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2016年10月9日日曜日

春日大社「お砂持ち行事」

「第六十次式年造替」の修理を終えた国宝御本殿で、白砂を敷く「お砂持ち行事」が始まりましたので、早速行ってきました。
「お砂持ち行事」とは、式年造替に一般の人にも参加してもらおうと、江戸時代から続く伝統行事です。11/6の「正遷宮」で神様が御本殿にお還りになられる前に、一般の参拝者が立ち入ることのできない内院まで入って、新装なった美しい御本殿を間近に拝観させていただけるのです。
参拝者はお祓いを受けて御仮殿を参拝した後、御本殿前まで入って、小袋に入った一握りの白砂を敷き詰めていきます。
御本殿の間近まで入れるのは、神様が御仮殿にお遷りになってらっしゃる間だけで、20年に一度だけの機会になります。
鮮やかな本朱が塗られた御本殿は晴れ晴れとした美しさで、描き直された「御間塀おあいべい」の極彩色壁画などもしっかりと拝見できました。

「お砂持ち行事」
実施期間:10/6~10/23
実施時間:9:00~16:30(但し 9、11、21日は午後のみ)
参加費:2000円(記念品付き)
問合せ:春日大社(0742-22-7788)

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同じく10/23まで、春日大社着到殿にて
「古都祝奈良」のアート展示が楽しめます。