12日朝一番に「八木」エリアを見て回った後は
徒歩で10分程離れた「今井」エリアに向かいました。
ご存知のように橿原市今井町は「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されていて、町家のほとんどが江戸期のもの(約700軒の町家のうち約500軒が江戸時代の伝統様式を残しています)国重要文化財9軒、県指定が3軒という重厚な町並みの今井町。江戸時代の面影が残る町での「HANARART」を楽しみに訪れました。
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まずは「HANARART」会場になっているところから・・・
「HANARART」会場の「華甍」
出展作品の写真を撮っていませんが、「八木」エリアでいいなと思った作家いしかわかずはる氏の作品があります。
「HANARART」会場の「旧米谷家」住宅(重要文化財)
こちらは月曜お休みで無料で見学できます。
「旧米谷家」での展示作家は吉田朋世氏
「旧米谷家」内部
「旧米谷家」の蔵前座敷
「旧米谷家」
「HANARART」会場の「出合町家」
「出合町家」2階の虫籠窓。中から見ると意外に大きい。
「出合町家」は明治天皇の高官が宿泊されたところで
現在は空き家ですが、今回のイベント中のみ公開。
「出合町家」の展示作品
同じく「出合町家」の展示作品
「HANARART」会場の「今井まちや館」
「今井まちや館」内部
「今井まちや館」内部と出品作品
「今井まちや館」内部と出品作品のオブジェ
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「HANARART」会場ではありませんが・・・
重要文化財指定の住宅を紹介しましょう。
(といっても、ほとんどの住宅は外から写真を撮っただけですが)
豊田家住宅(重要文化財)★ 1662年築
2階壁の文様は材木商を営んでいることから
「木」の字を表している。
同じく豊田家。2階の「木」の文様、右と左でデザインが違う。
豊田家の「馬つなぎ」↑
上部にあるのは「牛つなぎ」
今井町のマンホールはこの「馬つなぎ」がデザインされている。
今西家住宅(重要文化財)★ 1650年築
上田家住宅(重要文化財)★ 1744年築
高木家住宅(重要文化財)★
河合家住宅(重要文化財)★ 江戸時代初期
音村家住宅(重要文化財)★
見学は事前予約が必要なのですが、たまたま通った時に「ただ今見学可」の札がかかっていましたので、中を見学させていただきました。↓
吉村家住宅(県指定文化財)1805年再建
山尾家住宅(県指定文化財)★
★印は見学有料、事前連絡要のところ
連絡先はこちらを参照して下さい。
その他に・・・
こちらのお家は、豊太閤が吉野への遊覧の時に本陣を定めたとされています。
称念寺は明治天皇の今井行在所だったところ。
称念寺本堂(重要文化財)江戸時代初期に再建
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重文指定の住宅は普段は中々気軽に見学できませんが
一年に一度、毎年5月の第3日曜日に「今井町並み散歩」というイベントが催され、その日は住宅内部が公開されて自由に見学ができます。(橿原市HP★)
かぎろひさんのブログで今年の「町並み散歩」の様子が紹介されています。
また、同じ「ナラ咲く」ブログの「きっすいの奈良人」メグさんも「HANARART」を紹介されています。
「HANARART」今井エリアの開催期間も16日までです。