「今ここ、この時」

久しぶりの私事ネタになりますが・・・。



９月のシルバーウィークから正倉院展初日まで。
育児休暇中の娘と10ヵ月の孫が奈良に帰っていました。
６週間の滞在中、食の細かった子が、離乳食もほぼ大人と同じメニューからアレンジして、もりもり食べる乳児に成長し、「いただきます」「ご馳走さま」「ありがとう」は手合わせたり、お辞儀をしたりできるようになり、毎日大変だったけど、目に見えて子供が成長していく様子を楽しませてもらいました。
また滞在中に突発性発疹になり、めちゃくちゃな機嫌の悪さにオロオロしたのも懐かしい思い出。でも、育児ってエンドレスに大変なことだと実感しました。
自分が子育てしていた時は辛いなぁと思っていたことも、そんな期間はあっという間だから、今まさにその大変さの真っ最中にいる娘には、この時期を楽しんでとアドバイスする余裕もあったのですが、さすがに私も疲れてくると「孫は来てよし帰ってよし」とはよく言ったものだと納得したり。
そうそう、人生の先輩方からは「そんな風になついてくれるのも今のうち。大きくなったら来もしなくなるよ」と言われました。
なるほど「今ここ、この時」を愉しむのは、ばぁばも同じということなのですね。

ぐずぐず泣くと、家族のだれかが東大寺境内へお散歩に連れ出して、この子は一日３回も二月堂さんへ行ったりしていました。赤ちゃんの時から奈良のあちこちにお出かけしてるよと、大きくなったら写真を見てお話して、奈良好きな子どもになってほしいなぁと願っています。

そして23日はもう一人の可愛い孫の七五三！
手向山八幡宮では大勢の外国人観光客の方に写真を撮ってもらいました。

……ということで、今年は正倉院展の予習もせずに秋のシーズンに突入しましたが、これから博物館へ観に行ってスイッチ入れてこようと思います。
そして、秋の観光シーズンの忙しい毎日も、「今ここ、この時」を大切に楽しむように心がけていこうと思います。