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2016年6月7日火曜日

43年の時を経て*

札幌からいつもお越しくださるお客様より・・・
昭和48年(1973年)11月に奈良へご旅行されたお父様が撮影の写真を送ってくださいました。
千年以上の時の隔てでさえ、一瞬のように感じることができる奈良。
その奈良にあって、いつまでも変わらない風景と思っているものも
半世紀前とはやはり微妙に違うのだと、写真をみて再認識したのでした。
3代目の良弁杉が植えられて⒑年もしていない頃だと思います。↑
若木だった良弁杉も今やこんなに立派になって!
でも大きくなってもフォルムは小さい時のままなんですね。


戒壇院前がまだ石畳ではなかった様子。
石畳というか、この敷石をはじめ、東大寺境内に敷き詰められている石のほとんどは、約40年ほど前に京都市電や大阪市電から譲り受けたもので、ちょうどこの当時からしばらくして、敷石が敷き詰められたということになりますね。

天平創建の遺構として今に伝わる国宝転害門。
白壁が剥がれている部分も見受けられます。
この当時には、もう通り抜けができなかったようですね。
早くに写真を送っていただきながら、現在の様子も併せて・・・と、写真を撮りに行ったのが遅くなりました。貴重な写真を送っていただきどうもありがとうございました。
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おまけの画像>>
6/10、お供田に水がいっぱい張られていました。