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2016年5月5日木曜日

端午の節句に*奈良一刀彫の兜

昨秋誕生の孫の初節句。
奈良のおばあちゃんとしては、やはり「奈良一刀彫」の兜を贈りたいと、初孫の時と同じように土井志清さんにお願いしました。
一刀彫は、鎌倉時代に春日若宮祭で木偶を飾ったのが始まりと云われています。檜や楠などを豪快に彫り上げ、金箔や岩絵具で華麗な極彩色に色付けされた一刀彫。
この”豪快に彫り上げた”というのは、元々神様に捧げる人形ゆえに清浄を第一とし、ほとんど手数を加えておらぬことを示すために、一刀で荒々しく彫り上げたような風合いを大切にしてきたことから。
そしてそれを補うかのように”金箔や岩絵具で華麗な極彩色”を施すという、まさに「雅び」と「鄙び」を兼ね備えた日本でも稀な人形なのだということを、岡本先生の著作「大和のたからもの」から教えていただきました。
 絵付けの細やかで華やかなところも よーくご覧下さい。
ちなみに、こちらでインスタグラムにアップされた 土井志清さんの一刀彫の画像をご覧頂けます。(スマホで撮影している私の手も写っていますが)
また、「中川政七商店創業三百周年事業」で制作された記念オブジェの鹿はこちらでご覧頂けます。

今日はこどもの日。子供達の健やかな成長を願って・・・。


満5ヶ月、こんなに大きくなりましたよ。