奈良・町家の芸術祭「HANARART」++
12日の午前中に「八木」と「今井」エリアを見て回りました。
まず、近鉄八木西口で下車して「八木」エリアへは徒歩5分。
こちらはHANARARTの会場ではありませんが、八木駅近くの
「ラ・バンク」登録文化財なのだそうです。
ぶらぶら歩いて行くと「JR畝傍駅」が見えてきます。
駅の向かって右奥の方に貴賓室があります。
皇族のお召し列車到着駅の畝傍駅には「貴賓室」が設けられ、中には玉座も。
その「貴賓室」に隣接するスペースで展示されているのが
「畝傍駅貴賓室」原田要氏のオブジェ
「春日神社」
「春日神社」奈良芸術短期大学同窓会展
「福島家」
ここは300年以上も前の棟札がある八木で最も古い建物で
会場の奥座敷は高取藩の下屋敷であったところです。
奥に見えるのがその下屋敷。
お殿様はここで駕篭から下りられたのだそうです。
「福島家」伴野久美子氏
藩主をもてなすための室礼、調度品など一見の価値有りです。
「東 河合家」
八木エリアでは展示会場となる町家の玄関口に
大きな壷に花の投げ入れが目印となるよう設置されています。
「東 河合家」浅野泰恵子 シュウメイ菊を表現。
こちらのお宅は実際に住んでらっしゃるので店の間に展示。
同じく「東 河合家」 いしかわかずはる氏
線で表現した作品。この後、今井町「華甍」でも見て
今回の私のお気に入り作家さんになってます。
(前日訪問の五條新町エリアではこの方の作品展示会場だった「西尾邸」が休館日だったので見られませんでしたが)
「西 平田家」旅籠で似顔絵描きのワークショップは
10/15、10/16のみ開催。この日は閉館していました。
古道の交差点「札の辻」に位置しています。
「中 河合家」では大キャンパスワークショップ開催中。
私も赤色絵具で細い花びらを描き込んで参加しました。
館内では「歴史の道を行く」の挿絵原画展開催中。↓
この本一冊買って帰りました。
「北 河合家」
「北 河合家」中橋祥行氏
大阪と伊勢を結ぶ日本最古の古道・横大路と藤原京と平城京を結ぶ下ツ道が交差する「札の辻」を中心に栄えた町「八木」。こじんまりとした町ながら、江戸時代の町家、武家屋敷、旅籠など当時の面影が色濃く残っています。今もそのまま住まわれている町家も多く、全体的に生き生きとした表情を感じました。
こういった柵のお宅がとても多かったです。
この柵には何か固有名詞があるのでしょうか?
何人かの方に尋ねましたが、どなたもご存知なかったのです。
「八木」エリアも会場が密集していますので見学にそれほど時間はかかりません。「今井」会場とは徒歩10分ほどの距離で、どちらのエリアも今週末16日までの開催です。
開催時間:10:00〜16:30(最終日は15:00まで)