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2018年6月18日月曜日

朝の地震・・・

朝の、突然の地震はとても大きく長く揺れてびっくりしました。
皆さまは大丈夫でしたでしょうか?
地震の後に、お客様方からお見舞いのメールをいただき、ご心配おかけしましたが、奈良倶楽部では大きな被害もなく、ご宿泊のお客様方も皆様ご無事でした。
ご連絡頂いた個々の方には、落ち着いてからお返事差し上げましたが、ブログでも「大丈夫」のご報告をさせていただきます。ただ、その後も小さな余震が続いていますので、引き続き気を引き締めてと思います。
ちょうど朝食の調理中に起こった地震。かなり長かったのと、ガスも緊急停止して点かなくなったりで、少しパニックになりかけましたが、カセットコンロで代用したり、スタッフが落ち着いて対応してくれたりで、気持ちを落ち着かせることができました。
本当に、急に何が起こるかわからないという現実、そして、その時にどう対応するのかという危機管理意識。安全安心を常に頭の隅に置いて、過ごさなければと思った次第です。
最後になりましたが・・・大きな被害に遭われた皆さまにお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた3名の方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

2018年6月17日日曜日

7/16「きたまちディスカッション」

きたまちweek2018」期間中のイベントご案内 第2弾!
実行委員会主催の企画その2:きたまちディスカッション
「きたまちweek」最終日の7/16(月・祝日)に、今年の企画の目玉イベントが登場します。その名も「きたまちディスカッション」!!

ん?ディスカッションって何?討論会のこと?
そう、今年はちょっと真面目に、「これからの、きたまちの未来について、ざっくばらんに語り合う」という場が設けられました。

『きたまちの魅力をみんなで再確認しつつ、5年後10年後もずっと大好きなまちであり続けるよう、ざっくばらんに語り合いましょう』ということで、まずは・・・
オープニングトークに奈良女子大学教授・寺岡伸悟先生をお迎えして『地域をデザインする方法』と題した講演をしていただきます。
その後、地域のみなさんとのディスカッション『奈良きたまちの これまでとこれから』。パネラーは地域を牽引する方々、そしてコーディネーターとして、きたまちweek実行委員会の倉橋みどりさん。
どのようなご意見が飛び出してくるのか、どういう方向に着地していくのか・・・わくわく楽しみですね。

きたまちディスカッション
会場:鼓阪小学校講堂
日時:7/16(月・祝)13:00~16:00
入場無料・申込み不要
※13:00~ オープニングトーク / 14:30~ ディスカッション
※12:00~16:00 同時開催「きたまち ふれあいマーケット」

「きたまち ふれあいマーケット」参加予定店は・・・
Somi sweets&coffee … 焼き菓子とドリンク
NPO法人 この指とまれ21 … 我楽多市
母と子の貸切ひろば トラパレ
… 「こども古着市」ALL300円(他レトロワンピなど)
とおく&らいぶ café 葉音
… フェアトレードや障がい者支援商品、手づくり品の販売
ブタとエスプレッソと … かき氷
お食事処たちばな 
… とり天弁当、とり天単品、ふてもじ体験、ふでもじ作品販売
古人見トマト(アジアン・マーブル) … トマトの販売
ギャラリー 花matsuri(花の器・食の器ひろし)… 陶器、小物物販
マールイ・ミール 
… マトリョーシカキーホルダー絵付けワークショップ、物販
ミジンコブンコ …スパイス弁当
などのお店が 会場前のスペースにてマーケットを開催します。
是非遊びにいらして下さいね!

2018年6月16日土曜日

7/13祇園祭宵宮「きたまちマーケット」

きたまちweek2018」今年も、7/10(火)~7/16(月)の一週間、「奈良きたまち」エリアの一部参加店で、ちょっとお得なお買い物や個展、講座やお祭などを開催します。
各店舗の自主イベントの他に、実行委員会主催の企画は3つです。
企画その1:7/13「きたまちマーケット祇園祭宵宮
企画その2:7/16「きたまちディスカッション
     (同時開催 きたまちふれあいマーケット)
企画その3:7/14「旧細田家住宅公開
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まずは、企画その1「きたまちマーケット」についてご案内+++
7/13(金)は、「奈良きたまち」押上町の今小路バス停前にある「祇園社・八坂神社」の宵宮です。
今年もきたまちのお店で賑やかに「きたまちマーケット」出店!
マーケットでは、スイーツやドリンク類、雑貨類が祇園祭宵宮に大集合します。是非遊びにいらしてくださいね。

17:00~20:30頃「きたまちマーケット」
18:00ごろ~  宵宮祭典
18:30ごろ~  子供狂言
19:00ごろ~  「大和妃&尺八による舞と歌と和洋音楽」

「きたまちマーケット」参加店舗は・・・
Somi sweets&coffee … 焼き菓子、ドリンク
あじあの薬膳おばんざい 藍布 … 「野菜たっぷり生春巻」の販売
HSP Healing Café カクレミノ家 奈良駅前店 … オーラ撮影
ワインの王子様 … ベルギービール、サイダー
鳥居鍼灸院 … 焙烙灸
お食事処たちばな … そうめん
きたまち豆腐 … スーパーボールすくい、冷奴、ドーナツ販売
ギャラリー 花matsuri(花の器・食の器ひろし)… 陶器、小物物販
アトリエリジッタ … 動物雑貨、動物パン、和菓子、焼き菓子
紅屋 … ソフトクリーム
cafe+zakka+gallery tuBU … ピロシキ、iceキューブ、梅ソーダ
morico … かき氷

※画像は「きたまちweek」のポスターと「祇園祭宵宮」のチラシ。
どちらも上村恭子さんイラストで、ポスターデザインのクリアファイルもありますよ。

2018年6月14日木曜日

東大寺本坊「古美術からみる東大寺の美」

東大寺ミュージアム休館(4/16~9/14)のかわりに企画されている「東大寺本坊でのイベント」の数々。今日から始まった
白洲 信哉氏キューレーションによる「古美術からみる東大寺の美~二月堂焼経と日の丸盆を中心に~」を観に行ってきました。
東大寺創建よりおよそ1300年という長い間遺されてきた什器などの古美術品と共に、小泉淳作画伯 東大寺本坊襖絵「蓮絵」も特別陳列された展覧会。
まず最初に入った大広間。小泉画伯の蓮絵は何度見ても圧巻で、その襖絵の前に「二月堂練行衆盤(日の丸盆)」9点が並べられていました。
このお盆は、二月堂修二会参籠の練行衆が食堂作法で用いたもの。
全面に黒漆を塗って表面に朱漆を重ねた根来塗りで、鮮やかな朱色の丸盆であるところから「日の丸盆」とも称されています。
展示されている「日の丸盆」は、鎌倉時代のもので、全て重文。
経年によって上塗りの朱色がはげ、自然に現れた黒地と朱漆との美しい抽象文様が、まさに時を経て生まれた美、深い味わいを醸し出しています。(日の丸盆9点の内、2点は6/20までの展示です。)
お庭の睡蓮を見ながら次の間へ。ここには「大聖武おおじょうむ」、聖武天皇宸筆の伝承がある賢愚経の一部がありました。
聖武天皇宸筆・・・写真などで見たことはあっても、本物を拝見するのは初めてで、こうして天平時代の天皇の写経された文字を間近に拝見できることが、どれほど凄いことかと思うと鳥肌が立ちます。
次の部屋には文字の大きさが少し小さい「中聖武」も展示されていました。
3番目の、桜の襖絵のお部屋には「二月堂焼経」がずらりと展示されています。「二月堂焼経」とは、奈良時代に書写された「紺紙銀字華厳経」で、江戸時代に二月堂が焼け、灰中から取り出されたために焼痕があり、「二月堂焼経」と称されます。
今回の展示では、東大寺所蔵の切断されていない「二月堂焼経」(重文)もたくさん展示されていました。
また、切断されたものは、それぞれが趣向を凝らして表装されて、それもまた、一幅の絵画のような美しさを醸しています。
表装が違えば全然雰囲気が違って見えるので、そういう面で比べて見るのも面白いです。何より、焼経の紺地に合わせて表装も紺地にされた2つのお軸が素晴らしくて、傍にいらっしゃったキューレーターの白洲さんにお尋ねしましたら、これは杉本博司氏所有のもので、氏が表装のデザインもされたのだとか。(実は杉本博司展で、こちらは見慣れていたので、成程と思いました。他のお軸に比べると現代的な感じです。)
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『古美術からみる東大寺の美~二月堂焼経と日の丸盆を中心に~』
特別陳列 小泉淳作画伯 東大寺本坊襖絵「蓮絵」
6/14(木)~6/28(木) 9:30~17:30(最終受付17:00)
白洲 信哉氏キューレーションによる「古美術からみる東大寺の美」と題した一度限りの展覧会 。東大寺創建よりおよそ1300年という長い間遺されてきた什器などの古美術品と共に、特別陳列として小泉淳作画伯 東大寺本坊襖絵「蓮絵」も展示致します。
拝観料 :中学生以上1000円/小学生500円
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6/16(土)には、白洲信哉氏のギャラリートーク『 古美術入門 』も。
第一部11:00~11:30 (開場10:30) / 第二部14:00~14:30 (開場13:30)
会場:東大寺本坊内 写経道場
定員:30名(先着順)
※聴講は無料ですが「古美術からみる東大寺の美」展の拝観料が必要。
 各講演の1時間前より受付にて入場整理券が配布されます。

2018年6月11日月曜日

「オットー・ネ―ベル」展

京都文化博物館で開催中の「オットー・ネ―ベル」展を観てきました。
「色彩の画家」「知らぜらる画家」などの枕詞がチラシにも書かれていましたが、こんなにクレーやカンディンスキーと同時代にお互いに影響しあい、よく似た作品もある画家を、何故今まで知らなかったのだろうと不思議に思うくらい、好みの作品ばかり。
おまけにクレーやカンディンスキーやシャガールなど、私の好きな画家の作品も同時展示という嬉しい展覧会。
チラシにも使われているメインビジュアルの この絵↑は、実は作品ではなく、「イタリアのカラーアトラス(色彩地図帳)」のナポリの色彩地図で、トップの写真の絵はポンペイの色彩地図です。
イタリアに滞在した3か月間に制作された「イタリアのカラーアトラス(色彩地図帳)」は、画家がイタリアの各都市の光景を眺めた際に湧きあがった感情や、風景の中の色彩などをカタログ化したもの。
響きが際立ったものほど大きく描かれていて、この尺度が以後の絵画制作に必要不可欠な基礎となったそうです。
図録よりの引用ですが・・・
例えば「シエナⅢ」という作品↓は、レンガ色の建築物の土色が全体を支配し、濃淡、赤錆色とオリーブ色のアクセントでリズムが与えられていて、上のカラーアトラス↑が生かされている・・・ということだそうです。
その土地の風土や光景を、色彩・光・響き・ニュアンスとして捉えて記録するという手法。これは案外できそうで難しいかもしれませんが、でも一度試してみたいですね。
会場では、写真撮影可の作品も一部ありました。
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若き頃に建築技術も学んだ画家の描く「建築的景観」は、単なるコンポジション的な作品でなく、よく観察された上での単純化された抽象画。
カンディンスキーとも共鳴しあう音楽的要素を取り入れた作品。
 スイスに亡命してからの抽象画の自由で踊るような画面。
 記号化したルーン文字を絵画表現した作品。
俳優としても活躍した画家の描く人物画。
晩年の近東シリーズは、目指してきた抽象画の集大成ではないかと思えるくらい、凝縮した美を感じる素晴らしい作品ばかり。
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図録より、一部の作品の写真を掲載しましたが
一人の画家の生涯の絵画作品を通してみる多様性に感心しながらも
若き初期の頃の、夢がいっぱい詰まったような色彩があふれる作品もまた楽しいと、ずっと心躍らせて鑑賞した展覧会でした。
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「オットー・ネ―ベル」展
会期:6/24(日)まで
休館日:月曜日
開室時間:10:00〜18:00 / 金曜日は19:30まで(入室はそれぞれ30分前まで)
会場:京都文化博物館 

2018年6月10日日曜日

奈良町「古白」

奈良町にあるゲストハウス「古白」さん。
4月にお宿の名前も「琥珀」から「古白」となり
誰でも気軽に立ち寄れる「喫茶室」を併設した宿泊施設としてリニューアルオープンされました。
ずっと気になりながら、中々伺える機会がなかったのですが、ようやく小雨降る日曜日の夕暮れ時に、奈良町に所用で出た帰りに立ち寄ってみました。
オーナーの境祐希さんは、学生時代に仏像中心の美術史を学ばれて、ゲストハウスでは仏像講座や社寺巡礼なども企画もされています。
そして奥様のとびきりの笑顔に迎えられて、初めてでも とても居心地よく過ごさせていただきました。
珈琲もパンナコッタも美味しい!
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「古白」ホームページはこちらです。

2018年6月8日金曜日

今在家に珈琲や「かじせん」6/11オープン

奈良倶楽部の最寄りのバス停・今在家のすぐそばにある西田自動車の隣に、新しくオープンするお店のプレオープンにお邪魔しました。
珈琲や「かじせん」さん。
正式オープンは6/11(月曜日)からです。
お店からは、道路の向こうに「轉害坊」と「奥野傘店」が見えます。
正式オープンしたら店頭に出される大きな提灯。
お店の名前の「かじせん」と同じく「鍛冶千」と書かれています。
明治時代以前は奈良倶楽部のご近所あたりで鍛冶屋をされていて、東大寺さんとも関係があったのだそうです。
「鍛冶千」は鍛冶屋の時の屋号なんですね。
今在家のこの場所に移られたのが明治の中頃、今から130年程前だそうで、鍛冶屋から車輪を作る家業になり、そうして現在は自動車修理の「西田自動車」として営業されています。
そして「西田自動車」の一角を改修して、珈琲豆の焙煎、販売と喫茶営業の「かじせん」が誕生しました。
腕を奮われる西田さんは数年以上珈琲の焙煎を学んでこられた方。
天井を見上げると車輪がたくさん!
この建物は「洋合掌造り」といわれる建築で、柱が一本もない工法で造られているのだそうです。おそらく130年前の「洋合掌造り」が残っているのはここだけではないか、130年前だと大変難しい技術であったということです。
そんな歴史ある建物も壊されずにリニューアルして、お店として生まれ変わって素晴らしいことですね。
サンドイッチランチの食後のコーヒーが美味しすぎて悶絶していました。(←大げさではなく)
中庭もご自分で作られたのだそうです。
そして水島太郎さんの大きな作品もかけてありました。
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珈琲や「かじせん」※正式オープンは6/11から
住所:奈良市今在家町17
電話:0742-20-0500
営業時間:9:00~15:00
モーニング 9:00~11:00/ ランチ 11:30~13:30
お休み:土・日・祝日
駐車場は向かいの「轉害坊」さんの北隣の空き地になります。

2018年6月7日木曜日

入江泰吉旧居で「蛍鑑賞と作品解説」

入江泰吉旧居「夕べの集い~蛍鑑賞と作品解説」
入江作品の解説後、旧居からの蛍鑑賞を楽しみます。
日時:6月10日(日) 18時~20時
定員:20名
※予約不要。ご希望の方は旧居にお集まりください。
参加費:500円(入館料別途)

2018年6月6日水曜日

ならまち「Piccolo Regalo」

奈良町の東側・福智院の信号角に、オープンしたばかりのお店を見つけました。イタリア国旗がはためいて、美味しそうなお店の匂いがします。(外観写真↓はHP よりお借りしました。)
夜の雰囲気
「Piccolo Regalo ピッコロ レガーロさん。
ならまちの古民家をあたたかみのあるヨーロッパの雰囲気漂う店内にリノベーション。フレンチ・イタリアンをベースに、スパニッシュのテイストも盛り込んだヨーロッパのいいとこ取りなお料理が楽しめます!!
・・・というインフォメーションのとおり
ヨーロッパの街の、その土地の人達に愛されるようなカジュアルで気取らない店内。4人テーブル席の他に、一人でも利用しやすいカウンター席から見えるのは、いつも通るR169です。夜に見ると、また雰囲気が違っていいですね。
大きな黒板におすすめメニューが書いてあり、前菜もカルパッチョもお得な盛り合わせでオーダー。どれもこれも美味しい!
私たちが訪れたのはディナーでしたが、ランチ営業もされているので、次回は是非こちらも利用したいと思います。

「French&Italian PiccoloRegalo ピッコロレガーロ」
住所:奈良市福智院町29-1
Tel: 0742-25-5777
*Lunch 11:30~14:30 (L.O.14:00)
*Dinner 17:30~22:00 (L.O.21:30)
定休日:水曜日
パーキング有り

2018年6月5日火曜日

もう一度「春日大社のすべて」展へ*

いよいよ会期も最終週となった「春日大社のすべて」展
先日のテレビ番組「歴史秘話ヒストリア」で取り上げられた ” 神仏習合 ”で、この展覧会が何度も登場していたこともあり、二度目の鑑賞は ” 神仏習合 ” の展示をしっかり見ようと思いながら観てまわりました。
異国から到来した仏が日本の民衆を救うために変身したのが神の姿とする「本地垂迹思想」を表した曼荼羅や仏舎利容器、春日の神様に奉納された「大般若経とお厨子」。
以前に鑑賞した時には、ただ美しきものとして見ていたものが、また違った視点でとらえることができました。

後期展示の中では「平胡簶ひらやなぐい」が目を引きました。
胡簶とは矢を入れて携帯するための道具だそうで、蝶や鳥などの装飾が美しく、また復元模造品も出陳されていて、興味深かったです。

会期は6/10(日)まで。まだ鑑賞されていない方は是非!
併せて6/10までは、庭園も解放されています。
参考までに、会期早々に鑑賞した時のブログ記事はこちらです。
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創建1250年記念特別展「国宝 春日大社のすべて」
会期:平成30年4月14日(土)~6月10日(日)
会場: 奈良国立博物館 東新館・西新館
休館日:毎週月曜日 
開館時間:午前9時30分~午後5時(金・土曜日は午後7時まで) 
※入館は閉館の30分前まで

2018年6月3日日曜日

依水園で「文人趣味の煎茶席」

6/1、開園記念日の依水園で「煎茶 美風流」によるお煎茶席がありました。私は偶然にもこの日に訪れてお茶会に参加することができました。会場は依水園を入ってすぐ右側にある、350年前に建てられた茅葺屋根の三秀亭です。ちなみに、「三秀亭」の三秀とは、部屋から望む三笠山、春日山、高円山のことだそうです。
上の写真↑の「通仙」の茶旗は開筵の印だそうです。
実はわたしは、お煎茶席に入るのも全く初めて、知らないことも多くありますので、このブログでの説明は、当日にお家元の美風先生からお聞きしたことプラス美風流のFBページより引用させていただきます。

今年のテーマは、明治~大正期に頻繁に開催されていた煎茶席を再現。当時活躍した文人達の書画を茶席の周囲にめぐらし、その空間でお茶を頂いて揮毫席で遊ぶという趣向です。
そのために選ばれた掛軸が上の写真↑です。
掛軸は依水園旧蔵の寄せ書き。
股野蘭田、杉聴雨、そして当主の関藤次郎。あと一名。
依水園を頻繁に訪ねていた文人達の足跡。
花は人参。花器は鋳鉄。
香炉は古銅器。香筒を添えて。(FBより)
床の間の花はお家元自宅庭の人参の花です。お茶席にふさわしくないかもしれませんが、かつての農家を移築した建物で、きらびやかな装飾を好まなかった当主の暮らしに沿うのではという趣向だそうです。
掛軸の寄せ書きのルールとしては、下から描いていく、下位の者が下になるように描く、最初に描かれた絵と関連のあるものが次に描かれ、それに沿う言葉も関連付けられたものが選ばれ・・・これは、教養がないとできない遊びの世界ですね。
そして、煎茶席の後に寄せ書きをして文人画を完成させるというのに、お茶席でご一緒したみんなで描くのかなと思っていたら・・・
「私が絵を描きますから、谷さんは文を書いてください」という突然のご指名がきて、びっくり仰天!
先生が「何の絵を描いてほしいですか?」と尋ねてくださったので、今日ここで見てきた、とても美しかった依水園の風景を伝えました。
特に睡蓮の鮮やかなくれない色が美しく、そのことを伝えましたら「文人画は写生ではなく、写意と言って、心に浮かんだ風景を描くのです。でもそのためにはそのものを見て観察して知っていなければ描けない」というような意味のことをお話されながら、さらさらと描いてくださいました。
これに添える言葉!しばらく頭が真っ白になりながら、結局は状況説明の文になってしまいましたが、瞬時に書けたので良しとしましょう。
美風先生が描かれた文人画に文を添えるという、緊張しながらも、楽しいひととき。優雅な遊びの世界を体験できました。
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「煎茶 美風流」のHPはこちらです。