「音楽のない人生なんて!」・・・息子がよく言っていたっけ。
音楽がなくても生きられるけれど、no museum no life はありよ!
といつも言い返していたのですが 先日の日曜日に奈良町の奇鶴軒で
聴いた「よしだよしこ」さんの唄声は
音楽は心の栄養なんだってしみじみと感じさせてくれました。
失礼ながらよしだよしこさんというシンガーを知らずに伺いました。
奈良町の奇鶴軒も初めて訪れたところ。
お客さんも申し訳ない程度の人だし会場の設営もイマイチだし
大丈夫かなーって心配しながら聴き始めたコンサート。
最初はお客さんとの距離感が掴めず硬い唄声のよしださん。
でも一生懸命歌って下さる。遠慮がちだったよしださんのハートが
段々とまっすぐに届いて、ぐっとこちらのハートを開かせてくれる。
最後はよしださん自身が一番楽しんでるのがわかるくらいいい唄声。
いい感じだなぁ。この唄声を聴いていると
私の想像力に翼が生えてきて、あの時の出来事やこの時の出来事
時空を超えて、楽しいことを思い出したり閃いたり。
挙句の果ては、こんな絵を描こう、描きたい!と、しばらくご無沙汰
していた絵を描くことにインスピレーションをもらったり。
アートも好きだけれど音楽も素敵。
この時の小さな空間はいつのまにか濃密な空間になり
ここに満ちているのが気とかオーラっていわれているものなんだと
すとんと素直に思えて、一方通行じゃなく人と人が関わって作り上げる
ライブのひとときにすごく元気(エネルギー)をもらったのでした。
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18歳で家を出るまでは「no music no life」な生活、
ずっと音楽ばかり聴いていた息子。彼の結婚式で
BGMに流れる彼好みの音楽を聴いた途端に
あの頃の記憶が匂い立つように甦ってきてびっくり。
音楽ってそういう力もあるんだね。
そしてあのとき披露宴会場に満ちていた幸せのオーラ。
集まった人達から祝福される二人の周りに満ちていた
あの時のオーラを思い出すたびにまた幸せ感に包まれてしまいます。