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2016年10月16日日曜日

奈良公園*ゴミは各自が持ち帰ること!

昨日のブログで、大仏池にゴミがポイ捨てされていることを書きました。
同じ内容でフェイスブックにも投稿したところ、地元の友人たちがコメントで今後の方向性を寄せてくれたり、ブログを読んでくださった方からも直接メールをいただき、ちょっとした反響に驚いています。
まず、奈良公園にゴミ箱がないのは、世界遺産の風致地区の中に、ゴミ箱やゴミコンテナが常置されていては景観を損なうということもありますが、鹿がゴミ箱からはみ出たビニール袋を誤飲して、それが元で亡くなるという事故も多く、鹿のためにもゴミ箱がないというのが理由になっています。(奈良の鹿愛護会ブログのこちらを参照してください)
が・・・、コメント欄で書いてくださった中に
奈良公園は、千年以上の古来より、鹿をはじめ野生の動植物と人間が共存する貴重な地域です。そして、各自がゴミを持ち帰ることによって、ゴミのない美しい景観が、次に訪れる方をお迎えするのです。ゴミを持ち込まないゴミを残さないように、ご協力ください・・・と観光業に携わるものがお客様にお伝えしていくことが大事で、「ゴミは各自が持ち帰るもの」なのだと、来訪者の意識を変えることも大切なのでは。
という意見もあり、なるほどその通り。
実は、奈良県のサイトの中の「奈良公園事務所」のトップページにも
公園内にはゴミ箱を設置しておりません。
ゴミの持ち帰りにご協力をお願い申し上げます。
と、書かれているのですが・・・。
それだけでは中々周知しないし、これを発信していくアイデアをみんなで考えましょうと、これまた「きたまち」の仲間がコメントしてくれたり。別の「きたまち」仲間は、大仏池のポイ捨てゴミをさっさと拾いに行ってくれたり。
ポイ捨ての写真がきっかけで「奈良公園のゴミ」について考える機会ができ、「ゴミは各自が持って帰ること」という当たり前のことを再認識できたのでした。

(記事中の写真は、本文とは関係ないのですが、昨日の「大佛さま秋のおまつり」にお参りした時に撮影したものです。)