平成元年の奈良に住んで初めての夏。
初めて訪れた東大寺の万灯供養会。たくさんの灯籠の灯り・・・というより光、たくさんの光、光の美しさ、眩さに圧倒されながらも、光の中で一瞬にして敬虔で厳かな気持ちになったことを思い出します。
お盆の忙しい時期でもありますので、タイミングよく毎年は来られませんでしたが、こうして今日ここへ来られたことにまず感謝して大仏様に心を込めて祈ります。
大仏殿から西の回廊へ向かう時
ちょうど高円山の大文字の送り火が見えました。
西の回廊から中門越しにも、木々の間から見ることができました。
奉納した灯籠の灯火のゆらめき。
一つ一つの灯りに一人一人の願いがあり祈りがある。
謙虚に素直に感謝の心を持って生きたいと願いました。