~6/7 唐招提寺「鑑真和上坐像・御影堂障壁画特別開扉」
鑑真和上の命日にあわせた特別開扉。

◇6/5~6/9 法華寺「国宝十一面観音像特別開扉」
◇ 〜6/9   法華寺「名勝庭園」9:00~17:00 

◇6/6 秋篠寺「大元帥明王像特別開扉」9:30~16:30 500円
奈良時代最後の天皇である光仁天皇の勅願により開かれ
言密教の場として隆盛を極めたお寺。 
大元帥明王が出現されたという伝説があり、
一年に1日だけ秘仏大元帥明王像が特別開扉されます。
一昨年の日記にこの日の様子をアップしています→

〜6/6 霊山寺「薬師三尊像と三重塔内陣壁画」
今年5月に訪れた様子はこちらです→

〜6/11 石上神宮「国宝七支刀拝観」
      (申し込みは締め切られています)
今年5月に訪れた様子はこちらです→

◇~6/13 飛鳥資料館「キトラ古墳壁画「四神」特別公開」
昨年5月に訪れた様子はこちらです→

〜6/16 當麻寺中之坊「導き観音結縁御開帳」9:00~17:00 500円

◇〜6/20 當麻寺中之坊「中将姫特別展」9:00~17:00 500円

〜6/20 當麻寺「東塔・西塔初層開扉」10:00~16:00
昨年1月に訪れた様子はこちらです→

◇〜7/31 東大寺「俊乗堂開扉」7:30~17:30  500円
(重源上人の命日の7/5は拝観無料になります。)

◇〜8/31 室生寺「金堂外陣から特別拝観」
昨年6月に訪れた様子はこちらです→

◇〜10/31  薬師寺「東塔初層内陣」8:30~17:00(16:30)

〜11/15 西大寺「愛染堂客殿室内」8:30~16:30(16:00) 300円

※日付の前の◇マークについて・・
は通常より期間延長で特別公開。又は通年より違った季節にも公開。
は創建以来初公開!または通常非公開のものが今年だけ特別に公開。
は事前予約不要で特別公開。 
詳しくはリンク先をご覧下さい。(リンク先は主にこちらを参考にしています。)

<<伝統行事やお祭りなど>>

◇6/1 大和神社「高麗神社例祭」

◇6/4 弘願寺「歯がため地蔵祭」13:00~

◇6/4 丹生川上神社中社「水神祭」10:30~
4月に訪れた様子はこちら→

◇6/1〜8/8 談山神社「観音講まつり」

◇6/5 「シャカシャカ祭り」16:00~17:00
麦わらで作った8寸位の蛇を子供達が担いで町内を練り歩き  
ヨノミの木に巻きつけ蛇の供養が行われます。
橿原市上品寺町本村
問合せ:0744-21-1115(橿原市観光課)

◇6/5・6/6 浄瑠璃寺「行者まつり」

◇6/5〜6/6 唐招提寺「開山忌舎利会」
      6/59:00~ 御影堂宸殿にて一山の僧侶による読経のなか
                     茶道藪内流家元紹智宗匠による献香、献茶。
                 16:00~ 講堂で御宿忌法要
      6/6 13:00~講堂で舎利会御諱法要
             15:00~東室で記念講演

◇6/6 「今里の蛇巻き・鍵の蛇巻き」
今里は新麦わらで、鍵は新稲わらで蛇を作り
13~17歳の少年が担いで歩く豊穣祈願のお祭りです。
問合せ:0744-34-2080(田原本町産業観光課)

◇6/6 矢田寺「開山忌」

◇6/6 富本憲吉記念館「あざみ忌」13:00~16:00
問合せ:0743-57-3300
昨年、富本憲吉記念館を訪れた日記はこちら→

◇6/6 金峯山寺「高祖会大法要 前夜祭」
◇6/7 金峯山寺「高祖会大法要」

◇6/7 法華寺開祖光明皇后御忌

◇6/9 安倍文殊院「ウォーナー博士報恩供養会」

◇6/13 法華寺「から浴室施浴体験会」 

◇6/13 弘仁寺「黄金(こがね)ちまき会式」
黄金色の紐で結んだ厄除けのちまきを
ご本尊虚空蔵菩薩に供え五穀豊穣を祈願する。
ちまきには家内安全無病息災の功徳があるといわれています。
当日は拝観無料

◇6/15 大安寺「青葉祭り弘法大師誕生会」

◇6/16 「虫おくり」18:30頃
問合せ:0743-63-1001(天理市観光課)

◇6/16 當麻寺中之坊「中将姫髪供養会・諸願祈祷祭」14:00~

髪供養は、天平宝字7年6月15日に剃髪した中将法如が 
翌日16日その髪をもって阿弥陀三尊の梵字を刺繍して
阿弥陀如来への感謝を表現したという故事に基づき、
髪に感謝を込めて供養し、諸願成就を願う祈願祭です。
参拝者は自身の頭髪を少し切り半紙に包んで持参すれば、
2時より行われる法会にて供養され髪塚に収められます。
(当日お寺で切ることも可能)

◇6/16・6/17 率川神社「三枝祭-ゆり祭-」

率川神社は大神神社の摂社で平城遷都以前からある
奈良市最古の神社です。
三枝祭は飛鳥時代から伝わる日本最古の祭の一つ。
文武天皇の時代の「大宝令」にも
国家の祭として定められている。

6/16 11:09に大神神社で祈願を受けた「ささゆり」が
                 JR奈良駅到着。神職たちが列を整え
                 三条通りを率川神社へ向かい
                 12:00~ささゆり奉献祭が行われる。
 6/17 10:30~神事 13:30~七媛女・稚児行列
                清楚な百合が、神楽を舞う巫女や奉仕の乙女達を飾る
                という百合づくしの古式ゆかしい神事です。
                お供えの百合の花は、疫病除けとして
                参拝者に授けられます。

◇6/18 福智院「玄昉忌」

◇6/20 吉野町東南院「多宝塔夏季大祭」
問合せ:0746-32-3005

◇6/23 大安寺「竹供養」と「ガン封じの祈祷法要」

古来中国ではこの日に竹を植えるとよく育つと云われる
故事に倣って青竹の供養奉納が行われる。
当日はガン封じに薬効があるといわれる笹酒が振舞われる。
8:00~16:00 法要は13:00~
拝観料:500円(笹酒含)
問合せ:0742-61-6312

◇6/25 菅原天満宮「誕生祭と鷽替神事」
一昨年「鷽替神事」に参加したときの日記はこちら

◇6/28 入鹿神社 「すももの荒神さん」18:00~22:00 
問合せ:0744-21-1115(橿原市観光課)

◇6/30「夏の大祓い」
春日大社「夏越大祓式」
大神神社「大祓みわの茅の輪神事」
橿原神宮「大祓」
石上神宮「でんでん祭り」
大和神社「夏越の大祓式・茅の輪くぐり」
談山神社 「中臣大祓式」           他、各地で。
茅の輪をくぐって半年間に知らずに犯した罪穢れを清める神事。
時間などは各神社へお問い合わせ下さい。

2010年5月24日月曜日

御蓋山

なぜだか好きな御蓋山。山自体も好きだけれど
この山が見える奈良の景色が好きなんだなと近頃再確認。

先日、春日大社朝拝から奈良町の璉珹寺へ自転車で走っている時に
撮った写真ですが++
飛火野にて御蓋山を望む。↑
浮見堂から見た御蓋山。↓


荒池から見た御蓋山。↓


こちらは先週、雨降りの夕方に若草中学校の近所から。


::
それにしても電線じゃまじゃま。上の写真↑
お気づきのように不器用ながらも画像処理で電線を消しています。
本当はこんな写真です。↓


私が以前に、御蓋山ラブな話をしていたら
「私は、奈良倶楽部の前の道路の東正面の山を見た途端に
気持ちがふるふるゆるゆるするのよね〜♪」とおっしゃる人もいて。
その人は、今在家の交差点を曲がった途端に目の前に現れる
山の様子が何故か気持ち良くて、それで時々奈良倶楽部に
寄って下さるのだそう。宿泊のお客さまもバス停を下りて
こちらに向かって来られるときに
同じような気持ちになって下さったら嬉しいですね。





自然と一体の美しい景色**奈良の電柱電線をまずは地中化していかないと!

<<参考>>
「奈良倶楽部通信」内の記事中お楽しみいただける
志賀直哉旧居から見た御蓋山はこちら
高円山の大文字火床から見た御蓋山はこちら
若草山から見た御蓋山はこちら
奈良国立博物館から見た御蓋山はこちら
真冬の御蓋山LOVEブログはこちら・・・でご覧下さい☆

2010年5月23日日曜日

Gallery Fabrile*岸田真理子展「銀河よ月舟を運べ」

奈良市の東の郊外に位置する「田原の里」。
お茶畑の中に佇む素敵な『Gallery Fabrile』で開催中の
岸田真理子作品展「銀河よ 月舟を運べ」へ行ってきました。
日曜日の夕方*外は雨。
小窓から眺める緑滴る風景は、まるで額装された一幅の絵のよう。





岸田さんの作品は最初からそこに在ったかのような雰囲気で
田原の里の緑の世界と不思議な調和を醸し出している・・・。

この絵、好き。
この景色も好き。



「にゃ〜ん。私のことも好き?」

・・・な〜んて尋ねてはくれないか。窪田さん家のマロンちゃん。

日曜日は「ピース」さんが出張カフェに来られていました。
大好きなジンジャーレモンをいただいてほっこり。
(来週30日も出張カフェあります♪)



また、会期中は「Cafe Fabrile」もオープン。
・季節の素材を生かしたお昼ごはん 1,500円(前日迄に要予約)
・お飲み物や自家製ケーキはいつでもご用意されています。

::

ギャラリーオーナーの窪田泉さんは
河瀬直美 映画監督が「殯の森」を撮影された時に、
スタッフのまかないを一手に引き受けていた方。
そんなつながりで、ギャラリーにおいてあったパンフレット

よ〜く見ると、猿沢池の五十二段がレッドカーペットになってる。

サポーター登録すると映画祭開幕当日(8/25)レッドカーペットを
俳優や映画監督、VIPと一緒に歩けるのですって。
(ちょっとミーハーなので興味津々でございます^^)  

::

『岸田真理子展 〜銀河よ 月舟を運べ〜』

2010年5/21(金)〜5/30(日)
11:00〜18:00 *会期中無休*
会場:Gallery Fabrile(ギャラリーファブリル)
住所:奈良市茗荷町1400 〈Google MAPはこちら
Tel:0742-81-0909
〈アクセス情報はこちらから〉

岸田真理子さんの公式HP「金星美術館」の中の「企画展示室」
tsuguさんこと写真家池崎さんの写真と、
それに呼応するように描かれた岸田さんのドローイング。
お二人の美しい往復書簡のようなコラボレーションは秀逸!
そして、二人を結びつけたのが、奈良倶楽部での個展でした。
(そうなんです。奈良倶楽部にはかつてギャラリーがあったのでした**)
tsuguさんのHPのこちらでも、写真とドローイングのコラボ を
ご覧いただけますよ。

2010年5月22日土曜日

お知らせ*またまたテレビに!

本日、奈良テレビ『ゆうドキッ!』の取材をうけました。

「ナラノヤエザクラ」がテーマで、
その中で「ナラノヤエザクラ」関連の商品が幾つか紹介されます。
奈良倶楽部は『奈良八重桜 散華』 を取り扱っているお店として
紹介していただきます。

放送は、5月24日(月)午後5:45~6:30。
番組の最初(18:00まで)の方の時間帯に放映されるようです。



今回もまたまた慣れないインタビューを受けて
緊張した姿をお見せしてしまっていますが
よかったらご覧くださいませ*

猿沢池に「龍頭船」遊覧体験

いよいよ22日から始まる『まちなか1300年祭』++
その中のイベントの一つに 猿沢池での「龍頭船遊覧体験」があります。

              (画像は奈良商工会議所HPより拝借)

イベント期間中 5月22日(土)〜5月30日(日)の毎日運航*
平日は11:00 13:00 14:00 15:00の4回
土日は10:00 11:30 13:00 14:30 16:00の5回
有料:大人800円(中学生以上)/小人400円(小学生以下)

猿沢池から遊覧船に乗って見る風景ってどんな感じか
ちょっと楽しんでみたいですね。

『まちなか1300年祭』は、わが街・奈良が
今年迎えた平城遷都1300年を、みんなでお祝いしようという
『まちなか』イベントです。
遣唐使船をモチーフとした山車や、50年前の1250年祭に作られた
神輿のパレードほか、猿沢池の竜頭船遊覧体験や、
シルクロードの芸能文化ステージなど開催されます。(サイトより引用)

イベント開催期間は5/22〜5/30
盛りだくさんなイベントの詳細はこちらでチェックして下さいね。

<<追記:今朝の毎日新聞より追加情報を掲載します。>>

遊覧船への乗船時間は各回約15分。猿沢池を一周します。
定員は各回14名。希望者が多い場合は回数を増やすなど柔軟に対応。
乗船料は「釆女祭」への協力金として使われます。
また天平衣装をまとった奈良女子大の学生が「釆女ガール」として
同船して、釆女祭などについて解説されます。
「猿沢池に入ることができる、めったにない機会なので是非一度
乗ってみて下さい」と『釆女祭保存会』から呼びかけられています。

2010年5月21日金曜日

石上神宮「祈りの回廊〜国宝・七支刀特別拝観」

さて、 奈良公園館の「クイーン・アリス・シルクロード」を出て
私達は、正式参拝のためのドレスコードのあるところ・・・


「七支刀(しちしとう)」拝観のために石上神宮へと向かいます。

平城遷都1300年を記念して、約1650年の間、石上神宮の神庫で
大切に守り伝えられてきたご神宝の国宝「七支刀」が特別に公開される
・・ということで、早々に申し込みをして下さった相方さん
(※拝観は事前申し込み制で、もう締め切られています。)

「七支刀」の長さは約75cm。
剣身の両側に互い違いに三本ずつ(計6本)枝刃が出た特異な形で
中心の刃も入れて七つ。「七支刀」の名前の由来もこれによります。
剣の両面には金象嵌の銘文が刻まれているのですが・・・。











 ←「七支刀」(天理市HPより)






この銘文を最初に発見したのは明治7年に大宮司として赴任された
菅政友によってでした。
( 七支刀の錆を落とそうと小刀で錆を削ったら出てきたそうです)

表:「奏和四年□月十六日丙午正陽造百練釦七支刀□辟百兵冝供供侯王□□□□作」
解説:泰和四年正(或は四か五か)月十一(或は六か)日の淳陽日中の時に百錬の鉄の七支(枝)刀を作る。以って百兵を辟除し、侯王の供用とするに宜しく、吉祥であり、某(或は某所)これを作る。

裏:「先世以来未有此刀百済口世□寄生聖音故為倭王旨造□□□世」
解説:先世以来未だ見なかったこのような刀を、百済王と太子とは生を御恩に依倚しているが故に、倭王の上旨によって造る。永く後の世に伝わるであろう。

『日本書紀』によれば、神功皇后五十二年秋 九月の条に百済(くだら)の肖古王(近肖古王)の使者が七枝刀一口、七子鏡一面を献じたという記事があり、七枝刀が七支刀に相当するものと考えられています。

銘文の解釈・判読を巡っては論争が続いていますが
西暦369年に朝鮮半島の百済国で制作されたと確認されています。

また日本書紀には同時期に百済が朝貢に訪れ
七支刀を献上したと記されています。

石上神宮は、天皇に仕える軍事担当の豪族物部氏の総氏神として繁栄し
大和朝廷の武器庫としての役割も担っていたために
「七支刀」のような重要な武具が保管されていたのでしょう。

・・・と、このようなことを、集合の後、拝殿にて公式参拝をして
「七支刀」特別拝観までの間に、ボランティアガイドの方から
説明をしていただきます。

そしていよいよ、長生殿にて「七支刀」を拝観します。

銘文は身の刃沿いに金象嵌された二本の条線の郭内に収まって
判読できる字もあれば、全く判読不明の文字もあります。

枝刀にも、一条の金象嵌が施されていて
この金が369年に作られた時のままのものだと思うと
何ともいえない感じがしました。

::

石上神宮の拝殿は鎌倉時代に建てられ国宝です。



歴史的な風格漂う楼門(重文)かっこいい建築です。


こちらは、楼門から一段高い土地にある「摂社出雲建雄神社拝殿」
廃仏毀釈の時期に廃寺になった「内山永久寺」から移築されたもので
国宝です。



遷都1300年記念に作られた七支刀がデザインされたお守り♪


::

それにしても・・・1300年どころではない
1650年も前の七支刀を特別拝観できたことなど
今年の奈良の「祈りの回廊〜秘宝秘仏特別開帳」はすごい充実度!

こういう機会に奈良に居ることの幸せをかみしめて
できるだけ時間を作って巡ってみたいと思っています。

2010年5月19日水曜日

不退寺*黄菖蒲が見頃

・・・と、昨日の新聞に載ってましたので
ちょうど「在原業平朝臣画像」も公開されていることだし・・・と
お買い物途中にちょっと立ち寄ってきました。



満開の黄菖蒲と杜若。少しだけ咲き残っていたツツジと。


こちらのお寺も一昨日に訪れた璉珹寺と同じように
30分もあれば充分見て回れる小さなお寺でしたが、
同じように、境内の庭には色々な花が植えられて
季節ごとに彩りを添えています。

淡いピンク色をした谷空木(タニウツギ)はちょうど今が見頃。

エニシダはもう終わりかけ。↑


大手鞠や野アザミなどもあって


5/28~5/30に特別公開される多宝塔と青楓。


季節によっては、レンギョウや睡蓮、業平椿なども楽しめます。


::

不退寺は、平安遷都の後に、平城京をなつかしむ平城上皇が
都を再び平城京に戻すことを画策されたが成功せず
都を逃れてこの地に萱御所を営み、上皇の崩御後、皇子阿保親王と
在原業平が後を引き縦ぎ、847年に業平自らが聖観音像を刻んで
開基したのが始まりとされています。別名「業平寺」。
本堂は大仏様式の最後の形を保ち、室町時代に建立されました。

ご本尊の聖観音立像(重文)は業平の作と伝えられています。
極彩色の装飾が剥がれ落ちて白い彩色と木肌が入り混じって見え
ふくよかなお顔立ちが官能的にも感じられるのですが、
頭の両脇の大きなリボンのような飾りが可愛いいので
何だか不思議な魅力を感じる観音さまでした。
観音さまの写真はこちらでご覧いただけます。
(不退寺の拝観に関する詳細も記載されてます。)

大きなお寺もいいのですが、少し鄙びた小さなお寺を
季節の花の時期に訪れて愛でるのもまたいいものですね。

::

今週から来週にご予約をいただいているお客さま方より
「ちょうど見頃のお花を教えてください」というお尋ねが
重なってありましたので、自分自身も楽しみながら
近場の「花の寺」を見てまわろうと思ってます。

::

ところで、般若寺の新しくなったサイトでは
境内に咲くお花の様子を、サイト内の『般若寺便り』で、
日々更新してお知らせされています。
早咲きコスモスと紫陽花のコラボ、今年も楽しみに訪れましょう。

2010年5月18日火曜日

璉珹寺「祈りの回廊〜阿弥陀如来立像特別公開」

さて、春日大社の朝拝に参加した後は、そのまま自転車で
奈良町の南、紀寺の璉珹寺(れんじょうじ)へ向かいました。

毎年5月いっぱい特別公開されている「阿弥陀如来立像」
今まで訪れる機会がなかったので1300年祭の今年こそと
お参りに伺いました。
山門に続く土塀・・・隠れ寺のようなひっそりとした佇まいです。
山門から中門を見て。↑
中門から本堂を見る。↓    

本堂縁側より・・至る所に、さりげなく野の花が生けられています。
境内にはニオイバンマツリや

オオヤマレンゲなど美しい花々が咲き誇っています。

下向きのオオヤマレンゲ↑
上向きのオオヤマレンゲ↓


璉珹寺のご本尊「阿弥陀如来像」は
白色の彩色がなされためずらしい裸形の仏像で
西陣織の美しい袴を纏っておられます。

この袴は50年に一度、着替えられ(前回は平成10年でした)
その際に裸のお姿を拝することができるのだそうです。
前回まで穿いておられた袴は堂内裏手のお部屋に展示されてます。

以前は、50年に一度しか開扉されなかった絶対秘仏でしたが
今では50年の「5」にちなみ、5月いっぱいが特別公開の期間となっています。ただ、今年に限り「祈りの回廊」として 10月中も公開されます。

小さなお寺ですが、庭には花々が咲きほこって
ちょっとほっこり、心安まるお寺でした。

璉珹寺についての詳しいことはこちらを参考にして下さい。