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2011年10月13日木曜日

奈良・町家の芸術祭HANARART〜その②八木

奈良・町家の芸術祭「HANARART」++
12日の午前中に「八木」と「今井」エリアを見て回りました。
まず、近鉄八木西口で下車して「八木」エリアへは徒歩5分。


こちらはHANARARTの会場ではありませんが、八木駅近くの
「ラ・バンク」登録文化財なのだそうです。

ぶらぶら歩いて行くと「JR畝傍駅」が見えてきます。

駅の向かって右奥の方に貴賓室があります。


皇族のお召し列車到着駅の畝傍駅には「貴賓室」が設けられ、中には玉座も。

その「貴賓室」に隣接するスペースで展示されているのが

「畝傍駅貴賓室」原田要氏のオブジェ


「春日神社」

「春日神社」奈良芸術短期大学同窓会展


「福島家」
ここは300年以上も前の棟札がある八木で最も古い建物で
会場の奥座敷は高取藩の下屋敷であったところです。

奥に見えるのがその下屋敷。



お殿様はここで駕篭から下りられたのだそうです。


「福島家」伴野久美子氏
藩主をもてなすための室礼、調度品など一見の価値有りです。


「東 河合家」
八木エリアでは展示会場となる町家の玄関口に
大きな壷に花の投げ入れが目印となるよう設置されています。

「東 河合家」浅野泰恵子 シュウメイ菊を表現。 
こちらのお宅は実際に住んでらっしゃるので店の間に展示。

同じく「東 河合家」 いしかわかずはる氏
線で表現した作品。この後、今井町「華甍」でも見て
今回の私のお気に入り作家さんになってます。
(前日訪問の五條新町エリアではこの方の作品展示会場だった「西尾邸」が休館日だったので見られませんでしたが)


「西 平田家」旅籠で似顔絵描きのワークショップは
10/15、10/16のみ開催。この日は閉館していました。
古道の交差点「札の辻」に位置しています。


「中 河合家」では大キャンパスワークショップ開催中。

私も赤色絵具で細い花びらを描き込んで参加しました。

館内では「歴史の道を行く」の挿絵原画展開催中。↓
この本一冊買って帰りました。




「北 河合家」

「北 河合家」中橋祥行氏

大阪と伊勢を結ぶ日本最古の古道・横大路と藤原京と平城京を結ぶ下ツ道が交差する「札の辻」を中心に栄えた町「八木」。こじんまりとした町ながら、江戸時代の町家、武家屋敷、旅籠など当時の面影が色濃く残っています。今もそのまま住まわれている町家も多く、全体的に生き生きとした表情を感じました。


こういった柵のお宅がとても多かったです。
この柵には何か固有名詞があるのでしょうか?
何人かの方に尋ねましたが、どなたもご存知なかったのです。



「八木」エリア
も会場が密集していますので見学にそれほど時間はかかりません。「今井」会場とは徒歩10分ほどの距離で、どちらのエリアも今週末16日までの開催です。
開催時間:10:00〜16:30(最終日は15:00まで)